2026年9月1日更新の明治公式FAQでは、カールの販売地域について、チーズあじとうすあじを西日本限定で販売していると案内しています。
対象は次の23府県です。
近畿地方
- 京都府
- 滋賀県
- 奈良県
- 和歌山県
- 大阪府
- 兵庫県
中国地方
- 鳥取県
- 岡山県
- 島根県
- 広島県
- 山口県
四国地方
- 香川県
- 徳島県
- 愛媛県
- 高知県
九州・沖縄地方
- 福岡県
- 佐賀県
- 長崎県
- 大分県
- 熊本県
- 宮崎県
- 鹿児島県
- 沖縄県
現在の販売エリア
明治公式FAQに掲載されている販売対象地域を基準とした区分。店舗ごとの在庫を保証するものではありません。
ここで注意したいのが、「関西以西」という言葉の解釈です。
2017年の販売地域変更では、滋賀・京都・奈良・和歌山以西が継続地域として説明されました。
一方、愛知・岐阜・三重・福井などは販売終了の対象となりました。
関西に近い三重県や、地理的には西日本と認識されることもある地域でも、現在の公式販売対象には含まれていません。
そのため、単純に東日本・西日本というイメージで判断するのではなく、明治が公表している23府県の一覧を基準にする必要があります。
【現行商品を比較】カールチーズあじ64g・うすあじ68gの違い

2017年の販売縮小後、現在まで残っている主力商品は2種類です。
カールチーズあじ64g
カール チーズあじ
64g
1袋324kcal
チーズあじは、カールを代表する定番フレーバーです。
明治の商品説明では、6種類のチーズをブレンドしていることが特徴として紹介されています。チーズの香りとコクを楽しめる濃厚な味わいで、カール独特の軽い食感との相性も魅力です。
内容量は64g、エネルギーは1袋324kcalです。
カールうすあじ68g
カール うすあじ
68g
1袋335kcal
うすあじは、和風だしの風味を生かした商品です。
昆布、あさり、しいたけなどのうまみを組み合わせ、チーズあじとは異なる味わいに仕上げています。
内容量は68g、エネルギーは1袋335kcalです。
カールの現行商品と終了商品の違い- チーズあじ: 西日本限定で販売継続
- うすあじ: 西日本限定で販売継続
- カレーあじ: 全国で販売終了
- 大人の贅沢カール: 全国で販売終了
- 小つぶカール: 全国で販売終了
特に間違えやすいのが、カールカレーあじです。
チーズあじやうすあじのように東日本だけで販売を終了した商品ではありません。カレーあじは2017年8月生産分をもって全国的に販売を終了しています。
【どこで買える?】カールの取扱店舗と明治公式通販の実態
2026年現在、カールを購入する方法として最も確実なのは、販売対象地域の実店舗を探すことです。
1.明治公式の取扱店舗検索を利用する明治は公式FAQで、カールの取扱店舗を検索できる案内を掲載しています。
購入前に確認したいのは次のポイントです。
- 自分が住んでいる地域が販売対象の23府県に含まれているか
- 近隣のスーパーや小売店が取扱店舗として掲載されているか
- 希望する味の在庫があるか
- 店頭での販売状況が最新のものか
公式の店舗検索で取扱店を見つけても、必ずしもその日の在庫まで保証されるわけではありません。訪問前に店舗へ確認すると無駄足を防げます。
2.スーパー・駅の売店などを探す販売対象地域では、スーパーなどの一般小売店が購入先の候補になります。
また、2023年のITmediaビジネスオンラインの取材記事では、駅の売店でカールを土産需要向けに販売する取り組みが紹介されました。
西日本限定という販売条件を逆手に取り、旅行者が持ち帰る商品としての需要を訴求していたのです。
3.明治の公式通販で購入できる?この点については、明治が2026年9月1日付の公式FAQで明確に回答しています。
明治はカールの消費者向け直接通信販売を行っていません。
つまり、明治の公式通販を利用して直接注文する方法は、現在案内されていません。
ただし、これはインターネット上のすべての販売が禁止されているという意味ではありません。
一般の通販事業者や小売店が独自に取り扱っている場合はあります。購入する場合は、以下を確認してください。
- 販売者が明確に表示されているか
- 商品の賞味期限が確認できるか
- 送料を含めた価格が適正か
- 高額な転売価格になっていないか
特に、地域限定商品だからという理由で極端に高い価格の商品を購入する必要はありません。
【松山工場閉鎖の真相】実際は工場閉鎖ではなく生産拠点の集約
カールの販売中止を調べると、「松山工場閉鎖」「生産移管」という情報が出てくることがあります。
しかし、ここには重要な誤解があります。
カールの生産体制変更で起きたのは、松山工場の閉鎖ではなく、全国5カ所の生産拠点から愛媛県松山市の四国明治に生産を集約したことです。
