映画『クローズEXPLODE(クローズエクスプロード)』は、2014年4月12日に公開された映画『クローズZERO』シリーズの第3作です。東出昌大が主演の鏑木旋風雄を演じ、早乙女太一、柳楽優弥、岩田剛典、永山絢斗、KENZOら、当時の注目俳優が集結しました。上映時間は129分。監督は『青い春』『空中庭園』などを手掛けた豊田利晃です。
物語の舞台は、前作『クローズZERO II』から1か月後の鈴蘭高校。滝谷源治や芹沢多摩雄が卒業した後、空席となった頂点の座をめぐり、新世代の不良たちが激突します。この記事では、2026年時点の作品情報を整理しながら、クローズEXPLODEのキャスト一覧、俳優と役名、鈴蘭高校と黒咲工業高校の人物関係、前作との違いを詳しく紹介します。
【クローズEXPLODEのキャスト一覧】東出昌大・早乙女太一・柳楽優弥ら21人の役名

『クローズEXPLODE』の最大の特徴は、次世代の俳優たちを中心に構成されたキャストです。主演の東出昌大をはじめ、早乙女太一、柳楽優弥、岩田剛典、永山絢斗といった実力派が、それぞれ異なる立場の不良高校生を演じています。
トライストーン・エンタテイメントの公式作品情報に掲載されている出演者と役名をまとめました。
| 出演者 | 役名 | 役どころ・人物関係 |
|---|---|---|
| 東出昌大 | 鏑木旋風雄 | 鈴蘭高校3年の転入生。頂点争いに興味を示さない主人公 |
| 早乙女太一 | 加賀美遼平 | 鈴蘭高校の新1年生。本能のままに暴れる好戦的な男 |
| 柳楽優弥 | 強羅徹 | 鈴蘭高校3年。頂点に最も近いとされる存在 |
| KENZO | 高木哲次 | 強羅のライバルと目される男 |
| 勝地涼 | 小岐須健一 | お調子者を装う切れ者 |
| ELLY | 山下甲兵 | 七森工業から転入してきた鈴蘭高校3年生 |
| 矢本悠馬 | 岩田五郎 | 鈴蘭高校をめぐる抗争に関わる人物 |
| 奥野瑛太 | 桃山春樹 | 鈴蘭高校をめぐる抗争に関わる人物 |
| 遠藤雄弥 | 寺島総司 | 鈴蘭高校をめぐる抗争に関わる人物 |
| 柿澤勇人 | 本多保 | 鈴蘭高校をめぐる抗争に関わる人物 |
| 岩田剛典 | 柴田浩樹 | 黒咲工業高校を束ねるトップ |
| 永山絢斗 | 藤原一 | 黒咲工業を離れ、周辺勢力と行動する危険人物 |
| 栁俊太郎 | 織田政志 | バイクチームO.D.A.のリーダー |
| 野替愁平 | 角住賢一 | 黒咲工業高校2年生 |
| 丞威 | 丸山健一 | 鈴蘭周辺の抗争に関わる人物 |
| 深水元基 | 林田恵(リンダマン) | 前作から続くシリーズの登場人物 |
| やべきょうすけ | 片桐拳 | 前作から続くシリーズの登場人物 |
| 高橋努 | 牧瀬隆史 | 前作から続くシリーズの登場人物 |
| 高岡早紀 | 鏑木風子 | 鏑木旋風雄の母親 |
| 浅見れいな | 中田あや | 物語に登場する人物 |
| 板尾創路 | 奈良岡精二 | ヤクザ関係者 |
本作の主人公・鏑木旋風雄を演じるのは東出昌大です。鈴蘭高校に転入してきた3年生で、周囲が頂点の座をめぐって争うなか、本人は自由気ままに生きることを望んでいます。
従来の『クローズ』シリーズでは、滝谷源治のように鈴蘭制覇を目指す主人公が物語を引っ張ってきました。しかし、旋風雄は最初から頂点を目指しているわけではありません。この価値観の違いが、新しい鈴蘭の勢力図を動かすきっかけになります。
早乙女太一が演じる加賀美遼平加賀美遼平は、鈴蘭高校に入学したばかりの1年生です。好戦的で、理屈よりも本能で行動するタイプ。旋風雄とは学年も性格も異なり、当初から接点の少ない対照的な人物として描かれます。
早乙女太一といえば、舞台で培った身体表現や鋭い動きが持ち味です。本作では、その身体能力を生かしたアクションが役柄の荒々しさと結び付いています。
柳楽優弥・KENZO・勝地涼が演じる鈴蘭の実力者柳楽優弥が演じる強羅徹は、鈴蘭高校の頂点に最も近いと目される存在です。そこに対抗するのがKENZO演じる高木哲次。さらに勝地涼演じる小岐須健一が加わり、鈴蘭内部の主導権争いは単純な力比べでは済まなくなっていきます。
強羅が持つ圧倒的な存在感、高木の対抗意識、小岐須の頭脳的な立ち回り。それぞれ異なるタイプの人物が競い合う構図が、本作の群像劇としての面白さを支えています。
