「日本人女性の平均カップ数は何カップ?」「CカップとDカップでは、どちらが多い?」「年代によって平均バストサイズは変わるの?」と気になっている人は少なくありません。
2026年10月現在、広く参照されているデータでは、トリンプが公表した2018年のブラジャー販売割合でCカップが26.9%と最多、Dカップが26.3%で続いています。一方、女性1,855人を対象にした自己申告アンケートでは、Cカップ27.1%、Bカップ27.0%という異なる結果が出ています。調査方法によって最多サイズが変わる点は見逃せません。
そもそも、日本人女性全体を対象にした公的な平均カップ数の全国統計はありません。2026年に公開された最新の公的な体型データにも、ブラジャーのカップサイズそのものは含まれていません。販売実績、アンケート、身体計測データを区別しながら、平均の実態と正しいサイズの測り方を整理します。
【結論】日本人女性の平均カップ数はCカップ?最多サイズと実態

最初に答えると、日本人女性の平均カップ数を考える際の有力な目安はCカップです。
その根拠としてよく取り上げられるのが、トリンプ・インターナショナル・ジャパンが公表した2018年のブラジャー年間販売データです。
この調査ではCカップが26.9%で最も高く、Dカップが26.3%で続きました。両者の差はわずか0.6ポイントです。
つまり、販売実績を基準にすればCカップとDカップが大きな割合を占めており、特にCカップがわずかに最多という結果です。
ただし、ここで注意したいのが「平均」と「最多」の違いです。
平均カップ数という言葉は日常的に使われていますが、A・B・C・Dというアルファベットは身長や体重のような連続した数値ではありません。カップの文字だけを単純に足して人数で割っても、医学的・統計学的に意味のある平均値にはなりません。
そのため、実際には次の3つを分けて考える必要があります。
- 最頻サイズ: 最も割合が高いカップサイズ。
- 販売割合: 特定メーカーで販売されたブラジャーのサイズ構成。
- 自己申告割合: アンケート回答者が自分のサイズとして申告した割合。
この3つは似ているようで、調査対象も集計方法も異なります。
2026年現在、「日本人女性は全員Cカップに近い」という意味ではなく、「公開されている代表的な販売データではCカップが最多」という理解が適切です。
【2018年販売調査】女性のカップ数の割合は?Cカップ・Dカップを比較
日本人女性のブラジャーサイズ分布を確認するうえで、重要な資料がトリンプの2018年年間販売データです。
トリンプは1980年からブラジャーのカップ別販売割合を追跡しており、2019年8月2日に発表した「下着白書 vol.19」でも、長期的な変化を公表しました。
カップサイズ別の販売割合2018年の販売割合は以下のとおりです。
| カップサイズ | 販売割合 | 順位 |
|---|---|---|
| Aカップ | 2.1% | 7位 |
| Bカップ | 17.9% | 5位 |
| Cカップ | 26.9% | 1位 |
| Dカップ | 26.3% | 2位 |
| Eカップ | 18.8% | 4位 |
| Fカップ | 6.4% | 6位 |
| Gカップ | 1.6% | 8位 |
※割合は公表された数値を使用。順位はA~Gカップの範囲で比較。
特に注目したいのは、CカップとDカップの接近です。
Cカップは26.9%、Dカップは26.3%で、合わせると53.2%になります。販売されたブラジャーの半数以上がC・Dカップだった計算です。
また、Dカップ以上を合計すると53.1%。Aカップが2.1%だったことと比較しても、販売構成には大きな特徴があります。
ただし、これはトリンプの年間販売データであり、日本全国の女性を無作為に採寸した調査ではありません。ほかのメーカーの商品を購入する人や、ブラトップなど別のインナーを利用する人は、この販売構成にそのまま反映されません。
1980年から2018年までに何が変わった?トリンプの発表では、1980年にはAカップが58.6%を占めていました。一方、Dカップ以上はわずか4.5%でした。
1990年にはDカップ以上が17.6%となり、2018年には53.1%まで増えています。
この数字だけを見ると、日本人女性の身体そのものが大きく変化したように感じられます。
しかし、販売割合の変化には、ブラジャーのサイズ展開、消費者の購入行動、採寸やフィッティングの普及、カップ付きインナーの利用など、複数の要因が関係する可能性があります。
