M-1の暴言騒動で武智が批判を浴びたことは広く知られています。しかし、その後に武智自身が深刻な脅迫被害を受けていたことは、意外と知られていません。
誹謗中傷は約2万件に達していた2019年3月14日、武智は即興エンターテインメントショー「THE EMPTY STAGE」に出演し、騒動後の状況を自ら説明しました。
日刊スポーツの報道によると、武智のTwitterには「死ね」「アホ」などの誹謗中傷が約6000~7000件届いていたといいます。
加えて、当時公開していたダイレクトメッセージ(DM)を合わせると、メッセージの総数は約2万件に達していました。
武智は、騒動発生から2、3日後には、何か別の大きなニュースが起きて騒動が消えてほしいと思うほど追い詰められていたことも明かしています。
本人にとっては、単にSNSで批判されたという程度の出来事ではなかったのです。
殺害予告や劇場での犯行予告まで発生さらに深刻だったのが、生命に危害を加えることを示唆する脅迫です。
2023年12月17日付のデイリースポーツは、武智が読売テレビの「今田耕司のネタバレMTG」で当時の被害を振り返ったと報道しています。
武智によると、SNSには殺人予告のような投稿があり、劇場での出番を終えた後に危害を加えることを予告する内容も届いていました。
こうした投稿は約1年間続いたと説明しています。
批判と脅迫は明確に区別しなければなりません。公の場で不適切な発言をした人物であっても、殺害を予告したり、実際の危害を示唆したりする行為が正当化されるわけではありません。
2020年12月11日、脅迫した男性会社員が書類送検この脅迫被害は、警察が捜査する事件に発展しました。
2020年12月11日、朝日新聞などの報道によると、大阪府警は武智を脅迫した疑いで、東京都三鷹市の男性会社員を書類送検しました。
報道された事件の概要は次のとおりです。
- 2019年1月11日、武智のTwitterアカウントに脅迫メッセージが送られた。
- メッセージには、近日中に危害を加えることを示す内容が含まれていた。
- その後も2019年10月までに約58回、脅迫する内容のメッセージが送られた。
- 武智は2019年2月に警察へ被害届を提出した。
- 2020年12月11日、大阪府警が男性会社員を書類送検した。
書類送検された男性は、武智とは面識がなかったと報じられています。
脅迫した男性の動機は何だったのか?2023年のテレビ出演で武智は、脅迫した相手から謝罪の手紙が届いたことも明かしています。
その手紙には、上沼恵美子の大ファンだったため、武智の発言が許せなかったという趣旨の説明が記されていたそうです。
また、行き過ぎた行動だったとして謝罪する言葉もあったといいます。
ここで押さえておきたいのは、相手が上沼のファンだったという説明は、武智が受け取った手紙の内容として紹介されたものだという点です。
そして、書類送検は警察が捜査結果を検察に送る手続きであり、それだけで有罪判決が確定するわけではありません。報道されている書類送検の事実と、その後の刑事処分は区別して理解する必要があります。
【2026年最新】武智の現在は?スーパーマラドーナの活動と世間の評判

2026年11月2日時点
2018年の騒動から約8年。武智は芸能活動を続けているのでしょうか。
現在の状況を見ると、スーパーマラドーナは解散しておらず、武智と田中一彦による漫才コンビとして活動を続けています。
スーパーマラドーナは現在も漫才を継続武智と田中一彦は2003年に「マラドーナ」を結成。一度解散した後、2008年に「スーパーマラドーナ」として再始動しました。
その後、2011年にはNHK上方漫才コンテストで優勝。2015年から2018年までM-1グランプリ決勝に4年連続で進出しています。
騒動が起きた2018年は、コンビにとって15年目のラストイヤーでした。
2026年も劇場出演や漫才ライブが確認できます。例えば、10月11日には大阪のよしもと道頓堀シアターで「スーパーマラドーナのネタとコーナー楽しんでねライブ」が開催されました。
また、なんばグランド花月などへの出演も報じられており、コンビとしての舞台活動は継続しています。
2026年の武智はYouTubeで積極的に発信2026年の武智を語るうえで注目したいのが、個人のYouTubeチャンネル「スーパーマラドーナ武智の禁酒断酒チャンネル」です。
このチャンネルでは、禁酒を続ける日々の様子や飲酒欲求、生活習慣の変化などを発信しています。
2026年には、禁酒生活を毎日記録する動画が話題となり、日刊スポーツや集英社オンラインなどのメディアでも取り上げられました。
単なる芸人の日常動画ではなく、本人が経験した飲酒問題や生活の立て直しを継続的に伝える内容になっています。
現在の世間の評判はどう変わった?武智に対する世間の評価を考える際には、2018年の騒動への批判と、2026年の本人の活動を分けて見る必要があります。
