サッカー東海リーグは、愛知・岐阜・三重・静岡の4県を舞台に、地域の社会人クラブや大学チームなどが競い合う社会人サッカーの地域リーグです。Jリーグや日本フットボールリーグ(JFL)を目指すクラブにとっても重要な競技舞台であり、全国地域サッカーチャンピオンズリーグにつながる昇格ルートを持っています。
2026年は第61回東海サッカーリーグが開催され、1部では岳南Fモスペリオ、2部ではVOYAGERSが優勝しました。シーズンはすでに終了しており、1部の最終順位や参加チーム、昇降格、今後の全国大会への展開が注目されています。
この記事では、東海社会人サッカーリーグの位置づけから、1部・2部の違い、2026年の参加チーム一覧、最終順位、試合日程・結果の確認方法、JFL昇格までの仕組みを整理します。
【基礎知識】サッカー東海リーグとはどんな大会?JFLとの位置関係も解説

サッカー東海リーグは、東海地域の社会人サッカーを代表する地域リーグです。
現在の公式大会名は「第61回東海サッカーリーグ」。従来の「東海社会人サッカーリーグ」という名称でも知られています。
運営には東海社会人サッカー連盟や一般社団法人東海サッカー協会が関わり、愛知・岐阜・三重・静岡の4県を横断する競技環境を形成しています。
日本サッカー界における位置づけ日本の男子サッカーには、Jリーグだけでなく、全国規模の社会人リーグや地域リーグ、都道府県リーグがあります。
東海リーグは、そのうち地域リーグに該当します。
大まかな競技カテゴリーの関係は次のとおりです。
- J1リーグ
- J2リーグ
- J3リーグ
- 日本フットボールリーグ(JFL)
- 地域リーグ(東海・関東・関西など)
