2026年8月17日、浦和レッズは山根視来選手の完全移籍加入を正式発表しました。移籍元はアメリカのメジャーリーグサッカー(MLS)に所属するLAギャラクシーです。
浦和での背番号は6番。Jリーグで豊富な実績を積み、海外でもプレーした経験を持つ右サイドのディフェンダーとして迎えられました。
加入発表後の8月19日には、瀬古樹選手とともに埼玉スタジアムで加入会見に出席。山根選手は浦和について、タイトルを数多く獲得してきた大きなクラブに加入できた喜びを語っています。
加えて、10月10日のFC東京戦ではJ1リーグ通算200試合出場を達成。10月30日更新のJリーグ公式選手ページでは、浦和加入後の2026/27シーズンのリーグ出場数は6試合となっています。日本復帰後も着実に出場機会を重ねています。
したがって、2026年11月現在の山根選手については、LAギャラクシー所属ではなく、浦和レッズ所属と理解するのが正確です。
【プロフィール】山根視来の年齢・身長・体重とサッカー経歴

山根視来(やまね・みき)
Miki Yamane / DF
32歳
2026年11月2日現在
山根視来選手は1993年12月22日生まれ、神奈川県出身のプロサッカー選手です。2026年12月に33歳を迎えます。
身長178cm、体重72kg。ポジションはディフェンダーで、右サイドバックを主戦場としています。右サイドを積極的に駆け上がる攻撃力と、味方との連係を生かしたプレーが特徴です。
プロ入り前は桐蔭横浜大学でプレー。大学卒業後の2016年に湘南ベルマーレへ加入しました。決して若い年代から全国的なスター選手として知られていたわけではなく、プロ入り後に実力を高め、日本代表まで上り詰めた選手です。
基本プロフィール一覧| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名前 | 山根視来 |
| 読み方 | やまね・みき |
| 生年月日 | 1993年12月22日 |
| 年齢 | 32歳 |
| 出身地 | 神奈川県 |
| 身長 | 178cm |
| 体重 | 72kg |
| ポジション | DF |
| 主なポジション | 右サイドバック |
| 利き足 | 右足 |
| 現所属 | 浦和レッズ |
| 背番号 | 6 |
| 日本代表 | 16試合・2得点 |
出典:浦和レッズ公式選手プロフィール、Jリーグ公式選手データ、LAギャラクシー公式プロフィール。
サッカーを始めてからプロになるまで山根選手のサッカー歴は、神奈川県のあざみ野FCから始まります。その後、東京ヴェルディのジュニア、ジュニアユースを経て、ウィザス高校(現・第一学院高校)、桐蔭横浜大学へと進みました。
大学時代には天皇杯にも出場。2016年に湘南ベルマーレへ加入し、プロサッカー選手としてのキャリアをスタートさせています。
注目したいのは、プロ1年目にJ1リーグ出場がなかったことです。加入当初から抱えていたけがの影響もあり、思うように出場機会を得られませんでした。しかし、翌2017年にJ2リーグで37試合に出場。ここから一気に存在感を高めていきます。
【経歴・年表】湘南ベルマーレから川崎、LAギャラクシー、浦和へ
山根視来選手のキャリアを振り返ると、湘南ベルマーレでの成長、川崎フロンターレでのタイトル獲得、LAギャラクシーでの海外挑戦という3つの段階が見えてきます。
それぞれのクラブで異なる経験を積んだことが、現在のプレースタイルや戦術理解につながっています。
山根視来のキャリアと主な転換点山根選手の成長を語るうえで欠かせないのが、湘南ベルマーレ時代の曺貴裁監督(現・湘南ベルマーレ監督)との出会いです。
2017年、曺監督から攻撃的なポジションではなく、3バックの右側へのコンバートを提案されました。山根選手はこの変更を受け入れ、J2リーグ42試合中37試合に出場。チームのJ2優勝とJ1昇格に貢献しました。
このポジション変更は大きな意味を持ちます。攻撃力を持ちながら守備の役割も担える選手へと成長するきっかけになったからです。
2018年にはJ1リーグ32試合に出場し、1得点を記録。2019年も31試合に出場して2得点を挙げました。2018年のルヴァンカップ優勝も経験しています。
