2026年大会の個人賞で最も注目されたのが、男子の岩田怜緯と女子の馬場柚希です。両選手はそれぞれ優勝校の中心選手として活躍し、大会の最優秀選手賞を受賞しました。
男子MVP・岩田怜緯(東山高校)
岩田怜緯(いわた・れい)
東山高校・2年生
2026年1月11日受賞
東山の攻撃をけん引したのが、2年生エースの岩田怜緯です。JVAの決勝レポートでは、第1セット終盤の反撃、第3セットの攻撃、第4セットのバックアタックなど、重要な局面での活躍が紹介されています。
特に第4セットでは、東山が22-14とリードを広げた後も清風が粘りを見せる中、最後の得点をバックアタックで決めました。優勝を決定づけるプレーを自らの攻撃で締めくくったことは、決勝を象徴する場面の一つです。
東山は2020年大会以来の優勝を目指していました。2026年大会では、岩田が2年生ながら攻撃の中心を担い、チームを再び日本一へ導きました。
女子MVP・馬場柚希(金蘭会高校)
馬場柚希(ばば・ゆずき)
金蘭会高校・3年生
主将
女子の最優秀選手賞は、金蘭会の主将・馬場柚希が受賞しました。
決勝では第1セットの攻撃でチームを引っ張り、25-20での先取に貢献。第2セット、第3セットでも就実の粘り強い守備に対して、金蘭会は攻撃の手を緩めませんでした。
馬場は3年生として迎えた最後の春高で、チームの優勝と個人賞の両方を獲得。インターハイに続く全国大会での成果も含め、金蘭会のシーズンを象徴する選手となりました。
また、金蘭会では德元菜々美も優秀選手賞を受賞。優勝校から複数の選手が選ばれたことも、チーム全体の充実を示しています。
決勝に関係した主要選手・学校・受賞の相関| 区分 | 人物・学校 | 大会での関係・実績 |
|---|---|---|
| 男子優勝 | 東山高校 | 京都府代表・6年ぶり2度目の優勝 |
| 男子準優勝 | 清風高校 | 大阪府代表・初優勝には届かず |
| 男子MVP | 岩田怜緯 | 東山・最優秀選手賞 |
| 男子優秀選手 | 齋藤航 | 東山・優秀選手賞 |
| 女子優勝 | 金蘭会高校 | 大阪府代表・7年ぶり4度目の優勝 |
| 女子準優勝 | 就実高校 | 岡山県代表・準優勝 |
| 女子MVP | 馬場柚希 | 金蘭会・最優秀選手賞 |
| 女子優秀選手 | 德元菜々美 | 金蘭会・優秀選手賞 |
このように、春高バレーの最終結果は優勝校だけでなく、個人賞を通しても各チームの実力を読み取れます。なお、最優秀選手賞と優秀選手賞は別の賞であり、両者を混同しないことも結果を確認する際のポイントです。
【決勝までの道のり】準決勝で明暗を分けた4校の戦い

2026年大会の決勝を理解するには、前日の1月10日に行われた準決勝も重要です。決勝進出を決めた4校は、それぞれ異なる展開でセンターコートへの切符を手にしました。
男子準決勝:清風が駿台学園を破る波乱男子準決勝では、清風と駿台学園が激突しました。大会4連覇を目指していた駿台学園に対し、清風がセットカウント3対2で勝利。フルセットの接戦を制して決勝進出を決めました。
セットごとのスコアは次のとおりです。
- 第1セット:駿台学園23-25清風
- 第2セット:駿台学園25-23清風
- 第3セット:駿台学園21-25清風
- 第4セット:駿台学園25-19清風
- 第5セット:駿台学園13-15清風
一方、東山は秋田県代表の雄物川と対戦し、25-19、25-19、25-17のストレート勝ち。岩田怜緯を中心とした攻撃で試合を優位に進め、6年ぶりの決勝進出を果たしました。
結果的に、決勝では東山の経験と攻撃力が清風を上回りました。ただし、清風も準決勝で優勝候補を倒しており、決勝進出そのものが大きな成果だったといえます。
女子準決勝:金蘭会がフルセットの激闘を制す女子の金蘭会は東九州龍谷と対戦しました。試合はフルセットにもつれ込み、金蘭会が3対2で勝利。第5セットも16-14という僅差で、最後まで勝敗の分からない展開でした。
もう一つの準決勝では、就実が大阪国際を3対0で撃破。25-23、25-19、25-18でストレート勝ちを収め、決勝進出を決めました。
この結果、決勝は金蘭会と就実という実力校同士の対戦に。金蘭会は準決勝の激戦を乗り越えた勢いを保ち、翌日の決勝でも第2・第3セットの終盤に勝負強さを発揮しました。
【歴代優勝校と大会の歴史】東山・金蘭会が刻んだ新たな記録
春高バレー2026の優勝をより深く理解するには、両校が過去に獲得したタイトルを振り返る必要があります。