- 都道府県社会人サッカーリーグ
一般的な階層換算では、東海リーグ1部は全国5部相当、2部はその下のカテゴリーに位置づけられます。
ただし、これは競技カテゴリーを理解するための目安であり、各リーグの実力を単純に数字だけで比較できるわけではありません。
東海リーグに参加するチームの特徴参加するのは、一般的なプロクラブだけではありません。
企業を母体とするクラブ、地域密着型のクラブ、大学のサッカーチーム、市役所などの自治体に関係するチームもあります。
2026年の1部には岳南Fモスペリオ、FC刈谷、ワイヴァン知立、藤枝市役所サッカー部、中京大学FCなどが参加しました。
こうした多様なチームが同じリーグで競争する点も、地域社会人サッカーならではの特徴です。
【2026年最新】東海リーグ1部・2部の仕組みと参加チーム一覧
東海リーグは1部と2部に分かれています。
1部は東海地域の上位カテゴリーで、全国大会やJFLを目指すクラブにとって重要な舞台です。
2部は1部への昇格を目指すチームが競うカテゴリーで、県リーグから上がってきたクラブや大学系チームなどが参加します。
2026年の1部参加チーム一覧2026年の第61回東海サッカーリーグ1部は、次の9チームで構成されました。
1. 岳南Fモスペリオ
2. FC刈谷
3. ワイヴァン知立
4. 藤枝市役所サッカー部
5. アトレチコ鈴鹿クラブ
6. 矢崎バレンテFC
7. FC.ISE-SHIMA
8. 東海FC
9. 中京大学FC
静岡、愛知、三重を中心に、東海4県のクラブが競い合いました。
2026年の2部参加チーム一覧2部は8チームで構成されました。
1. VOYAGERS
2. FC岐阜SECOND
3. SS伊豆
4. ラジルFC東三河
5. AS刈谷
6. Tokai Gakuen Univ.
7. VMEC
8. FC.Bombonera
注目したいのは、FC岐阜SECONDやTokai Gakuen Univ.など、大学・育成組織に関連するチームも参加していることです。
また、VOYAGERSやFC.Bomboneraは、東海社会人サッカートーナメント大会を経てリーグに参入したクラブです。
実際に岐阜県サッカー協会の2025年12月の大会結果発表では、FC.BomboneraとVOYAGERSの2026年度2部昇格が告知されています。
1部と2部の違い| 比較項目 | 1部 | 2部 |
|---|---|---|
| カテゴリー | 東海地域の上位リーグ | 1部の下位カテゴリー |
| 2026年参加数 | 9チーム | 8チーム |
| 2026年試合数 | 各16試合 | 各14試合 |
| 主な目標 | 優勝・全国地域CL出場 | 1部昇格 |
| 注目チーム | 岳南Fモスペリオ、FC刈谷 | VOYAGERS、FC岐阜SECOND |
| 下位との関係 | 2部への降格 | 県リーグなどとの入れ替え |
両カテゴリーともリーグ戦の成績が重要であり、シーズンを通じた勝点の積み重ねが最終順位を左右します。
【2026年最終結果】東海リーグ順位表と注目チームを徹底分析
2026年の東海リーグは、10月までに全日程が終了しました。
東海サッカー協会は10月20日に第61回東海サッカーリーグの最終結果を公表し、1部優勝が岳南Fモスペリオ、2部優勝がVOYAGERSと発表しています。
2026年東海リーグ1部・最終順位表| 順位 | チーム名 | 勝点 | 勝・分・敗 | 得失点差 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 岳南Fモスペリオ | 35 | 11・2・3 | +19 |
| 2 | FC刈谷 | 35 | 11・2・3 | +17 |
| 3 | ワイヴァン知立 | 31 | 9・4・3 | +12 |
| 4 | 藤枝市役所 | 30 | 8・6・2 | +7 |
| 5 | アトレチコ鈴鹿 | 26 | 7・5・4 | +6 |
| 6 | 矢崎バレンテFC | 12 | 3・3・10 | -18 |
| 7 | FC.ISE-SHIMA | 11 | 3・2・11 | -5 |
| 8 | 東海FC | 11 | 3・2・11 | -21 |
| 9 | 中京大学FC | 10 | 2・4・10 | -17 |
出典:第61回東海サッカーリーグ1部公式成績表。全9チーム・各16試合。
2026年1部の最大の注目点は岳南Fモスペリオの連覇は、勝点35、11勝2分3敗という成績で優勝しました。
2位のFC刈谷も勝点35、11勝2分3敗と同じ成績でしたが、得失点差で岳南Fモスペリオが上回りました。
- 岳南Fモスペリオ:得失点差+19
- FC刈谷:得失点差+17
わずか2点の差が優勝を分けた形です。
加えて、岳南Fモスペリオは2025年に続く2年連続の1部優勝を達成しました。
クラブは2026年10月18日、FC刈谷と東海FCの試合結果を受けて優勝が決定したと発表しています。
2026年東海リーグ2部・最終順位2部の最終結果は次のとおりです。
| 順位 | チーム名 | 勝点 | 勝・分・敗 | 得失点差 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | VOYAGERS | 27 | 8・3・3 | +8 |
| 2 | FC岐阜SECOND | 26 | 8・2・4 | +15 |
| 3 | SS伊豆 | 21 | 7・0・7 | -6 |
