2026年11月現在、新日本海フェリーの新潟発着便を利用するなら、まず押さえておきたいのが新潟〜小樽航路です。新潟港から北海道の小樽港までの所要時間は約16時間。新潟を正午に出発し、翌朝4時30分に小樽へ到着するダイヤが基本となっています。車やバイクを載せて北海道へ渡れるうえ、船内には複数の客室タイプが用意されており、予算や旅行スタイルに合わせた船旅を計画できます。
一方、2026年の運航日は月ごとの配船表によって変わり、基本時刻表だけでは判断できない臨時運休や船舶変更もあります。この記事では、2026年11月3日時点の公式運航情報を中心に、発着時刻、運休日、客室別料金、車両航送費、新潟港へのアクセス、インターネット予約、乗船手続きまで詳しく整理します。
【基本情報】新日本海フェリーの新潟〜小樽航路は約16時間の船旅

新日本海フェリーの新潟〜小樽航路は、本州の日本海側から北海道へ直接アクセスできる長距離フェリー航路です。
公式案内に掲載されている所要時間は約16時間。実際の基本ダイヤでは、新潟を12時に出発して翌日4時30分に小樽へ到着するため、時計上の経過時間は16時間30分です。
飛行機のように短時間で移動する交通手段とは異なり、船内で食事や休憩を取りながら移動できるのが特徴です。自動車を航送すれば、北海道到着後も自分の車で観光を続けられます。
使用船舶は「らべんだあ」と「あざれあ」新潟〜小樽航路の主な使用船舶は、「らべんだあ」と「あざれあ」です。
両船は2017年に就航しました。新日本海フェリーの公式船舶資料によると、全長197.5メートル、総トン数14,214トン、旅客定員600名という規模を持ちます。
それぞれの就航日は次のとおりです。
- らべんだあ:2017年3月9日就航
- あざれあ:2017年6月28日就航
船名は北海道と新潟にゆかりのある花に由来しています。両船は同じ新潟〜小樽航路に投入されますが、乗船日にどちらが担当するかは配船表で確認する必要があります。
ここで注意したいのは、予約時に特定の船が必ず運航すると決めつけないことです。整備や運航上の事情で船舶が変更される場合があります。
【2026年最新時刻表】新潟発・小樽発の時間と運休日を確認
新潟〜小樽の基本時刻表2026年11月現在、公式サイトに掲載されている基本ダイヤは次のとおりです。
- 北行き(新潟→小樽):新潟12:00発、翌日04:30着
- 南行き(小樽→新潟):小樽16:45発、翌日09:15着
基本的な運航曜日は、北行きが火曜日から日曜日、南行きが月曜日から土曜日です。ただし、この曜日区分だけで乗船日を決めるのはおすすめできません。
新日本海フェリーは、運休日や臨時のダイヤ変更を設けています。実際の出港日と船名を確認するには、月別の配船表を見る必要があります。
2026年11月の配船表で確認したいポイント2026年11月の公式配船表には、1日から30日までの日付ごとに運航船舶が記載されています。
船名の略号は次の意味です。
- ラ:らべんだあ
- ア:あざれあ
11月の新潟発便は、基本の火曜日から日曜日という運航曜日だけでは判断できない日もあります。例えば、11月8日と22日は新潟発の欄に運航船名の記載がありません。
また、12月分の配船表も公開されており、2027年1月・2月分の資料も案内されています。年末年始や冬の旅行を計画している人は、月ごとの資料を確認しておくと安心です。
運休日・配船変更で失敗しない確認方法乗船予定日が決まったら、次の順番で確認してください。
- 新日本海フェリー公式の時刻表で航路を選ぶ。
- 該当する月の配船表を開く。
- 希望日の新潟発または小樽発の欄を確認する。
- 「らべんだあ」「あざれあ」のどちらが担当するか確認する。
- 予約直前に空席・運賃照会と最新の運航状況を確認する。
特に冬季は、天候や海上状況によって運航に影響が出る可能性があります。予約完了後も、出港日が近づいたら公式の運航状況を確認しておきましょう。
