2026年の両チームの対戦は、5月、6月、7月、9月の4カードに分かれて行われた。レイズは5月のシリーズを2勝1敗で取り、6月には本拠地で3連勝。一方、レッドソックスは7月のフェンウェイ・パークで4連勝を記録し、対戦成績を大きく引き戻した。
最終的には9月の直接対決でレイズが2勝1敗とし、年間の勝ち越しを確定させている。
2026年の全試合スコア一覧スコアはレッドソックス-レイズの順。BOS=ボストン、TB=タンパベイ。
出典:2026年対戦履歴、各試合のスコア記録を照合。
対戦結果から見える4つの転換点5月:レイズが先行
開幕からの直接対決では、レイズが8対4で先勝した。5月8日はレッドソックスが2対0で完封勝利を収めたものの、最終戦を1対4で落とし、シリーズはレイズの2勝1敗となった。
6月:レイズが本拠地で3連勝
6月8日から10日までのトロピカーナ・フィールドでの対戦は、レイズが3試合すべてを制した。スコアは3対1、4対3、7対5。いずれもレイズが上回り、年間対戦成績で優位に立った。
7月:レッドソックスが4連勝
流れを変えたのが7月17日から19日のフェンウェイ・パークでの4試合だ。
7月17日のダブルヘッダーでは、レッドソックスが第1試合を10対0、第2試合を5対3で制した。翌18日も7対6で競り勝ち、19日には6対1で勝利。4試合連続でレイズを退けた。
特に10対0という大差の試合は、レッドソックスが攻撃面で優位を示した象徴的な結果だった。
9月:レイズが最終カードを制圧
9月18日の初戦こそレッドソックスが4対2で勝ったが、19日は1対2、20日は1対5でレイズが連勝した。
7月に4連敗を喫したレイズが、シーズン終盤の直接対決で立て直したことが、最終的な7勝6敗という数字につながっている。
【球場別成績】フェンウェイ・パークとトロピカーナ・フィールドで明暗

2026年の対戦を分析するうえで、見逃せないのが本拠地による成績の違いだ。
| 球場 | 試合数 | レッドソックス | レイズ |
|---|---|---|---|
| フェンウェイ・パーク | 7 | 5勝 | 2勝 |
| トロピカーナ・フィールド | 6 | 1勝 | 5勝 |
| 合計 | 13 | 6勝 | 7勝 |
レッドソックスの本拠地フェンウェイ・パークでは、ボストンが5勝2敗と優勢だった。
5月の3連戦では2勝1敗。さらに7月の4連戦を全勝で終えたことで、ホームゲームの勝率を高めた。
フェンウェイ・パークの特徴であるグリーンモンスターを含む独特の球場構造は、打球の方向や外野守備の判断にも影響する。ホームチームが球場の特性を理解していることは、試合運びの面で一つの強みになる。
ただし、今回の4連勝を球場の特徴だけで説明するのは適切ではない。10対0の大勝や接戦の7対6など、試合ごとの攻撃力と終盤の対応も勝敗を分けた。
トロピカーナ・フィールドではレイズが5勝1敗一方、レイズの本拠地トロピカーナ・フィールドでは、タンパベイが5勝1敗という好成績を残した。
6月の3連戦で全勝し、9月の最終カードでも2勝1敗。ホームゲームではレッドソックスにほとんど勝機を与えなかった。
特に9月の最終戦では、序盤から得点を重ねて試合を優位に進めた。レッドソックスが7月に見せた攻撃力を、今度はレイズが本拠地で発揮した形だ。
13試合の総得点はレッドソックスが上回った興味深いのは、勝ち星ではレイズが上回ったにもかかわらず、総得点ではレッドソックスが優勢だったことだ。
- レッドソックス:50得点
- レイズ:45得点
- 得点差:レッドソックスが5点上回る
シーズン対戦の勝敗はレイズの7勝6敗だが、得点数だけならレッドソックスが上回っている。
この数字は、両チームの実力差が大きかったわけではないことを示す。
レッドソックスは7月の大量得点を含む4連勝で得点力を示した。一方、レイズは6月の3連勝と9月の2勝によって、試合単位で勝利を積み重ねた。
つまり、ボストンは得点をまとめて奪う試合があった一方、タンパベイは重要な直接対決を確実にものにしたという違いがある。