| 4 | ラジルFC東三河 | 20 | 6・2・6 | -11 |
| 5 | AS刈谷 | 19 | 5・4・5 | -1 |
| 6 | Tokai Gakuen Univ. | 17 | 5・2・7 | +6 |
| 7 | VMEC | 17 | 5・2・7 | 0 |
| 8 | FC.Bombonera | 13 | 4・1・9 | -11 |
出典:2026年度第61回東海サッカーリーグ2部公式成績表。
VOYAGERSは勝点27で2部の頂点に立ちました。
2位のFC岐阜SECONDとは勝点1差で、こちらも最後まで接戦となりました。
2部は1部昇格を目指すカテゴリーであるため、優勝争いだけでなく上位チームの順位変動にも注目する必要があります。
順位表で注目すべき数字東海リーグの順位を確認するときは、勝点だけでなく得失点差も重要です。
一般的なリーグ戦では、勝利が3点、引き分けが1点、敗戦が0点という勝点方式が採用されます。
2026年の1部では、岳南FモスペリオとFC刈谷が勝点で並びました。
このようなケースでは得失点差が優勝争いを左右します。
また、得点数と失点数を見れば、攻撃力と守備力のバランスも把握できます。
例えば岳南Fモスペリオは16試合で29得点、10失点。守備の安定感と攻撃力を両立したシーズンだったことが数字から読み取れます。
【試合日程・試合結果】東海リーグの最新情報を確認する方法
東海リーグの試合日程や結果を調べるときは、情報の更新元を意識することが大切です。
2026年のリーグ戦は4月19日に開幕しました。東海サッカー協会の年間大会日程には、第61回東海サッカーリーグの開始日と大会情報が掲載されています。
東海リーグ試合日程の確認ポイント試合日程を調べるときは、次の項目を確認します。
- 試合開催日
- キックオフ時刻
- 対戦カード
- ホーム・アウェーの区分
- 試合会場
- 延期や変更の有無
社会人リーグでは、天候や会場の事情によって日程が変更される場合があります。
そのため、以前に掲載された日程表だけで判断せず、試合直前にも最新情報を確認することが大切です。
東海リーグ試合結果の見方試合結果では、単純な勝敗だけでなく、次の情報もチェックしましょう。
- 最終スコア
- 前半・後半の得点
- 得点者
- 警告・退場
- 選手交代
- 試合後の順位変動
例えば、FC刈谷や岳南Fモスペリオの公式発表では、試合結果に加えて得点者や出場選手なども紹介されています。
こうしたクラブ単位の情報を組み合わせることで、リーグ全体の動向が把握しやすくなります。
公式情報を確認する主な窓口
大会日程・公式発表・最終結果
1部順位表・試合日程・結果
クラブ公式の試合結果・ニュース
全国地域サッカーチャンピオンズリーグ
得点ランキングを知りたい場合は、選手個人の記録とチームの総得点を区別する必要があります。
2026年の東海リーグ公式最終成績表では、チームごとの得点・失点・得失点差を確認できます。一方、個人別の得点王を確定するには、選手別の公式記録を別途確認する必要があります。
また、検索結果には「F7SL東海リーグ」のような別大会も表示されます。これは7人制サッカーのソサイチリーグであり、今回取り上げている11人制の東海社会人サッカーリーグとは異なる大会です。得点ランキングを検索するときは、この混同にも注意してください。
【昇格・降格の仕組み】東海リーグからJFLを目指すルートとは?
東海リーグの大きな魅力は、地域リーグから全国大会、さらにJFLへとつながる競争環境にあります。
ただし、1部で優勝しただけでJFLに自動昇格できるわけではありません。
1部から2部への降格1部の下位チームは、翌シーズンに2部へ降格する仕組みです。
2026年は1部が9チーム編成となっており、翌年度に向けたチーム数の調整が行われるシーズンでした。
矢崎バレンテFCの公式順位情報でも、7位のFC.ISE-SHIMA、8位の東海FC、9位の中京大学FCについて、2部への自動降格が示されています。
2部から1部への昇格2部では上位チームが1部昇格を目指します。
基本的な運営方式では、2部上位2チームが自動昇格の対象となり、入れ替え戦を実施しない方式が採用されています。ただし、参加チーム数や上位カテゴリーへの昇格状況によって年度ごとの調整があり得ます。
2026年の2部では、VOYAGERSが優勝、FC岐阜SECONDが2位となりました。
県リーグから東海リーグに参入するには?東海リーグの2部に参加するためには、県リーグで実績を残すことも重要です。
東海4県の社会人リーグで上位を目指し、東海社会人サッカートーナメント大会などの参入経路を通じて上位カテゴリーを目指します。
2025年12月の第60回東海社会人サッカートーナメント大会では、FC.BomboneraとVOYAGERSの2026年度2部昇格が決まりました。
1部優勝から全国地域サッカーチャンピオンズリーグへ東海リーグ1部の優勝チームにとって、次の大きな目標となるのが全国地域サッカーチャンピオンズリーグです。
この大会は全国9地域の最上位リーグの代表などが集まり、JFL昇格を目指して競う大会です。
2026年は次の日程で開催されます。
- 1次ラウンド:2026年11月13日~15日
- 決勝ラウンド:2026年11月25日~29日
参加する12チームを4チームずつ3グループに分け、1次ラウンドを実施します。
各グループ1位と、各グループ2位のうち成績最上位の1チームが決勝ラウンドへ進みます。決勝ラウンドは4チームによるリーグ戦です。