したがって、販売割合の変化を、そのまま日本人女性の身体的な変化だけで説明することはできません。
BカップとCカップの違いも重要Cカップが最多だからといって、Bカップの女性が少ないわけではありません。
2018年の販売割合ではBカップが17.9%を占めています。これは決して小さな割合ではありません。
加えて、後述する自己申告アンケートではBカップとCカップがほぼ同率でした。
調査対象や質問方法が違えば、最多サイズの結果も変わるという点が、このテーマの要点です。
【自己申告と2026年最新データ】公的統計とアンケートの違い
平均カップ数を調べると、2018年の販売データとは別に、女性へのアンケート結果も見つかります。
両者の数字が一致しない理由は、調査方法にあります。
女性1,855人のアンケートではCカップとBカップがほぼ同率2018年9月にトリンプのウェブサイトで実施されたアンケートについて、公開された集計では、回答者1,855人の結果として次の割合が紹介されています。
| カップサイズ | 自己申告割合 |
|---|---|
| Aカップ | 12.0% |
| Bカップ | 27.0% |
| Cカップ | 27.1% |
| Dカップ | 17.0% |
| Eカップ | 10.4% |
| Fカップ | 5.5% |
| Gカップ | 0.8% |
| Hカップ | 0.2% |
| それ以上 | 0.1% |
※公表されたアンケート集計値。丸め処理により合計が100%と一致しない場合があります。
この調査ではCカップが27.1%で最多ですが、Bカップも27.0%と、ほぼ同じ割合です。
一方、販売データではCカップ26.9%、Dカップ26.3%という結果でした。
両者の違いは明確です。
販売データは実際に購入された商品のサイズ構成を示します。自己申告アンケートは、回答者が自分のサイズをどう認識しているかを示します。
たとえば、以前に測ったサイズをそのまま回答した人と、直近で専門店の採寸を受けた人では、回答の基準が違う可能性があります。
また、自己申告では、現在のブラジャーのサイズと実際に身体を測定して得られるサイズが一致するとは限りません。
2026年に公開された公的な体型データは何を示している?2026年の最新情報として注目したいのが、厚生労働省の「令和6年国民健康・栄養調査」です。
この調査は2024年の身体状況などを対象にしており、政府統計の総合窓口e-Statでは2026年9月11日に関連データが公開されています。
年齢階級別の身長・体重、BMI、腹囲など、全国の身体状況を把握するための資料が掲載されています。
しかし、ここで重要なのは、この公的統計から日本人女性の平均カップ数は算出できないという点です。
ブラジャーのカップサイズを直接集計した全国統計ではないためです。
一方、一般社団法人 人間生活工学研究センターには、2004~2006年に計測された日本人約6,700人の人体寸法データベースがあります。女性は3,202人で、年代別の身体寸法を確認できる資料も提供されています。
こちらは実際の身体計測に基づくデータですが、計測時期が古く、ブラジャーのカップサイズを全国的に示す2026年の最新調査ではありません。
2026年更新のトリンプ公式記事にある平均バストサイズトリンプの公式オンラインショップが2026年10月20日に更新した解説記事では、日本人女性の平均的なバストサイズについて、次の目安が紹介されています。
- トップバスト:約83~84cm
- アンダーバスト:約70~73cm
ただし、これらは公式コラムに掲載された参考値であり、2026年に全国の女性を新たに採寸した公的調査の結果ではありません。
また、トップとアンダーの数値がそれぞれ範囲で示されているため、両者の平均値を単純に引き算して、全国平均のカップ数を確定することもできません。
2026年の最新情報を正しく理解するには、次のように区別することが大切です。
- 公的統計:全国の身長・体重・BMI・腹囲などを把握する資料。
- メーカーの販売データ:購入されたブラジャーのサイズ構成。
- 女性アンケート:回答者が認識しているカップサイズ。
- 人体寸法研究:実際に測定した身体各部の寸法。
これらを同じ「平均カップ数」という数字として扱わないことが、正確な比較につながります。
【年代別の平均カップ数】20代・30代・40代・50代で違いはある?
