2026年の名古屋場所は、従来の夏の大相撲興行を引き継ぎながら、IGアリーナを舞台に15日間の日程で実施されました。
日本相撲協会の年間日程表によると、令和8年七月場所の開催期間は7月12日(日)から7月26日(日)まで。番付発表は6月29日(月)、一般向けのチケット発売は5月16日(土)でした。
2026年名古屋場所の開催スケジュール- 初日: 7月12日(日)
- 2日目:7月13日(月)
- 7日目:7月18日(土)
- 中日: 7月19日(日)
- 9日目:7月20日(月・祝)
- 14日目:7月25日(土)
- 千秋楽: 7月26日(日)
全15日間にわたって幕内・十両をはじめとする各段の取組が行われました。
開場時間と観戦のポイントチケット大相撲の開催案内では、日程によって開場時間が異なっていました。
| 日程 | 開場時間 |
|---|---|
| 初日~12日目 | 午前8時45分 |
| 13日目・14日目 | 午前10時30分 |
| 千秋楽 | 午前10時 |
十両以上の取組は午後2時ごろから始まる予定で、幕内の注目力士を中心に観戦する場合でも、余裕を持って入場することが大切です。
名古屋場所は、序ノ口から横綱まで一日を通して相撲を楽しめる興行です。幕内だけを目当てにするのか、朝から会場の雰囲気を味わうのかによって、観戦計画も変わってきます。
【IGアリーナガイド】名古屋場所のアクセスと新会場の特徴

2026年の名古屋場所を語るうえで欠かせないのが、会場となったIGアリーナです。
愛知県名古屋市北区の名城公園エリアに位置する同施設は、大相撲をはじめ、スポーツや音楽イベントなどに対応する大型多目的アリーナです。
名古屋場所は2025年からこの新会場で開催されており、2026年はIGアリーナで迎える2度目の七月場所となりました。
IGアリーナの所在地と最寄り駅
名城公園駅
名古屋市営地下鉄名城線。駅から会場までは徒歩約0分で、最も便利なアクセス方法です。
浄心駅
名古屋市営地下鉄鶴舞線。会場まで徒歩約18分です。
名古屋城駅
名城線を利用でき、会場までは徒歩約10分です。
所在地は愛知県名古屋市北区名城1丁目2-22です。
名古屋駅・空港からのアクセス遠方から観戦に訪れる場合は、名古屋駅を経由するルートが便利です。
- 東京駅から名古屋駅:東海道新幹線で約100分
- 京都駅から名古屋駅:東海道新幹線で約35分
- 新大阪駅から名古屋駅:東海道新幹線で約50分
- 名古屋駅から名城公園駅:地下鉄で約15分
中部国際空港セントレアからは、名鉄を利用して名古屋方面へ移動できます。
IGアリーナの公式アクセス案内では、専用駐車場が用意されていないため、公共交通機関の利用が推奨されています。場所終了後は駅や周辺道路の混雑も考えられるため、帰りの移動時間には余裕を持たせたいところです。
名古屋場所のチケット・完売状況は?2026年の一般発売日は5月16日(土)午前10時でした。
チケットの主な席種は次のとおりです。
- タマリ席:土俵に近い位置から観戦できる席
- 4人マス席:家族や友人と一緒に観戦しやすい席
- イス席:1人での観戦にも利用しやすい指定席
- 車イス席:車イス利用者向けの専用席
また、IGアリーナ独自の販売枠として、ラウンジ付きイス席やラウンジ付きボックスイス席なども設けられました。
気になる完売状況については、チケット大相撲が日付・席種別の販売状況を案内しており、販売状況は変動する仕組みでした。
2026年10月現在、7月場所のチケットは興行終了に伴い販売終了です。ただし、販売終了という表示だけで、15日間すべての席種が開催前に完売したと判断することはできません。
当時は予約者の支払い状況などによって在庫が変動する可能性もあり、当日までに完売した場合は当日券の販売がありませんでした。
不正転売されたチケットでは入場できない場合があるため、購入時には正規販売窓口や定価リセールの利用が基本です。
【2026年最新結果】安青錦が12勝3敗で優勝!霧島・熱海富士との三つ巴決定戦
2026年名古屋場所最大のニュースは、安青錦の3度目の幕内優勝です。