【料金比較】2026年11月の客室別運賃と車両航送料金
2026年11月〜2027年2月の旅客運賃2026年11月1日から2027年2月28日までの新潟〜小樽航路は、公式運賃表の期間Aが適用されます。
以下は大人1名あたりの片道税込運賃です。
| 客室・区分 | 片道料金 | 特徴・選び方 |
|---|---|---|
| ツーリストA | 10,500円 | リーズナブルな相部屋タイプ |
| ツーリストS | 13,500円 | 区画が分かれたベッドタイプ |
| ステートA・インサイド | 17,000円 | 窓のない個室 |
| ステートA | 18,000円 | シャワー・トイレ付き個室 |
| デラックスA | 25,400円 | テラス付きの上級客室 |
| スイート | 59,000円 | 専用テラスと食事サービス付き |
| 乗用車3m未満 | 23,500円 | 運転手の旅客運賃を含む |
| 乗用車5m未満 | 29,500円 | 運転手の旅客運賃を含む |
客室運賃は1名あたり、車両航送料金は1台あたりです。車両料金には運転手のツーリストA運賃が含まれますが、同乗者の運賃は別途必要です。
なお、上記は期間Aの料金です。別の運賃期間が設定される時期は、料金が変わります。2026年11月以降の旅行では、予約画面に表示される乗船日別の料金も確認してください。
客室の種類と選び方ツーリストA:費用を抑えたい人向け
ツーリストAは、1人につき1台のベッドを利用する相部屋タイプです。上下段のベッドが互い違いに配置され、入口部分のプライバシーにも配慮されています。
料金を抑えて北海道へ移動したい一人旅や、船内では睡眠を中心に過ごしたい人に適しています。
ツーリストS:プライバシーを少し重視したい人向け
ツーリストSは、10名または12名定員の区画にベッドが設けられたタイプです。QRコードキーによる施錠に対応しているため、一般的な開放型の相部屋とは異なる安心感があります。
ステートA:個室で落ち着きたい人向け
ステートAは、ツインベッドを備えた個室です。シャワー、洗浄機付きトイレ、冷蔵庫、テレビなどが用意されています。
インサイドタイプには窓がありません。海の景色を楽しみたい場合は、通常のステートAを選ぶとよいでしょう。
デラックスA:ゆとりを重視する人向け
デラックスAにはツインタイプや和室タイプがあり、専用テラスとバス・トイレを備えています。船内で過ごす時間を客室でも楽しみたい人や、家族旅行に向いています。
スイート:特別な船旅を楽しみたい人向け
スイートは2名定員の個室で、専用テラスや浴室を備えています。公式案内では、北行きに昼食・夕食、南行きに夕食・朝食のグリル食事サービスが設定されています。
客室の料金だけでなく、船内でどれだけプライベートな時間を確保したいかも選択基準になります。
新潟〜小樽の車両料金と注意点自家用車を北海道へ持ち込む場合は、車両の長さによって料金が決まります。
- 3m未満:23,500円
- 4m未満:26,000円
- 5m未満:29,500円
- 6m未満:35,000円
いずれも2026年11月からの期間Aの片道料金です。運転手のツーリストA運賃を含みます。
予約時には、車検証を確認し、車長やナンバープレートなどを正確に申告してください。車両の分類によって乗用車以外の料金が適用される場合もあります。
また、見落としやすい変更点として、2026年12月1日以降の出港便から無人車航送サービスが終了します。これは運転手が乗船しない車両輸送サービスに関する変更で、通常の自家用車による乗船とは区別して考える必要があります。
【アクセスガイド】新潟港フェリーターミナルへの行き方と乗船手続き
新潟港フェリーターミナルの所在地新日本海フェリーの新潟側の乗り場は、新潟港の山の下埠頭にあります。
所在地:〒950-0044 新潟県新潟市東区古湊町2番20号 山の下埠頭
