ドラマ『MIU404』と『アンナチュラル』のコラボは、いったい何話で見られるのでしょうか。答えは、第3話と第8話が代表的なコラボ回です。加えて、第3話で登場した毛利忠治と向島進は第9話にも再登場します。第8話では、UDIラボの臨床検査技師・坂本誠(飯尾和樹)に加え、所長の神倉保夫(松重豊)も姿を見せました。
両作品は単なるゲスト出演の関係ではありません。脚本の野木亜紀子、演出の塚原あゆ子、プロデューサーの新井順子という共通の制作陣によって、同じ世界線を持つ作品として構築されています。2024年公開の映画『ラストマイル』では、両ドラマの登場人物が再び集結。2026年3月には同作の地上波初放送と『MIU404』の再放送も実施され、シリーズのつながりが改めて注目されました。
【結論】MIU404とアンナチュラルのコラボは第3話・第8話・第9話!

『MIU404』と『アンナチュラル』のコラボを楽しみたいなら、まず第3話、第8話、第9話を確認しましょう。
特に重要なのは、第3話と第8話で登場する人物が異なることです。第3話は警察側の人物、第8話は法医学・検査を担うUDIラボ側の人物が中心になっています。
それぞれの放送情報と登場人物を整理すると、次のとおりです。
- 第3話「分岐点」:2020年7月10日放送。毛利忠治と向島進が登場。
- 第8話「君の笑顔」:2020年8月14日放送。坂本誠と神倉保夫が登場。
- 第9話「或る一人の死」:2020年8月21日放送。毛利と向島が再登場。
TBSの公式発表でも、第3話の毛利・向島、第8話の坂本とUDIラボの登場が紹介されています。また、第8話の放送後に公開された公式現場レポートでは、松重豊演じる神倉も出演したことが明らかにされています。
つまり、坂本だけを目当てに第8話を見ると、神倉所長の登場というもう一つの見どころを見逃してしまう可能性があります。
【第3話・第9話】毛利忠治と向島進が4機捜と共演!
最初に実現した本格的なコラボが、第3話「分岐点」です。
『アンナチュラル』で西武蔵野署の刑事として登場した毛利忠治と向島進が、同じ役柄のまま『MIU404』に出演しました。
毛利忠治は大倉孝二、向島進は吉田ウーロン太毛利忠治を演じるのは大倉孝二、向島進を演じるのは吉田ウーロン太です。
『アンナチュラル』では、UDIラボに解剖を依頼する西武蔵野署の刑事として登場。毛利は中堂系とのやり取りで独特の存在感を見せ、向島は毛利の部下であり、行動を共にする相棒という立場でした。
この2人が『MIU404』では、伊吹藍と志摩一未が所属する第4機動捜査隊、通称4機捜と一緒に事件を追います。
第3話「分岐点」の事件と共演シーン第3話で扱われるのは、西武蔵野署管内で続発するいたずら通報事件です。
警察から逃げ切れば勝ちというネット上のゲームを模倣した愉快犯が、警察の捜査を翻弄します。
伊吹と志摩は、もともと3機捜の応援として現場に入りますが、西武蔵野署から正式な捜査協力を依頼され、毛利と向島と組んで事件の真相を追うことになります。
この場面の面白さは、単に別作品のキャラクターが顔を見せるだけではないところです。
毛利と向島には、すでに『アンナチュラル』で築かれた刑事コンビとしての関係性があります。その空気を保ったまま、伊吹と志摩という新しいバディと向き合うため、作品をまたいでも人物の個性が崩れません。
TBS公式の第3話現場レポートでも、毛利と向島のコミカルなやり取りが紹介されています。『アンナチュラル』時代から続く2人の掛け合いに、伊吹役の綾野剛が思わず笑ってしまう場面もあったそうです。
第9話「或る一人の死」にも再登場毛利と向島の出演は、第3話だけではありません。
第9話「或る一人の死」では、2人が再び4機捜の前に姿を見せます。
TBS公式の現場レポートでも、大倉孝二と吉田ウーロン太の再登場が明記されています。伊吹の「やる気あるの?」という問いに毛利が「あるよ」と返すアドリブも紹介されており、撮影現場でも両作品のキャラクター同士の相性が生かされていました。
