2021年に開催された東京2020オリンピックは、当初2020年7月に予定されていた大会が、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大によって延期された特別な大会です。開催日程は2020年3月30日に正式決定され、同年7月17日には延期後の競技スケジュールが確認・公表されました。 実際の大会期間は2021年7月23日から8月8日までの17日間。開会式は7月23日、閉会式は8月8日に行われました。
2026年現在、東京2020の開催日程を振り返る際に押さえておきたいのは、延期決定日、開催日程の発表日、競技別スケジュールの確定日がそれぞれ異なることです。IOC(国際オリンピック委員会)、IPC(国際パラリンピック委員会)、東京2020組織委員会などの公式発表をもとに、33競技339種目の実施期間、2020年大会との違い、競技会場まで整理します。
【開催日程一覧】2021年の東京オリンピックは7月23日開会・8月8日閉会

東京2020オリンピックの正式な開催期間は、2021年7月23日(金)から8月8日(日)まででした。
大会名称には「東京2020」が残されましたが、実際に競技が行われたのは2021年です。
IOCと東京2020組織委員会などが合意した新しい日程では、開会式から閉会式まで17日間にわたって競技が実施されました。
2021年7月23日~8月8日
2021年7月23日
開会式
金曜日
2021年8月8日
閉会式
日曜日
17日間
大会期間
33
実施競技
339
メダル種目
ここで注意したいのが、開会式と競技開始日は必ずしも一致しないという点です。
東京2020では、開会式の2日前に当たる7月21日から、ソフトボールやサッカーなどの競技が始まりました。そのため、大会の競技日程を調べる場合は、7月23日だけでなく7月21日以降も確認する必要があります。
日本オリンピック委員会(JOC)の大会記録でも、7月21日から8月8日までの日付に沿って競技別の日程と結果が整理されています。
【日程発表の全経緯】延期決定から2020年7月17日の競技日程公表まで
東京2020の開催日程が決まるまでには、複数の重要な段階がありました。
特に大きな節目となったのが、2020年3月24日の延期決定、3月30日の新開催日程発表、そして7月17日の競技スケジュール確定です。
2020年3月24日:新型コロナウイルスによる延期を決定2020年初頭、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が世界各地に広がり、国際的なスポーツ大会の開催にも大きな影響が及びました。
東京オリンピックについても、選手の安全確保や各国の渡航制限、予選大会の実施困難など、さまざまな問題が浮上しました。
2020年3月24日、IOCのトーマス・バッハ会長と当時の日本の安倍晋三首相が電話会談を実施。
その結果、大会を2020年以降、遅くとも2021年夏までに延期する方針が決まりました。
この段階では、具体的な開催日までは確定していませんでした。
2020年3月30日:新しい開催日程を正式発表延期方針の決定から6日後、IOC、IPC、東京2020組織委員会、東京都、日本政府が新しい開催日程について合意しました。
発表された日程は次のとおりです。
- オリンピック:2021年7月23日~8月8日
- パラリンピック:2021年8月24日~9月5日
この合意には、IOCのトーマス・バッハ会長、東京2020組織委員会の森喜朗会長、東京都の小池百合子知事、橋本聖子五輪担当大臣らが関わりました。
新しい日程の決定では、感染症対策だけでなく、選手の準備期間や国際競技カレンダーとの調整も重視されました。
2020年7月17日:延期後の競技スケジュールを確認・公表開催日程の決定から約3か月半後、東京2020組織委員会は延期後の競技スケジュールを確認しました。
IOCの公式発表によると、この時点で2020年大会に予定されていた競技会場の確保も進み、翌年の大会に向けた準備が大きく前進していました。
重要なのは、競技スケジュールは基本的に維持され、運営上の理由による一部の時間調整にとどまったという点です。
つまり、延期によって33競技339種目の大会構成を一から組み直したわけではありません。
東京2020の重要な日程発表を時系列で比較| 時期 | 出来事 | 内容 |
|---|---|---|
| 2019年4月16日 | 当初の競技日程公表 | 2020年大会の競技別スケジュールを発表 |
| 2020年3月24日 | 延期決定 | 2021年夏までに延期する方針を決定 |
| 2020年3月30日 | 新開催日程発表 | 2021年7月23日~8月8日に決定 |
| 2020年7月17日 | 競技日程の確認・公表 | 延期後の競技スケジュールを確定 |
| 2021年7月23日 | 開会式 | 東京2020オリンピック開幕 |
| 2021年8月8日 | 閉会式 | 東京2020オリンピック閉幕 |