騒動当時は、上沼への発言内容だけでなく、M-1という大会への敬意や、芸人としての振る舞いについても厳しい批判が集まりました。
一方、2026年には本人が過去の問題や飲酒生活について率直に語るインタビューが掲載され、別の側面にも関心が集まっています。
特に集英社オンラインの2026年8月のインタビューは、騒動から7年を経た武智本人の振り返りを伝えるものです。
ただし、現在の世間の評価を一律に「許された」「完全にイメージが回復した」と表現することはできません。大規模な世論調査による評価の変化が確認できるわけではなく、過去の騒動を記憶する人と、現在の漫才や発信を見ている人では評価の基準も異なります。
少なくとも、2026年現在の武智は、騒動だけを語られる存在ではなく、劇場での漫才と個人の情報発信を並行して続ける芸人として活動しています。
【禁酒生活の真相】武智がYouTubeで明かした飲酒問題と人生の転機
2026年の武智に関する報道で、特に大きな注目を集めたのが禁酒生活です。
本人は長年にわたる飲酒習慣と、医師からアルコール依存症と診断された経験を公表しています。
約20年間、毎日のように大量の酒を飲んでいた2026年2月25日、日刊スポーツは武智がYouTubeラジオ「パララジオ」に出演し、アルコール依存症について語ったことを報じました。
本人の説明によると、芸人になってから飲酒量が増え、約20年間、毎日のように酒を飲み続けていたといいます。
その量は、焼酎などをジョッキで10杯ほど飲むほどだったそうです。
医師から飲酒をやめるよう助言されても、すぐには断酒できず、その後も4年間ほど隠れて飲酒を続けていたと明かしています。
M-1騒動後、酒が現実逃避の手段になっていた武智は2026年8月の日刊スポーツの報道で、2018年のM-1騒動後の飲酒についても振り返っています。
それまで仲間との交流や仕事上の付き合いにもつながっていた酒が、次第に苦しい現実を忘れるためのものに変わっていったといいます。
本人は、騒動後の時期に2~3カ月ほど、意識を失うほど飲み続けていたことも語りました。
ただし、飲酒問題の背景は騒動だけではありません。
2026年8月の集英社オンラインのインタビューでは、若手時代の収入の不安定さや、芸人として仕事が減った時期の精神的な負担についても説明しています。
仕事上のプレッシャーや生活の不安、騒動後の誹謗中傷など、複数の要因が重なっていたことがうかがえます。
禁酒を決意したきっかけは映画館での異変武智が禁酒を決意した転機については、2026年8月3日公開の集英社オンラインのインタビューで詳しく語られています。
本人によると、ある日、二日酔いの状態で映画館に行き、ジュースを買おうとしたところ、購入方法が分からなくなってしまったそうです。
加えて、映画館が暗くなった瞬間に強い不安や身体的な異変を感じ、その場にいられなくなって外へ出たといいます。
後日、心療内科でパニック症と告げられたことも明かしています。
それをきっかけに、酒を飲み続ける生活を終わらせる決断をしました。
本人が語ったこの経験は、禁酒が単なる健康志向やダイエットではなく、生活を立て直すための選択だったことを示しています。
2026年9月、禁酒300日を達成日刊スポーツは2026年9月18日、武智がYouTubeで禁酒300日目を迎えたことを報告したと伝えています。
武智によると、禁酒開始直後の4日間は特につらく、ほとんど眠れなかったそうです。その後、少しずつ睡眠時間が戻っていきました。
禁酒生活で本人が感じている変化は、次のとおりです。
- 朝早い仕事でも起きられるようになった。
- 睡眠が徐々に改善した。
- 飲酒欲求と向き合う習慣ができた。
- 日々の体調を意識するようになった。
- 飲酒を中心としない生活を続けている。
また、武智は禁酒を始めてから毎日YouTubeで経過を発信していると説明しました。
当面の目標として掲げていたのは、365日間の禁酒です。その後、飲酒を再開するのか、完全にやめるのかを改めて考える意向も示していました。
2026年10月もYouTubeで発信を継続2026年10月には、禁酒生活や飲酒習慣をテーマにした動画の更新も確認できます。
YouTubeの動画情報を掲載するユーチュラによると、10月1日には「杯数決めててもそれ以上飲んでしまう」といったテーマの動画が公開されていました。
9月には禁酒300日目の振り返りや、飲酒をやめてからの生活の変化なども発信しています。
つまり、2026年の武智にとってYouTubeは、漫才とは別の形で自分の経験を伝える場になっています。
なお、9月18日に公表された300日達成以降、365日達成や飲酒再開の有無については、11月2日時点で確認できる報道だけでは確定できません。
【スーパーマラドーナ武智事件】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:スーパーマラドーナ武智事件とは何ですか?