平均バストサイズを調べる人が気になるのが、年代別の違いです。
20代と40代では身体の状態も生活環境も異なります。妊娠・出産、体重変動、加齢による身体の変化などがバストの形やサイズに影響することもあります。
ただし、年代別の平均カップ数について、2026年時点で日本人女性全体を代表する最新の公的全国統計はありません。
2018年アンケートで確認された年代別の違い2018年9月のトリンプのアンケートを紹介した資料では、年代による自己申告サイズの違いも取り上げられています。
特にAカップの回答割合は、25~29歳で6.7%だったのに対し、55歳以上では20.8%でした。
また、55歳以上ではAカップとBカップを合わせた割合が過半数を超えています。
この結果から、年代によって自己申告のカップサイズ分布に違いがあることが分かります。
ただし、この数字は2018年のアンケート回答者に限った結果です。2026年現在の各年代の女性全体に、そのまま当てはめることはできません。
年代別にバストが変化する主な要因| 年代 | バストの変化を見る際のポイント |
|---|---|
| 20代 | 身体の成熟や体重変化によってサイズが変わることがある |
| 30代 | 妊娠・出産・授乳などのライフイベントが影響する場合がある |
| 40代 | 体重変動やホルモン環境の変化などに注意したい |
| 50代 | 更年期前後の身体変化や脂肪分布の変化が関係する場合がある |
| 60代以上 | 皮膚や乳房の形状、体格の変化などがフィット感に影響する |
ここで注意したいのは、年齢だけでカップ数が決まるわけではないことです。
同じ30代でも、体格や体重、身体の状態は人それぞれです。年齢が上がると必ずカップ数が小さくなる、あるいは大きくなるという単純な関係ではありません。
平均バストサイズとカップ数は別の指標もう一つ押さえておきたいのが、バストの周囲長とカップサイズは違う指標だということです。
トップバストが85cmの女性でも、アンダーバストが70cmなのか75cmなのかによってカップサイズは変わります。
そのため、年代別の平均バストサイズを比較する場合も、トップバストだけでなくアンダーバストや身体全体の寸法を確認する必要があります。
【正しいカップ数の計算方法】トップバストとアンダーバストの測り方
平均カップ数を知ること以上に実生活で役立つのが、自分に合ったブラジャーのサイズを把握することです。
ブラジャーのサイズは、トップバストとアンダーバストの差からカップサイズを判断します。
カップ数の計算方法基本の計算式は次のとおりです。
トップバスト-アンダーバスト=カップサイズを決めるための差
ワコールが公開しているサイズ表を基準にすると、代表的な目安は以下のようになります。
| カップ | トップとアンダーの差 |
|---|---|
| AA | 6.5~8.5cm |
| A | 9.0~11.0cm |
| B | 11.5~13.5cm |
| C | 14.0~16.0cm |
| D | 16.5~18.5cm |
| E | 19.0~21.0cm |
| F | 21.5~23.5cm |
| G | 24.0~26.0cm |
| H | 26.5~28.5cm |
※ワコールのサイズ表に基づく目安。メーカーや商品によって適合範囲は異なります。
例えば、次のようなケースを考えてみましょう。
- トップバスト:87cm
- アンダーバスト:72cm
- 差:15cm
15cmはCカップの目安に当てはまります。
アンダーバスト72cmは、ワコールのサイズ表では70サイズの範囲に該当するため、ブラジャーサイズの目安はC70です。
同じCカップでも大きさが違う理由「Cカップなら、みんな同じ大きさ」と考えるのは誤解です。
ブラジャーのサイズは、カップのアルファベットとアンダーバストの数字を組み合わせて表します。
例えば、C70とC80ではアンダーバストが異なり、カップの容量も同じではありません。
つまり、カップのアルファベットだけを比較しても、実際のバストのボリュームを正確に比較できないのです。
また、胸の形や左右差、脂肪のつき方、身体の骨格によっても着用時の印象は変わります。
