2026年11月2日時点の予選集計
2026年の全国高校駅伝は、47都道府県の代表47校と、11地区の代表11校を合わせた男女各58校が出場する。都道府県予選で優勝した学校だけでなく、地区大会を勝ち抜いたチームにも全国への道が用意されている。
11月2日時点では、男子の都道府県代表43校が決定。北海道地区代表の東海大札幌も出場権を獲得しており、判明している男子の出場校は計44校となった。残る都道府県代表4校と、地区代表10校の決定が今後の焦点だ。
男子の都道府県代表校一覧現在までに出場を決めた43校は以下の通り。学校名は各都道府県予選の代表校を基準としている。
北海道・東北
北海道:札幌山の手
青森:青森山田
岩手:一関学院
宮城:仙台育英
秋田:秋田工
山形:東海大山形
福島:学法石川
関東・甲信越
茨城:東洋大牛久
栃木:作新学院
群馬:東農大二
埼玉:埼玉栄
千葉:八千代松陰
山梨:山梨学院
新潟:中越
長野:佐久長聖
北陸・東海・近畿
富山:高岡向陵
石川:遊学館
福井:美方
静岡:浜松日体
岐阜:美濃加茂
滋賀:草津東
京都:洛南
大阪:興國
兵庫:須磨学園
奈良:智弁カレッジ
和歌山:和歌山北
中国・四国
鳥取:鳥取城北
島根:平田
岡山:倉敷
広島:西条農業
山口:高川学園
香川:英明
徳島:つるぎ
愛媛:宇和
高知:高知農業
九州・沖縄
福岡:自由ケ丘
佐賀:鳥栖工
長崎:鎮西学院
大分:大分東明
熊本:九州学院
宮崎:小林
鹿児島:鹿児島実
沖縄:エナジックスポーツ
また、北海道地区代表として東海大札幌も出場を決めている。札幌山の手が北海道の都道府県代表、東海大札幌が地区代表という別枠での出場となる。
出場校の確定状況は、予選結果の公表と大会公式サイトの出場校一覧で確認できる。
残る都道府県予選と地区代表決定戦都道府県予選で残っているのは東京、神奈川、愛知、三重の4都県。加えて、11地区の代表枠も北海道以外の10枠が残っている。
今後の主な日程は次の通りだ。
11月3日(火・祝):東京・神奈川予選
11月7日(土):愛知県予選
11月8日(日):三重県予選
11月14日~22日:各地区代表決定戦
地区大会は東北、中国、北信越、近畿、四国、北関東、南関東、北九州、南九州、東海などで実施される。都道府県代表になれなかった学校にも、地区代表として全国大会に進むチャンスがある。
したがって、県予選で優勝を逃した有力校が、そのまま全国大会から姿を消すとは限らない。地区大会まで追いかけることで、出場校の全体像が見えてくる。
【男子高校駅伝2026】予選タイムランキング上位校を徹底比較

2026年の予選タイムで最も目を引くのは、熊本代表・九州学院の2時間03分09秒だ。2時間04分台前半には東洋大牛久、埼玉栄、洛南、青森山田が続き、全国上位を狙える記録が並んでいる。
以下は、11月2日までに確認できた予選記録を基準にした暫定ランキング。佐賀県予選で大会新記録を出した鳥栖工の記録も反映している。
出典:2026年都道府県予選集計、月刊陸上競技の各県大会結果。鳥栖工と智弁カレッジは同タイム。
ランキングから見える2026年の勢力図九州学院は予選最速の実力を証明。2位の東洋大牛久との差は1分10秒。7区間すべてで区間賞を獲得したことも、単独のエースに依存しないチーム力を示している。
東洋大牛久と埼玉栄は2時間04分台前半。両校の差はわずか8秒で、全国大会でも上位争いに絡む可能性がある。埼玉栄は過去の全国優勝経験も持つ伝統校だ。
洛南は地元京都で大会新記録。2時間04分32秒という記録に加え、3区と4区で区間新記録を樹立した点が際立つ。長距離区間に強い選手をそろえられるかが、都大路での勝負を左右する。
加えて、鳥栖工も見逃せない。佐賀県予選で2時間05分22秒を記録し、7区間すべてで区間賞を獲得。九州学院と同様に、各区間で安定した走力を発揮したチームだ。
