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夏に食欲がない原因は?夏バテとの違い・食事の工夫と受診目安を2026年版で徹底解説

水無瀬 康平 水無瀬 康平 • 更新: • 公開: • 読了約 23 分
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暑い日が続くと、「お腹が空かない」「食事を見ても食べたいと思わない」「冷たい飲み物ばかり飲んでしまう」といった変化が起こることがあります。夏に食欲がなくなる背景には、高温多湿による身体への負担、胃腸の働きの低下、睡眠不足、冷たい飲食物のとり過ぎ、食生活の偏りなど、複数の要因が関係しています。

ただし、食欲不振をすべて夏バテのせいにするのは危険です。吐き気や倦怠感を伴う場合は熱中症の可能性もあり、症状によっては早急な対応が必要です。2026年11月時点の厚生労働省、農林水産省、医療機関、国立研究開発法人の公開情報をもとに、夏に食欲がなくなる原因、夏バテとの違い、食べやすい食事、水分・栄養補給、病院を受診する目安まで詳しく解説します。

【夏に食欲がないのはなぜ?】暑さ・胃腸の不調・自律神経に関係する4つの原因

夏食欲がない

夏に食欲が低下するのは、単純に暑くて食べる気が起きないからだけではありません。体温調節、消化機能、睡眠、栄養摂取など、身体のさまざまな働きが影響し合っています。

1.高温多湿による身体への負担と胃腸の不調

人間の身体は、気温が高くなると汗をかき、皮膚の血管を拡張させて体内の熱を逃がそうとします。この体温調節には自律神経が関わっています。

しかし、日本の夏のように気温と湿度が高い環境では、汗が蒸発しにくく、身体に熱がこもりやすくなります。発汗によって水分やミネラルも失われるため、身体への負担が増加します。

暑さによる疲労や体調の変化に伴って胃腸の調子が悪くなると、胃もたれ、膨満感、吐き気などが生じ、食事を受け付けにくくなることがあります。

農林水産省も、夏の食生活について、食欲が落ちる時期には水分と栄養を意識して補給すること、麺類だけに偏らず肉や卵、野菜などを組み合わせることを紹介しています。

2.自律神経の乱れによる食欲低下

自律神経は、体温調節だけでなく、心拍、血圧、消化管の働きなどにも関係しています。

夏は、屋外の高温環境と冷房の効いた室内を行き来する機会が増えます。こうした温度変化や生活リズムの乱れが身体の負担になり、疲労感や胃腸の不調につながる場合があります。

独立行政法人地域医療機能推進機構の二本松病院が公開した2024年の医師による解説でも、夏バテの背景として寒暖差による自律神経の不調が仮説として挙げられています。一方、夏バテの詳しい発症メカニズムは十分に解明されていないと説明されています。

つまり、自律神経の乱れは考えられる要因の一つですが、食欲不振のすべてを自律神経だけで説明できるわけではありません。

3.寝苦しさによる睡眠不足と疲労の蓄積

熱帯夜が続くと、寝つきが悪くなったり、夜中に何度も目が覚めたりすることがあります。

睡眠不足が続けば、日中の疲労感や集中力の低下につながり、食事の時間が不規則になることもあります。食事量が減れば必要な栄養素を十分に摂取できず、さらに疲れやすくなるという悪循環に陥りかねません。

夏の食欲低下を改善するには、食事だけでなく、冷房を適切に使って寝室の温度を調整し、十分な睡眠時間を確保することも大切です。

4.冷たい飲み物や食べ物のとり過ぎ

暑い日は、氷入りの飲料、アイスクリーム、冷たい麺類などを口にする機会が増えます。

冷たいものを一度に大量に摂取すると、人によっては腹痛、下痢、胃もたれなどの不快感が生じることがあります。もともと胃腸が敏感な人や、冷たいものを飲むとお腹を壊しやすい人は注意が必要です。