千秋楽の7月26日、優勝争いは最後の最後までもつれ込みました。安青錦、熱海富士、霧島の3人が12勝3敗で並び、優勝決定ともえ戦に突入したのです。
安青錦はなぜ優勝決定戦に進んだのか14日目終了時点では、安青錦が12勝2敗で単独トップでした。
追いかける霧島と熱海富士は11勝3敗。千秋楽の本割で安青錦が勝てば、そのまま優勝が決まる状況でした。
ところが、千秋楽の安青錦対熱海富士で予想外の展開が起こります。
熱海富士が安青錦を押し出しで破り、両者が12勝3敗で並びました。
加えて、続く大関同士の一番では霧島が琴櫻を寄り切りで下し、こちらも12勝3敗に到達。
こうして3人による優勝決定ともえ戦が実現しました。
優勝決定ともえ戦の結果と勝負の流れともえ戦では、3人の力士が順番に対戦し、2連勝した力士が優勝を手にする展開となりました。
最初に熱海富士が霧島を破り、続いて安青錦が熱海富士を下します。
最後は安青錦と霧島の対戦。ここでも安青錦が勝利し、優勝を確定させました。
| 力士 | 千秋楽の本割 | 優勝決定戦 | 最終結果 |
|---|---|---|---|
| 安青錦 | 熱海富士に敗北 | 熱海富士・霧島に連勝 | 優勝・12勝3敗 |
| 熱海富士 | 安青錦に勝利 | 霧島に勝利、安青錦に敗北 | 12勝3敗 |
| 霧島 | 琴櫻に勝利 | 熱海富士・安青錦に敗北 | 12勝3敗 |
この表から分かるのは、単に15日間の勝ち星だけで優勝が決まったわけではないということです。
3人が同じ12勝3敗で並んだため、最後は直接対決での勝負強さが問われました。
安青錦は本割で敗れた相手に決定戦で勝ち、さらに大関霧島にも勝利。千秋楽だけで3人の優勝候補の力関係が何度も入れ替わる、極めて珍しい展開でした。
安青錦の復活優勝には何があった?今回の優勝が特別な意味を持つのは、安青錦が単に好調を維持していた力士ではなかったからです。
2026年1月の初場所で優勝した安青錦は、その後、けがに苦しみました。
3月の春場所では7勝8敗と負け越し、5月の夏場所は左足首の負傷によって全休。これにより大関から関脇へ転落しました。
しかし、7月の名古屋場所では左足の痛みを抱えながらも勝ち星を積み重ね、11日目に10勝目を記録。特例による大関復帰の条件を満たしました。
そして千秋楽には、復帰だけでなく優勝まで達成したのです。
優勝インタビューでは、長い苦難を振り返りながら、次のような思いを語りました。
自分はここで終わる人間じゃないという思いが強かった
この言葉には、大関から陥落した悔しさと、再び上位で戦うことへの強い意志が表れています。
報道によれば、特例による大関復帰と同時の優勝は、特例復帰のケースでは初めてでした。12勝3敗という数字以上に、復活の過程そのものが評価される場所になりました。
【番付・星取表】2026年名古屋場所の幕内力士と注目取組
2026年の七月場所は、横綱・大関陣の成績にも大きな明暗が分かれました。
番付は場所前の力士の序列を示すもので、星取表は15日間の勝敗を記録したものです。優勝者だけを追うのではなく、上位力士がどのような成績を残したかを見ると、場所全体の構図が分かります。
幕内上位の主な成績| 番付・地位 | 力士 | 成績 |
|---|---|---|
| 東横綱 | 豊昇龍 | 7勝7敗1休 |
| 西横綱 | 大の里 | 9勝6敗 |
| 東大関 | 霧島 | 12勝3敗 |
| 西大関 | 琴櫻 | 8勝7敗 |
| 東関脇 | 熱海富士 | 12勝3敗 |
| 西関脇 | 琴勝峰 | 6勝9敗 |
| 西関脇 | 安青錦 | 12勝3敗 |
| 東小結 | 義ノ富士 | 6勝9敗 |
| 西小結 | 王鵬 | 2勝13敗 |
※若隆景は15日間休場し、0勝0敗15休でした。
番付から見える2026年名古屋場所の特徴まず注目したいのが、霧島の12勝3敗です。
大関として安定した成績を残し、優勝決定戦まで進出しました。優勝こそ逃しましたが、横綱昇進を目指す力士として大きな存在感を示しました。
一方、横綱の大の里は9勝6敗、豊昇龍は7勝7敗1休。両横綱とも優勝争いには加われませんでした。
