ソロ活動が目立つ一方、BLACKPINKはグループとしての活動も着実に再開してきた。その象徴となったのが、2025年から2026年にかけて実施されたワールドツアーと、3rd MINI ALBUM『DEADLINE』の発売だ。
2025年7月、ワールドツアーで4人が再集結BLACKPINKは2025年7月5日・6日、韓国の高陽(コヤン)総合運動場で「BLACKPINK WORLD TOUR <DEADLINE>」をスタートさせた。
その後、北米、ヨーロッパ、アジアを巡り、全16都市・33公演という大規模なツアーに発展。ロンドンのウェンブリー・スタジアムなど、世界的な会場でも公演を行った。
日本では2026年1月16日から18日まで東京ドームで3日間公演を実施。最終的には1月24日から26日まで香港のカイタック・スタジアムで公演を行い、ツアーを締めくくった。
YGの公式ツアースケジュールにも、東京ドームと香港公演が掲載されている。これは4人が別々の事務所で個人活動を続けながらも、グループとして大規模なライブ活動を実現できることを示した出来事だった。
2026年2月27日、『DEADLINE』で約3年5か月ぶりのカムバックもう一つの大きな節目が、2026年2月27日に発売された3rd MINI ALBUM『DEADLINE』だ。
前作の2ndフルアルバム『BORN PINK』が発売されたのは2022年9月16日。そこから約3年5か月を経て、4人が参加する新たなグループ作品が登場した。
YGは2026年1月15日にアルバムの発売日を正式発表。2月6日には収録曲のトラックリストも公開した。
収録されたのは全5曲。2025年7月に先行公開された『JUMP』に加え、タイトル曲『GO』、『Me and my』、『Champion』、『Fxxxboy』が並ぶ。
特に注目されたのは、アルバム発売前から『JUMP』を通じてグループの音楽活動を再開していたことだ。長期間のソロ活動を経て、4人が再び一つの作品に集まったこと自体が大きな意味を持つ。
『DEADLINE』は商業的にも存在感を示した発売後の反響も注目に値する。
韓国の聯合ニュースによると、『DEADLINE』は米ビルボードのメインアルバムチャート「Billboard 200」で初登場8位を記録。初週のアルバム換算ユニット数は5万2,000ユニットで、そのうち4万1,000ユニットがフィジカルアルバムによるものだった。
グループとしての新作発表が約3年5か月ぶりだったにもかかわらず、米国の主要チャートでトップ10入りを果たしたことは、BLACKPINKのブランド力がソロ活動期間を経ても維持されていることを示す材料となった。
なお、『DEADLINE』というタイトルは、ワールドツアーとアルバムの両方に使われている。タイトルだけを見て「BLACKPINKの最後の作品」「解散を意味する作品」と解釈するのは早計だ。YGが公式に発表した作品名であり、解散宣言ではない。
【解散説の真相】契約終了の噂とロゼが語った4人の関係

BLACKPINKの解散説が再び強まったのは、2026年1月にワールドツアーが終了したタイミングだった。
約3年ぶりに4人が集まったツアーが終わり、メンバーそれぞれが再びソロ活動へ戻ると、次のグループ活動がいつになるのか分からないという不安が広がった。
2026年にYGとのグループ契約が終了するという報道も2026年2月、韓国の英字紙コリア・ヘラルドは、BLACKPINKのグループ契約について、契約期間が公表されていないことを前提に、2026年中に契約協議が再び必要になる可能性を報じた。
業界関係者の見方として、一般的なグループの再契約期間などを参考に、現在の契約が2026年中に満了する可能性が取り上げられたのである。
また、メンバーそれぞれのソロ活動が成功していることから、4人のスケジュールを調整してグループ活動を行う難しさも指摘された。
ただし、ここで重要なのは、契約満了の可能性に関する業界の見方と、YGによる正式な契約終了発表は別物だという点だ。2023年の契約更新時にも、具体的な契約期間は公表されていない。2026年11月3日時点で、解散やグループ活動の終了を告知した公式発表も確認されていない。
ロゼがポッドキャストで語ったグループの未来解散説を考えるうえで重要なのが、ロゼが2026年1月28日に出演した「Call Her Daddy」での発言だ。
ロゼは、メンバーの誰かが将来的にグループ活動を続けることが難しいと感じた場合、その意思を尊重するという考え方を明かした。
4人という少人数のグループだからこそ、誰か一人の意思を無視して活動を続けることはできない。それぞれの判断を信頼し、尊重する関係を大切にしているという趣旨だった。
また、2024年にそれぞれが自分自身の活動に集中した期間についても、グループとしての健全な選択だったと振り返っている。