大倉と吉田が再び同じ役を演じたことは、作品世界の連続性を感じさせるポイントです。
【第8話】坂本誠と神倉保夫がUDIラボから登場!飯尾和樹・松重豊の共演
『アンナチュラル』とのつながりを最も強く感じられるエピソードが、第8話「君の笑顔」です。
この回では、伊吹と志摩が『アンナチュラル』の主要舞台であるUDIラボを訪問します。そこで再会するのが、臨床検査技師の坂本誠と所長の神倉保夫です。
坂本誠役はずんの飯尾和樹坂本誠を演じるのは、お笑いコンビ「ずん」の飯尾和樹です。
坂本は『アンナチュラル』に登場するUDIラボの臨床検査技師で、中堂班に所属しています。中堂系の厳しい言動におびえながら仕事をする姿や、独特の間を持つ会話が印象的な人物です。
第8話では、山中で発見された男性の変死体をめぐる捜査の中で、伊吹と志摩がUDIラボを訪れます。そこで坂本と出会い、作品を越えた共演が実現しました。
飯尾の持ち味が発揮されるのは、伊吹や志摩との会話です。
TBSの公式現場レポートによると、飯尾はリハーサルからアドリブを交え、現場を笑わせていたとのこと。メロンパン号のメニューに書かれたピスタチオ味を見つけてつぶやく場面も紹介されています。
坂本の独特なキャラクターと、伊吹・志摩のテンポのよい会話が組み合わさることで、第8話に軽やかな笑いが生まれています。
神倉保夫役の松重豊もサプライズ出演第8話のもう一つの見どころが、UDIラボ所長・神倉保夫の登場です。
演じるのは松重豊。『アンナチュラル』では、個性の強いUDIラボのメンバーをまとめる所長として、組織の調整役を担っていました。
坂本の登場は事前に告知されていましたが、神倉の出演も第8話の放送後にTBS公式の現場レポートで紹介されました。
つまり、第8話は飯尾和樹だけでなく松重豊も参加する、UDIラボの主要人物との共演回なのです。
松重はUDIラボの衣装を再び着用して綾野剛、星野源と共演したことについて、現場レポートで喜びを語っています。特に中堂系の悪口を言いながら過ごした時間が楽しかったというエピソードも紹介されました。
中堂系やミコト本人も出演している?ここは混同しやすいポイントです。
第8話でUDIラボから実際に登場する人物として、TBSが紹介しているのは坂本誠と神倉保夫です。
三澄ミコトや中堂系、東海林夕子、久部六郎といった『アンナチュラル』の主要人物全員が、この回に登場するわけではありません。
ただし、UDIラボという場所そのものが登場するため、作品の世界観を共有していることは十分に伝わります。シリーズを見てきた視聴者にとっては、見慣れた研究所が別作品の登場人物によって訪問されること自体が大きな楽しみです。
【登場人物・共演シーン一覧】MIU404とアンナチュラルの関係を整理
ここまで登場した人物と、それぞれの作品内での立場を整理します。
重要なのは、毛利・向島は警察側、坂本・神倉はUDIラボ側という違いです。両作品の異なる組織が『MIU404』の事件捜査を通して接続しています。
| 登場回 | 人物 | 俳優 | 作品内での関係・役割 |
|---|---|---|---|
| 第3話 | 毛利忠治 | 大倉孝二 | アンナチュラルの西武蔵野署刑事。4機捜と合同捜査 |
| 第3話・第9話 | 向島進 | 吉田ウーロン太 | 毛利の部下であり相棒。第9話にも再登場 |
| 第8話 | 坂本誠 | 飯尾和樹(ずん) | UDIラボの臨床検査技師。伊吹・志摩と共演 |
| 第8話 | 神倉保夫 | 松重豊 | UDIラボ所長。第8話でサプライズ出演 |
| 全編の中心人物 | 伊吹藍・志摩一未 | 綾野剛・星野源 | MIU404の4機捜メンバー。UDIラボを訪問 |
| 全編の中心人物 | 三澄ミコト・中堂系 | 石原さとみ・井浦新 | アンナチュラルのUDIラボを代表する法医解剖医 |
この一覧からも分かるように、コラボの中心は俳優同士の特別出演ではなく、過去のドラマで演じたキャラクターを同じ役柄で再登場させる仕組みにあります。