川崎フロンターレ時代:国内トップクラスの選手へ2019年12月25日、川崎フロンターレは山根選手の完全移籍加入を発表しました。2020年から川崎でプレーし、チームの攻撃的なサッカーを支える右サイドバックとして活躍します。
2020年にはJ1リーグ31試合に出場して4得点。Jリーグベストイレブンと優秀選手賞を受賞しました。
2021年もJ1リーグ37試合に出場し、リーグ優勝に貢献。2022年もベストイレブンと優秀選手賞に選ばれるなど、安定したパフォーマンスを続けました。
川崎時代の特徴は、単に守備をこなすだけでなく、攻撃の起点としても機能したことです。右サイドからの前進、クロス、味方との連係によってチャンスを生み出しました。
LAギャラクシー時代:30歳で初の海外挑戦2024年、山根選手はLAギャラクシーへ移籍しました。30歳での海外挑戦であり、長くプレーしてきた日本のサッカー環境を離れる大きな決断でした。
LAギャラクシーでは2シーズン半にわたりプレー。クラブ公式発表によると、在籍期間中の公式戦出場は99試合、1得点、16アシスト、合計7583分でした。
特に2024年のMLSカップ優勝は、海外キャリアを象徴する成果です。クラブのウィル・クンツGMも、山根選手が優勝への道のりで重要な役割を果たしたと評価しています。
海外での経験は、サッカーの技術面だけでなく、異なる文化や言語を持つ選手とのコミュニケーションにも及びました。2026年の浦和加入会見では、難しい状況への対応力や、相手の意見を尊重して聞く姿勢が成長した部分だと振り返っています。
【成績・日本代表】J1通算200試合とカタールW杯出場の実績
山根視来選手のキャリアを評価するうえで、クラブでの成績だけでなく、日本代表での実績も重要です。
日本代表では国際Aマッチ16試合に出場し、2得点を記録。2022年のFIFAワールドカップ・カタール大会では日本代表メンバー26人に選ばれ、グループステージのコスタリカ戦に先発出場しました。
J1通算200試合出場は2026年10月10日に達成2026年10月10日、山根選手は味の素スタジアムで開催されたFC東京対浦和レッズの試合に出場し、J1リーグ通算200試合出場を達成しました。
この記録は、2018年に湘南ベルマーレでJ1デビューを果たしてから積み重ねたものです。2023年までのJ1通算出場数は196試合。2026年の浦和加入後に出場を重ね、節目の200試合に到達しました。
Jリーグ公式記録では、J1通算200試合で14得点、J2通算37試合で0得点となっています。サイドバックというポジションを考えると、長期間にわたって出場を続けてきた安定感も評価すべきポイントです。
日本代表16試合・2得点の実績山根選手が日本代表に初招集されたのは2021年3月です。川崎フロンターレでの安定した活躍が評価され、代表チームでも右サイドの選択肢として起用されました。
そして2022年11月、カタールW杯の日本代表メンバーに選出されます。大会のグループステージ第2戦、コスタリカ戦では先発出場。背番号2を着け、右サイドの守備を担当しました。
試合は日本が0対1で敗れましたが、山根選手にとって世界最高峰の舞台でプレーした経験は、キャリアにおける大きな財産です。
なお、クロアチアとの決勝トーナメント1回戦では出場せず、控えメンバーとしてチームを支えました。
主な成績・実績まとめ| 項目 | 成績・実績 |
|---|---|
| J1リーグ | 200試合・14得点 |
| J2リーグ | 37試合・0得点 |
| 日本代表 | 16試合・2得点 |
| W杯 | カタール大会出場 |
| 湘南 | 2017年J2優勝 |
| 湘南 | 2018年ルヴァンカップ優勝 |
| 川崎 | 2020・2021年J1優勝 |
| 川崎 | 2020年天皇杯優勝 |
| 個人賞 | Jリーグベストイレブンなど |
| LAギャラクシー | 99試合・1得点・16アシスト |
| LAギャラクシー | 2024年MLSカップ優勝 |
| 浦和 | 2026年10月10日J1通算200試合達成 |
【移籍理由と経緯】なぜLAギャラクシーから浦和レッズへ?