また、飲み物でお腹がいっぱいになり、食事そのものが入らなくなることもあります。清涼飲料水などに偏ると、食事から摂取するたんぱく質やビタミンが不足する可能性もあります。

ただし、冷たい飲み物そのものが悪いわけではありません。熱中症が疑われる場合には、厚生労働省や環境省の資料でも冷たい飲料による水分補給や身体の冷却が推奨されています。胃腸の調子に合わせて温度や飲む量を調整することが大切です。

【夏バテと熱中症は別物】食欲不振だけで判断してはいけない症状の違い

夏に食欲がなくなったとき、まず気になるのが夏バテです。しかし、夏バテと熱中症は同じものではありません。

夏バテは、疲労感、食欲不振、胃腸の不調など、暑い時期に起こるさまざまな不調を表す一般的な呼び方です。医学的に統一された病名ではなく、原因や症状も一つに決まっていません。

一方、熱中症は、高温多湿な環境によって体内の水分・塩分のバランスや体温調節機能が崩れることで発症する健康障害です。重症化すると意識障害やけいれんなどを起こし、命に関わることがあります。

夏バテ・熱中症・一時的な食欲不振の比較
状態 主な原因・背景 代表的な症状 対応の目安
一時的な食欲不振 暑さ、疲労、ストレス、食生活の変化 食べたいと思わない、食事量が減る 食べやすい食事、休養、症状の経過を確認する
夏バテ 高温多湿、寒暖差、睡眠不足、生活リズムの乱れなど 食欲不振、倦怠感、疲労、胃腸の不調 生活環境、食事、睡眠、水分補給を見直す
熱中症・熱疲労 高温環境での体温調節機能の破綻や脱水 頭痛、吐き気、嘔吐、強い倦怠感、集中力の低下 涼しい場所で冷却し、医療機関での診療が必要な場合がある
重症の熱中症 体温調節機能や中枢神経などへの深刻な影響 意識障害、けいれん、異常な言動、高体温 直ちに119番通報し、身体を冷やす

厚生労働省の職場における熱中症予防情報では、日本救急医学会の「熱中症診療ガイドライン2024」に基づく症状と重症度が紹介されています。

同資料によると、熱疲労では脱水の進行に伴って全身のだるさや集中力の低下、頭痛、吐き気、嘔吐などが起こります。重症化すると、意識障害やけいれんなどが現れる可能性があります。

特に注意したいのは、食欲不振に吐き気や強い倦怠感が重なったケースです。暑い環境で過ごした後にこうした症状が出た場合は、単なる夏バテと判断せず、熱中症を疑ってください。

また、農林水産省の熱中症予防資料では、脱水によって身体の水分が減少すると、食欲不振や疲労、頭痛、吐き気などが現れることが紹介されています。食べられないことだけでなく、水分を十分に摂れているかも確認する必要があります。