特に毛利と向島は、第3話での合同捜査、第9話での再登場という複数回の接点を持っています。第8話ではUDIラボの施設と職員が物語に組み込まれ、警察と法医学の両方から世界が広がっています。
【コラボが実現した理由】野木亜紀子・塚原あゆ子・新井順子がつくる共通世界線
『MIU404』と『アンナチュラル』のコラボが自然に成立した背景には、制作スタッフの共通性があります。
両作品には、次の3人が中心スタッフとして参加しています。
- 脚本:野木亜紀子
- 演出:塚原あゆ子
- プロデュース:新井順子
『アンナチュラル』は2018年放送、『MIU404』は2020年放送です。作品の制作時期は異なりますが、脚本・演出・プロデュースの中核を担うメンバーが共通しているため、登場人物の性格や人間関係、作品の空気感を維持したまま別のドラマへ登場させることが可能でした。
新井順子プロデューサーが明かした世界観『MIU404』第3話で毛利と向島の出演が発表された際、新井順子プロデューサーは両作品の世界について、次のように説明しています。
「『MIU404』と『アンナチュラル』の世界はつながっていて、どこかでミコトも生きていると思っている」
このコメントは、両作品の関係を理解するうえで重要です。
つまり、コラボのために一時的にキャラクターを借りてきたというよりも、同じ世界の別の場所で、それぞれの人物が日常を送っているという考え方です。
同じ世界線でも、それぞれ独立したドラマとして成立する『アンナチュラル』は、不自然死究明研究所(UDIラボ)を舞台に、法医学の視点から死の真相を追う作品です。
一方、『MIU404』は警視庁の第4機動捜査隊を中心に、事件の初動捜査や犯人逮捕に挑む刑事ドラマです。
扱う事件も、主人公たちの職業も異なります。しかし、警察が事件を追い、法医学が死因を究明するという関係性には自然な接点があります。
この設定なら、毛利や向島が警察側から登場し、坂本や神倉が法医学側から登場しても不自然ではありません。
また、両作品を見ていない人でも『MIU404』単体の事件を理解できる構成になっています。クロスオーバーを楽しむファンには発見があり、初見の視聴者には独立したドラマとしての面白さが残されているのです。
【映画ラストマイル】アンナチュラルとMIU404の世界が本格的に交差
両作品の関係をさらに発展させたのが、2024年8月23日に公開された映画『ラストマイル』です。
同作は『アンナチュラル』『MIU404』と同じ世界線で物語が展開する、完全オリジナルのシェアード・ユニバース作品として制作されました。
主人公は満島ひかり演じる舟渡エレナ『ラストマイル』の主人公は、満島ひかり演じる舟渡エレナです。
エレナは、物語の舞台となる大手ショッピングサイトの関東センター長。岡田将生演じるチームマネージャーの梨本孔とともに、物流倉庫を襲う連続爆破事件の解決に奔走します。
物語の中心にあるのは、私たちの生活に欠かせない物流システムです。
ブラックフライデー前夜、配送された段ボール箱が爆発する事件が発生。その後、事件は日本中を巻き込む連続爆破事件へと発展します。
これまでの2作品がそれぞれ法医学と警察捜査を描いてきたのに対し、『ラストマイル』では物流という社会インフラが物語の中心に据えられています。
アンナチュラルとMIU404の主要キャストが再集結映画では、両作品の出演者が再び集まりました。
『アンナチュラル』からは三澄ミコト役の石原さとみ、UDIラボの中堂系役の井浦新、久部六郎役の窪田正孝、東海林夕子役の市川実日子、坂本誠役の飯尾和樹、神倉保夫役の松重豊らが参加。
『MIU404』からは伊吹藍役の綾野剛、志摩一未役の星野源をはじめ、橋本じゅん、前田旺志郎、麻生久美子らが参加しています。
さらに大倉孝二も出演。『アンナチュラル』『MIU404』で毛利忠治を演じてきた俳優が、映画でも作品世界をつなぐ存在になっています。
映画公式サイトでは、3作品を同じ世界線に置いたシェアード・ユニバース作品として紹介。ポスターや予告映像でも、それぞれの作品のキャラクターが一つの世界に集まる構成が打ち出されました。