2026年8月の移籍で気になるのが、LAギャラクシーから浦和レッズへ移籍した理由です。
今回の移籍については、本人が加入会見で決断の考え方を明かしています。要点は、単に日本へ戻ることではなく、成長できる環境と浦和のクラブとしての変化に魅力を感じたことです。
移籍発表から加入までの流れ移籍の発表は、アメリカ時間と日本時間で日付が異なります。
- 2026年8月16日:LAギャラクシーが浦和への移籍合意を発表。
- 2026年8月17日:浦和レッズが完全移籍加入を正式発表。
- 2026年8月19日:埼玉スタジアムで加入会見を実施。
- 2026年8月23日:浦和加入後、J1リーグの町田戦に出場。
LAギャラクシーの発表では、移籍金は非公表。浦和側は完全移籍での加入と背番号6を発表しました。
山根本人が語った移籍の決め手2026年8月19日の加入会見で、山根選手は移籍先を決める際の考え方について次のように話しました。
「自分が一番成長できると思うところに行こうとしています。」
加えて、浦和レッズが大きく変わろうとしているタイミングで、その歴史を作る一人になりたいと考えたことも説明しています。
つまり、今回の移籍には自身の成長と、クラブの新しい方向性への共感という2つの軸がありました。
山根選手は、まずリーグ優勝を目標に掲げています。アジアでの戦いよりも、まずは国内リーグで結果を出すことに集中したいという考えも会見で示しました。
浦和レッズが山根視来に期待する役割浦和レッズの堀之内聖スポーツダイレクターは、山根選手の獲得について、ポジション面だけでなく、選手の人間性やチームに与える影響も考慮したと説明しています。
特に期待されているのが、次の能力です。
- 攻守両面での推進力
- アタッキングサードでのプレーの質
- 海外経験をチームに還元する力
- 自身の成長意欲と周囲を成長させる姿勢
浦和が獲得したのは、単に右サイドバックの選手ではありません。湘南、川崎、LAギャラクシーで異なるサッカーを経験し、代表や国際大会でもプレーしてきた選手です。
特に、海外での経験を若手や周囲の選手に伝えられる点は、チーム全体の底上げという観点でも意味があります。
LAギャラクシーを離れた本当の理由は?ここで区別しておきたいのが、浦和加入を決断した理由と、LAギャラクシーを退団した個別の事情です。
本人は浦和加入について成長とクラブの変化を理由として説明しています。一方、LAギャラクシーの公式発表は浦和への移籍合意とこれまでの貢献を伝える内容で、契約上の事情や退団の個人的な理由までは明らかにしていません。
そのため、クラブとの対立や契約トラブルが移籍原因だったとする説明には根拠がありません。公式に確認できるのは、双方が移籍に合意し、山根選手が日本での新たな挑戦先として浦和を選んだという事実です。
【プレースタイル】山根視来の強みは攻撃参加と戦術理解
山根視来選手の最大の特徴は、右サイドバックとしての攻撃力です。
守備を専門とする選手というより、攻撃にも積極的に関わり、チームの前進を助けるタイプ。右サイドを駆け上がり、味方との連係からチャンスを作るプレーを得意としています。
1. 積極的なオーバーラップ山根選手は、後方で守備をするだけでなく、ボールを持った味方の外側を走って攻撃に参加するオーバーラップを得意としています。
右サイドの高い位置まで進出することで、相手守備陣に複数の対応を迫ることができます。クロスやパスによって攻撃の選択肢を増やせる点も強みです。
2. 味方との連係と攻撃の組み立て山根選手の強みは、単独で突破する能力だけではありません。周囲の選手とのパス交換やポジショニングによって、右サイドの攻撃を活性化させることができます。
川崎フロンターレ時代に培った連係重視のサッカーは、現在のプレーにも生きています。浦和レッズでも、右サイドの選手とのコンビネーションが攻撃の要点になります。
3. 複数のポジションを経験した戦術理解2017年の湘南時代には、攻撃的なポジションから3バックの右へコンバートされています。この経験は、守備ラインの役割や味方との距離感を理解するうえで大きな意味を持ちました。
サイドバックとして高い位置を取る際にも、後方のスペースやチーム全体のバランスを意識する必要があります。異なる役割を経験してきた山根選手は、こうした戦術的な要求に対応できる点が魅力です。
4. 海外で磨いた適応力とコミュニケーションLAギャラクシーでは、言語や文化の異なる選手たちとプレーしました。山根選手自身も加入会見で、難しい状況への対処方法や、異なる意見を尊重する姿勢が成長した部分だと話しています。
こうした経験は、試合中の判断だけでなく、練習やチーム内のコミュニケーションにも生かされます。
山根視来は浦和レッズでどんな役割を担う?浦和レッズの公式プロフィールでも、山根選手は高い攻撃力を武器に右サイドをダイナミックに駆け上がる選手として紹介されています。
特に期待できるのは、右サイドからの攻撃参加と、アタッキングサードでの質の高いプレーです。守備だけに専念するのではなく、攻撃の局面でも存在感を発揮できる選手といえます。
一方、攻撃参加が多いポジションだからこそ、前進した後の守備への切り替えや、後方のカバーとの連係も欠かせません。浦和での評価を左右するのは、攻撃面の貢献と守備面の安定をどこまで両立できるかという点です。
【よくある質問】山根視来に関するFAQ
Q1:山根視来の現在の所属チームはどこですか?