【食欲がないときの食べ物おすすめ】スープ・麺類・消化しやすい食事の選び方

夏に食欲がないときは、無理に普段と同じ量を食べようとする必要はありません。まずは少量でも口にしやすく、水分や栄養を補える料理を選ぶことがポイントです。

1.スープ・味噌汁は水分と栄養を一緒に補いやすい

食欲が落ちて固形物を食べるのがつらいときには、スープや味噌汁がおすすめです。

具材を工夫すれば、水分だけでなく、たんぱく質やビタミン、ミネラルなども補えます。

例えば、次のような料理が取り入れやすいでしょう。

  • 豆腐と卵のスープ:やわらかい食感で、たんぱく質を補給できる。

  • 鶏肉と野菜のスープ:鶏肉からたんぱく質を摂取でき、野菜も一緒に食べられる。

  • 野菜入り味噌汁:豆腐、なす、玉ねぎ、にんじんなどを組み合わせやすい。

  • 卵入り雑炊:ご飯と卵をやわらかく煮ることで、食べやすい一品になる。

胃腸の調子が悪い場合は、脂っこい具材や刺激の強い香辛料を控え、薄味で仕上げるとよいでしょう。

2.麺類は具材を加えて栄養バランスを整える

そうめん、うどん、そばなどは、暑い時期にも食べやすい料理です。しかし、麺だけで食事を済ませる習慣が続くと、たんぱく質やビタミンなどが不足しやすくなります。

農林水産省の食生活に関する解説でも、夏は麺類だけの食事に偏りやすいことが指摘され、肉、卵、野菜などを添えて栄養を補う工夫が紹介されています。

おすすめの組み合わせは次のとおりです。

  • そうめん+豚しゃぶ+きゅうり:ビタミンB1とたんぱく質、野菜をまとめて摂取できる。

  • 冷やしうどん+温泉卵+豆腐:口当たりがよく、たんぱく質も補える。

  • そば+納豆+刻みねぎ:豆類を取り入れ、薬味で風味を加えられる。

  • 煮込みうどん+鶏肉+野菜:温かい料理を食べたいときに適している。

冷たい麺類が食べやすい場合は無理に温かい料理へ切り替える必要はありません。胃腸の調子に合わせて、温度や食材を選びましょう。

3.おかゆ・雑炊・茶碗蒸しも選択肢

胃もたれや吐き気がある場合には、食事の量を少なくして、やわらかく調理したものから試す方法があります。

具体的には、おかゆ、雑炊、煮込みうどん、茶碗蒸し、煮奴、白身魚の蒸し料理などです。

東京都立病院機構も、胃腸炎から回復する際の食事として、おかゆや煮込みうどんから少しずつ再開し、鶏肉、白身魚、茶碗蒸しなどのたんぱく質を加える方法を紹介しています。

ただし、吐き気や嘔吐が続いている場合は、無理に食べることよりも医療機関への相談や水分・電解質の補給を優先してください。

4.食欲がないときに避けたい食べ方

食欲が落ちているときは、次のような食生活にも注意しましょう。

  • そうめんやパンなど、炭水化物だけで食事を済ませる。

  • 冷たい飲料やアイスクリームだけで空腹を満たす。

  • 揚げ物や脂肪の多い料理を一度に大量に食べる。

  • 食事を抜いて、夜にまとめて食べる。

  • 食欲を出そうとして刺激の強い香辛料を過剰に使う。

食事の量が少なくても、主食・主菜・副菜を意識して組み合わせることが大切です。最初から完璧な食事を目指さず、食べられるものを少量ずつ取り入れてください。

【夏バテ対策はビタミンB1がポイント】豚肉・大豆・野菜で栄養を補う方法

夏に食欲がないときは、食事の量だけでなく、どのような栄養素を摂取できているかにも注目しましょう。

特に意識したいのが、ビタミンB1、たんぱく質、ビタミンC、ミネラルです。

ビタミンB1は糖質からエネルギーをつくる働きを助ける

ビタミンB1は、糖質の代謝やエネルギー産生に関係する水溶性ビタミンです。

夏は、食べやすいそうめんや冷やしうどんなど、糖質中心の食事になりがちです。こうした食事に偏らないよう、ビタミンB1を含む食品を組み合わせることが役立ちます。

国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所の「健康食品」の安全性・有効性情報では、2026年10月13日更新のビタミンB1に関する資料で、豚肉、未精製の穀類、豆類などがビタミンB1を多く含む食品として紹介されています。

ビタミンB1を多く含むおすすめ食材
  • 豚ヒレ肉:脂身が比較的少なく、ビタミンB1を効率よく摂取しやすい。

  • 豚もも肉:しゃぶしゃぶや蒸し料理などに活用できる。

  • 大豆・豆腐:植物性たんぱく質とビタミンB1を補える。

  • 玄米:白米よりもビタミンB1を含む。

  • うなぎ:ビタミンB1とたんぱく質を含む食材。

同研究所の食品成分データでは、焼いた豚ヒレ肉100gに含まれるビタミンB1は2.09mg、焼いた豚もも肉60gでは0.71mgとされています。食材や調理方法によって含有量が異なるため、日々の食事で無理なく組み合わせるとよいでしょう。

