2026年11月現在、マクロスシリーズの新作アニメーションは、サンライズ(バンダイナムコフィルムワークス)制作として企画が進められている。最初の発表は2023年6月4日、戦術音楽ユニット「ワルキューレ」の単独最後のツアー「ワルキューレ FINAL LIVE TOUR 2023 ~Last Mission~」の幕張公演だった。その後、2025年には新作の歌姫を募集する「超時空歌姫オーディション2025」が始まり、課題曲「アイ to アイ」も公開された。
気になるタイトル、放送時期、放送日、主人公や声優キャストについてはどうなっているのか。2025年のABEMA特別番組で何が発表されたのか、オーディションはどこまで進んだのか、FlyingDogとLantisの音楽制作体制は何を意味するのか。2023年の制作発表から2026年11月2日までの動きを時系列で整理し、新作の現在地と今後の注目ポイントを解説する。
【2023年6月に発表】マクロス新作はワルキューレのライブから始まった

マクロス新作の企画が初めて公表されたのは、2023年6月4日。千葉・幕張メッセで開催された「SANKYO presents ワルキューレ FINAL LIVE TOUR 2023 ~Last Mission~」の最終公演だった。
発表された内容は、サンライズ制作による新作「マクロス」アニメーション企画の始動。制作を担当するのは、バンダイナムコフィルムワークスのアニメーション制作ブランドであるサンライズだ。
この発表が注目された理由は、マクロスシリーズにおける音楽の存在感にある。シリーズでは、巨大ロボットによる戦闘だけでなく、歌や音楽が物語の展開を左右する重要な要素として描かれてきた。
とりわけ『マクロスΔ』では、劇中の戦術音楽ユニット「ワルキューレ」が作品の象徴的な存在となった。その最後の単独ライブツアーの最終公演で次のマクロスが発表されたことは、シリーズの音楽文化を次世代につなぐという意味でも象徴的な出来事だった。
ワルキューレ FINAL LIVE TOUR 2023とは?ワルキューレは、テレビアニメ『マクロスΔ』から誕生した戦術音楽ユニット。劇中のキャラクターと実際の歌唱・ライブ活動を結びつけ、アニメの枠を超えた音楽活動を展開してきた。
「Last Mission」は2023年5月から6月にかけて東京、大阪、幕張で開催された全6公演のツアーである。6月4日の幕張公演が最終日となり、同日に新作アニメーション企画の始動が発表された。
ここで押さえておきたいのは、2023年の段階で発表されたのは新作の企画始動と制作会社であり、作品の正式タイトルや放送開始日ではなかったという点だ。
したがって、「2023年にマクロス新作の放送が決定した」という理解は正確ではない。正しくは、2023年6月にサンライズ制作の新作アニメーション企画が始動した、ということになる。
【2025年の大きな進展】超時空歌姫オーディションと「アイ to アイ」の全貌
2023年の制作発表から約1年9か月後となる2025年3月2日、新作に関する具体的な動きが表面化した。
この日、ABEMAで生放送された「マクロス×サンライズ 新作大発表スペシャル」において、最新作の歌姫役を募集する「マクロス×サンライズ『新マクロス』超時空歌姫オーディション2025」の開催が発表された。
番組には『マクロスF』でランカ・リーを演じた中島愛、『マクロスΔ』でフレイア・ヴィオンを演じた鈴木みのりが出演。MCはニッポン放送アナウンサーの吉田尚記が担当した。
ただし、この番組に出演した中島愛と鈴木みのりは歴代作品の出演者であり、新作のキャストとして発表されたわけではない。番組の中心的な新情報は、歌姫オーディションの始動だった。
超時空歌姫オーディション2025の応募条件と審査内容オーディションの募集期間は2025年3月2日20時から4月30日23時59分まで。日本国内在住の13歳から22歳までの女性を対象とし、2025年4月1日時点の満年齢で応募資格が設定されていた。
審査は3段階で構成され、最初のWEB審査では書類、自己PR、歌唱を確認。二次審査はオンライン、最終審査は東京都内での対面形式として案内された。
特筆すべきなのは、単純に歌唱力だけを競う企画ではなかったことだ。公式募集要項では、合格者に対して歌、ダンス、演技などのレッスンを実施すると説明されていた。現時点での経験やスキルは問わず、積極的に取り組めることが重視されていた。
課題曲「アイ to アイ」は新作の主題歌なのか?今回のオーディションで用意された課題曲は、新曲「アイ to アイ」。作詞・作曲・編曲はフワリが担当した。
制作には、FlyingDogとLantis(バンダイナムコミュージックライブ)が参加している。両社は新作の音楽制作を手がけることも公式に発表されており、単なる応募用の楽曲ではなく、新作の音楽制作体制と結びついた企画であることが分かる。
加えて、過去のマクロスシリーズで歌姫を担当した出演者や特別ゲストが「アイ to アイ」を歌う特別企画も始動した。