【最終戦を徹底分析】9月20日のレイズ5対1勝利とスタメン
2026年9月20日の試合は、年間対戦成績を決める重要な一戦だった。
会場はトロピカーナ・フィールド。レッドソックスの先発はパトリック・サンドバル、レイズの先発はグリフィン・ジャックスだった。
結果はレイズの5対1。レイズは序盤からリードを広げ、ボストンの反撃を最小限に抑えた。
9月20日の両チームのスタメンMLB公式の試合前発表に掲載された先発オーダーは次のとおり。
レッドソックス
| 打順 | 選手 | 守備位置 |
|---|---|---|
| 1 | ローマン・アンソニー | 左翼 |
| 2 | ミッキー・ガスパー | DH |
| 3 | アドリー・ラッチマン | 捕手 |
| 4 | トレバー・ストーリー | 遊撃 |
| 5 | ニック・ソガード | 一塁 |
| 6 | ケイレブ・ダービン | 三塁 |
| 7 | ジャレン・デュラン | 中堅 |
| 8 | アイザイア・キナー=ファレファ | 二塁 |
| 9 | ネイト・イートン | 右翼 |
先発投手:パトリック・サンドバル
レイズ
| 打順 | 選手 | 守備位置 |
|---|---|---|
| 1 | ヤンディ・ディアス | DH |
| 2 | ライアン・ビレード | 一塁 |
| 3 | ジュニア・カミネロ | 三塁 |
| 4 | ジョニー・デラクルーズ | 中堅 |
| 5 | チャンドラー・シンプソン | 左翼 |
| 6 | ベン・ウィリアムソン | 二塁 |
| 7 | ニック・フォーテス | 捕手 |
| 8 | ビクトル・メサJr. | 右翼 |
| 9 | テイラー・ウォールズ | 遊撃 |
先発投手:グリフィン・ジャックス
試合の流れ:初回の4得点が大きな分岐点試合の流れを決定づけたのは、レイズの1回裏の攻撃だった。
レイズはジョニー・デラクルーズの2点適時二塁打で先制。さらにチャンドラー・シンプソンの2点適時打が続き、初回だけで4点を奪った。
サンドバルにとっては厳しい立ち上がりとなり、レッドソックスは序盤から追いかける展開を強いられた。
4回裏にはビクトル・メサJr.がソロ本塁打を放ち、レイズが5対0にリードを拡大した。
対するレッドソックスは9回表、トレバー・ストーリーがソロ本塁打を放って1点を返した。しかし反撃はここまで。レイズが5対1で勝利した。
最終戦の先発投手成績| 項目 | グリフィン・ジャックス | パトリック・サンドバル |
|---|---|---|
| 所属 | レイズ | レッドソックス |
| 投球回 | 5回 | 7回 |
| 被安打 | 3 | 4 |
| 自責点 | 0 | 5 |
| 奪三振 | 5 | 5 |
| 試合結果 | 無失点投球 | 5失点 |
注目すべきは、ジャックスが5回を無失点で切り抜けた点だ。
レッドソックス打線に得点を許さず、試合の主導権をレイズ側に維持した。対照的にサンドバルは7回まで投げたものの、初回の大量失点が最後まで響いた。
トレバー・ストーリーの本塁打は反撃の象徴9回に放たれたストーリーの本塁打も、この試合の注目ポイントだ。
MLB公式のハイライトによると、ストーリーは9回にタイ・ジョンソンから左翼方向へソロ本塁打を放った。打球速度は102.7マイル、飛距離は404フィート(約123メートル)だった。
シーズン5本目の本塁打で、レッドソックスにとっては完封負けを免れる一打となった。
ただし、試合の勝敗を変えるには至らなかった。序盤の4失点と4回の追加点が、最後まで大きな壁として残った。
【注目選手の成績】ジャックス、サンドバル、ストーリーを比較
2026年の両チームの対戦を理解するには、個々の選手の成績も押さえておきたい。
特に重要なのは、レイズの投手陣を支えたグリフィン・ジャックス、レッドソックスの先発陣に加わったパトリック・サンドバル、そして攻撃面で存在感を示したトレバー・ストーリーだ。
グリフィン・ジャックス:安定感を示したレイズの投手2026年レギュラーシーズン
