2026年4月12日(日)、福岡県のマリンメッセ福岡A館で開催された「大和開発 presents RIZIN LANDMARK 13 in FUKUOKA」。全12試合の本戦と4試合のオープニングファイト、合わせて16試合が行われた。メインイベントではラジャブアリ・シェイドゥラエフが久保優太を1R TKOで下してフェザー級王座を防衛。バンタム級タイトルマッチでもダニー・サバテロが後藤丈治に判定勝ちし、王座を守った。
一方、萩原京平とアバイジャ・カレオ・メヘウラの一戦は、メヘウラの計量超過に伴う特別条件が適用され、試合中にTKOストップがあったもののノーコンテストとなった。堀江圭功とパトリッキー・ピットブルの接戦、天弥の大幅な体重超過なども含め、福岡大会は勝敗だけでなく競技運営の面でも注目点の多い大会となった。
【大会概要】RIZIN LANDMARK 13 in FUKUOKAはいつ、どこで開催された?

大会の正式名称は「大和開発 presents RIZIN LANDMARK 13 in FUKUOKA」。開催日は2026年4月12日(日)、会場は福岡県福岡市のマリンメッセ福岡A館だ。
RIZIN公式の大会案内によると、開場は12時、オープニングファイトは12時30分開始予定、本戦は14時開始。メインイベントにはフェザー級王者ラジャブアリ・シェイドゥラエフが登場し、久保優太を迎え撃った。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 大会名 | RIZIN LANDMARK 13 in FUKUOKA |
| 開催日 | 2026年4月12日(日) |
| 会場 | マリンメッセ福岡A館 |
| 開場 | 12:00 |
| オープニングファイト | 12:30開始予定 |
| 本戦開始 | 14:00 |
| 主催 | RIZIN FIGHTING FEDERATION |
| 本戦 | 12試合 |
| オープニングファイト | 4試合 |
| 総試合数 | 16試合 |
今大会の大きな特徴は、フェザー級とバンタム級の2つのタイトルマッチが組まれたことだ。加えて、海外で実績を積んだ選手と日本人ファイターの対戦も複数実現した。
単純なKO決着だけではなく、判定、一本、計量超過に伴う特別裁定まで、MMAのさまざまな側面が表れた大会だった。
【注目の王座戦】シェイドゥラエフとサバテロがそろって防衛
ラジャブアリ・シェイドゥラエフ vs 久保優太|1R4分13秒TKOその後、金網際で主導権を握り、バックマウントからグラウンドパンチを連打。防戦一方となった久保を見てレフェリーが試合を止めた。
公式結果は1R4分13秒、グラウンドパンチによるレフェリーストップTKO。
これによりシェイドゥラエフはフェザー級王座を防衛した。
注目すべきなのは、久保が得意とする打撃の距離を作る前に、シェイドゥラエフが組みの展開へ持ち込んだ点だ。打撃への対応だけでなく、テイクダウン後のポジション管理まで含めた総合力の差が結果に表れた。
ダニー・サバテロ vs 後藤丈治|判定3-0もう一つのタイトルマッチ、バンタム級のダニー・サバテロ対後藤丈治も、王者サバテロの勝利に終わった。
試合は3ラウンドを戦い抜く判定決着。ジャッジ3名全員がサバテロを支持し、3-0で勝利が決まった。
日本MMA審判機構(JMOC)の公表した採点は次のとおり。
- 30-27
- 30-26
- 30-27
1人のジャッジが第1ラウンドを10-8と評価した点も特徴的だ。
シェイドゥラエフが短時間のTKOで試合を終わらせたのに対し、サバテロは3ラウンドを通じて判定で勝利。異なる決着方法ながら、2人の王者がそろってベルトを守る結果となった。
【全16試合結果一覧】勝敗・試合順・決着方法を完全整理
ここからは、オープニングファイトから本戦のメインイベントまで、全16試合を開催順にまとめる。
| 試合順 | 対戦カード | 勝者 | 決着方法 |
|---|---|---|---|
| OPENING 1 | 今村流星 vs YU-KI | 今村流星 | 2R0分58秒 TKO |
| OPENING 2 | 大木良太 vs 荒井銀二 | 大木良太 | 判定3-0 |
| OPENING 3 | 山﨑鼓大 vs 有松朋晃 | 有松朋晃 | 1R4分37秒 TKO |
| OPENING 4 | 八尋大輝 vs 岡本瞬 | 岡本瞬 | 判定0-3 |
| 第1試合 | 井上聖矢 vs 宮川日向 | 宮川日向 | 判定0-3 |
| 第2試合 | 本田良介 vs 火の鳥 | 火の鳥 | 1R4分59秒 TKO |
| 第3試合 | ヌルハン・ズマガジー vs 天弥 | ヌルハン・ズマガジー | 判定3-0 |