JR新潟駅から約4kmの場所にあり、バス、タクシー、自家用車でアクセスできます。
新潟駅から連絡バスでアクセスする方法公共交通機関を利用する場合は、新潟交通の臨港町線が便利です。新潟駅万代口のバスターミナル5番乗り場から乗車し、新日本海フェリー経由の便を利用します。
- 乗り場:JR新潟駅バスターミナル5番
- 平日:10時44分発
- 土日祝:10時39分発
- 所要時間:約15分
- 大人運賃:260円
- 小人運賃:130円
このバスは新潟港12時発の小樽行きフェリーに接続する便です。公式案内では、バスで到着した後も乗船手続きが可能とされています。
ただし、路線バスであるため、フェリーの運航状況によっては接続面に影響が出ることもあります。バスの最新時刻と運行状況を確認しておきましょう。
タクシー・自家用車で向かう場合タクシーならJR新潟駅から約4km、所要時間は約15分が目安です。
自家用車の場合は、日本海東北自動車道の新潟亀田ICから約7.5km、約30分が公式案内の目安となっています。
通勤時間帯は紫竹山IC付近から栗ノ木バイパスで渋滞が発生することもあるため、時間に余裕を持って出発してください。
なお、フェリーターミナルでは車を留め置いたまま旅客として乗船することはできません。車を持ち込まない場合は、公共交通機関やタクシーを利用しましょう。
新潟港での乗船手続き新日本海フェリーでは、原則として出港時間の60分前までにフェリーターミナルへ到着するよう案内しています。
ゴールデンウィーク、夏期、年末年始は90分前までの到着が必要です。
乗船方法は、電子乗船券の有無によって異なります。
- e乗船券を持っている場合:スマートフォンなどでQRコードを提示して乗船する。
- e乗船券がない場合:窓口または自動発券機で乗船券を受け取る。
- 割引利用の場合:学生証や障害者手帳など、必要書類を窓口で提示する。
- 旅行会社経由の場合:指定されたクーポン券や船車券を持参する。
らべんだあ・あざれあでは、乗船券に印字されたQRコードが客室のルームキーにもなります。事前に電子乗船券をスマートフォンへ保存するか、印刷しておくと手続きがスムーズです。
【予約方法】新日本海フェリーのインターネット予約と注意点
予約は乗船日の3か月前から新日本海フェリーの予約受付は、原則として乗船日の3か月前の同日、午前9時から始まります。
例えば、11月20日乗船の場合、原則として8月20日午前9時から予約できます。ただし、予約開始日が日曜・祝日や会社の休業日に該当する場合は、翌営業日に繰り下げられます。
往復利用の場合も、往路と復路それぞれの乗船日を基準に予約受付が始まります。往路を予約した時点で、3か月以上先の復路まで予約できるわけではありません。
インターネット予約の流れ公式のインターネット予約サービスでは、無料の利用者登録が必要です。
- 利用者登録を行う。
- 乗船日と航路を選択する。
- 乗船者の情報を入力する。
- 希望する客室や車両情報を入力する。
- 空席と料金を確認して予約する。
- 指定期限までに支払いを済ませる。
- e乗船券を取得して保存する。
自動車を持ち込む場合は、ナンバープレート、車長、車種、電気自動車に該当するかどうかなどの情報が必要です。車検証を手元に用意しておくと入力を進めやすくなります。
支払い期限にも注意予約後の支払い期限は、乗船日までの残り日数によって異なります。
- 乗船日の4日前までの予約:予約日を含めて3日以内。
- 乗船日の3日前〜2日前の予約:乗船日の2日前まで。
- 乗船日前日・当日の予約:出港3時間前までのクレジットカード決済。
期限までに支払いが完了しない場合、予約は自動的にキャンセルされます。予約しただけで乗船が確定したと思い込まないようにしましょう。
なお、精算後に予約を取り消す場合は払戻手数料が発生します。日程変更の可能性がある旅行では、予約前に取消条件も確認しておくことが大切です。
【航路比較】新潟〜小樽と新潟〜苫小牧東港は何が違う?
