全国高校サッカー選手権は、リーグ戦ではなくノックアウト方式(トーナメント方式)で優勝校を決めます。負ければその時点で敗退となるため、初戦の対戦相手や決勝までの組み合わせが大会の行方を左右します。
48校のトーナメントはどう進む?48校が参加する大会では、1回戦を勝ち上がった高校と、1回戦が免除される高校が合流して2回戦を戦う構造になります。大会日程上、開幕戦と1回戦を合わせて16試合が組まれ、その後は32校による2回戦に進みます。
トーナメントの基本的な流れは次の通りです。
- 1回戦:開幕戦を含む16試合。勝者が次のステージへ進む。
- 2回戦:32校が対戦し、ベスト16が決まる。
- 3回戦:16校からベスト8が決まる。
- 準々決勝:8校がベスト4を懸けて対戦する。
- 準決勝:4校から決勝進出の2校が決まる。
- 決勝:最後に残った2校が全国優勝を争う。
したがって、組み合わせ表を見る際には、単純に初戦の相手だけを確認するのでは不十分です。初戦を突破した場合の2回戦の相手、さらに準々決勝までの対戦ルートを確認すると、各校の優勝までの難易度が見えてきます。
組み合わせ抽選後にチェックしたい5項目- 開幕戦のカード:全国大会の最初の試合に登場する高校はどこか。
- 初戦の対戦相手:全国大会常連校と初出場校の対戦があるか。
- 強豪校の配置:有力校が同じブロックに集中していないか。
- 準々決勝までのルート:上位進出を狙う高校がどの相手と対戦する可能性があるか。
- 準決勝・決勝の組み合わせ:前回王者や各地域の強豪が決勝まで進めば対戦する可能性があるか。
特に注目したいのは、前回優勝校や全国大会で実績を残している高校が、トーナメントのどの位置に入るかです。強豪校が早い段階で同じブロックに入れば、決勝前に有力校が姿を消す展開も考えられます。
ただし、抽選前に特定の高校同士の対戦を確定情報として扱うことはできません。11月16日の抽選結果が、実際の対戦カードを判断する基準になります。
【優勝候補・注目校】第104回王者の神村学園と全国常連校の動向

第105回大会の優勝争いを考えるうえで、最初に注目したいのが前回大会の結果です。
神村学園|第104回大会を制した前回王者
(鹿児島県)
前回決勝:3-0で鹿島学園に勝利
神村学園は2026年1月12日に行われた第104回全国高校サッカー選手権大会の決勝で、鹿島学園を3-0で破りました。これが選手権初優勝であり、インターハイに続く夏冬2冠という結果も残しています。
決勝では前半19分に先制し、同39分に追加点。後半にも得点を重ね、全国の頂点に立ちました。神村学園の公式発表でも、選手権初優勝と夏冬2冠の達成が報告されています。
第105回大会では連覇への期待が集まりますが、11月2日時点では鹿児島県代表としての出場はまだ決まっていません。まずは11月8日に予定されている鹿児島県予選決勝を突破する必要があります。
青森山田・尚志・米子北など出場決定校にも注目30年連続32回目の出場。長年にわたる全国大会での経験が注目される。
6年連続17回目。前回第104回大会でも全国4強入りを果たした。
17年連続22回目。鳥取県代表として安定した全国出場実績を持つ。
6年連続9回目。岡山県予選を勝ち抜いた実績を持つ。
こうした全国大会常連校は、組み合わせが決まった後に対戦相手との相性や大会序盤の戦い方を分析するうえで重要な存在です。
優勝候補を判断する3つの基準今大会の優勝候補を見極める際には、次の3点を確認すると、単なる知名度だけに左右されない評価ができます。
- 直近の全国大会実績:前回選手権やインターハイでどこまで勝ち進んだか。
- リーグ戦の成績:高円宮杯U-18プレミアリーグやプリンスリーグで安定した結果を残しているか。
- 全国大会の組み合わせ:初戦から強豪校と当たるのか、決勝までの対戦ルートに余裕があるのか。
全国大会での実績がある高校でも、県予選を突破できなければ本大会には出場できません。出場決定校と予選進行中の高校を分けて確認することが、優勝予想を楽しむうえでの基本です。
【テレビ放送・ネット配信】TVerとSPORTS BULLで全試合無料ライブ配信
第105回全国高校サッカー選手権大会は、テレビ放送だけでなくインターネットでも全試合を視聴できる予定です。