なお、予選タイムランキングは全国大会の最終順位を予測する絶対的な指標ではない。都道府県によってコースの高低差、気温、風、路面状況、折り返しの有無などが違うからだ。
例えば、同じ2時間05分でも、起伏の多いコースで出した記録と、比較的平坦なコースで出した記録では評価が変わる。タイムだけでなく、各区間の個人記録やチーム内のタイム差も確認したい。
【男子高校駅伝2026の優勝候補】学法石川・九州学院・仙台育英の実力
2026年の優勝争いは、前年王者の学法石川を中心とした実績校と、予選で強烈な結果を残した新勢力の対決という構図になっている。
学法石川:初優勝から連覇を狙う福島の強豪福島県代表
学法石川は2025年の第76回全国高校駅伝で初優勝を達成した。記録は2時間00分36秒。大会新記録であり、福島県勢にとっても男子全国大会初優勝という歴史的な結果だった。
2025年大会では1区から先頭を譲らず、仙台育英や倉敷といった強豪を抑えた。2026年は前年王者として連覇を狙う立場にある。
一方、2026年の福島県予選タイムは2時間07分02秒。予選記録だけで比較すれば最速グループではない。全国大会では前年の実績だけでなく、現在のチーム状態や区間配置を確認したい。
前年の優勝メンバーから学年が入れ替わることも高校駅伝の特徴だ。連覇には、前年度の成功を支えたチーム力を新しいメンバーで再現できるかが問われる。
九州学院:2026年の予選最速チーム熊本県代表
2026年の予選で最も強いインパクトを残したのが九州学院だ。
10月31日の熊本県高校駅伝では、2時間03分09秒の大会新記録で4年連続40回目の優勝を達成した。特筆すべきは、7区間すべてで区間優勝を獲得したことだ。
1区の田中允紳が29分52秒で流れをつくり、2区、3区、4区と後続が順位を守るだけでなく差を広げた。最終7区まで区間賞を独占した結果は、チーム全体の完成度を示す。
また、予選の段階で2時間03分台を出していることは、全国の強豪と比較するうえでも大きな材料となる。九州学院は2026年の優勝候補の筆頭格に挙げられる。
この記録は九州学院高校の公式発表でも紹介されており、各区間の走者とタイムも公表されている。
仙台育英:全国優勝8回の伝統と巻き返し宮城県代表
仙台育英は全国高校駅伝の歴史を語るうえで欠かせない学校だ。過去には複数回の優勝を経験し、2019年にも全国制覇を達成している。
2025年大会では2時間00分59秒で2位。優勝した学法石川とは23秒差だった。2026年も宮城県代表として出場を決めており、前年の雪辱を狙う。
予選タイムは2時間06分27秒。予選ランキングの最上位ではないものの、全国大会での経験と過去の上位実績は評価材料になる。大舞台でのレース運びに注目したい。
東洋大牛久・埼玉栄・洛南:予選記録で存在感東洋大牛久は茨城県予選で2時間04分19秒を記録し、九州学院に次ぐ好タイムをマークした。埼玉栄も2時間04分27秒で続く。どちらも予選段階から全国上位を意識できる記録を残している。
洛南は2時間04分32秒で京都府大会の大会記録を更新した。地元開催の全国大会に向け、京都のコースを知るチームとしても注目される。
また、2025年全国3位の倉敷は2026年の岡山県予選を2時間06分25秒で制した。前年の表彰台経験を持つだけに、予選タイム以上の存在感がある。
以上を踏まえると、2026年の優勝争いは九州学院、学法石川、仙台育英を中心に、東洋大牛久、埼玉栄、洛南、鳥栖工、倉敷などが加わる構図になりそうだ。
【男子高校駅伝は7区間42.195km】都大路のコースと大会日程
全国高校駅伝男子は、一般的なフルマラソンと同じ42.195kmを7人でつなぐ駅伝競技だ。京都市内のたけびしスタジアム京都を発着点とし、国際会館前を折り返すコースで争われる。