加賀美遼平と加賀美良平はどちらが正しい?役名を調べる際に注意したいのが、加賀美の名前の表記です。トライストーン・エンタテイメントの公式出演者一覧とLDH関連の特設キャストページでは「加賀美遼平」と記載されています。一方、TBSのあらすじ紹介には「加賀美良平」という表記もあります。キャストの役名を確認する際は、出演者欄に記載された「加賀美遼平」を基準にすると整理しやすくなります。
【クローズEXPLODEの相関図】鈴蘭高校・黒咲工業・O.D.A.の人物関係
本作の人物関係を理解するには、鈴蘭高校の内部抗争だけでなく、黒咲工業高校とバイクチームO.D.A.の動きも押さえる必要があります。
前作までの鈴蘭高校では、滝谷源治や芹沢多摩雄らが中心でした。しかし彼らが卒業したことで、学校内には新たな権力の空白が生まれます。そこに転入生や新入生、外部勢力が入り込み、複数の対立が同時に進行していきます。
鈴蘭高校:強羅を中心とした頂点争い鈴蘭高校の内部では、強羅徹、高木哲次、小岐須健一らが次の頂点を狙っています。
- 強羅徹:鈴蘭のトップに最も近いと評価される実力者。
- 高木哲次:強羅のライバルと目される存在。
- 小岐須健一:お調子者のように振る舞いながら、鋭い判断力を持つ人物。
- 鏑木旋風雄:頂点争いに関心を示さない3年の転入生。
- 加賀美遼平:本能的な攻撃性を持つ新1年生。
- 山下甲兵:七森工業から転入した新たな脅威。
旋風雄と遼平という、性格も立場も異なる2人の登場が、強羅を中心に形成されていた勢力図を変えていきます。山下甲兵も加わることで、鈴蘭の内部抗争はさらに複雑になります。
黒咲工業高校:柴田浩樹と藤原一の対立鈴蘭の近隣に位置する黒咲工業高校を束ねるのが、岩田剛典演じる柴田浩樹です。柴田は黒咲のトップとして学校をまとめていますが、かつての抗争をきっかけに藤原一との関係が決裂しています。
永山絢斗演じる藤原一は、暴行事件を起こして黒咲工業を離れた人物です。学校を離れた後、バイクチームO.D.A.のリーダー・織田政志と行動をともにし、周辺の不良高校生たちへの襲撃を仕掛けます。
藤原の行動は柴田率いる黒咲だけでなく、鈴蘭高校にも向けられています。校内の頂点争いと、外部からの侵攻が重なることで、作品全体の抗争が大きくなっていきます。
O.D.A.:織田政志と藤原一の外部勢力O.D.A.は織田政志が率いるバイクチームです。藤原一と織田が行動をともにすることで、学校同士の対立だけでは収まらない危険な状況が生まれます。
つまり本作の人物関係は、鈴蘭の内部抗争、黒咲工業の内部事情、O.D.A.による外部からの襲撃という3つの軸で構成されています。誰が鈴蘭の頂点に立つのかという単純なテーマから、複数の勢力が絡み合う群像劇へと広がっているのです。
【作品情報】クローズEXPLODEの公開日は2014年4月12日!監督・原作・上映時間
『クローズEXPLODE』の劇場公開日は2014年4月12日です。日本映画として東宝が配給し、上映時間は129分。原作は髙橋ヒロシの漫画『クローズ』ですが、映画独自のストーリーが展開されます。
作品の基本情報は次のとおりです。
- 作品名:クローズEXPLODE
- 英題:CROWS: EXPLODE
- 公開日:2014年4月12日
- 上映時間:129分
- 製作国:日本
- 監督:豊田利晃
- 原作:髙橋ヒロシ『クローズ』
- 脚本:向井康介、水島力也、長谷川隆
- プロデューサー:山本又一朗
- 配給:東宝
- 製作プロダクション:トライストーン・エンタテイメント
本作の監督を務めた豊田利晃は、『青い春』『空中庭園』などで知られる映画監督です。
『クローズZERO』『クローズZERO II』を手掛けた三池崇史から監督が交代したことは、シリーズにとって大きな変化でした。豊田監督は原作漫画の世界観を引き継ぎながら、新しい登場人物と俳優陣を中心に作品を組み立てています。
映画.comの2014年の東出昌大・豊田監督インタビューでは、豊田監督が役者の表現を細かく追求した撮影現場の様子も紹介されています。東出の出演シーンでは、1カットに30テイク以上を重ねることもあったとされています。
原作漫画をそのまま映画化した作品ではない『クローズEXPLODE』は髙橋ヒロシの漫画『クローズ』を原作とする映画シリーズですが、漫画のストーリーをそのまま再現した作品ではありません。