2026年の東海代表は岳南Fモスペリオです。
10月31日に組み合わせが決まり、岳南FモスペリオはグループCに入りました。対戦相手にはSONIO高松、ブランデュー弘前FC、東京ユナイテッドFCが名を連ねています。
決勝ラウンドで上位2チームに入れば、JFLへの自動昇格につながります。
つまり、東海リーグでの優勝は、JFLへの道を切り開く第一歩なのです。
【歴代優勝チームとリーグの実態】東海サッカーの強さを読み解く
東海リーグの歴史を見ると、地域クラブが長年にわたって競争を続けてきたことが分かります。
2026年は第61回大会にあたり、長い歴史を持つ地域リーグです。
近年の東海リーグ1部優勝チーム近年の主な優勝クラブを整理すると、次のようになります。
- 2023年:ワイヴァンFC(現ワイヴァン知立の前身クラブ)
- 2024年:FC.ISE-SHIMA
- 2025年:岳南Fモスペリオ
- 2026年:岳南Fモスペリオ
2024年のFC.ISE-SHIMA優勝は岐阜県サッカー協会が掲載した第59回大会の最終成績表で確認できます。
2025年は岳南Fモスペリオが優勝を発表し、2026年も連覇を達成しました。
歴代優勝チームを調べる際の注意点ここで注意したいのが、東海リーグの優勝チームと、全国地域サッカーチャンピオンズリーグの歴代優勝チームは別の記録だという点です。
JFAが掲載している全国地域サッカーチャンピオンズリーグの歴代優勝チームには、過去の大会で優勝したヤマハ発動機、西濃運輸、日本電装など、東海地域に関係するクラブも登場します。
しかし、これは全国大会の優勝記録であり、東海リーグ1部の歴代優勝記録と同一ではありません。
東海リーグのレベルと実態東海リーグを評価する際には、単にプロかアマチュアかという分類だけでは実態を捉えられません。
注目したい要点は3つあります。
1. JFLを目指すクラブが参加している
岳南FモスペリオやFC刈谷のように、全国規模での競争を見据えるクラブが存在します。
地域リーグで結果を残すことが、上位カテゴリーへの挑戦につながります。
2. チームの運営形態が多様
企業系、地域密着型、大学系など、チームの背景はさまざまです。
同じ1部でも、選手の確保や練習環境、資金面などの条件が一律ではありません。
3. 地域との結びつきが強い
県をまたいだ対戦があるため、ホームタウンのサポーターや地域の関係者にとっても身近な大会です。
全国的な知名度ではJリーグに及ばなくても、地域サッカーの競争環境を支える重要なカテゴリーとなっています。
東海リーグの魅力は、完成されたプロクラブだけでなく、JFLを目指して成長するクラブや地域に根差したチームの挑戦を追えることにあります。
【サッカー東海リーグ】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:サッカー東海リーグは何県のチームが参加していますか?
東海リーグには、愛知県・岐阜県・三重県・静岡県の4県に関係するチームが参加します。東海地域の社会人サッカーを代表するリーグです。
Q2:東海リーグ1部と2部ではどちらが上ですか?
1部が上位カテゴリーです。2部で好成績を残したチームは1部昇格を目指し、1部の下位チームは2部への降格対象になります。
Q3:2026年の東海リーグ1部優勝チームはどこですか?
岳南Fモスペリオです。勝点35、得失点差+19でFC刈谷を上回り、2年連続の優勝を達成しました。
Q4:2026年の東海リーグ2部優勝チームはどこですか?
VOYAGERSです。勝点27で2位のFC岐阜SECONDを1ポイント上回りました。
Q5:東海リーグからJFLに昇格するにはどうすればよいですか?
1部で優勝して全国地域サッカーチャンピオンズリーグへの出場権を獲得し、全国の地域リーグ代表などとの競争を勝ち抜く必要があります。決勝ラウンドで上位2位以内に入ることがJFLへの自動昇格につながります。
Q6:東海リーグの試合日程や結果はどこで確認できますか?
東海サッカー協会の公式サイトや、各クラブの公式サイトで確認できます。順位表、試合日程、最終スコア、得点者などをチェックできます。
Q7:東海リーグの得点ランキングは確認できますか?
チーム別の得点・失点は公式成績表で確認できます。個人別の得点ランキングについては、選手ごとの公式記録や所属クラブの発表を確認する必要があります。
サッカー東海リーグは、愛知・岐阜・三重・静岡の4県を舞台に開催される社会人サッカーの地域リーグです。
2026年の第61回大会では、1部で岳南Fモスペリオが2年連続優勝を達成し、2部ではVOYAGERSが頂点に立ちました。
特に1部の優勝争いは、岳南FモスペリオとFC刈谷が勝点35で並び、得失点差2ポイントの違いが最終順位を分ける展開となりました。
今後の注目は、東海代表として全国地域サッカーチャンピオンズリーグ2026に出場する岳南Fモスペリオの戦いです。11月13日から始まる大会で全国の強豪と対戦し、JFL昇格を目指します。
東海リーグを継続的に楽しむなら、次の3点を押さえておくと便利です。
- 順位表: 勝点だけでなく得失点差や残り試合にも注目する。
- 試合日程・結果: 東海サッカー協会と各クラブの公式発表を確認する。
- 昇格・降格: 1部・2部の入れ替えだけでなく、県リーグや全国地域チャンピオンズリーグまで追う。
東海リーグは、地域クラブが全国へ挑戦するための重要な舞台です。2027年シーズンの新しいチーム編成や昇降格にも注目しながら、地域サッカーの動きを追っていきたいところです。