| 第4試合 | 摩嶋一整 vs ジェームズ・ギャラガー | 摩嶋一整 | 3R2分35秒 一本(肩固め) |
| 第5試合 | 浜崎朱加 vs ナターシャ・クジュティナ | ナターシャ・クジュティナ | 1R4分55秒 一本(アームバー) |
| 第6試合 | 神龍誠 vs エンカジムーロ・ズールー | 神龍誠 | 1R2分52秒 一本(アームロック) |
| 第7試合 | 朝久泰央 vs シンパヤック・ハマジム | 朝久泰央 | 1R1分45秒 TKO |
| 第8試合 | 福田龍彌 vs アジズベク・テミロフ | アジズベク・テミロフ | 2R1分40秒 KO |
| 第9試合 | 萩原京平 vs アバイジャ・カレオ・メヘウラ | 勝者なし | 1R4分50秒 ノーコンテスト |
| 第10試合 | 堀江圭功 vs パトリッキー・ピットブル | 堀江圭功 | 判定2-1 |
| 第11試合 | ダニー・サバテロ vs 後藤丈治 | ダニー・サバテロ | 判定3-0 |
| 第12試合 | ラジャブアリ・シェイドゥラエフ vs 久保優太 | ラジャブアリ・シェイドゥラエフ | 1R4分13秒 TKO |
※判定の数字は勝者側から見たジャッジの支持数ではなく、公式記録に記載された表記に従っている。ノーコンテストは勝敗なしとして掲載。
堀江圭功がパトリッキー・ピットブルに判定勝ち第10試合のライト級戦では、堀江圭功がパトリッキー・ピットブルに判定2-1で勝利した。
3人のジャッジの評価が分かれた接戦だった。
JMOCの採点記録では、30-27で堀江を支持したジャッジがいた一方、29-28で堀江を支持したジャッジ、28-29でピットブルを支持したジャッジもいた。
つまり、全員一致の勝利ではない。3ラウンドを通じての評価が分かれた、今大会を代表する接戦の一つだった。
その他の本戦で注目された決着第8試合ではアジズベク・テミロフが福田龍彌を2R1分40秒、スタンドパンチによるKOで下した。
第6試合の神龍誠は、エンカジムーロ・ズールーから1R2分52秒にアームロックで一本勝ち。グラウンドでの対応力を結果につなげた。
第5試合ではナターシャ・クジュティナが浜崎朱加をアームバーで下し、第4試合では摩嶋一整がジェームズ・ギャラガーを肩固めで仕留めた。
打撃によるKOだけでなく、寝技による一本勝ちも複数生まれている。
【ノーコンテストの理由】萩原京平戦はなぜ勝敗なしになった?
今大会で特に誤解されやすいのが、第9試合の萩原京平対アバイジャ・カレオ・メヘウラだ。
試合は実施されたものの、公式結果はノーコンテスト。単に試合が途中で中止されたわけではない。
原因はメヘウラの1.5kgの体重超過RIZIN公式発表によると、前日計量でメヘウラはフェザー級の規定体重66.00kgを1.5kg超過した。
これを受け、主催者は特別条件を設定して試合を実施した。
主な条件は次の2点だった。
1. メヘウラには減点2(レッドカード)が課される。
2. メヘウラの勝利は公式記録に残さず、萩原が勝った場合のみ萩原の勝利を公式結果として認める。萩原が負けるか引き分けた場合はノーコンテストとする。
この条件が最終結果を左右した。
試合ではメヘウラがTKOストップを奪った試合そのものは行われた。
RIZIN公式の試合レポートによると、1ラウンド終盤、メヘウラが首相撲からヒザ蹴りを繰り出し、萩原を倒す展開となった。その後、グラウンドパンチをまとめ、レフェリーが試合をストップした。
時間は1R4分50秒。
通常のルールであれば、メヘウラのTKO勝利と判断される展開だった。しかし、事前に設定された条件ではメヘウラの勝利は公式記録に残らない。
萩原が勝利したわけではないため、最終的な公式結果はノーコンテストとなった。
ノーコンテストと通常のTKO負けは何が違う?この試合で押さえておきたいのは、試合中のストップと公式記録が別の問題だという点だ。
- 試合中の展開:メヘウラが攻勢を強め、レフェリーがストップ。
- 計量問題:メヘウラが規定体重を1.5kg超過。
- 事前条件:メヘウラの勝利は記録されない。
- 最終結果:ノーコンテスト。
したがって、萩原京平の勝利でも、メヘウラの公式TKO勝利でもない。
この違いを理解しておくと、試合映像で見た結果と公式戦績が異なる理由も分かる。
【もう一つの計量問題】天弥の3.5kg超過とズマガジー戦の裁定
萩原戦だけでなく、第3試合のヌルハン・ズマガジー対天弥でも計量問題が発生していた。
RIZINの公式発表によると、天弥は71.00kgの規定体重を3.50kg超過した。
この超過幅は大きく、主催者は競技の公平性を著しく損なう重大な契約違反に当たると説明。そのうえで、対戦相手のズマガジーのコンディションや試合機会の確保などを考慮し、協議の末に条件付きで試合を実施した。