2026年にはラストマイルが地上波初放送2026年には、TBSで映画『ラストマイル』の地上波初放送が実施されました。
放送日は2026年3月9日。本編ノーカットで放送され、公開時に興行収入59億円、観客動員400万人超を記録した作品として紹介されています。
加えて、映画の放送に先立ち、2月28日から3月8日にかけて『MIU404』の一挙再放送も編成されました。第3話は3月1日、第8話・第9話は3月7日の放送枠に含まれていました(一部地域を除く)。
この編成は、映画だけでなく、ドラマ2作品を含めた共通世界線を改めて楽しむ機会になりました。
3作品のおすすめ視聴順登場人物や世界観のつながりを深く理解したいなら、公開順に視聴するのがおすすめです。
- 2018年:アンナチュラル — UDIラボのメンバーや毛利・向島の関係性を知る。
- 2020年:MIU404 — 第3話、第8話、第9話でキャラクターの再登場を楽しむ。
- 2024年:ラストマイル — 2作品の人物が同じ事件に関わるシェアード・ユニバースを楽しむ。
もちろん、『MIU404』から見始めても問題ありません。ただし、『アンナチュラル』を先に視聴しておくと、毛利と向島の掛け合いやUDIラボの登場に込められた意味をより深く理解できます。
【よくある質問】MIU404とアンナチュラルのコラボに関するFAQ
Q1:MIU404とアンナチュラルのコラボは何話ですか?
A1:代表的なコラボ回は第3話と第8話です。第3話には毛利忠治と向島進、第8話には坂本誠と神倉保夫が登場します。また、第3話の毛利と向島は第9話にも再登場します。
Q2:MIU404第8話に松重豊は出演していますか?
A2:出演しています。松重豊が演じるのは『アンナチュラル』のUDIラボ所長・神倉保夫です。飯尾和樹演じる坂本誠とともに登場します。
Q3:毛利刑事と向島刑事の俳優は誰ですか?
A3:毛利忠治役は大倉孝二、向島進役は吉田ウーロン太です。両者とも『アンナチュラル』と『MIU404』で同じキャラクターを演じています。
Q4:三澄ミコトや中堂系もMIU404に登場しますか?
A4:『MIU404』の第3話・第8話の代表的なコラボシーンに、三澄ミコトや中堂系本人が出演するわけではありません。第8話では坂本と神倉が登場し、UDIラボが物語の舞台になります。
Q5:MIU404とアンナチュラルは同じ世界線ですか?
A5:同じ世界線です。新井順子プロデューサーが両作品の世界はつながっていると説明しており、映画『ラストマイル』も公式に同じ世界線の作品として発表されています。
Q6:ラストマイルはアンナチュラルやMIU404を見ていなくても楽しめますか?
A6:楽しめます。映画自体は舟渡エレナと梨本孔を中心とする独立した事件を描いています。ただし、両ドラマを先に見ておくと、再登場する人物やキャラクター同士の関係性をより深く楽しめます。
『MIU404』と『アンナチュラル』のコラボは、第3話・第8話・第9話を中心に楽しめます。
第3話では大倉孝二演じる毛利忠治と吉田ウーロン太演じる向島進が登場。第9話にも2人が再登場し、4機捜との関係が続いていることを感じさせます。
第8話では飯尾和樹演じる坂本誠と松重豊演じる神倉保夫がUDIラボから登場。伊吹と志摩が法医学の専門家たちと接点を持つことで、両作品の世界観がより明確につながりました。
そして、映画『ラストマイル』では、両ドラマの主要キャストが再集結。警察、法医学、物流という異なる視点が一つの世界で交差する作品へと発展しています。
このシリーズを楽しむうえで大切なのは、出演者の顔ぶれだけでなく、キャラクターが以前と同じ人物として存在している点に注目することです。作品をまたいでも変わらない人物の個性や関係性こそ、野木亜紀子・塚原あゆ子・新井順子が築いてきたシェアード・ユニバースの魅力です。
まだ見ていない人は、『アンナチュラル』から『MIU404』、そして『ラストマイル』へと順番に視聴してみてください。何気ない再登場シーンにも、シリーズを通して見た人だけが気づける発見があります。