自宅でできる正しいバストサイズの測り方ワコールが公開している測定方法を参考にすると、次の手順で確認できます。
1. 柔らかいメジャーと鏡を用意する
身体の曲線に沿わせられる柔らかいメジャーを使います。鏡があると、背中側でメジャーが斜めになっていないか確認できます。
2. 自然な姿勢で立つ
背筋を伸ばして、力を抜いた状態で立ちます。身体を反らしたり、胸を張りすぎたりしないようにします。
3. トップバストを測る
胸の一番高い部分を通るようにメジャーを回します。胸のふくらみを押しつぶさず、床と平行になるように測ります。
4. アンダーバストを測る
胸のふくらみのすぐ下を測ります。メジャーをたるませず、身体に沿わせて測定します。
5. 数値の差からカップを確認する
トップバストからアンダーバストを引き、メーカーのサイズ表に当てはめます。
自宅での測定は便利ですが、メジャーの位置や姿勢によって数値に誤差が出ることがあります。より正確に知りたい場合は、下着専門店で採寸とフィッティングを受ける方法がおすすめです。
また、体重や身体の状態は変化するため、ブラジャーを買い替える際にはサイズを再確認すると安心です。
【平均カップ数に関するよくある質問(FAQ)】
Q1:日本人女性の平均カップ数は何カップですか?
2018年のトリンプのブラジャー販売データではCカップが26.9%で最多でした。Dカップは26.3%で続いています。ただし、日本人女性全体を対象にした公的な平均カップ数ではありません。
Q2:CカップとDカップではどちらが多いですか?
トリンプの2018年販売データではCカップが26.9%、Dカップが26.3%で、Cカップがわずかに多い結果でした。一方、女性1,855人の自己申告アンケートではCカップ27.1%、Bカップ27.0%でした。
Q3:年代別の平均カップ数は公表されていますか?
2018年の自己申告アンケートには年代別の回答傾向が紹介されています。ただし、2026年現在の日本人女性全体を代表する年代別の平均カップ数を示す公的な全国統計はありません。
Q4:トップバスト85cmなら何カップですか?
トップバストだけでは判断できません。アンダーバストとの差で決まるため、アンダーバストも測定する必要があります。例えばアンダーバスト70cmなら差は15cmとなり、Cカップの目安です。
Q5:アンダーバストの平均は何cmですか?
トリンプの公式解説では、日本人女性の平均的なアンダーバストの目安として70~73cmが紹介されています。ただし、全国規模の公的な最新実測統計ではなく、個人差もあります。
2026年10月現在、日本人女性の平均カップ数について参考になる代表的な資料は、トリンプの2018年ブラジャー販売データです。
同データではCカップが26.9%で最多、Dカップが26.3%で続き、C・Dカップを合わせると53.2%でした。
一方、女性1,855人の自己申告アンケートではCカップ27.1%、Bカップ27.0%という結果が出ています。販売データとアンケートで分布が違うことからも、調査対象や測定方法を確認する必要があります。
2026年に公開された厚生労働省の国民健康・栄養調査には、身長・体重・BMI・腹囲などの身体状況データがありますが、カップサイズの全国平均は掲載されていません。
年代別の変化についても、年齢だけでサイズを判断することはできません。妊娠・出産、体重変動、ホルモン環境、身体の形状など、さまざまな要素が関係します。
【プロの結論】
平均カップ数を知りたい場合は、Cカップを販売データ上の最多サイズとして参考にするのが妥当です。ただし、それを自分の身体と比較して優劣を判断する必要はありません。
本当に大切なのは、トップバストとアンダーバストを正しく測り、自分の体型に合ったブラジャーを選ぶことです。
平均はあくまで集団の傾向を示す数字です。自分に合うサイズを知ることが、快適な着用感と適切な下着選びにつながります。
主な根拠資料: トリンプ・インターナショナル・ジャパンの2019年8月2日付プレスリリース、トリンプ公式サイズ解説、厚生労働省・e-Statの令和6年国民健康・栄養調査、ワコール公式採寸ガイド、人間生活工学研究センターの人体寸法資料。