A1:2026年11月現在、浦和レッズに所属しています。2026年8月17日にLAギャラクシーから完全移籍で加入し、背番号6を着けています。
Q2:山根視来の年齢・身長・体重は?
A2:1993年12月22日生まれの32歳です。身長178cm、体重72kgです。2026年12月22日に33歳になります。
Q3:山根視来が浦和レッズに移籍した理由は何ですか?
A3:本人は、自分が最も成長できる環境を選ぶことを移籍の基準にしていると説明しています。浦和が大きく変化しようとしているタイミングで、その歴史を作る一人になりたいと考えたことが決断の理由です。
Q4:山根視来は日本代表としてW杯に出場しましたか?
A4:はい。2022年のカタールW杯に出場しました。日本代表として国際Aマッチ16試合・2得点を記録しており、カタール大会ではグループステージのコスタリカ戦に先発出場しています。
Q5:山根視来のJ1通算成績は?
A5:2026年10月10日のFC東京戦でJ1リーグ通算200試合出場を達成しました。Jリーグ公式記録ではJ1通算200試合・14得点です。
Q6:山根視来はLAギャラクシーでどのような成績を残しましたか?
A6:LAギャラクシーでは公式戦99試合に出場し、1得点・16アシストを記録しました。2024年のMLSカップ優勝にも貢献しています。
Q7:山根視来のプレースタイルは?
A7:攻撃参加を得意とする右サイドバックです。積極的なオーバーラップ、味方との連係、クロスや攻撃の組み立てが強みです。湘南時代には3バックの右も経験しています。
【プロの結論】山根視来の浦和復帰はキャリア第3章の始まり
山根視来選手のキャリアを振り返ると、プロ入り当初から順風満帆だったわけではありません。湘南ベルマーレでのポジション変更とJ2での経験、川崎フロンターレでのタイトル獲得、日本代表入り、そして30歳での海外挑戦。段階的に成長してきた選手です。
2026年8月の浦和レッズ加入は、そうした経験を日本のクラブで生かす新たな挑戦と位置づけられます。
特に注目したいのは、J1通算200試合という実績だけでなく、海外で得た適応力やコミュニケーション能力を浦和に持ち帰ったことです。本人も浦和が変化しようとしている時期に、その歴史を作りたいという意思を示しています。
今後の山根選手を評価する際には、次の3点が重要になります。
- 攻撃面:右サイドからどれだけチャンスを作り、得点機会に関われるか。
- 守備面:攻撃参加後の切り替えやポジショニングでチームの安定に貢献できるか。
- チームへの影響:海外経験や豊富なJリーグ経験を若手選手やチーム全体に還元できるか。
32歳という年齢は、若手選手とは異なる経験値を持つ一方、長いシーズンを戦い抜くコンディション管理も求められる時期です。だからこそ、出場試合数だけでなく、試合内容やチームへの貢献度も見ていく必要があります。
2026年10月10日に達成したJ1通算200試合は、これまでのキャリアの積み重ねを示す節目です。しかし、山根選手が目指しているのは過去の実績を守ることだけではありません。浦和レッズで新しい歴史を作り、リーグ優勝という目標に貢献することです。
湘南で成長し、川崎で頂点を経験し、アメリカで新しいサッカーを学んだ山根視来。浦和レッズでの第3章がどのような結果につながるのか、今後のプレーに注目が集まります。