ロングヘアの人にとって、寝る前に髪を下ろしたままにするか、ゆるく結んでおくかは意外と悩ましい問題です。朝起きると髪が絡まっていたり、毛先がパサついたり、ブラッシングしても寝ぐせが取れなかったりすることもあります。こうしたトラブルには、睡眠中の寝返りによる摩擦や髪のまとめ方が関係しています。
2026年現在、ヘアケアで重視したいのは、単に髪を結ぶことではなく、頭皮に余計な負担をかけず、髪同士や枕との摩擦を減らすことです。ゆるい三つ編み、シュシュ、シルクナイトキャップにはそれぞれ異なるメリットがあります。髪質や長さ、ダメージの程度に合わせて使い分ければ、翌朝の絡まりや枝毛・切れ毛を防ぎやすくなります。
【結論】ロングヘアで寝る時は下ろす?ゆるく結ぶ?正しい選び方

ロングヘアで寝る場合、髪を下ろす方法とゆるく結ぶ方法のどちらが正解なのかは、髪質や寝返りの多さによって変わります。
一般的に、寝返りが多く、朝になると髪が絡まりやすい人には、ゆるい三つ編みや低い位置でのまとめ髪が向いています。一方、髪が細く、結び跡がつきやすい人は、摩擦を抑えた枕カバーを使用して髪を下ろす方法も選択肢になります。
髪を下ろして寝るメリットとデメリット髪を下ろして寝る最大のメリットは、ヘアゴムによる圧迫や結び跡が生じにくいことです。頭皮や毛根を引っ張る力も加わりにくいため、結ぶこと自体が苦手な人にも適しています。
ただし、ロングヘアの場合は髪が枕と首、肩の間に挟まることがあります。寝返りを打つたびに髪が引っ張られたり、毛束同士が擦れたりすると、翌朝の絡まりや毛先のパサつきにつながります。
特に、細く柔らかい髪やブリーチ・カラーを繰り返した髪は、摩擦によるダメージを受けやすいため注意が必要です。
ゆるく結んで寝るメリットとデメリット髪をゆるく
ただし、強く結ぶと別の問題が生じます。頭皮が引っ張られる状態が長時間続くと、毛根に負担がかかり、牽引性脱毛症につながる可能性があります。
アメリカ皮膚科学会(AAD)も、ポニーテールやお団子など、髪を強く引っ張るヘアスタイルを長期間続けないよう推奨しています。
つまり、寝る時に結ぶなら、頭皮が引っ張られず、寝返りを妨げない程度のゆるさが基本です。
迷った時は髪の状態で判断する- 朝になると髪が絡まる人:ゆるい三つ編み。
- 結び跡が気になる人:髪を下ろしてシルク・サテンの枕カバーを使用。
- 毛量が多く広がりやすい人:低い位置でゆるくまとめる。
- 枝毛や切れ毛が気になる人:摩擦を抑えられるナイトキャップを検討。
- 頭皮が敏感な人:髪を引っ張らない方法を優先する。
毎晩同じ方法に固定する必要はありません。日によって髪の状態を確認しながら調整することが、無理なく続けられるヘアケアにつながります。
【原因を解説】寝返りで髪が絡まるのはなぜ?枕との摩擦が招くダメージ
朝起きた時に髪が絡まっている原因は、単純に髪が長いからだけではありません。睡眠中の摩擦、髪の表面の状態、乾燥、結び方など、複数の要因が重なっています。
寝返りによる摩擦でキューティクルが傷つく髪の表面は、キューティクルと呼ばれるうろこ状の組織に覆われています。この部分が整っていると髪の手触りが滑らかになり、ブラッシングもしやすくなります。
しかし、枕との摩擦や乱暴なブラッシング、熱によるスタイリングなどが重なると、髪表面の保護機能が低下し、引っ掛かりやすくなることがあります。
2025年11月に学術誌『Advances in Colloid and Interface Science』に掲載された毛髪摩擦に関するレビュー論文では、髪の摩擦特性と表面構造の関係が整理されています。髪の表面に存在する18-MEAと呼ばれる脂質層の減少や、キューティクルの状態が摩擦に影響することも解説されています。
カラーリングやブリーチ、熱によるスタイリングを繰り返している髪では、表面のダメージが蓄積しやすくなります。そのため、同じ寝方をしていても、健康な髪より絡まりやすくなる場合があります。
寝起きに髪が絡まる主な原因- 寝返りによる摩擦:髪と枕、髪同士が繰り返し擦れる。
- 髪の乾燥:毛先の水分・油分のバランスが崩れ、引っ掛かりやすくなる。