ビタミンB1と一緒に摂りたい香味野菜

玉ねぎ、長ねぎ、にら、にんにくなどの香味野菜も、夏の食事に取り入れたい食材です。

これらに含まれるアリシンなどの成分は、ビタミンB1の利用に関係するとされています。

例えば、豚肉と玉ねぎの炒め物、豚しゃぶのねぎだれ、にら入り卵スープなどは、比較的簡単に取り入れられる組み合わせです。

ビタミンC・ミネラルも忘れずに

夏野菜や果物も、食欲が落ちている時期に活用したい食品です。

  • トマト:水分やカリウム、ビタミンCなどを含む。

  • きゅうり:水分が多く、食事に取り入れやすい。

  • ピーマン:ビタミンCを含む。

  • ゴーヤ:独特の苦みがあり、炒め物などに活用できる。

  • 枝豆:植物性たんぱく質やビタミン類を補いやすい。

  • キウイ:ビタミンCを含み、少量でも食べやすい果物。

農林水産省は、夏野菜や枝豆を活用し、麺類にも卵や肉、野菜を加えて栄養を補う食べ方を紹介しています。

なお、ビタミンB1やビタミンCを多く摂れば、すぐに夏バテが治るというわけではありません。特定の栄養素だけに頼らず、食事全体のバランスを整えることが基本です。

【夏の水分補給・塩分補給の正解】冷たい飲み物と脱水症状への注意点

夏に食欲がないとき、食事量の減少と同じくらい注意したいのが水分不足です。

汗を大量にかくと、水分だけでなくナトリウムなどの電解質も失われます。水分補給が不十分な状態が続けば、脱水が進み、頭痛、倦怠感、めまい、吐き気などにつながる可能性があります。

水分補給は喉が渇く前から意識する

厚生労働省の「熱中症予防のために」では、室内でも屋外でも、喉の渇きを感じていなくても、こまめに水分や塩分などを補給するよう呼びかけています。

特に注意したいのは、次のような場面です。

  • 起床後や就寝前。

  • 外出前後。

  • 入浴の前後。

  • 運動や屋外作業で汗をかいたとき。

  • 冷房の効いた室内で長時間過ごしているとき。

室内にいるからといって熱中症のリスクがなくなるわけではありません。エアコンを適切に使用しながら、定期的に水分を摂取しましょう。

水・麦茶・スポーツドリンク・経口補水液の使い分け

水分補給では、飲み物の種類も大切です。

  • 水:日常的な水分補給の基本として取り入れやすい。

  • 麦茶:カフェインを含まない飲み物として、日常の水分補給に活用できる。

  • スポーツドリンク:運動や大量の発汗などで水分と電解質を失った場合の補給に役立つ。

  • 経口補水液:脱水状態が疑われる場合などに、適切な用途と飲み方を確認して使用する。

経口補水液は、日常的に大量に飲むための飲料ではありません。厚生労働省の応急処置資料でも、一度に大量に飲むとナトリウムの過剰摂取につながる可能性が示されています。腎臓や心臓の疾患があり、水分や塩分の摂取制限を受けている人は、必ず医師の指示に従ってください。

冷たい飲み物は飲んではいけない?