3.53
防御率
8勝10敗・34試合・112.1投球回・116奪三振
ジャックスは2026年のレギュラーシーズンで34試合に登板し、8勝10敗、防御率3.53を記録した。
特に奪三振は116。112.1イニングを投げながら、打者を三振に仕留める能力を示した。
9月20日の最終戦でも5イニングを無失点に抑え、レッドソックスの攻撃を封じた。個人のシーズン成績と最終戦の内容を合わせて見ると、レイズが直接対決の最後を勝利で締めくくった背景が分かる。
パトリック・サンドバル:課題が残ったシーズン2026年レギュラーシーズン
5.12
防御率
1勝7敗・15試合・70.1投球回・73奪三振
サンドバルの2026年は、厳しい数字が並んだ。
15試合に登板して1勝7敗、防御率5.12。70.1イニングで73奪三振を記録したものの、被安打や失点を抑える点では苦戦した。
9月20日のレイズ戦でも、初回に4点を失ったことが大きく影響した。最終的には7回まで投げたが、5失点という結果だった。
ただし、1試合の内容だけで投手のシーズン全体を評価することはできない。年間成績と試合単位の投球内容を分けて確認することが重要だ。
トレバー・ストーリー:シーズン5本塁打と最終戦の一発2026年レギュラーシーズン
5本
本塁打
打率.235・251打数・29打点・OPS .622
ストーリーは2026年のレギュラーシーズンで5本塁打、29打点を記録した。
9月20日のレイズ戦で放った5本目の本塁打は、シーズンを象徴する一打の一つとなった。最終戦の9回に飛び出した404フィートのソロ本塁打は、試合が決した後もレッドソックスが反撃を試みたことを示している。
一方、年間の打率は.235、OPSは.622。長打力だけでなく、出塁率や得点機会での働きも含めて評価する必要がある。
3選手の比較から分かること| 選手 | チーム | 2026年の注目データ |
|---|---|---|
| ジャックス | レイズ | 8勝10敗、防御率3.53 |
| サンドバル | レッドソックス | 1勝7敗、防御率5.12 |
| ストーリー | レッドソックス | 5本塁打、29打点 |
投手の安定感ではジャックスが優位なシーズンだった。一方、ストーリーは最終戦で本塁打を記録し、攻撃面で存在感を示した。
この3選手の数字は、レイズが最終戦を制した背景を理解するうえで参考になる。
【ア・リーグ東地区の順位】レイズが首位、レッドソックスは3位
2026年の直接対決だけでなく、ア・リーグ東地区全体の順位を見ると、両チームのシーズンの違いがより明確になる。
レギュラーシーズン終了時点の順位は次のとおり。
| 順位 | チーム | 勝敗 | 勝率 |
|---|---|---|---|
| 1位 | レイズ | 98勝64敗 | .605 |
| 2位 | ヤンキース | 93勝68敗 | .578 |
| 3位 | レッドソックス | 87勝75敗 | .537 |
| 4位 | オリオールズ | 79勝82敗 | .491 |
| 5位 | ブルージェイズ | 79勝83敗 | .488 |
タンパベイ・レイズは98勝64敗、勝率.605でア・リーグ東地区の首位に立った。
ヤンキースにも5勝差をつけ、地区全体で安定した成績を残した。2026年の直接対決でレッドソックスに7勝6敗と勝ち越したことも、同地区のライバルとの競争力を示す材料だ。
レッドソックスは87勝で地区3位レッドソックスは87勝75敗で3位。勝率は.537だった。
直接対決ではわずか1勝差で負け越したものの、シーズン全体ではレイズと11ゲーム差がついた。
ここで注意したいのは、対戦成績と地区順位は別の指標だという点だ。
13試合の勝敗だけを見れば両チームは互角に近い。しかし、162試合の長いシーズンを通して安定して勝利を積み重ねたのはレイズだった。
また、レッドソックスも地区3位でシーズンを終え、ポストシーズン進出を果たしている。地区順位だけでチームの競争力を判断するのではなく、ワイルドカードを含めた全体の成績を見る必要がある。