小樽行きと苫小牧東港行きは別の航路新潟から北海道へ向かう新日本海フェリーには、新潟〜小樽航路だけでなく、新潟〜苫小牧東港航路もあります。
ただし、苫小牧東港行きは秋田を経由する航路であり、小樽行きとは使用船舶も運航時間も異なります。
2026年10月1日以降の基本ダイヤでは、苫小牧東港行きは次のとおりです。
- 新潟発:22時30分
- 秋田着:翌日5時05分
- 秋田発:翌日6時15分
- 苫小牧東港着:翌日16時45分
新潟発の北行きは月・水・金曜日、苫小牧東港発の南行きは火・木・土曜日が基本です。
新潟〜小樽航路の使用船が「らべんだあ」「あざれあ」であるのに対し、苫小牧東港航路では「らいらっく」「ゆうかり」が使用されます。
どちらを選ぶべきか目的地が小樽や札幌方面であれば、小樽航路が候補になります。朝4時30分に小樽へ到着するため、到着後の移動計画も立てやすくしておきたいところです。
一方、道央の東側や苫小牧方面を目的地とする場合は、苫小牧東港航路も比較対象になります。
ただし、苫小牧東港は一般的にイメージされる苫小牧市街地のフェリー乗り場と同じ場所ではありません。到着港の位置と、その後の移動距離まで含めて選ぶ必要があります。
新潟発着フェリーがおすすめの人・おすすめできない人おすすめできる人
- 自家用車やバイクで北海道を周遊したい人。
- 移動時間そのものも旅行として楽しみたい人。
- 新潟・北陸・関東方面から北海道へ移動したい人。
- 飛行機とは違う船旅や船内設備を楽しみたい人。
あまり向いていない人
- 移動時間をできるだけ短縮したい人。
- 早朝の小樽到着後にすぐ予定が入っている人。
- 特定の日に必ず出発したいが、運休日を調整できない人。
- 船内で長時間過ごすことが苦手な人。
料金だけで判断するのではなく、移動時間、到着時刻、車両航送の必要性、客室の快適さを総合的に考えることが大切です。
【新日本海フェリー新潟の利用】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:新潟から小樽までフェリーで何時間かかりますか?
A1:公式案内では約16時間です。基本ダイヤは新潟12時発、翌日4時30分小樽着で、実際の経過時間は約16時間30分です。
Q2:2026年11月の新潟〜小樽航路の料金はいくらですか?
A2:期間Aの大人片道運賃は、ツーリストAが10,500円、ツーリストSが13,500円、ステートAが17,000円または18,000円、デラックスAが25,400円、スイートが59,000円です。車両航送料金は5m未満の乗用車で29,500円となっています。
Q3:新潟港には出港の何分前に到着すればよいですか?
A3:原則として出港60分前までです。ゴールデンウィーク、夏期、年末年始は90分前までに到着する必要があります。電子乗船券を事前に準備しておくと、当日の手続きがスムーズになります。
新日本海フェリーの新潟〜小樽航路は、約16時間30分の船旅で北海道へ渡れる便利な交通手段です。2026年11月現在の基本ダイヤは、新潟12時発、翌日4時30分小樽着。帰りは小樽16時45分発、翌日9時15分新潟着となっています。
期間Aの大人片道運賃は10,500円から59,000円まで客室によって幅があり、自動車も5m未満なら29,500円で航送できます。予算を抑えるならツーリストA、プライバシーを重視するならステートA以上の個室が選択肢になります。
利用前に特に確認したいのは、次の4点です。
- 乗船予定日の運航有無と月別配船表
- 希望する客室と車両航送料金
- 新潟港への交通手段と到着時刻
- 予約・支払い期限と最新の運航状況
曜日だけで運航日を判断せず、必ず乗船日ごとの配船表を確認することが失敗を防ぐポイントです。特に冬季や年末年始は、運休日や船舶変更、天候による運航への影響も考慮しておきましょう。
船旅の快適さと北海道到着後の移動の自由度を両立できる新潟〜小樽航路。旅行日程と予算に合った客室・運航日を選び、余裕を持った計画で北海道への船旅を楽しんでください。
参照した公式資料・確認情報
- 運航時刻・月別配船表:
- 2026年11月以降の運賃・車両料金:
- 客室設備・船舶情報:
- 新潟港アクセス・連絡バス:
- インターネット予約・乗船手続き:
- 苫小牧東港航路の運航情報: