2026年の指原莉乃の作詞活動で注目したいのは、AKB48への楽曲提供が実現したこと、そしてプロデュースする2グループでも新しいシングルが発売されたことだ。
1. AKB48「初恋に似てる」:約20年の活動を経て再びAKB48へ2026年2月25日発売のAKB48・67thシングル『名残り桜』に、指原莉乃が作詞した「初恋に似てる」が収録された。
同曲は20期・21期研究生8人によるカップリング曲で、センターは20期研究生の近藤沙樹が務めた。
AKB48公式サイトは2026年2月16日、指原が作詞を担当したことを発表。さらに本人のコメントも掲載している。
特に注目したいのは、単に歌詞を書いただけではなかったことだ。
指原は、メンバーそれぞれのプリプロ音源を何度も聴き、近藤沙樹がセンターに合うのではないかと提案。さらに歌割りについても意見を出したという。
指原が作品について語ったコメントには、次の言葉がある。
AKB48の作品に自分の名前がまた違った形で載るのが幸せです。
出典:AKB48公式サイト「67thSGカップリング『初恋に似てる』センターが決定!作詞は指原莉乃さん!」2026年2月16日。
また、歌詞の方向性については、現役メンバーと過ごす中で感じた「謙虚さの中にある努力で培ってきた自信」を表現したかったと説明している。
本人の言葉によれば、これまで自分が選んできた楽曲とは違うサウンドに、AKB48らしさを感じたという。
「初恋に似てる」は、学校生活の中で片思いをしている主人公が、両思いを目指す物語として近藤沙樹からも紹介された。
AKB48のOGである指原が、現役研究生の歌声を聴き、センターや歌割りにまで意見を出したことは、今回の提供の大きな特徴だ。
2. 2026年8月「恋、はじめました。」:=LOVEの21stシングル=LOVEは2026年8月26日、21stシングル「恋、はじめました。」を発売した。
作詞は指原莉乃、作曲は小池竜暉、編曲はめんまが担当している。
タイトルからも分かるように、恋が始まる瞬間のときめきや、相手を意識する女の子の気持ちを描いた作品だ。
2025年の「とくべチュ、して」が、好きな相手を独占したい気持ちを強く打ち出した楽曲だとすれば、「恋、はじめました。」は恋愛が始まる前後の期待や高揚感に焦点を当てている。
同じ恋愛というテーマでも、異なる段階の感情を表現している点が面白い。
このシングルは、指原がプロデュースする=LOVEの21作目に当たる。
3. 2026年8月「サマーツインテール」:≒JOYの5thシングル≒JOYからは、5thシングル「サマーツインテール」が2026年8月5日に発売された。
表題曲の作詞は指原莉乃、作曲は小池竜暉・齋藤奏太、編曲は齋藤奏太。
さらに収録曲の「わたし注意報」「夏はジュエリー」も指原が作詞を担当している。
3曲を比較すると、恋愛の始まりや夏の高揚感といったテーマを、それぞれ違う表現で描いていることが分かる。
ソニーミュージックの発表によると、表題曲「サマーツインテール」はBillboard JAPAN週間シングル・セールス・チャートで初週371,043枚を記録し、初登場1位を獲得した。
また、ダブルセンターを務めたのは天野香乃愛と市原愛弓。楽曲の世界観をビジュアル面でも表現した作品となった。
2026年の作詞活動を時系列で整理| 時期 | 楽曲・出来事 | 注目ポイント |
|---|---|---|
| 2026年2月 | AKB48「初恋に似てる」 | 研究生楽曲の作詞、センター・歌割りの提案 |
| 2026年4月 | =LOVE「劇薬中毒」 | 20thシングルの表題曲 |
| 2026年6月 | MUSIC AWARDS JAPAN | 「とくべチュ、して」が楽曲賞を受賞 |
| 2026年8月 | =LOVE「恋、はじめました。」 | 21stシングル |
| 2026年8月 | ≒JOY「サマーツインテール」 | 5thシングル、収録3曲の作詞も担当 |
2026年の動きを見ると、指原の作詞活動は、=LOVEだけに集中しているわけではない。
プロデュースするグループの新曲を継続的に手掛けながら、AKB48のような別のグループにも作品を提供している。
この活動範囲の広さが、2026年時点での大きな特徴だ。
【プロの結論】指原莉乃の作詞曲は何が特別なのか

指原莉乃の作詞活動を総合的に見ると、重要なのは作品数だけではない。
むしろ、アイドルという存在を多角的に捉え、異なる立場や感情を楽曲に反映している点に価値がある。
作詞家としての3つの強み1. アイドルとファンの両方の心理を理解している
「絶対アイドル辞めないで」は、アイドル自身の気持ちだけではなく、応援するファンの願望を中心に描いた作品だ。
アイドルとして活動してきた経験が、歌詞の視点に反映されている。
2. グループごとに違う作品を生み出せる
=LOVE、≠ME、≒JOYは、同じプロデューサーのもとで活動していても、グループの成長過程や楽曲の方向性は異なる。
指原は、それぞれのグループに異なる物語やテーマを与えている。
3. 時代に合わせて表現を更新している
2013年の「マツムラブ!」から、2025年の「とくべチュ、して」、2026年の「恋、はじめました。」までを比べると、言葉の選び方や楽曲のテーマに幅がある。
過去の成功パターンを繰り返すだけではなく、新しい表現を取り入れている点も見逃せない。
作詞曲を聴くなら、どこに注目すべき?指原の作品を初めて聴く人には、次の順番で比較する方法がおすすめだ。
- アイドルとファンの関係を知りたい人:「絶対アイドル辞めないで」
- 独特な言葉選びを楽しみたい人:「とくべチュ、して」
- 恋愛の複雑な心理を味わいたい人:「あの子コンプレックス」
- 青春や初恋の世界観を楽しみたい人:「夏めきペイン」「初恋に似てる」
- 2026年の最新作を聴きたい人:「恋、はじめました。」「サマーツインテール」
また、作品を分析するときには、作詞者だけでなく作曲者・編曲者も確認するとよい。
例えば「とくべチュ、して」は浦島健太・菊池博人、「夏めきペイン」は栗原暁・前田佑、「恋、はじめました。」は小池竜暉が作曲を担当している。
歌詞、メロディー、編曲、歌唱メンバーの表現が組み合わさって、一つの作品が完成するからだ。
【指原莉乃の作詞に関するよくある質問(FAQ)】
Q1:指原莉乃が初めて作詞した曲は何ですか?
A1:SKE48の松村香織のソロ曲「マツムラブ!」です。2013年に披露され、指原が作詞や選曲、プロデュースを担当しました。
Q2:指原莉乃が作詞した代表曲は何ですか?
A2:代表的な作品には、=LOVEの「とくべチュ、して」「絶対アイドル辞めないで」「あの子コンプレックス」「ズルいよ ズルいね」などがあります。
Q3:≠MEの楽曲も指原莉乃が作詞していますか?
A3:はい。「まほろばアスタリスク」「チョコレートメランコリー」「天使は何処へ」「モブノデレラ」など、複数の作品で作詞を担当しています。
Q4:≒JOYの作詞曲には何がありますか?
A4:「初恋シンデレラ」「ブルーハワイレモン」「その先はイグザルト」「サマーツインテール」「夏はジュエリー」などがあります。
Q5:「夏めきペイン」は指原莉乃の作詞ですか?
A5:はい。蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブの楽曲で、作詞は指原莉乃です。2023年9月20日に発売された1stアルバムに収録されました。
Q6:「とくべチュ、して」で日本レコード大賞を受賞したのですか?
A6:2025年第67回日本レコード大賞の作詩賞を受賞しました。楽曲そのものに贈られる日本レコード大賞とは別の部門です。
Q7:2026年に指原莉乃が作詞した最新曲は何ですか?
A7:2026年には、=LOVE「恋、はじめました。」、≒JOY「サマーツインテール」、AKB48「初恋に似てる」などが発表されています。特に「初恋に似てる」は、AKB48の研究生8人による楽曲として注目されました。
指原莉乃の作詞活動は、2013年の「マツムラブ!」から始まり、=LOVE、≠ME、≒JOYという3グループのプロデュースを通じて大きく発展してきた。
2024年には「絶対アイドル辞めないで」、2025年には「とくべチュ、して」が話題となり、後者では日本レコード大賞作詩賞を受賞。さらに2026年にはMUSIC AWARDS JAPANでの受賞や、AKB48「初恋に似てる」への作詞提供も実現している。
2026年8月には=LOVE「恋、はじめました。」と≒JOY「サマーツインテール」も発売され、作詞活動は現在進行形だ。
指原莉乃の作品を理解するうえで大切なのは、単に人気曲を知ることではない。
誰の視点から、どのような感情を描いているのか。
その視点で作品を聴き比べれば、かわいらしい恋愛ソングから重たい愛情、アイドルとファンの関係、青春の物語まで、指原莉乃という作詞家の幅広い表現が見えてくる。