【プロの結論】7勝6敗だけでは見えない両チームの本当の力関係
2026年のレッドソックス対レイズを総合的に評価すると、レイズが勝ち越した事実と、レッドソックスにも十分な競争力があった事実の両方が見えてくる。
注目すべき要点は3つある。
第一に、1勝差は大きな戦力差を意味しない。
レイズの7勝6敗という成績は、13試合のうち7試合を勝ったという結果にすぎない。レッドソックスも6試合で勝利し、総得点では50対45と上回っていた。
そのため、単純にレイズが攻撃力でも投手力でも全面的に優れていたと判断するのは早計だ。
第二に、球場別成績には明確な違いがあった。
フェンウェイ・パークではレッドソックスが5勝2敗、トロピカーナ・フィールドではレイズが5勝1敗。両チームとも本拠地で強さを発揮したが、レイズのホームでの成績が年間勝ち越しを決定づけた。
第三に、試合の勝敗を左右したのは得点のタイミングだった。
7月のレッドソックスは4連勝で大量得点を記録した。一方、9月の最終カードではレイズが序盤に得点を集中させ、ジャックスが無失点で試合を作った。
同じ13試合でも、得点の積み上げ方や投手の立ち上がりによって結果が変わることを示す対戦だった。
2027年以降の両チームを比較する際も、年間対戦成績だけでなく、球場別勝率、先発投手の成績、総得点、接戦での勝敗を組み合わせて判断することが重要になる。
【レッドソックス対レイズ】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2026年のレッドソックス対レイズは何勝何敗でしたか?
A1:レギュラーシーズン全13試合で、レイズが7勝、レッドソックスが6勝でした。レイズが1勝差で年間対戦成績を制しています。
Q2:2026年の最終戦のスコアは?
A2:2026年9月20日にトロピカーナ・フィールドで行われた試合は、レイズが5対1で勝利しました。レイズの先発はグリフィン・ジャックス、レッドソックスの先発はパトリック・サンドバルでした。
Q3:フェンウェイ・パークとトロピカーナ・フィールドではどちらが強かったですか?
A3:フェンウェイ・パークではレッドソックスが5勝2敗、トロピカーナ・フィールドではレイズが5勝1敗でした。それぞれ本拠地で優勢でしたが、レイズのホームでの勝ち越しが年間成績に影響しました。
Q4:グリフィン・ジャックスの2026年の成績は?
A4:レギュラーシーズンでは8勝10敗、防御率3.53、112.1投球回、116奪三振でした。9月20日の最終戦では5回を無失点に抑えています。
Q5:トレバー・ストーリーはレイズとの最終戦でホームランを打ちましたか?
A5:はい。9月20日の9回にソロ本塁打を放ちました。これが2026年シーズン5本目のホームランで、飛距離は404フィートでした。
Q6:2026年のア・リーグ東地区でレッドソックスとレイズは何位でしたか?
A6:レイズが98勝64敗で1位、レッドソックスが87勝75敗で3位でした。両チームの直接対決はレイズの7勝6敗でした。
2026年のレッドソックス対レイズは、全13試合でレイズが7勝、レッドソックスが6勝という僅差の決着となった。
フェンウェイ・パークではレッドソックスが5勝2敗と優勢だった一方、トロピカーナ・フィールドではレイズが5勝1敗。ホームでの強さが年間対戦成績に大きく影響した。
9月20日の最終戦では、グリフィン・ジャックスが5回無失点の好投を披露。パトリック・サンドバルは序盤に失点し、レイズが5対1で勝利した。トレバー・ストーリーの9回のソロ本塁打も、試合の流れを変えるには至らなかった。
ただし、13試合の総得点ではレッドソックスが50対45で上回っている。勝ち星だけでは説明できない接戦だったことも、2026年の両チームの対戦を象徴している。
最終的にア・リーグ東地区を98勝64敗で制したレイズと、87勝75敗で3位に入ったレッドソックス。直接対決の結果とシーズン全体の順位を合わせて見ることで、2026年の両チームの実力と課題がより鮮明になる。