男子の7区間と距離区間ごとの距離は次の通り。
1区:10km
スタート直後の重要区間。各校のエース級が配置されることが多く、先頭集団を形成する役割を担う。
2区:3km
短い距離でスピードが求められる区間。1区の流れを維持できるかがポイントになる。
3区:8.1075km
長距離の重要区間。前半の流れを引き継ぎ、順位を押し上げる力が求められる。
4区:8.0875km
3区に続く長距離区間。チームの総合力が試される場面だ。
5区:3km
再び短距離区間となり、順位の変動が起きやすい。
6区:5km
アンカーへつなぐ重要な区間。先頭との差を縮める走りにも注目したい。
7区:5km
最終区間。各校のアンカーがゴールを目指し、優勝争いや入賞争いに決着をつける。
合計距離は42.195km。1区の10kmと3・4区の長距離区間に加え、3km区間のスピードも必要になる。
2026年の大会日程とスタート時間日本陸上競技連盟および全国高等学校体育連盟の大会情報によると、2026年大会の日程は以下の通り。
大会名:男子第77回全国高等学校駅伝競走大会
開催日:2026年12月20日(日)
会場:たけびしスタジアム京都
男子スタート:12時30分
女子スタート:10時20分
開会式:12月19日(土)15時
閉会式:12月20日(日)16時
開会式と閉会式は、京都市体育館(にっしんでんきアリーナ京都)で行われる予定だ。男子の競技開始は12時30分なので、テレビ観戦や現地観戦を予定している人は、この時間を基準にスケジュールを組みたい。
大会日程は日本陸上競技連盟の競技会情報と全国高等学校体育連盟の開催案内で公表されている。
【全国高校駅伝の歴代優勝校】世羅・仙台育英・西脇工の実績
男子高校駅伝の歴史を振り返ると、時代ごとに強さを発揮してきた学校がある。広島の世羅、宮城の仙台育英、兵庫の西脇工、長野の佐久長聖、岡山の倉敷などは、全国大会の優勝争いを長年にわたって支えてきた。
近年の歴代優勝校直近の全国大会では、以下の学校が優勝している。
2025年:学法石川(福島)
2024年:佐久長聖(長野)
2023年:佐久長聖(長野)
2022年:倉敷(岡山)
2021年:世羅(広島)
2020年:世羅(広島)
2019年:仙台育英(宮城)
2018年:倉敷(岡山)
2017年:佐久長聖(長野)
2016年:倉敷(岡山)
この記録からも、全国大会では特定の地域だけが優勝を独占しているわけではないことが分かる。各校の育成力や選手層が充実した時期に、優勝校が入れ替わっている。
月刊陸上競技の歴代優勝校記録によると、世羅は歴代最多の11回の優勝を誇る。仙台育英と西脇工もそれぞれ8回の優勝経験があり、小林も7回の優勝を記録している。
2025年大会が2026年に残した意味2025年の第76回大会は、男子高校駅伝の勢力図に大きな変化をもたらした大会だった。
優勝した学法石川は2時間00分36秒、2位の仙台育英は2時間00分59秒。両校とも従来の大会記録を上回る好タイムを記録した。3位の倉敷も2時間01分41秒でフィニッシュしている。
上位2校が2時間00分台に突入したことで、高校駅伝のトップレベルにおけるスピード水準の高さが改めて示された。
2026年は、学法石川が連覇を達成するのか、仙台育英が雪辱するのか、それとも九州学院や東洋大牛久などが新たな王者になるのかが大きな見どころとなる。
【高校駅伝の区間エントリー・区間オーダー】発表前に確認したいポイント
全国高校駅伝では、出場校が決まった後も、各チームの区間エントリーと区間オーダーが大きな注目を集める。
区間オーダーとは、登録選手を1区から7区までどの順番で配置するかを示したものだ。同じ選手層を持つチームでも、エースを1区に置くのか、3区や4区に配置するのかによってレース展開は大きく変わる。