A1:2018年12月のM-1グランプリ終了後、武智正剛ととろサーモン久保田かずのぶがInstagramライブで審査員の上沼恵美子に対する不適切発言を配信し、炎上した騒動です。武智は12月4日にSNSで謝罪し、12月7日には劇場でも謝罪しました。
Q2:武智は誹謗中傷を何件受けたのですか?
A2:2019年3月の本人の説明によると、Twitterへの誹謗中傷が約6000~7000件、DMを含めると約2万件のメッセージが届いていました。2023年にも本人が約2万件の誹謗中傷を受けたことを振り返っています。
Q3:武智を脅迫した人物は逮捕されたのですか?
A3:2020年12月11日、大阪府警が武智への脅迫容疑で男性会社員を書類送検したと報じられています。書類送検は検察への事件送致であり、有罪判決と同じ意味ではありません。
Q4:武智は2026年現在も芸人として活動していますか?
A4:はい。田中一彦とのコンビ・スーパーマラドーナとして漫才活動を継続しています。2026年10月にも大阪の劇場でライブ出演が確認されています。
Q5:武智は現在も禁酒しているのですか?
A5:2026年9月18日に禁酒300日目を報告し、365日継続を目標としていました。10月にも禁酒関連のYouTube動画が公開されていますが、365日達成後の飲酒再開については確認できる報道がありません。
スーパーマラドーナ武智事件は、2018年のM-1グランプリ終了後に発生した、上沼恵美子への不適切発言をめぐる騒動です。
武智と久保田によるインスタライブの発言は、公開配信という性質もあって急速に拡散し、両者の謝罪へと発展しました。
その後、武智は約2万件の誹謗中傷や殺害予告などの脅迫被害を経験。脅迫した男性会社員が2020年に書類送検される事態にもなりました。
2026年現在の状況を整理すると、次の3点が重要です。
【プロの結論】騒動から読み取れる3つのポイント1. 公開発言には責任が伴う
芸人が審査員の評価に異論を唱えることと、個人を侮辱することは違います。SNSライブは気軽に発信できる一方、発言が広範囲に拡散するリスクを持っています。
2. 批判と脅迫は決して同じではない
武智の発言に対して批判が集まったことには背景があります。しかし、殺害予告や執拗な脅迫は別の問題です。発言への責任を問うことと、本人の安全を脅かすことは明確に区別されなければなりません。
3. 2026年の武智は芸能活動と生活の再建に取り組んでいる
スーパーマラドーナとして劇場で漫才を続ける一方、個人のYouTubeでは禁酒生活を発信しています。過去の騒動だけでなく、現在の活動や本人が語る経験にも目を向ける必要があります。
2018年の出来事は、武智の芸人人生における大きな転換点となりました。しかし、2026年の武智を理解するには、炎上した発言だけでなく、その後に受けた被害、本人の反省、生活習慣の変化、そして現在の漫才活動まで含めて見ることが大切です。
今後は、禁酒365日という目標の達成状況や、YouTubeでの発信、スーパーマラドーナとしての舞台活動が注目されます。過去の騒動をどう受け止め、芸人としてどのような活動を続けていくのか。その歩みが、今後の評価を左右することになりそうです。