2017年以前は全国5カ所の工場で生産していましたが、販売縮小に伴って生産拠点を一本化しました。
その後の2023年のITmediaによる取材でも、カールの製造所として四国明治の松山市の所在地が確認されています。
なぜ松山に集約されたのか主な理由は生産効率と物流コストです。
全国各地で製造を続けるよりも、生産拠点を集約し、販売地域を工場からの物流効率が確保できる範囲に限定するほうが、事業を維持しやすくなります。
つまり、2017年の改革では次の2つが一体となって進められました。
1. 生産工場を5カ所から松山の1拠点に集約する。
2. 販売地域を西日本に限定し、商品数を2種類に絞る。
この2つの変更によって、全国販売の採算が難しくなっていたカールのブランド存続を目指したのです。
東日本の販売終了は、単純に東日本の消費者に需要がなかったからではありません。生産・物流・収益性を総合的に考慮した経営判断でした。
【プロの結論】カールの全国販売終了とブランド消滅はまったく違う
カールの販売中止をめぐる情報を整理すると、重要なのは「何が終了し、何が残ったのか」を区別することです。
特に、次の3点を押さえておきたいところです。
第一に、全国販売終了はブランドの消滅を意味しないこと。
2017年に全国販売は終了しましたが、西日本限定の2商品は2026年現在も明治の公式商品情報に掲載されています。
第二に、カールカレーあじの終了は地域限定の販売終了とは異なること。
チーズあじ・うすあじは販売地域が限定されただけですが、カレーあじや大人の贅沢カール、小つぶカールは全国で販売を終了しました。
第三に、生産体制と販売地域は切り離して考えられないこと。
松山への生産集約は、単なる工場の整理ではありません。製造コストと物流効率を見直し、ブランドを存続させるための事業再編でした。
カールの事例は、長く愛されてきた商品であっても、従来の全国販売モデルを維持できるとは限らないことを示しています。
ブランドを完全に終了させるのではなく、需要と採算が見込める地域に集中する。その選択によって、カールは現在も商品として残っています。
【カール販売中止】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:カールは2026年現在、本当に販売中止になったのですか?
A1:全国販売は2017年に終了しましたが、ブランド自体は終了していません。2026年10月現在も西日本23府県でチーズあじとうすあじを販売しています。
Q2:カールが東日本で販売終了になった理由は何ですか?
A2:長期的な売上低迷と収益性の悪化が背景です。全国5カ所の生産拠点を愛媛県松山市に集約したことに伴い、物流効率なども考慮して販売地域が縮小されました。
Q3:カールカレーあじは復活していますか?
A3:2017年8月生産分をもって全国で販売終了しています。2026年の明治公式商品情報に掲載されている現行ラインアップは、チーズあじとうすあじの2種類です。
Q4:カールは東京や大阪で買えますか?
A4:大阪府は公式の販売対象地域に含まれています。一方、東京都は対象外です。東京で購入する場合は、一般の通販事業者などの取扱状況を個別に確認する必要があります。
Q5:カールは明治の公式通販で購入できますか?
A5:明治の公式FAQによると、消費者向けの直接通信販売は行っていません。西日本の取扱店舗を探す場合は、明治の公式店舗検索が便利です。
Q6:カールの生産工場は閉鎖されたのですか?
A6:全国5カ所の生産拠点を見直し、愛媛県松山市の四国明治に集約しました。松山工場が閉鎖されたという説明は正確ではありません。
カールの販売中止は、2017年に明治が実施した全国販売の終了と販売体制の大幅な縮小を指しています。売上規模が最盛期の約190億円から約60億円に落ち込み、収益性を確保する必要が生じたことが大きな背景でした。
しかし、ブランドそのものは残りました。2026年10月現在、京都・大阪・兵庫などを含む西日本23府県で、チーズあじ64gとうすあじ68gの2種類が販売されています。
カールカレーあじなどの旧商品は全国で販売終了していますが、現在の2商品は明治の公式商品情報にも掲載されています。明治による直接通販は行われていないため、購入するなら公式の取扱店舗検索を活用するのが確実です。
「カールが消えた」という情報は半分正しく、半分誤解を招く表現です。正確には、全国で買える時代は終わりましたが、カールというブランドは今も続いています。
長年親しまれてきたお菓子が、販売地域を限定しながらも残り続けている。その事実こそが、2017年の販売中止騒動の本当の結末です。
主な情報源:株式会社明治公式商品情報・公式FAQ(2026年9月更新)、ITmediaビジネスオンライン(2017年・2023年)、当時の明治広報への報道取材。