条件は以下のとおり。
- 天弥に減点2(レッドカード)。
- 天弥の勝利は公式記録に残さない。
- ズマガジーが勝った場合は、その勝利を公式記録とする。
- ズマガジーが負けるか引き分けた場合はノーコンテスト。
実際の試合ではズマガジーが優位に進め、最終的に3-0の判定勝ちを収めた。
萩原戦と天弥戦の違い両試合には共通点がある。いずれも計量超過した選手に減点2が課され、対戦相手の勝利だけが公式記録として認められる条件だった。
しかし、結果は異なった。
天弥戦では、計量をクリアしたズマガジーが判定勝ちしたため、公式の勝利記録が残った。
一方、萩原戦では、計量超過したメヘウラが試合をストップする展開となった。萩原が勝ったわけではないため、条件に従ってノーコンテストとなった。
体重超過があったから自動的にノーコンテストになるわけではない。対戦相手が勝ったのか、負けたのかという試合結果と、事前に定められた裁定条件が重要なのだ。
【プロの結論】福岡大会の結果から見える3つの注目ポイント
今回の大会は、単純に勝者と敗者を並べるだけでは見えてこない特徴がある。
1. 王者の強さは異なる形で示されたシェイドゥラエフは1R4分13秒のTKO、サバテロは3-0の判定で防衛した。
前者はフィニッシュによる圧倒的な決着、後者は3ラウンドを通した判定による勝利だ。
同じタイトル防衛でも、その過程は大きく異なる。勝敗だけでなく、どのような展開で勝利をつかんだかを確認することで、王者の強みをより具体的に理解できる。
2. 判定2-1の試合は採点内容まで確認したい堀江圭功対パトリッキー・ピットブルは判定2-1だった。
判定勝ちという結果だけを見ると、どちらが優勢だったのか分かりにくい。しかし、JMOCの採点を確認するとジャッジの評価が分かれていたことが分かる。
接戦では、単なる勝者の名前だけでなく、採点の内訳も重要な情報になる。
3. 計量超過は試合結果の見方そのものを変える萩原戦と天弥戦は、同じ大会で起きた体重超過でも公式結果が異なった。
これは、計量超過が単なる試合前のトラブルではなく、勝敗の公式記録や競技の公平性に直結する問題であることを示している。
RIZINの試合結果を確認するときは、勝者・敗者だけでなく、特別条件や減点の有無も見る必要がある。
【ライジン福岡結果】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2026年4月12日のRIZIN福岡大会のメインイベントの勝者は誰?
A1:ラジャブアリ・シェイドゥラエフです。久保優太に1R4分13秒、グラウンドパンチによるTKOで勝利し、フェザー級王座を防衛しました。
Q2:ダニー・サバテロ対後藤丈治の結果は?
A2:ダニー・サバテロが判定3-0で勝利しました。ジャッジの採点は30-27、30-26、30-27で、バンタム級王座を防衛しています。
Q3:萩原京平対メヘウラがノーコンテストになった理由は?
A3:メヘウラが前日計量で規定体重を1.5kg超過し、特別条件が設定されていたためです。試合ではメヘウラがTKOストップを奪いましたが、メヘウラの勝利は記録されない条件だったため、公式結果はノーコンテストとなりました。
Q4:堀江圭功とパトリッキー・ピットブルはどちらが勝った?
A4:堀江圭功が判定2-1で勝利しました。3人のジャッジの評価が分かれた接戦でした。
Q5:RIZIN福岡大会は全部で何試合あった?
A5:全16試合です。本戦12試合とオープニングファイト4試合で構成されていました。
2026年4月12日の「RIZIN LANDMARK 13 in FUKUOKA」は、全16試合を通じてKO、TKO、一本、判定など多彩な決着が生まれた大会だった。
特に重要な結果は次の3つだ。
- シェイドゥラエフ: 久保優太に1R4分13秒TKO勝ち。フェザー級王座防衛。
- サバテロ: 後藤丈治に判定3-0で勝利。バンタム級王座防衛。
- 萩原京平: メヘウラ戦は計量超過に伴う特別条件によってノーコンテスト。
加えて、堀江圭功の判定2-1の勝利、神龍誠の一本勝ち、ナターシャ・クジュティナの浜崎朱加戦での一本勝ちなど、各階級で見逃せない結果が並んだ。
大会結果を正しく把握するうえで大切なのは、勝者だけでなく、決着方法、試合時間、判定内容、そして計量超過に伴う特別裁定まで確認することだ。
RIZIN福岡大会を振り返る際には、公式の試合結果とJMOCの採点記録を合わせて見ることで、単なる勝敗一覧では分からない試合の背景まで理解できる。
主な確認資料: RIZIN FIGHTING FEDERATION公式試合結果・大会概要・計量に関する発表、日本MMA審判機構(JMOC)の公式採点記録、日刊スポーツの大会速報。