東山高校は2020年以来の2度目の日本一東山高校の過去の大きな転換点は、2020年の第72回大会です。当時、髙橋藍が主将を務めていた東山は駿台学園を3対0で破り、春高初優勝を達成しました。
その後、2026年の第78回大会で再び決勝に進出。清風を3対1で下し、6大会ぶり2度目の優勝を飾りました。
2020年の初優勝から2026年の再制覇まで、東山は同じ学校名を掲げながら、異なる世代の選手たちによって再び全国の頂点に立ちました。髙橋藍が在籍した時代の優勝と、岩田怜緯を中心とした今回の優勝は、同校のバレーボール部の歴史をつなぐ二つの節目です。
金蘭会高校は2019年以来、7年ぶりの優勝金蘭会の前回の優勝は2019年の第71回大会でした。当時、金蘭会は東九州龍谷をフルセットで破り、2大会連続3度目の優勝を達成しています。
それから7年。2026年大会では就実との決勝を制し、4度目の春高制覇を成し遂げました。
今回の優勝には、もう一つ見逃せない実績があります。金蘭会は2025年の全国高校総体(インターハイ)でも優勝しており、2026年春高の優勝によってインターハイとの2冠を達成しました。
単なる久しぶりのタイトル獲得ではなく、全国大会で結果を残し続けてきたチームが、春高という大舞台でも頂点に立ったことに価値があります。
2026年大会の最終順位優勝校だけでなく、3位までの順位も大会の記録として押さえておきたいところです。
- 男子優勝:東山(京都)
- 男子準優勝:清風(大阪)
- 男子3位:雄物川(秋田)、駿台学園(東京)
- 女子優勝:金蘭会(大阪)
- 女子準優勝:就実(岡山)
- 女子3位:東九州龍谷(大分)、大阪国際(大阪)
この結果からも分かるように、2026年大会は男女ともに近畿勢が優勝を獲得しました。京都の東山と大阪の金蘭会が、それぞれ異なる試合展開で頂点に立った大会となりました。
【見逃し配信】春高バレー2026決勝をもう一度見る方法
「試合を見逃した」「全セットを映像で振り返りたい」という人にとって、気になるのが決勝の見逃し配信です。
2026年大会では、テレビ放送とインターネット配信の2つの視聴方法が用意されていました。
1. SPORTS BULL「バーチャル春高バレー」大会の公式配信サービスとして案内されていたのが、SPORTS BULL内の「バーチャル春高バレー」です。
フジテレビ、運動通信社、KDDIによる2025年10月の発表では、全国大会全102試合のライブ配信と見逃し配信が予定されていました。
- 配信サービス:SPORTS BULL
- コンテンツ:バーチャル春高バレー
- 全国大会の開催期間:2026年1月5日~11日
- 決勝のライブ視聴:有料
- 決勝1試合単位の視聴料金:税込2,000円
- 全試合大会パス:税込4,900円
見逃し配信についても、1試合単位または大会パスで購入する方式が案内されていました。映像はライブ配信を収録したもので、スマートフォンやパソコンなどから視聴できる仕組みでした。
現在の視聴状況について
2026年大会の見逃し配信は当初販売されていましたが、当時の大会パス購入ページは現在「大会パスが見つかりません」と表示されます。SPORTS BULLの現行ページも第79回大会の情報に切り替わっています。
そのため、2026年決勝の映像を現在も購入・再生できるとは断言できません。過去大会の動画が残っているか、サービス内の動画一覧で確認する必要があります。
確認資料:SPORTS BULLの旧大会パスページおよび現行配信ページ
フジテレビでは、2026年1月11日に男女の決勝を全国ネットで放送しました。
| 放送内容 | 放送時間 |
|---|---|
| 女子決勝 | 13時30分~14時55分 |
| 男子決勝 | 16時00分~17時40分 |
解説や実況を通じて試合を楽しめるテレビ中継も、大会の大きな魅力でした。ただし、これらは当日の放送時間であり、2026年11月現在の再放送予定を示すものではありません。
見逃し配信を探すときの注意点検索結果には、2025年大会や過去大会の動画情報が混在することがあります。視聴したい試合が2026年1月11日の第78回大会の決勝であることを確認するのが大切です。
特に、東山対清風と金蘭会対就実では試合が別々に配信されていました。男子だけ、女子だけを見たい場合は、試合名と開催回を照合すると探しやすくなります。
【よくある質問】春高バレーの決勝に関するFAQ
Q1:春高バレー2026の男子決勝はどちらが優勝しましたか?