映画シリーズ自体がオリジナルストーリーを中心に展開しており、本作も独自の登場人物と抗争を描いています。映画.comの豊田監督インタビューでも、原作漫画のキャラクターはほとんど登場せず、内容はオリジナルに近いと説明されています。
そのため、漫画の原作ストーリーを忠実に追いたい人と、映画版独自の鈴蘭高校を楽しみたい人では、作品に期待するポイントが異なります。
【クローズZERO IIとの時系列】物語は前作から1か月後!見る順番も解説
『クローズEXPLODE』を理解するうえで重要なのが、前作『クローズZERO II』との時間的なつながりです。本作は前作から何年も経過した世界を描いているわけではなく、物語上は『クローズZERO II』の1か月後が舞台となっています。
映画シリーズの公開順と物語の流れ- 2007年:『クローズZERO』公開。小栗旬演じる滝谷源治が鈴蘭高校に転入し、芹沢多摩雄らと頂点を争う。
- 2009年:『クローズZERO II』公開。鈴蘭高校と鳳仙学園の抗争を描く。
- 2014年:『クローズEXPLODE』公開。前作から1か月後、源治や芹沢らの卒業後の鈴蘭高校が舞台となる。
『クローズZERO』では滝谷源治と芹沢多摩雄を中心に鈴蘭の勢力争いが描かれました。続く『クローズZERO II』では、鳳仙学園との対立が大きなテーマになります。
そして『クローズEXPLODE』では、源治や芹沢たちが卒業した後の新年度が始まります。前作までの登場人物が築いてきた鈴蘭の歴史を引き継ぎながら、新しい世代が頂点をめぐって争う構成です。
5年の公開間隔と1か月の物語上の間隔は別物ここで混同しやすいのが、実際の映画公開年と作品内の時間経過です。
『クローズZERO II』は2009年公開、『クローズEXPLODE』は2014年公開のため、映画の公開間隔は約5年です。しかし、劇中では前作からわずか1か月後の出来事として描かれています。
したがって、前作から5年後の鈴蘭高校を描いた作品という理解は正確ではありません。滝谷源治や芹沢多摩雄の卒業によって生じた空白を、直後の新年度に誰が埋めるのかが物語の出発点です。
おすすめの視聴順は公開順初めてシリーズを見る場合は、次の順番がおすすめです。
- 『クローズZERO』(2007年)
- 『クローズZERO II』(2009年)
- 『クローズEXPLODE』(2014年)
この順番で視聴すると、鈴蘭高校の頂点をめぐる争いがどのように変化したのかを把握できます。特に、源治や芹沢が卒業した後に新しい勢力が台頭するという本作の背景を理解しやすくなります。
【クローズEXPLODEと前作の違い】キャスト刷新・監督交代・アクションの変化
『クローズEXPLODE』は単に出演者を変更した続編ではありません。キャスト、監督、登場人物、物語の焦点という複数の要素が変わっています。
1. 小栗旬・山田孝之から東出昌大・柳楽優弥へ前2作の中心人物は、小栗旬演じる滝谷源治と山田孝之演じる芹沢多摩雄でした。彼らの存在感がシリーズの大きな魅力でしたが、本作では東出昌大、早乙女太一、柳楽優弥らが新しい中心人物を担います。
トライストーン・エンタテイメントの公式作品紹介も、本作のメインキャスト陣を一新したことを特徴として挙げています。
ただし、出演者全員が交代したわけではありません。深水元基の林田恵(リンダマン)、やべきょうすけの片桐拳、高橋努の牧瀬隆史など、前作から引き続き登場する人物もいます。
つまり、正確には「メインキャストを刷新しながら、シリーズの一部の人物を残した作品」です。前作とのつながりを完全に断ち切ったリブートとは異なります。
2. 三池崇史から豊田利晃へ監督が交代前2作の監督は三池崇史、本作の監督は豊田利晃です。
三池監督による『クローズZERO』シリーズは、スケールの大きな抗争やエンターテインメント性の強い演出で支持を集めました。一方、豊田監督は人物の表情や内面、俳優の身体表現を重視した作品づくりで知られています。
映画.comのインタビューでは、豊田監督が東出昌大の演技に細かく指導を重ねたことや、俳優の自然な表現を引き出そうとしていたことが語られています。