この経緯から分かるように、検索時に混同されやすい「日程発表」は、3月30日の開催期間の発表と7月17日の競技別スケジュールの確認という2つの異なる発表を指しています。
【2020年大会との比較】延期後も17日間の開催期間を維持
東京2020の特徴は、開催年が2020年から2021年に変わった一方で、大会の名称や基本的な競技構成が維持されたことです。
当初の予定と実際の開催日程を比較すると、次のようになります。
オリンピックの日程比較
- 2020年の当初予定:7月24日~8月9日
- 2021年の実際の開催:7月23日~8月8日
- 大会期間:どちらも17日間
2021年の日程は、2020年の予定と比べて開始日・終了日がそれぞれ1日早くなっています。
これは、金曜日の開会式と日曜日の閉会式という曜日の並びを維持するための設定でした。
パラリンピックの日程比較
- 2020年の当初予定:8月25日~9月6日
- 2021年の実際の開催:8月24日~9月5日
- 大会期間:どちらも13日間
こちらも同じように、曜日の並びを維持しながら1日早い日程に変更されています。
なぜ東京2020という名称は変更されなかったのか開催年が2021年に変わったにもかかわらず、大会名称は「東京2020」のままでした。
IOCは、延期後も大会の名称を維持することを決定しました。
この判断には、すでに世界中に浸透していた大会ブランドや、スポンサー契約、広報活動などを継続する意味がありました。
また、オリンピックの名称と実際の開催年が一致しないという異例の形になったことも、東京2020の歴史的な特徴です。
IOCの発表では、オリンピックの延期は近代オリンピック史上初めての出来事と説明されています。戦争による大会中止とは異なり、開催そのものを翌年に移す判断が行われました。
【33競技339種目】東京2020の競技実施期間と注目ポイント
東京2020オリンピックでは、33競技、339のメダル種目が実施されました。
IOCの大会公式資料によると、実施競技は32の国際競技連盟が管轄し、42の競技会場が大会のために使用されました。
また、東京大会では新たに5つの競技がプログラムに加わりました。
東京2020で新たに加わった5競技
空手
形と組手が実施され、日本発祥の武道がオリンピック競技として初めて採用されました。
スケートボード
ストリートとパークの2種目が実施され、若い世代にも注目されました。
スポーツクライミング
スピード、ボルダリング、リードを組み合わせた競技形式が採用されました。
ソフトボール
野球とともに大会プログラムに加わり、日本でも大きな関心を集めました。
サーフィン
千葉県の釣ヶ崎海岸で競技が行われました。
これらの競技は、従来のオリンピック種目に加えて、都市型スポーツや若年層への広がりを意識した大会構成を象徴しています。
なお、IOCの「5つの新競技」という数え方では、野球とソフトボールは一つの競技枠として扱われています。
競技は開会式前から始まっていた東京2020の競技スケジュールには、開会式より前に実施された競技も含まれています。
代表例は次のとおりです。
- 7月21日:ソフトボール、サッカーなどが競技開始
- 7月23日:開会式
- 7月25日:水泳男子400メートル個人メドレーなどの決勝
- 8月1日:陸上男子100メートル決勝
- 8月7日:女子マラソン
- 8月8日:男子マラソン、閉会式
このように、競技によって開催日や決勝の日程が異なります。
特に注目競技の決勝を調べる場合は、大会全体の開催期間だけでなく、競技別・種目別の日程を確認することが大切です。
【競技会場と種目実施日程】東京・札幌・福島など各地で開催
東京2020オリンピックは東京だけで完結する大会ではありませんでした。
東京都内を中心に、北海道、福島県、神奈川県、千葉県などにも競技会場が設けられました。
代表的な競技会場と実施競技を整理します。
オリンピックスタジアム(東京都)
開会式・閉会式のほか、陸上競技などを実施。東京大会の中心的な会場となりました。
東京アクアティクスセンター(東京都)
競泳、飛込、アーティスティックスイミングを実施した水泳競技の主要会場です。
福島あづま球場(福島県)
ソフトボールの試合が行われ、東京大会の競技開始を飾った会場の一つです。
釣ヶ崎海岸サーフィンビーチ(千葉県)
オリンピックで初採用されたサーフィンの競技会場です。
札幌大通公園(北海道)
マラソンのスタート・フィニッシュ地点として使用されました。
競技会場と種目の日程は、必ずセットで確認する必要があります。
例えば、陸上競技はオリンピックスタジアムで複数日にわたって実施されましたが、マラソンは札幌で開催されました。
水泳競技についても、競泳、飛込、アーティスティックスイミング、水球、マラソンスイミングでは使用する会場が異なります。
したがって、「水泳は東京アクアティクスセンター」と一括りにするのではなく、種目ごとに会場を確認が必要です。
2026年現在、当時の競技日程を調べる際には、JOCの東京2020競技日程・結果記録が参考になります。競技別の日付だけでなく、メダル決定日も確認できます。
【よくある誤解を検証】2020年7月17日は何が発表された日?