JFAの大会概要によると、民間放送43社によるテレビ放送に加え、民放公式テレビ配信サービスのTVerとSPORTS BULLで、全試合の無料ライブ配信が実施されます。
スマートフォン、パソコン、対応テレビなどで視聴できる民放公式配信サービス。
スポーツ映像や試合速報を扱うサービス。高校サッカーの全試合をライブで楽しめる。
高校サッカーの試合速報やトーナメントの勝ち上がりを確認したい場合は、JFAの第105回大会公式ページが基本になります。
特に確認しておきたい情報は次の4つです。
- 日程・結果:対戦カード、キックオフ時刻、試合結果、勝ち上がり。
- チーム紹介:出場校の基本情報やチーム情報。
- 地区大会:都道府県予選の代表決定状況。
- 大会情報:開催日程、競技方式、会場、放送・配信情報。
大会期間中は、試合が終わるたびにトーナメントの状況が変わります。お気に入りの高校を追いかけるなら、ライブ配信と公式の試合結果を併用すると、試合を見逃した場合でも勝敗や次戦の予定を把握しやすくなります。
【高校サッカーの組み合わせ】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:第105回全国高校サッカー選手権の組み合わせ抽選会はいつですか?
A1:2026年11月16日(月)です。日テレジータスでは14時から抽選会の生中継が予定されています。抽選後に48代表の対戦カードとトーナメントの配置が決まります。
Q2:2026年度の高校サッカー選手権には何校が出場しますか?
A2:合計48校です。46道府県から各1校、東京都から2校が出場します。2026年11月2日時点では8校が決定し、残り40代表は予選の結果待ちです。
Q3:全国大会はいつ開幕し、決勝はいつですか?
A3:2026年12月28日(月)に開会式と開幕戦を行います。決勝は2027年1月11日(月・祝)にMUFGスタジアム(国立競技場)で開催されます。
Q4:高校サッカーの試合は無料で見られますか?
A4:JFAの発表では、TVerとSPORTS BULLで全試合の無料ライブ配信が予定されています。また、民間放送43社によるテレビ放送も予定されています。
Q5:組み合わせ抽選前にトーナメント表を見ることはできますか?
A5:都道府県予選のトーナメント表は確認できますが、全国大会の正式な組み合わせは11月16日の抽選会後に決まります。予選の対戦カードと全国大会の対戦カードは区別して確認してください。
Q6:前回優勝した神村学園は第105回大会にも出場しますか?
A6:第104回大会の優勝校は神村学園ですが、2026年11月2日時点では第105回大会への出場は確定していません。鹿児島県予選を勝ち抜く必要があります。
第105回全国高校サッカー選手権大会の組み合わせ抽選会は、2026年11月16日(月)に開催されます。48代表の対戦カードが決まり、全国大会のトーナメント表が完成する重要な日です。
大会の主要日程は、12月28日の開幕から2027年1月11日の決勝まで。46道府県と東京都の2代表が参加し、東京・神奈川・埼玉・千葉の会場で全国の頂点を争います。
11月2日時点では青森山田、尚志、丸岡、米子北など8校の出場が決定しています。一方、前回王者の神村学園を含む残り40代表は、都道府県予選の結果を待つ段階です。
高校サッカーの組み合わせを楽しむために、押さえておきたい要点は3つあります。
- 11月16日:抽選会で全国大会の対戦カードを確認する。
- 12月28日:開幕戦から全国大会の勝ち上がりを追う。
- 1月11日:国立競技場で行われる決勝で第105回大会の優勝校を見届ける。
組み合わせ表は、単なる対戦相手の一覧ではありません。初戦から決勝まで、どの高校がどの道筋を進むのかを読み解くための大会全体の設計図です。
前回王者の神村学園が連覇を達成するのか、青森山田や尚志などの常連校が頂点を狙うのか。それとも新たな全国王者が誕生するのか。11月16日の抽選会が、第105回大会の勢力図を読み解く最初の大きな見どころになります。
まずは各都道府県の代表決定を追い、抽選会後には正式なトーナメント表と対戦カードを確認しましょう。