- ダメージの蓄積:カラーやブリーチ、アイロンなどで髪表面が傷んでいる。
- 長い髪の重量:寝返りの際に髪が引っ張られたり、身体の下に挟まったりする。
- 就寝前の準備不足:絡まった部分をそのままにして寝ることで、翌朝さらにほどきにくくなる。
特に注意したいのが、髪を十分に乾かさずに寝る習慣です。
アメリカ皮膚科学会は、濡れた髪は乾いた髪より傷つきやすいため、取り扱いを優しくするよう勧めています。また、2025年9月にCleveland Clinicが公開した皮膚科医による解説でも、濡れた髪と枕カバーとの摩擦が切れ毛につながる可能性が紹介されています。
加えて、頭皮が長時間湿った状態になると、細菌や酵母が増殖しやすい環境になる場合があります。フケや頭皮の炎症が気になる人は、就寝前に頭皮まで乾かす習慣をつけましょう。
ドライヤーを使用する場合は、過度な高温を避け、低温から中温程度の風で乾かす方法が適しています。
【徹底比較】三つ編み・シュシュ・お団子・ナイトキャップの使い分け
ロングヘアを寝る時にまとめる方法はいくつかありますが、それぞれ特徴が異なります。大切なのは、髪を固定する強さと、寝返りを打った時の負担を考えることです。
寝る時のヘアスタイル比較表| 方法 | 特徴・メリット | おすすめの人 | 注意点 |
|---|---|---|---|
| 髪を下ろす | 結び跡がつきにくい | 細い髪、結び跡が気になる人 | 枕との摩擦や絡まりに注意 |
| ゆるい三つ編み | 髪がまとまり、絡まりを抑えやすい | 寝返りが多い人、毛量が多い人 | 編み込みすぎず、毛先も強く締めない |
| シュシュでまとめる | 柔らかい素材なら圧迫を分散しやすい | 髪を軽くまとめたい人 | きつく結ばず、金具付きは避ける |
| 低い位置のお団子 | 髪の広がりを抑えられる | 長くて量の多い髪 | 後頭部に当たる位置や固定の強さに注意 |
| ナイトキャップ | 髪と枕の直接的な摩擦を減らしやすい | 乾燥毛、くせ毛、ダメージ毛 | 締め付けや蒸れに注意 |
三つ編みは、ロングヘアの絡まり対策として取り入れやすい方法です。髪全体をひとまとめにできるため、寝返りによって毛束が広がるのを抑えやすくなります。
基本的な手順は次のとおりです。
- 髪を完全に乾かし、毛先から優しくブラッシングする。
- 髪を後ろで大きく3つに分ける。
- 頭皮を引っ張らないよう、ゆるく編み込む。
- 毛先を柔らかいシュシュやシルク素材のヘアゴムで留める。
要点は、編み目をきつくしないことです。根元から強く編み込むと、髪が引っ張られて頭皮に負担がかかります。
また、三つ編みをすると翌朝にウェーブがつきます。朝のストレートヘアを維持したい人は、髪を下ろす方法やナイトキャップを優先するとよいでしょう。
寝る時におすすめのシュシュはどんなタイプ?シュシュを使うなら、柔らかく、髪を強く締め付けない素材がおすすめです。
特に検討したいのは、シルクやサテンなど、表面が滑らかな生地で覆われたタイプです。一般的な細いゴムに比べて髪に接する面積を広く取りやすく、結び目への負担を分散できます。
選ぶ際には、次のポイントを確認しましょう。
- ゴムの締め付けが強すぎない。
- 金属製の留め具がついていない。
- 生地の縫い目や装飾が髪に引っ掛かりにくい。
- 毛量に合わせて適切な大きさを選べる。
- 洗濯やお手入れがしやすい。
シルク素材は滑らかな手触りが特徴ですが、必ずしも高価な製品でなければならないわけではありません。重要なのは、髪に引っ掛からず、寝ている間に強い圧力をかけないことです。
ロングヘアをお団子にして寝るのはあり?お団子は髪が広がりにくく、長い髪をまとめるには便利な方法です。しかし、就寝時には注意が必要です。
高い位置でお団子を作ると、枕に頭を預けた際に結び目が当たり、寝心地が悪くなることがあります。また、きつく巻き付けると毛束が引っ張られ、髪や頭皮への負担につながります。
どうしてもお団子にしたい場合は、低い位置でふんわりまとめ、柔らかいシュシュで軽く固定しましょう。ピンを使用すると頭皮に当たる可能性があるため、就寝時はできるだけ避けるのが無難です。
ナイトキャップの効果とシルク素材の使い方ナイトキャップは、睡眠中に髪を包み込むことで、枕との直接的な接触を減らすためのアイテムです。
シルクナイトキャップは表面が滑らかで、髪の摩擦や絡まりを軽減する目的で使用されています。特に、乾燥しやすい髪やくせ毛、ブリーチなどでダメージを受けた髪のケアに取り入れやすいアイテムです。
ただし、ナイトキャップそのものに発毛効果があるわけではありません。また、使用すれば枝毛や切れ毛を完全に防げるというものでもありません。
2021年に医学論文として発表された夜間の牽引性脱毛に関する報告では、シルクのスカーフやボンネット、枕カバーは髪の摩擦対策として提案されている一方、これらの効果を裏付ける十分なエビデンスは確立していないと整理されています。締め付けの強いヘッドラップには、反対に頭皮への牽引負担が生じる可能性も指摘されています。
シルクナイトキャップを使う場合は、次の方法がおすすめです。
- 髪と頭皮をしっかり乾かす。
- 毛先の絡まりを優しくほどく。
- 必要であれば、毛先に少量のヘアオイルをなじませる。
- 髪を無理に折り曲げず、キャップの中に収める。
- 額や耳周辺が締め付けられないように調整する。
シルクナイトキャップが苦手な人は、サテン素材のナイトキャップや枕カバーから始めてもよいでしょう。素材の名称だけで判断せず、肌触り、サイズ、通気性、洗いやすさも確認してください。
【髪質別】ロングヘアで寝る時のおすすめヘアケア
同じロングヘアでも、髪の太さや毛量、くせの有無、ダメージの程度によって適した寝方は変わります。自分の髪質に合わない方法を続けると、かえって絡まりや切れ毛を増やすことがあります。
細く柔らかい髪・猫っ毛の場合細い髪は、結んだ部分に跡が残りやすく、強い摩擦によって毛先が傷みやすい傾向があります。
おすすめは、髪を下ろして寝る方法と、シルクやサテンの枕カバーを組み合わせることです。
絡まりやすい場合は、毛先だけを軽くまとめる方法もあります。重いヘアオイルを大量に使用すると、翌朝にべたつきやボリューム不足が目立つことがあるため、少量から試しましょう。
太い髪・毛量が多い場合毛量が多い人は、寝返りの際に髪が身体の下に入り込んだり、毛束が複雑に絡まったりすることがあります。
このタイプには、ゆるい三つ編みが向いています。髪全体をひとつの束にまとめることで、睡眠中の広がりを抑えやすくなります。
ただし、髪が重い場合は、根元を強く引っ張らないことが大切です。高い位置で結ぶのではなく、後頭部の下側や肩の後ろに自然に流れるようにまとめましょう。
くせ毛・乾燥しやすい髪の場合くせ毛は髪同士が絡まりやすく、乾燥すると毛先が広がりやすい場合があります。
就寝時には、ゆるい三つ編みやシルクナイトキャップを組み合わせる方法が候補になります。
また、洗髪後のコンディショナーや洗い流さないトリートメントで、髪の滑らかさを保つことも大切です。アメリカ皮膚科学会は、髪質に合わせてコンディショナーを使用し、濡れた髪を無理に引っ張らないよう勧めています。
特にカールの強い髪は、コンディショナーを使用している間に目の粗いコームで優しく絡まりをほどく方法が適しています。
ブリーチ・カラーで傷んだ髪の場合ブリーチやカラーを繰り返した髪は、髪表面の保護機能が低下し、摩擦による切れ毛や枝毛が気になりやすくなります。
この場合は、次の3つを優先しましょう。
- 寝る前に髪を完全に乾かす。
- 洗い流さないトリートメントなどで毛先を保護する。
- 三つ編みやナイトキャップで睡眠中の摩擦を軽減する。
髪をきつく結ぶことや、濡れた状態で無理にまとめることは避けてください。日常的な摩擦を減らすことが、ダメージの進行を抑えるうえで役立ちます。
【朝の寝ぐせ対策】ロングヘアの絡まりを防ぐ夜と朝のルーティン
朝の寝ぐせや絡まりを減らすには、寝る直前の準備と起床後のケアを組み合わせることが大切です。
寝る前に実践したい5つの習慣1. 毛先から優しくブラッシングする
髪の根元から一気にブラシを通すと、毛先の絡まりに引っ掛かり、切れ毛の原因になることがあります。毛先から少しずつほどき、徐々に上へ進めましょう。
2. 髪をしっかり乾かす
頭皮と髪の根元を中心に、乾き残しがないようにします。毛先に過度な熱を当てず、ドライヤーの風量と温度を調整してください。
3. 必要に応じてヘアオイルを使用する
乾燥や広がりが気になる場合は、毛先を中心に少量をなじませます。根元や頭皮に大量につける必要はありません。
4. 髪質に合わせてまとめる
絡まりやすい場合はゆるい三つ編み、結び跡が気になる場合は髪を下ろすなど、無理のない方法を選びます。
5. 枕カバーを清潔に保つ
皮脂や汗、ヘアケア製品が付着した枕カバーは定期的に洗濯しましょう。肌に触れる寝具を清潔に保つことも、頭皮や肌のケアにつながります。
寝る前のヘアオイルの正しい使い方ヘアオイルは、髪の表面を滑らかに整え、乾燥や摩擦による扱いにくさを軽減するために使用できます。
Cleveland Clinicの皮膚科医によるヘアオイルの解説では、オイルは少量から始め、髪の中間から毛先に使用する方法が紹介されています。
就寝前に使う場合は、以下の手順を参考にしてください。
- 髪の絡まりを優しくほどく。
- 使用する製品の適量を手のひらに出す。
- 両手に薄く広げる。
- 髪の中間から毛先にかけてなじませる。
- 髪がべたつかないことを確認してから寝る。
細い髪は少量、太く乾燥しやすい髪は状態を見ながら量を調整します。製品によっては洗い流すことを前提としたものもあるため、使用方法を確認しましょう。
また、洗い流すタイプのコンディショナーを、そのまま洗い流さないトリートメントとして使うのは避けてください。洗い流さない用途として設計された製品を選ぶことが大切です。
朝起きた時に髪が絡まっていた場合の対処法寝起きに髪が絡まっていても、無理やりブラシを通す必要はありません。
- まず絡まっている部分を手で確認する。
- 毛先から少しずつ指でほぐす。
- 必要に応じてヘアミストや洗い流さないトリートメントを使用する。
- 目の粗いコームで少しずつ整える。
- 最後に全体の毛流れを整える。
絡まりがひどい場合は、無理に引っ張らず、少しずつほどくことが大切です。力任せにブラッシングすると、枝毛や切れ毛が増える原因になります。
【プロの結論】ロングヘアを傷めないために避けたい寝方と判断基準
ロングヘアの就寝時に最も注意したいのは、髪をまとめること自体ではなく、長時間にわたって強い力が加わる状態を作らないことです。
寝る時に避けたい5つのNG習慣NG1:きついポニーテールで寝る
高い位置で強く結ぶと、頭皮や毛根に持続的な負担がかかります。毎晩続ける習慣は見直しましょう。
NG2:濡れた髪をそのまま放置する
濡れた髪は摩擦に弱く、枕との接触によって切れ毛が生じやすくなります。就寝前にはしっかり乾かしてください。
NG3:細く硬いゴムで強く結ぶ
ゴムが髪に食い込むと、同じ部分に負担が集中します。柔らかいシュシュなどに切り替えることを検討しましょう。
NG4:高い位置で硬いお団子を作る
枕に結び目が当たって寝づらくなるだけでなく、髪を強く巻き付けることで毛束に負担がかかります。
NG5:ナイトキャップをきつく締める
摩擦対策のためのアイテムでも、締め付けが強ければ頭皮への負担につながります。快適に着用できるサイズを選びましょう。
ナイトケアで本当に優先したいことヘアケア用品をたくさん使うことよりも、毎日の負担を減らす習慣を優先することが大切です。
特に、次の3つは基本となります。
- 乾燥対策:髪質に合ったコンディショナーや洗い流さないトリートメントを使用する。
- 摩擦対策:髪の状態に合わせて三つ編みやナイトキャップを活用する。
- 牽引対策:頭皮を引っ張らないゆるいヘアスタイルを選ぶ。
なお、髪が抜ける症状と、髪の途中で切れて短くなる症状は別の問題です。急激な抜け毛、部分的な薄毛、頭皮の痛みや炎症が続く場合は、寝方だけで解決しようとせず、皮膚科で相談することをおすすめします。
【ロングヘアで寝る時の疑問】よくある質問(FAQ)
Q1:ロングヘアは寝る時に結んだ方がいいですか?
A1:寝返りで髪が絡まりやすい人は、ゆるい三つ編みや低い位置でまとめる方法がおすすめです。一方、結び跡がつきやすい人は、髪を下ろしてシルクやサテンの枕カバーを使用する方法もあります。
Q2:寝る時に三つ編みをすると髪が傷みますか?
A2:ゆるく編んで頭皮を引っ張らないようにすれば、絡まり対策として活用できます。ただし、きつい三つ編みを毎晩続けると牽引による負担が生じる可能性があります。
Q3:寝る時にシュシュを使うなら何がおすすめですか?
A3:シルクやサテンなど、滑らかな生地で覆われた柔らかいシュシュがおすすめです。締め付けが強すぎず、金具などの引っ掛かりがないものを選びましょう。
Q4:シルクナイトキャップにはどのような効果がありますか?
A4:髪を包み込むことで枕との直接的な摩擦を減らし、絡まりや広がりを抑える目的で使用されます。ただし、発毛効果や薄毛の治療効果が証明されたものではありません。
Q5:ロングヘアをお団子にして寝ても大丈夫ですか?
A5:低い位置でゆるくまとめる程度なら選択肢になります。ただし、高い位置で硬く固定したり、強く巻き付けたりする方法は避けましょう。
Q6:寝る前にヘアオイルをつけてもいいですか?
A6:問題ありません。乾燥や広がりが気になる場合は、少量を毛先中心になじませましょう。製品の使用方法を確認し、頭皮へのつけすぎや枕への過剰な付着には注意してください。
Q7:朝の寝ぐせを防ぐにはどうすればいいですか?
A7:就寝前に髪を完全に乾かし、毛先の絡まりをほどいてから寝ることが基本です。必要に応じてゆるい三つ編みやナイトキャップを使用すると、寝返りによる摩擦を抑えやすくなります。
ロングヘアで寝る時は、必ず結ぶべき、あるいは必ず下ろすべきという決まりはありません。寝返りによる摩擦、髪質、毛量、ダメージの程度、結び跡のつきやすさを考えて選ぶことが大切です。
朝の絡まりが気になるなら、ゆるい三つ編み。結び跡が気になるなら、髪を下ろして摩擦の少ない枕カバーを使用する方法が候補になります。毛量が多い人は低い位置で軽くまとめ、乾燥やダメージが気になる人はシルクナイトキャップを取り入れるのもよいでしょう。
ただし、どの方法でも、髪を濡れたまま寝ないこと、きつく結ばないこと、寝具との摩擦を減らすことは共通する基本です。
高価なヘアケア用品を一度にそろえる必要はありません。まずは寝る前に髪を乾かす、毛先を優しく整える、柔らかいシュシュを使うといった小さな習慣から始めてみてください。
睡眠中の髪への負担を少しずつ減らすことが、翌朝の扱いやすさだけでなく、長く美しいロングヘアを保つための土台になります。
主な医学・専門情報の参照資料
- American Academy of Dermatology:髪を傷めないスタイリングとヘアケアの推奨事項。
- Cleveland Clinic:2025年9月8日公開の濡れた髪で寝ることに関する皮膚科医の解説。
- University of Utah Health:睡眠中の髪の摩擦と切れ毛に関する解説。
- 『Advances in Colloid and Interface Science』:2025年11月掲載の毛髪摩擦に関するレビュー論文。
- 『Nocturnal Traction: Techniques Used for Hair Style Maintenance while Sleeping May Be a Risk Factor for Traction Alopecia』:夜間の髪の牽引と脱毛リスクに関する医学論文。