東京2020の日程を調べる際、特に混同されやすいのが2020年3月30日と7月17日です。
両者は同じ「日程発表」でも、決定した内容が異なります。
2020年3月30日は大会全体の開催期間が決まった日。
2020年7月17日は延期後の競技スケジュールが確認・公表された日。
加えて、競技スケジュールそのものは延期前の2019年にも発表されていました。
東京2020組織委員会は2019年4月16日に、2020年大会の競技日程を公表しています。その後、延期決定を受けて2020年7月17日に翌年の競技スケジュールを確認したという流れです。
この違いを理解すると、検索結果にある「競技日程発表」と「新開催日程発表」の意味を正確に区別できます。
東京パラリンピックの日程も同時に確認オリンピックとあわせて、東京2020パラリンピックの日程も確認しましょう。
東京2020パラリンピック
- 開会式:2021年8月24日
- 閉会式:2021年9月5日
- 開催期間:13日間
- 実施競技:22競技
- メダル種目:539種目
IPCの公式発表によると、パラリンピックも新型コロナウイルスの影響で延期され、オリンピック終了後の8月24日から開催されました。
オリンピックが8月8日に終了し、その約2週間後にパラリンピックが始まるという日程でした。
【オリンピック日程発表2021】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2021年の東京オリンピックの日程はいつ発表されましたか?
2021年の開催期間は、2020年3月30日に正式発表されました。開催期間は2021年7月23日~8月8日です。また、延期後の競技スケジュールは2020年7月17日に確認・公表されました。
Q2:東京2020オリンピックの開会式と閉会式はいつでしたか?
開会式は2021年7月23日(金)、閉会式は2021年8月8日(日)でした。大会期間は17日間です。
Q3:東京2020オリンピックは何競技・何種目でしたか?
33競技339種目です。空手、スケートボード、スポーツクライミング、ソフトボール・野球、サーフィンなどが大会プログラムに含まれていました。
Q4:なぜ2020年のオリンピックは2021年に延期されたのですか?
新型コロナウイルス感染症の世界的な拡大が理由です。選手や大会関係者の健康を守ること、感染拡大の抑制、選手の競技環境や国際スポーツ日程への影響などを考慮して延期が決定されました。
Q5:2020年7月17日に発表されたのは何ですか?
延期後の競技スケジュールの確認・公表です。大会全体の開催期間を決めた2020年3月30日の発表とは異なります。
Q6:東京パラリンピックはいつ開催されましたか?
2021年8月24日から9月5日まで開催されました。オリンピック終了後に続く13日間の大会でした。
東京2020オリンピックの日程を理解するうえで、最も重要なのは、開催期間の決定と競技スケジュールの確認を区別することです。
改めて重要な日付を整理します。
- 2020年3月24日: 新型コロナウイルスの影響で延期を決定。
- 2020年3月30日: 新開催日程を正式発表。
- 2020年7月17日: 延期後の競技スケジュールを確認・公表。
- 2021年7月23日: 東京2020オリンピック開会式。
- 2021年8月8日: 東京2020オリンピック閉会式。
- 2021年8月24日~9月5日: 東京2020パラリンピック開催。
2026年現在、東京2020は単に開催年が変更された大会というだけではなく、世界的な感染症によってオリンピックの開催計画そのものが変更された歴史的な大会として記録されています。
「3月30日は開催日程の発表」「7月17日は競技日程の確認・公表」という2つの日付を覚えておけば、東京2020の開催経緯や競技日程を調べる際にも混乱しません。