加えて、関脇の熱海富士は12勝3敗。安青錦と最後まで優勝を争ったことに加え、敢闘賞も獲得しています。
注目取組を振り返る1. 安青錦対熱海富士
千秋楽の本割で熱海富士が押し出しにより勝利。優勝争いを一気に三つ巴へと変えた一番です。
2. 霧島対琴櫻
大関同士の対戦では霧島が寄り切りで勝利。安青錦と熱海富士に並ぶ12勝目を挙げ、優勝決定戦への進出を決めました。
3. 熱海富士対霧島
優勝決定ともえ戦の最初の対戦。熱海富士が勝利し、初優勝への期待を高めました。
4. 安青錦対熱海富士・霧島
ともえ戦の後半で安青錦が2連勝。最後の最後に勝負を決めた、今場所を象徴する連続対戦でした。
特に千秋楽の優勝決定戦は、通常の本割とは別に優勝を決める重要な取組です。星取表だけを見ても分からないドラマが生まれた一日でした。
【名古屋場所の三賞受賞者】殊勲賞・敢闘賞・技能賞を一覧で紹介
大相撲では、幕内優勝とは別に、場所で活躍した力士に三賞が贈られます。
2026年名古屋場所では、殊勲賞1人、敢闘賞3人、技能賞1人が選ばれました。
2026年七月場所の三賞受賞者| 賞 | 力士 | 成績 | 評価のポイント |
|---|---|---|---|
| 殊勲賞 | 藤ノ川 | 8勝7敗 | 上位力士への健闘が光った |
| 敢闘賞 | 熱海富士 | 12勝3敗 | 優勝決定戦まで進出 |
| 敢闘賞 | 琴栄峰 | 11勝4敗 | 11勝を挙げた活躍 |
| 敢闘賞 | 高安 | 11勝4敗 | ベテランとして好成績 |
| 技能賞 | 安青錦 | 12勝3敗 | 技術面でも高い評価 |
殊勲賞を獲得したのは、前頭筆頭の藤ノ川です。
成績は8勝7敗と、数字だけを見ると突出したものではありません。しかし、殊勲賞は単純な勝ち星の多さだけで決まる賞ではなく、上位力士を破るなど、場所の展開に与えた影響も評価されます。
藤ノ川にとって今回は初めての殊勲賞でした。
敢闘賞・熱海富士は優勝争いでも存在感敢闘賞は熱海富士、琴栄峰、高安の3人です。
特に熱海富士は、千秋楽に安青錦を破り、12勝3敗で優勝決定ともえ戦へ進出しました。
惜しくも初優勝には届きませんでしたが、優勝争いを最後まで盛り上げた活躍は大きな評価を受けました。
琴栄峰と高安も11勝4敗を記録。高安は7度目の敢闘賞で、長く幕内上位で戦ってきた実力を改めて示しました。
技能賞・安青錦は優勝とダブル受賞安青錦は幕内優勝に加え、技能賞も受賞しました。
優勝決定戦で見せた対応力、相手の攻めを受け止めてから勝負を決める力など、結果と内容の両面で高い評価を得た場所です。
優勝と技能賞の同時受賞は、単に勝ち越しただけではない安青錦の総合力を示す結果となりました。
【歴代優勝力士】1958年から続く名古屋場所の優勝史
名古屋場所は、1958年に正式な本場所として始まった歴史ある大会です。
歴代の優勝力士を振り返ると、その時代の相撲界を代表する横綱や大関が名を連ねています。
近年の七月場所・歴代幕内優勝力士- 2026年: 安青錦
- 2025年: 琴勝峰
- 2024年: 照ノ富士
- 2023年: 豊昇龍
- 2022年: 逸ノ城
- 2021年: 白鵬
- 2020年: 照ノ富士
- 2019年: 鶴竜
- 2018年: 御嶽海
- 2017年: 白鵬
近年の優勝者を見ても、名古屋場所は特定の力士だけが勝ち続ける大会ではありません。
白鵬、照ノ富士といった横綱経験者だけでなく、豊昇龍や琴勝峰のように、それぞれ異なる立場で優勝をつかんだ力士もいます。
2025年の琴勝峰は東前頭15枚目から13勝2敗で幕内優勝を達成しました。
その翌年、2026年には安青錦が関脇から復活優勝。番付上位の力士だけでなく、逆境を乗り越えた力士が賜杯を手にすることも、名古屋場所の歴史を彩る特徴です。
また、2026年の優勝は安青錦にとって3度目。過去の優勝実績を積み重ねる一方で、大関復帰と同時に賜杯を獲得した点は、キャリアの大きな転換点になりました。
【相撲名古屋場所に関するよくある質問(FAQ)】
Q1:2026年の相撲名古屋場所はいつ開催されましたか?
A1:2026年7月12日(日)から7月26日(日)までの15日間です。会場は愛知県名古屋市北区のIGアリーナでした。
Q2:2026年の名古屋場所で優勝した力士は誰ですか?
A2:安青錦です。12勝3敗で霧島、熱海富士と並び、優勝決定ともえ戦で2連勝して3度目の幕内優勝を果たしました。
Q3:霧島と熱海富士は優勝できなかったのですか?
A3:はい。2人とも本割では12勝3敗を記録しましたが、優勝決定ともえ戦で安青錦に敗れました。霧島は熱海富士にも敗れ、熱海富士は初優勝を逃しました。
Q4:2026年名古屋場所の三賞受賞者は誰ですか?
A4:殊勲賞は藤ノ川、敢闘賞は熱海富士・琴栄峰・高安、技能賞は安青錦です。
Q5:IGアリーナの最寄り駅はどこですか?
A5:名古屋市営地下鉄名城線の名城公園駅です。駅から会場までは徒歩約0分です。浄心駅からも徒歩約18分でアクセスできます。
Q6:2026年の名古屋場所のチケットは完売しましたか?
A6:チケットの販売期間は終了しています。ただし、全日程・全席種が開催前に完売したことを示す確定情報とは区別する必要があります。一般発売は5月16日から行われました。
Q7:名古屋場所の歴代優勝力士には誰がいますか?
A7:白鵬、照ノ富士、千代の富士、貴乃花、朝青龍、鶴竜、豊昇龍、琴勝峰などがいます。2026年は安青錦が新たに優勝者として名を刻みました。
2026年の大相撲名古屋場所は、7月12日から26日までIGアリーナで開催され、安青錦が12勝3敗で幕内優勝を飾りました。
最大の見どころは、千秋楽の優勝決定ともえ戦です。
本割で熱海富士に敗れた安青錦が、決定戦では熱海富士と霧島を連破。大関復帰と3度目の優勝を同時に実現したことは、2026年の大相撲を象徴する出来事になりました。
霧島は12勝3敗で綱とりへの可能性を残し、熱海富士も優勝決定戦進出と敢闘賞という成果を手にしました。加えて、藤ノ川や琴栄峰、高安らの活躍もあり、優勝争い以外にも多くの見どころがあった場所です。
会場面ではIGアリーナでの開催が定着しつつあり、名城公園駅からのアクセスや新しい観戦環境も、今後の名古屋場所を考えるうえで重要な要素になっています。
【プロの結論】2026年名古屋場所から読み取れる3つのポイント1. 安青錦の強さは復活力にある。 大関から関脇へ転落した後、わずか1場所で大関復帰と優勝を実現したことは、成績だけでは測れない精神面と技術面の成長を示しています。
2. 霧島と熱海富士の存在が優勝争いを深めた。 3人が12勝3敗で並んだことで、最後まで優勝者が決まらない展開となり、千秋楽の興奮を大きくしました。
3. IGアリーナは名古屋場所の新しい観戦拠点。 会場のアクセスや席種、チケット販売方法を理解しておくことは、次回以降の現地観戦にも役立ちます。
2026年の名古屋場所は、安青錦の復活劇として記憶されるだけでなく、霧島や熱海富士の挑戦、そして次世代の力士たちの成長を感じさせる15日間でした。
次の名古屋場所では、安青錦がどこまで連覇を伸ばせるのか、霧島が横綱昇進に近づけるのか、熱海富士が悲願の初優勝を達成できるのか。2026年の激戦は、これからの大相撲を占う重要な節目になりました。