2026年の区間配置で注目したい点1区のエース配置:10kmという長い区間で、序盤から主導権を握れるか。先頭集団に残ることで後続の走者に余裕を与えられる。
3区・4区の長距離区間:2区間を合わせると16kmを超える。ここで安定した走りができるチームは、優勝争いに残りやすい。
2区・5区の短距離区間:どちらも3km。短い区間で順位を上げられるスピードランナーの存在がポイントになる。
7区のアンカー:最後の5kmを任される選手の走力と精神的な強さが、最終順位を左右する。
区間オーダーはいつ分かる?2026年11月2日時点では、全国大会の正式な男子エントリーリストと区間オーダーは発表前の段階だ。まず残る都道府県予選と地区代表決定戦が終了し、出場校58校が確定する必要がある。
全国大会直前には各校の登録メンバーや区間配置が注目される。予選タイムだけで優勝校を決めつけず、エントリーされた選手の顔ぶれや配置まで確認することが、より正確な戦力分析につながる。
特に九州学院、学法石川、仙台育英、東洋大牛久、埼玉栄、洛南の6校は、エースの配置と長距離区間の選手層に注目したい。
【男子高校駅伝】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:全国高校駅伝2026の男子大会はいつ開催されますか?
A1:2026年12月20日(日)です。京都市のたけびしスタジアム京都で開催され、男子は12時30分にスタートする予定です。
Q2:男子高校駅伝は何区間で、合計何kmですか?
A2:男子は7区間・42.195kmです。1区が10km、2区と5区が3km、3区が8.1075km、4区が8.0875km、6区と7区が5kmとなっています。
Q3:2026年の男子高校駅伝で予選タイムが最も速い学校はどこですか?
A3:11月2日までに確認できた予選記録では、熊本代表の九州学院です。2時間03分09秒で熊本県大会を制し、7区間すべてで区間賞を獲得しました。
Q4:2026年の男子高校駅伝の優勝候補はどこですか?
A4:予選記録を重視するなら九州学院、東洋大牛久、埼玉栄、洛南が注目校です。前年王者の学法石川、2025年2位の仙台育英、3位の倉敷も優勝争いに加わる可能性があります。
Q5:出場校は全部で何校ですか?
A5:男子は58校です。都道府県代表47校と、北海道・東北・関東など11地区の代表11校で構成されます。
Q6:区間エントリーや区間オーダーは発表されていますか?
A6:2026年11月2日時点では全国大会の正式な区間オーダーは発表前です。代表校が確定した後の大会公式情報を確認してください。
男子高校駅伝2026は、12月20日の全国高校駅伝に向けて代表校が続々と決まっている。11月2日時点で都道府県代表43校と北海道地区代表1校が判明し、残る予選と地区大会によって全国58校の顔ぶれが完成する。
予選タイムでは、2時間03分09秒を記録した九州学院がトップ。東洋大牛久、埼玉栄、洛南、青森山田なども好記録を残しており、予選段階から全国レベルの競争が激しくなっている。
一方、2025年王者の学法石川、前年2位の仙台育英、3位の倉敷には全国大会での実績がある。予選タイムだけでは測れないレース経験やチームの総合力も、優勝争いを占う材料になる。
2026年の都大路を楽しむなら、次の3点を押さえておきたい。
第一に、11月の予選と地区大会で最終的な出場校を確認すること。
第二に、予選タイムだけでなく区間ごとの記録と選手層を比較すること。
第三に、全国大会直前の区間エントリーとオーダーに注目すること。
九州学院の予選最速記録が本番でも通用するのか。学法石川は連覇を達成するのか。仙台育英や東洋大牛久、埼玉栄、洛南が王座を奪うのか。7人が42.195kmをつなぐ2026年の男子高校駅伝は、最後の7区まで目が離せない大会になりそうだ。