この発言から読み取れるのは、4人がグループ活動を単なる仕事上の義務として扱っているわけではないということだ。個人の意思を尊重しながら、全員が納得できる形でBLACKPINKを続けることを重視している。
解散説と実際に確認できる事実を比較| ネット上で広がる見方 | 確認できる事実 | 判断 |
|---|---|---|
| 4人はYGを完全に離れた | グループ活動契約は更新している | 誤解 |
| 個人契約を更新しなかったため解散する | 個人活動とグループ活動は別契約 | 根拠なし |
| 約3年5か月の空白は解散準備だった | ソロ活動とグループの再始動が確認されている | 誤解 |
| 『DEADLINE』が最後の作品だった | 解散を意味する公式発表はない | 未確定 |
| メンバーの関係が悪化している | ロゼは互いの意思を尊重する関係について説明 | 裏付けなし |
| 2026年にグループ契約が終了した | 契約満了を示す公式発表は確認されていない | 未確定 |
解散説を判断するときは、ソロ活動の増加、契約の仕組み、実際のグループ活動を分けて見る必要がある。特に、個人活動の契約をYGと更新しなかったことを、グループの解散と結び付けるのは正確ではない。
【2026年最新】デビュー10周年を迎えたBLACKPINKの現在
BLACKPINKは2026年8月8日、デビュー10周年を迎えた。
2016年8月8日にYGエンターテインメントからデビューした4人にとって、10周年はグループの歴史を振り返る重要な節目となった。
8月8日、韓国国立中央博物館で4人が再集結10周年当日には、ソウルの国立中央博物館でファンとのミート&グリートが開催された。参加したのは、ジェニー、ジス、リサ、ロゼの4人全員。抽選で選ばれた40人のファンと交流するイベントだった。
聯合ニュースによると、4人が韓国内でファンの前にそろって登場するのは、2025年7月の高陽公演以来となる貴重な機会だった。
加えて、国立中央博物館の公式商品ブランド「MU:DS」とのコラボレーションによる「BLACKPINK Heritage Collection」も発表された。グループの10周年を記念し、音楽と韓国の文化遺産を結び付ける企画が展開されたのである。
大規模なワールドツアーや新アルバムだけでなく、10周年という節目にも4人がそろって参加したことは、グループとしてのつながりが維持されていることを示す出来事だった。
10周年後は再びソロ活動が本格化一方、10周年を終えた2026年後半は、再び個人活動が大きな注目を集めている。
特に、2026年8月から10月にかけてのリリース状況を見ると、4人それぞれが独自の音楽活動を続けていることが分かる。
| 時期 | メンバー | 主な活動 |
|---|---|---|
| 2026年8月28日 | ジェニー | EP『Fallen Angel』発売 |
| 2026年9月4日 | ジス | シングル『CLICK』発売 |
| 2026年9月18日 | ロゼ | シングル『new trick』発売 |
| 2026年10月23日 | リサ | EP『PRESS PLAY』発売 |
| 2026年10月30日 | ジス | シングル『ADDICTED』発売 |
このように、2026年後半は4人の個人名義の新作が相次いでいる。特にジスは初のソロフルアルバムに向けた先行曲を発表しており、リサも新しいEPをリリースした。
ジェニーやロゼも新曲を発表しており、4人がソロアーティストとしてそれぞれの活動を進めている状況だ。
2026年11月時点のグループ活動をどう見るべきか2026年11月3日時点で整理すると、BLACKPINKは次のような状況にある。
- グループ契約:2023年12月にYGとの更新を発表。
- グループ作品:2026年2月に『DEADLINE』を発売。
- ワールドツアー:2025年7月から2026年1月まで実施。
- 10周年:2026年8月8日に4人全員で記念イベントに参加。
- 個人活動:4人とも2026年後半にソロ作品を発表。
- 次回のグループ活動:新たなアルバムやツアーの具体的な日程は未公表。
つまり、2026年のBLACKPINKはグループとしての活動を再開し、10周年も4人で迎えた一方、現在の活動の中心は再び個人の音楽活動へ移っている。
これは、グループが解散したという状況とは異なる。ただし、今後も同じ頻度でグループ活動が行われると決まっているわけではない。4人のスケジュールや本人たちの意思、YGとの契約条件などが、次の活動を左右する要素になる。
【よくある質問】ブラックピンクの活動休止理由に関するFAQ
Q1:BLACKPINKはなぜ活動休止したのですか?
A1:2023年の契約更新を機に、グループ活動と個人活動を分けたことが主な背景です。4人はYGとグループ契約を更新する一方、個人活動の契約は更新せず、それぞれソロ活動に力を入れるようになりました。長期間のグループ活動を経て、個人としての音楽性やキャリアを追求する時間を設けたことも理由の一つです。
Q2:BLACKPINKは2026年現在、解散していますか?
A2:いいえ。2026年11月3日時点で、解散を発表した公式情報は確認されていません。2026年2月には『DEADLINE』を発売し、同年8月のデビュー10周年イベントにも4人全員が参加しています。
Q3:BLACKPINKはYGエンターテインメントを辞めたのですか?
A3:グループとしての活動契約はYGと更新しています。一方、個人活動については追加契約を結ばないことで合意しました。そのため、ソロ活動は各自のレーベルなどを通じて展開し、グループ活動はYGとの契約に基づいて行う形です。
Q4:BLACKPINKの活動再開はいつでしたか?
A4:グループとしての再始動は2025年7月のワールドツアーから本格化しました。その後、2026年2月27日に3rd MINI ALBUM『DEADLINE』を発売し、約3年5か月ぶりのアルバムカムバックを実現しました。
Q5:2026年にBLACKPINKの新しいグループ活動はありますか?
A5:2026年にはワールドツアー、『DEADLINE』の発売、10周年記念イベントが実施されました。11月3日時点では、それ以降の新しいグループアルバムやワールドツアーの日程は公表されていません。個人活動は引き続き活発です。
Q6:BLACKPINKの4人は今後も一緒に活動しますか?
A6:今後の活動頻度や具体的な計画は未発表です。ロゼは2026年1月のインタビューで、4人それぞれの意思を尊重する姿勢を語っています。全員が納得できる形でグループ活動を続けることが、今後の鍵になりそうです。
まとめ:【プロの結論】BLACKPINKの活動休止は解散ではなく、新しい活動形態への転換
BLACKPINKの活動休止説が広がった最大の理由は、2023年のYGエンターテインメントとの契約更新で、グループ活動と個人活動が分離されたことにある。
ジェニー、ジス、リサ、ロゼはYGとの個人活動契約を更新せず、それぞれ独立した活動基盤を築いた。その結果、グループとしての新作発表に時間がかかった一方、ソロアーティストとしての実績を大きく伸ばしてきた。
しかし、2025〜2026年のワールドツアー、約3年5か月ぶりの『DEADLINE』発売、2026年8月の10周年記念イベントは、4人がグループとして活動してきた確かな証拠だ。
今後のBLACKPINKを理解するうえで大切なのは、グループ活動の頻度が減ることと、グループが解散することを同じ意味で捉えないことである。
また、今後の情報を判断する際は、次の3点を確認したい。
1. YGの公式発表: グループ契約の更新や新作、次回ツアーの情報を確認する。
2. 各メンバーの公式発表: ソロ作品や個人活動の予定と、グループ活動の情報を区別する。
3. 契約に関する報道: 業界関係者の予測と、事務所が正式に発表した契約内容を混同しない。
2026年はBLACKPINKにとってデビュー10周年という大きな節目だった。グループとしての歴史を守りながら、4人がそれぞれの表現を追求する新しいスタイルは、従来のK-POPグループとは異なる活動モデルでもある。
BLACKPINKの未来は、グループかソロかという二者択一ではない。4人が個人として成長し、その経験を再びグループに持ち帰ることができるか。次のカムバックや新しいステージに向けて、今後の公式発表が注目される。
記事基準日:2026年11月3日