第1弾では『マクロスΔ』のフレイア・ヴィオン役を演じた鈴木みのりによる歌唱動画が公開。その後も歴代の歌姫やゲストによる企画が展開され、2025年4月には美雲・ギンヌメールの歌唱を担当したJUNNAによる第10弾も公開された。
ここで注意したいのは、「アイ to アイ」が新作のオープニングテーマやエンディングテーマとして発表されたわけではないことだ。公式に確認できる位置づけは、超時空歌姫オーディション2025の課題曲である。
【新作の制作関係者と情報整理】サンライズ・FlyingDog・Lantisの役割
今回の新作では、アニメーション制作と音楽制作の担当が明らかになっている。これは2023年の初報から2025年の追加発表にかけて判明した、重要な制作情報だ。
サンライズはアニメーション制作を担当する。FlyingDogとLantisは音楽制作に関わり、歌姫オーディションの課題曲も両社の協力によって制作された。
マクロスは、歌と戦闘、恋愛要素を組み合わせたシリーズとして長い歴史を持つ。新作でも歌姫の存在が企画の早い段階から重視されていることは、作品の方向性を考えるうえで見逃せない。
新作をめぐる関係者・企業・企画の相関各組織と企画の関係を整理すると、現時点で明らかになっている制作体制が見えてくる。
| 人物・組織・企画 | 役割・関係 | 確認できる内容 |
|---|---|---|
| サンライズ | アニメーション制作 | 2023年6月に新作企画の始動を発表 |
| バンダイナムコフィルムワークス | サンライズを擁する制作会社 | 新作アニメーションの制作主体 |
| FlyingDog | 音楽制作 | Lantisとともに新作の音楽制作を担当 |
| Lantis | 音楽制作 | バンダイナムコミュージックライブの音楽レーベル |
| フワリ | 楽曲クリエイター | 課題曲「アイ to アイ」の作詞・作曲・編曲 |
| 鈴木みのり | 歴代シリーズ出演者 | フレイア役。課題曲の歌唱企画第1弾に参加 |
| 中島愛 | 歴代シリーズ出演者 | ランカ・リー役。2025年の新作発表番組に出演 |
| ABEMA | 情報発表・配信 | 2025年3月2日に新作大発表スペシャルを生放送 |
| 超時空歌姫オーディション2025 | 新作の歌姫募集企画 | 新作の歌姫役を募集し、課題曲を公開 |
この関係から読み取れるのは、新作の音楽面については具体的な準備が公表されている一方、アニメ本編の詳細については情報が限定されているということだ。
また、FlyingDogとLantisの共同制作は、マクロスの音楽を支える制作体制として注目される。過去のシリーズでも歌姫や劇中ユニットの音楽は作品の人気を左右してきた。今回も音楽面から新しい才能を発掘する仕組みを用意している点が特徴だ。
【2026年11月最新】マクロス新作のタイトル・放送時期・声優キャストは?
最も気になるのが、いつ新作を視聴できるのかという問題だ。
2026年11月2日時点で、マクロス公式サイトおよび新マクロス関連の公式告知から確認できる情報を整理すると、正式タイトル、放送開始日、放送局、主要キャストの発表は確認できない。
正式タイトルは「新マクロス」で確定したのかオーディションの正式名称には「マクロス×サンライズ『新マクロス』超時空歌姫オーディション2025」と記載されている。
しかし、これはオーディション企画の名称であり、新作アニメの正式タイトルが『新マクロス』に決まったという発表ではない。
現段階では、シリーズ最新作という位置づけで制作が進められている作品として捉えるのが正確だ。
放送時期・放送日は2026年中に決まったのか2023年の企画始動発表、2025年のABEMA特別番組、歌姫オーディションの告知を確認しても、具体的な放送開始日は示されていない。
2026年11月時点でも、春・夏・秋・冬といった放送クールや、何月から放送するという公式スケジュールは確認できない。
また、テレビアニメなのか、劇場作品なのかといった公開形式についても、正式な詳細発表は確認できない状況だ。
ネット上で見かける「2026年放送開始」「2027年放送予定」といった情報についても、公式発表と区別する必要がある。具体的な日付が記載されていても、公式の制作発表や放送局の番組情報に裏付けられていなければ、確定情報とは扱えない。
新作の声優キャスト・新歌姫は誰になる?新作の歌姫役については、2025年のオーディションによって募集が行われた。ただし、歌姫の正式な名前、キャラクターデザイン、担当声優、歌唱担当などは公表されていない。
特に混同しやすいのが、2025年のABEMA特別番組に出演した中島愛と鈴木みのりの存在だ。2人は歴代作品を代表する歌姫の出演者として番組に参加したのであり、新作への出演が決まったという意味ではない。
新作の歌姫役に関する募集が実施されたことは確かな進展だが、最終的なキャスティング情報とは別の話である。
2026年11月現在の情報を項目別に