A1:京都府代表の東山高校です。大阪府代表の清風高校をセットカウント3対1(25-21、19-25、25-19、25-17)で破り、6年ぶり2度目の優勝を果たしました。
Q2:春高バレー2026の女子決勝はどちらが優勝しましたか?
A2:大阪府代表の金蘭会高校です。岡山県代表の就実高校を3対0(25-20、29-27、28-26)で下し、7年ぶり4度目の優勝を達成しました。
Q3:男子・女子の最優秀選手賞は誰ですか?
A3:男子は東山高校の岩田怜緯、女子は金蘭会高校の馬場柚希です。いずれも2026年大会の公式受賞者一覧に掲載されています。
Q4:春高バレー2026の決勝はいつ、どこで開催されましたか?
A4:2026年1月11日、東京都渋谷区の東京体育館で開催されました。大会名は第78回全日本バレーボール高等学校選手権大会です。
Q5:東山高校は何年ぶり何度目の優勝ですか?
A5:6年ぶり2度目です。2020年の第72回大会で初優勝し、2026年の第78回大会で2度目の優勝を達成しました。
Q6:金蘭会高校は何年ぶり何度目の優勝ですか?
A6:7年ぶり4度目です。2019年の第71回大会以来の優勝で、インターハイとの2冠も達成しました。
Q7:春高バレー2026の決勝は見逃し配信で見られますか?
A7:大会期間中はSPORTS BULLの「バーチャル春高バレー」で見逃し配信が販売されていました。ただし、2026年11月時点では旧大会パスの購入ページが利用できない状態です。現在の動画公開状況をサービス内で確認してください。
第78回全日本バレーボール高等学校選手権大会は、2026年1月11日に東京体育館で男女決勝を迎えました。
男子は東山高校が清風高校を3対1で下し、6年ぶり2度目の優勝。女子は金蘭会高校が就実高校を3対0で破り、7年ぶり4度目の優勝を飾りました。
男子の岩田怜緯、女子の馬場柚希が最優秀選手賞を受賞したことも、今大会を象徴する出来事です。
今回の決勝から読み取れる大きな要点は、セットカウントだけでは試合の難しさを判断できないということです。男子は清風が第2セットを奪い返し、女子は就実が第2・第3セットでセットポイントを握るなど、両決勝とも簡単な勝負ではありませんでした。
それでも東山は岩田を中心とする攻撃力とチームの連係で勝ち切り、金蘭会は終盤の粘りとブロックで相手の追い上げを封じました。両校の勝利は、高校バレーにおいて個人の能力とチーム全体の完成度がどれほど重要かを示しています。
春高バレーの歴代優勝校を振り返る際にも、2026年は東山と金蘭会の名前が新たな節目として刻まれる大会です。次世代の選手たちがどのような戦いを見せるのか、今後の高校バレーにも期待が集まります。
2026年の決勝結果を振り返るなら、男子3対1の東山、女子3対0の金蘭会、そして岩田怜緯・馬場柚希の最優秀選手賞。この3点が押さえておきたい大会の結末です。