「夏に冷たい飲み物を飲むと胃腸が弱る」という話を耳にすることがありますが、冷たい飲み物を一律に避ける必要はありません。

暑い環境で熱中症が疑われる場合には、冷たい水分を使った補給や身体の冷却が重要です。一方、胃腸が敏感な人が氷入りの飲み物を大量に一気飲みすると、腹痛や下痢などを感じることがあります。

胃もたれや腹部の不快感がある場合は、常温の水や麦茶を少量ずつ飲む方法もあります。体調に合わせて選ぶことが大切です。

大切なのは、冷たい飲み物を完全に禁止することではなく、水分不足を避けながら胃腸に負担を感じにくい飲み方を見つけることです。

熱中症が疑われる場合の応急処置

暑い場所にいた後に、めまい、吐き気、嘔吐、頭痛、強い倦怠感などが現れた場合は、熱中症を疑ってください。

厚生労働省が示す基本的な応急処置は次のとおりです。

  • 涼しい場所へ移動する:エアコンの効いた室内や風通しのよい日陰に移動する。

  • 衣服を緩める:身体の熱を逃がしやすくする。

  • 身体を冷やす:首の周囲、脇の下、足の付け根などを冷やす。

  • 水分・塩分を補給する:意識がはっきりしていて、自力で飲める場合に補給する。

自力で水分を飲めない場合や意識がない場合は、無理に飲ませず、直ちに119番通報してください。吐き気や嘔吐で水分を摂取できない場合、応急処置をしても症状が改善しない場合も医療機関での診療が必要です。

【夏に食欲がないとき病院へ行く目安】受診すべき症状と診療科

夏の食欲不振は、一時的な疲労や生活習慣の乱れによって起こることもあります。しかし、数日以上続いたり、ほかの症状が現れたりする場合は注意が必要です。

食欲不振の原因は夏バテだけではありません。胃腸の病気、感染症、薬の副作用、ストレス、心身の不調など、さまざまな可能性があります。

早めに医療機関へ相談したい症状

次のような状態がある場合は、内科や消化器内科などで相談しましょう。

  • 食欲不振が数日以上続いている。

  • 食事量が大きく減り、体重も減少している。

  • 胃痛や腹痛、胃もたれが続いている。

  • 吐き気や嘔吐、下痢を繰り返している。

  • 発熱や強い倦怠感を伴っている。

  • 水分を十分に摂取できず、日常生活に支障が出ている。

  • 食欲低下とともに気分の落ち込みや不安が続いている。

社会福祉法人恩賜財団済生会の症状別解説でも、食欲不振が数日以上続く場合や、胃痛、吐き気、下痢、発熱、体重減少などを伴う場合には、医療機関への相談が勧められています。

症状別に考える受診先
  • 内科:食欲不振、倦怠感、発熱、脱水が疑われる場合。

  • 消化器内科:胃痛、腹痛、吐き気、下痢、胃もたれなどが目立つ場合。

  • 心療内科・精神科:強いストレス、不安、抑うつなどが続き、食欲に影響している場合。

  • 救急医療:意識障害、自力で水分を飲めない、けいれん、重い熱中症が疑われる場合。

特に、暑い環境で過ごした後に吐き気や嘔吐、強い倦怠感が出た場合は、熱中症の可能性があります。自分で水分を飲めない、意識がおかしい、けいれんがある場合は、通常の外来受診を待たず119番通報してください。

受診時に伝えたい4つの情報

医療機関では、食欲不振の原因を判断するために、症状の経過や食事・水分摂取の状況などを確認します。

  • いつから食欲がなくなったのか。

  • 普段と比べて食事量がどれくらい減ったのか。

  • 体重の変化や吐き気、腹痛、下痢、発熱があるか。

  • 水分をどれくらい摂れているか、尿の量などに変化があるか。

こうした情報を整理しておくと、診察時に症状を伝えやすくなります。

【夏に食欲がないことに関するよくある質問(FAQ)】

Q1:夏に食欲がなくなるのはなぜですか?
A1:高温多湿による身体への負担、自律神経の働きへの影響、胃腸の不調、睡眠不足、冷たい飲食物のとり過ぎ、栄養バランスの乱れなどが関係します。ただし、感染症や消化器疾患などが原因の場合もあるため、長引く場合は受診しましょう。

Q2:夏バテで食欲がないときは何を食べればよいですか?
A2:おかゆ、雑炊、卵スープ、味噌汁、煮込みうどんなどがおすすめです。豚肉、豆腐、卵、鶏肉などを加えると、たんぱく質やビタミンB1も補いやすくなります。食べられる量から少しずつ取り入れましょう。

Q3:夏に食欲がないとき、そうめんだけでも大丈夫ですか?
A3:一時的にそうめんを食べること自体は問題ありませんが、長期間麺類だけの食事が続くと、たんぱく質やビタミンなどが不足しやすくなります。卵、豚しゃぶ、納豆、豆腐、野菜などを組み合わせて栄養バランスを整えましょう。

Q4:冷たい飲み物は夏バテの原因になりますか?
A4:冷たい飲み物がすべての人に悪影響を与えるわけではありません。ただし、胃腸が敏感な人が一度に大量に飲むと、腹痛や下痢などにつながる場合があります。胃腸の不調があるときは、常温の水や麦茶を少量ずつ飲む方法もあります。熱中症が疑われる場合は、適切な冷却と水分補給を優先してください。

Q5:夏の食欲不振は何日続いたら病院へ行くべきですか?
A5:数日以上続く場合は、医療機関への相談を検討してください。体重減少、胃痛、吐き気、嘔吐、下痢、発熱、強い倦怠感などを伴う場合は早めの受診が大切です。自力で水分が飲めない、意識がおかしい場合は119番通報が必要です。

Q6:夏バテと熱中症はどう見分ければよいですか?
A6:夏バテは暑い時期の疲労感や食欲不振などを表す一般的な呼び方です。一方、熱中症では、暑い環境の後にめまい、頭痛、吐き気、嘔吐、倦怠感などが現れることがあります。意識障害やけいれん、自力で水分を飲めない状態は緊急対応が必要です。

夏に食欲がない原因には、暑さによる身体への負担、胃腸の不調、自律神経の働きへの影響、睡眠不足、冷たい飲食物のとり過ぎ、栄養バランスの乱れなどがあります。

対策としては、無理に食事量を増やすのではなく、スープやおかゆ、煮込みうどんなどの食べやすい料理から取り入れ、豚肉や大豆製品、卵、夏野菜などで栄養を補うことがポイントです。

特にビタミンB1は糖質からエネルギーをつくる働きに関係するため、麺類だけに偏らず、豚肉や豆類などを組み合わせることが役立ちます。

また、食欲がないときほど水分不足にも注意が必要です。喉の渇きを感じる前からこまめに水分を摂り、大量に汗をかいたときは状況に応じて塩分や電解質も補給しましょう。

ただし、吐き気、嘔吐、頭痛、強い倦怠感などが暑い環境の後に現れた場合は、熱中症の可能性があります。自力で水分を飲めない、意識に異常がある場合は、直ちに救急車を呼ぶ必要があります。

食欲不振が長引く場合や体重減少、腹痛、発熱などを伴う場合も、夏バテと決めつけずに医療機関へ相談してください。

夏を元気に過ごすために大切なのは、食べやすいものを選ぶことだけではありません。十分な休養、適切な水分・塩分補給、栄養バランスの取れた食事を組み合わせ、自分の身体の変化を見逃さないことです。

【主な参考資料・情報源】

  • 厚生労働省「熱中症予防のために」

  • 厚生労働省「職場における熱中症予防情報」

  • 農林水産省「aff 2018年8月号」熱中症予防・夏野菜と栄養に関する解説

  • 国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所「健康食品」の安全性・有効性情報「ビタミンB1」(2026年10月13日更新)

  • 独立行政法人地域医療機能推進機構 二本松病院「気温の変化と夏バテ」(2024年)

  • 社会福祉法人恩賜財団済生会「食欲不振」

  • 東京都立病院機構「胃腸炎のときの食事」

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水無瀬 康平

芸能ニュースの編集を11年。所属事務所の公式リリース、番組公式サイト、配信サービスの告知だけを一次情報として照合し、出典の取れない話は載せません。

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