また、TBSの作品紹介では、本作のケンカのシーンについて、豊田監督が演出上、本当に殴り合うことを求めたと紹介されています。こうした撮影方針も、作品のアクションに生々しい迫力を与える要素になっています。
3. 鈴蘭の制覇から新世代の群像劇へ『クローズZERO』では源治が鈴蘭制覇を目指し、『クローズZERO II』では鳳仙学園との抗争が大きな軸となりました。
これに対して『クローズEXPLODE』では、強羅、高木、小岐須らが頂点を争う鈴蘭内部の勢力争いに、鏑木と加賀美が加わります。加えて、黒咲工業とO.D.A.の問題も重なり、抗争の構造が複雑になります。
前2作のように主人公が明確な目標を掲げて突き進む構図とは異なり、それぞれ異なる価値観を持つ人物が複数の方向から物語を動かしていく点が、本作の大きな違いです。
【プロの結論】クローズEXPLODEは世代交代を描く独立性の高い続編
『クローズEXPLODE』を評価する際に押さえたいのは、前2作の成功をそのまま再現しようとした映画ではないという点です。
小栗旬や山田孝之が築いた鈴蘭高校の物語を引き継ぎながら、主人公を東出昌大に変更し、柳楽優弥や早乙女太一らを新しい勢力の中心に据えています。シリーズの舞台と時間軸を共有しつつ、物語の主役を次世代へ引き渡した作品です。
本作をおすすめできる人- 東出昌大、早乙女太一、柳楽優弥らの若い時期の出演作を見たい人。
- 鈴蘭高校の新しい勢力争いや人物相関を楽しみたい人。
- 黒咲工業やO.D.A.を含めた複数勢力の抗争を楽しみたい人。
- 豊田利晃監督ならではの演出や、身体表現を重視したアクションに興味がある人。
一方、小栗旬演じる滝谷源治や山田孝之演じる芹沢多摩雄の活躍を期待して見ると、印象が異なる可能性があります。彼らはすでに卒業しており、本作の中心は新しい世代です。
また、原作漫画の主要キャラクターが多数登場する映画を期待する人にも、独自のストーリー構成を理解しておくことをおすすめします。
本作の見どころは、前作の人気キャラクターを再登場させることよりも、彼らがいなくなった鈴蘭高校で誰が新しい秩序を作るのかという問いにあります。シリーズの続編としてだけでなく、独立した青春群像アクションとして見ると、作品の特徴がより明確になります。
【クローズEXPLODEのキャスト】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:クローズEXPLODEの主演と主要キャストは誰ですか?
A1:主演は東出昌大で、鏑木旋風雄を演じています。主要キャストには早乙女太一(加賀美遼平)、柳楽優弥(強羅徹)、KENZO(高木哲次)、勝地涼(小岐須健一)、岩田剛典(柴田浩樹)、永山絢斗(藤原一)などがいます。
Q2:クローズEXPLODEはクローズZERO IIの何年後の話ですか?
A2:劇中の時間軸では『クローズZERO II』の1か月後です。滝谷源治や芹沢多摩雄らが卒業した後、新年度を迎えた鈴蘭高校で新たな頂点争いが始まります。
Q3:クローズEXPLODEでは前作のキャストは全員交代していますか?
A3:メインキャストは一新されていますが、全員が交代したわけではありません。深水元基(林田恵/リンダマン)、やべきょうすけ(片桐拳)、高橋努(牧瀬隆史)など、前作から続投している出演者もいます。
映画『クローズEXPLODE』は、2014年4月12日に公開されたシリーズ第3作です。東出昌大が鏑木旋風雄、早乙女太一が加賀美遼平、柳楽優弥が強羅徹を演じ、KENZO、勝地涼、岩田剛典、永山絢斗、ELLYらが作品を彩っています。
物語は『クローズZERO II』の1か月後。滝谷源治や芹沢多摩雄の卒業によって生まれた鈴蘭高校の空白を、強羅や高木、鏑木、加賀美らがめぐって争います。さらに柴田浩樹率いる黒咲工業高校と藤原一、織田政志らの外部勢力も加わり、複数の対立が交差します。
前作からの大きな変更点は、メインキャストの刷新と豊田利晃監督への交代です。一部のシリーズ登場人物は続投しているため、前作とのつながりも残されています。
2026年に本作を振り返るなら、単なる『クローズZERO』の延長線上にある作品としてではなく、鈴蘭高校の世代交代を描いた独立性の高い群像劇として見るのがおすすめです。キャストと役名、人物相関、そして前作からの時間軸を押さえておけば、各キャラクターの立場や抗争の背景をより深く楽しめます。