- 制作会社:サンライズ(バンダイナムコフィルムワークス)
- 音楽制作:FlyingDog・Lantis
- 正式タイトル:未発表
- 放送開始日:未発表
- 放送局・配信サービス:未発表
- 主人公・ヒロイン:未発表
- 主要声優キャスト:未発表
- 歌姫オーディション:2025年に開催
- 課題曲:「アイ to アイ」
【歴代マクロスと比較】1982年から続くシリーズの放送順・特徴
新作の発表を待つ間に、過去のマクロスシリーズを振り返っておきたい。歴代作品を知ることで、新作が受け継ぐ可能性のあるシリーズの特徴も理解しやすくなる。
マクロスシリーズは1982年の『超時空要塞マクロス』から始まり、テレビアニメ、OVA、劇場版などさまざまな形で展開してきた。
特にテレビシリーズの主要作品は、初代、マクロス7、マクロスF、マクロスΔの順番で放送されている。
歴代テレビシリーズの放送順以下は、テレビシリーズの放送開始年を基準にした順番だ。物語の舞台となる年代順とは異なるため、初めて視聴する人は混同しないようにしたい。
- 1982年:『超時空要塞マクロス』
- 1994年:『マクロス7』
- 2008年:『マクロスF』
- 2016年:『マクロスΔ』
初代『超時空要塞マクロス』は、歌、メカ、三角関係というシリーズの基本的な魅力を確立した作品だ。リン・ミンメイの歌が戦争の行方に影響するという構造は、後続作品にも受け継がれている。
『マクロス7』では、熱気バサラを中心とした音楽表現が前面に押し出された。戦闘の最中でも歌い続けるという独特の演出は、シリーズの中でも印象的な特徴となっている。
『マクロスF』では、シェリル・ノームとランカ・リーという2人の歌姫を中心に物語が展開。菅野よう子による音楽も作品の大きな魅力となり、幅広い音楽ファンを取り込んだ。
『マクロスΔ』では、戦術音楽ユニット「ワルキューレ」が登場。複数の歌姫によるユニット活動とライブ演出が作品の魅力を広げた。
こうした歴代作品の流れを踏まえると、新作の歌姫オーディションはシリーズの伝統を引き継ぐうえで重要な意味を持つ。
ただし、新作が初代やF、Δと同じ構成を採用するかどうかはまだ明らかになっていない。歴代作品との比較は、あくまでシリーズの特徴を理解するための材料として考えたい。
【2026年の制作状況を検証】オーディション後に注目すべき最新情報
2025年の歌姫オーディションは、新作プロジェクトにおける大きな進展だった。その後の公式情報で特に注目したいのが、2025年6月10日に掲載された「オーディション合否に関するお知らせ」である。
公式オーディションサイトの告知によると、厳正な選考の結果、一次選考を通過した応募者にはメールで通知が送られた。
つまり、少なくとも一次選考が実施され、通過者への連絡が行われたことは確認できる。
一方、公開された告知では、通過者の氏名や最終合格者のプロフィール、新作で担当するキャラクターなどは明らかにされていない。
募集開始時には二次審査が2025年6月下旬、最終審査が同年7月下旬に予定されていた。これらは当初の募集要項に記載されたスケジュールであり、その後の最終的な選考結果やキャスト発表とは区別する必要がある。
2026年の公式ニュースで見えるシリーズの動き2026年のマクロス公式ニュースでは、シリーズ全体の周年企画や過去作品の上映、関連イベントなどの情報が発信されている。
2026年10月29日には『マクロスΔ』10周年記念プロジェクト「MACROSS Δ 10th Anniversary GRAND CELEBRATION」の開催が発表された。これは『マクロスΔ』を記念する企画であり、新作アニメの放送開始を告知したものではない。
このように、既存作品の記念企画とサンライズ制作の新作プロジェクトは、別々の情報として整理する必要がある。
今後、正式発表で確認したい5つのポイント新作の続報を追う際には、次の5項目に注目したい。
- 正式タイトル:「新マクロス」というオーディション企画名から、作品の正式名称が発表されるか。
- 歌姫のキャスト:オーディションで選ばれた人物のプロフィールと担当キャラクターが明らかになるか。
- 歌唱・音楽情報:「アイ to アイ」以外の新曲、劇中ユニット、音楽スタッフが公開されるか。
- メカ・世界観:新型バルキリーや舞台設定、歴代シリーズとの関係が発表されるか。
- 放送・公開情報:テレビ放送、配信、劇場公開などの形式と具体的な開始日が決まるか。
特に重要なのは、歌姫のキャスト発表と作品全体のキャスト発表を分けて確認することだ。歌姫役の選考が進んでも、主人公やライバル、メカニック関連のキャラクターまで決定したとは限らない。
制作状況を正しく把握するには、マクロス公式サイト、バンダイナムコフィルムワークスの発表、オーディション公式サイトの更新を確認するのが確実だ。
【マクロス新作 2023】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:マクロス新作は2023年に発表されたの?
A1:はい。2023年6月4日に開催された「ワルキューレ FINAL LIVE TOUR 2023 ~Last Mission~」の幕張最終公演で、サンライズ制作による新作アニメーション企画の始動が発表された。
Q2:マクロス新作の放送日はいつ?
A2:2026年11月2日現在、正式な放送開始日や放送時期は発表されていない。2026年放送や2027年放送という情報についても、公式発表による裏付けが必要だ。
Q3:マクロス新作の正式タイトルは「新マクロス」なの?
A3:「新マクロス」は2025年の歌姫オーディション企画名に使われている呼称であり、アニメ本編の正式タイトルとして確定した発表はない。
Q4:新作の声優キャストは誰?
A4:主要キャストは未発表。ABEMAの新作大発表スペシャルに出演した中島愛と鈴木みのりは歴代作品の出演者であり、新作への出演決定を意味するものではない。
Q5:超時空歌姫オーディション2025の合格者は決まった?
A5:2025年6月10日に一次選考通過者へのメール通知が行われたことは公式に告知されている。ただし、公開情報から最終合格者の氏名や新作での役柄を確認することはできない。
Q6:「アイ to アイ」は新作の主題歌?
A6:公式に発表された位置づけは、超時空歌姫オーディション2025の課題曲。作詞・作曲・編曲はフワリが担当し、FlyingDogとLantisの協力で制作された。新作の主題歌としての発表はない。
Q7:マクロス新作はどのシリーズから見れば楽しめる?
A7:初めてなら1982年の『超時空要塞マクロス』から順番に見る方法がおすすめ。音楽と歌姫の魅力を中心に楽しみたいなら『マクロスF』や『マクロスΔ』から入る方法もある。新作の詳細が発表されれば、関連作品を選びやすくなるはずだ。
マクロス新作は、2023年6月4日のワルキューレ FINAL LIVE TOUR 2023で企画始動が発表され、サンライズ(バンダイナムコフィルムワークス)が制作を担当することが明らかになった。
その後、2025年3月2日のABEMA「新作大発表スペシャル」で超時空歌姫オーディション2025が始動。FlyingDogとLantisによる音楽制作体制、課題曲「アイ to アイ」の公開、鈴木みのりら歴代歌姫による歌唱企画など、新作に向けた具体的な動きが続いた。
【プロの結論】2026年に注目すべきなのは歌姫と正式な作品発表今回のプロジェクトで最も重要なのは、マクロスが長年培ってきた「歌」を新作の準備段階から前面に押し出していることだ。
過去のシリーズでは、リン・ミンメイ、熱気バサラ、シェリル・ノーム、ランカ・リー、ワルキューレと、時代ごとに異なる歌姫や音楽表現が作品の個性を形作ってきた。
2025年のオーディションは、その伝統を次の世代へつなぐための取り組みとして注目される。一方、オーディションの実施だけで新作の放送時期や完成時期まで判断することはできない。
2026年11月2日時点で押さえておきたい事実は、サンライズ制作、FlyingDogとLantisの音楽制作、そして歌姫オーディションの開催という3点だ。正式タイトル、放送日、キャストの発表は今後の続報を待つ必要がある。
マクロス新作を楽しみにしている人は、制作会社や音楽スタッフの情報だけでなく、歌姫の正式発表、キャラクタービジュアル、新曲、バルキリーのデザインなどにも注目したい。次のマクロスがどのような歌と物語を銀河に届けるのか、今後の公式発表が待たれる。
主な確認資料: マクロス公式サイトの制作発表・オーディション告知、オーディション公式サイトの選考告知、歴代シリーズ一覧、2026年の公式ニュース。