日本野球機構(NPB)の公式記録によると、6月2日から4日までの3試合は、すべて横浜スタジアムで18時に開始された。
観客数はいずれも3万2,000人を超え、3試合目には最大7点差をひっくり返す展開が生まれた。試合ごとの勝敗、先発投手、決定的なポイントを整理すると次のとおりだ。
| 試合日 | スコア | 先発投手(DeNA/楽天) | 勝敗のポイント |
|---|---|---|---|
| 6月2日 | DeNA 3-7 楽天 | 平良拳太郎/荘司康誠 | 蝦名の3ランで一時逆転も、楽天が終盤に再逆転 |
| 6月3日 | DeNA 0-2 楽天 | 石田裕太郎/古謝樹 | 9回に楽天が2得点 |
| 6月4日 | DeNA 8-7 楽天 | 東克樹/瀧中瞭太 | DeNAが7点差を追いつき、9回にサヨナラ勝ち |
出典:NPB公式試合日程、横浜DeNAベイスターズ公式試合記録、東北楽天ゴールデンイーグルス公式記録。
この結果、3連戦の通算成績は楽天2勝、DeNA1勝。楽天はカード勝ち越しを決めた一方、DeNAも最終戦で大きな勝利を手にした。
【6月2日】楽天が7対3で先勝!蝦名の3ランも届かず

6月2日の第1戦は、楽天が7-3でDeNAを下した。
試合序盤に主導権を握ったのは楽天だった。3回表、楽天は佐藤直樹の犠牲フライと辰己涼介のタイムリー二塁打で2点を先制。DeNAの先発・平良拳太郎に対して、走者を得点につなげる攻撃を見せた。
対するDeNAは5回裏に反撃する。
松尾汐恩の振り逃げと代打ヒュンメルの四球で走者をためると、蝦名達夫が左翼スタンドへ3ランホームランを放った。
これでスコアは3-2。DeNAが一時逆転し、横浜スタジアムの試合の流れを引き寄せた。
しかし、楽天は終盤に再び攻勢を強める。8回に2点を加えると、9回には伊藤光のソロホームラン、平良竜哉の2ランホームランが飛び出し、3点を追加した。
最終スコアは7-3。楽天が4点差で勝利した。
この試合の要点は、DeNAが一度は逆転したにもかかわらず、終盤の失点でリードを守れなかったことにある。
特に楽天の9回の長打攻勢は、試合を決定づけるものだった。楽天は11安打、DeNAは10安打。安打数だけを見ると大差はないが、得点につながる場面での集中力に違いが出た。
なお、楽天の先発は荘司康誠。勝利投手は救援登板した柴田大地、敗戦投手はDeNAの中川虎大だった。
この日は32,610人が来場。楽天は交流戦での連敗を6で止め、初戦から勢いをつけることに成功した。
【6月3日】楽天が2対0で連勝!投手戦を制した9回の攻撃
第2戦は、前日とは対照的な投手戦となった。
DeNAの先発は石田裕太郎、楽天の先発は古謝樹。両投手が序盤から相手打線を抑え、8回まで両チームとも得点を奪えなかった。
特に注目したいのが、楽天の古謝の投球だ。
公式の投手成績によれば、古謝は6回を投げて被安打2、奪三振5、無失点。102球を投じながら、DeNA打線に得点を許さなかった。
一方、石田裕太郎も6回を投げて被安打5、奪三振7、無失点と好投。両先発が試合を作り、勝負は救援陣と終盤の攻撃に委ねられた。
均衡が崩れたのは9回表だった。
楽天は村林一輝の内野安打などでチャンスを作ると、中島大輔の適時二塁打で先制。さらにDeNAの山崎康晃に暴投があり、楽天が追加点を挙げた。
これで2-0。楽天は西垣雅矢、藤平尚真の継投でDeNAの反撃を封じた。
責任投手は勝利が西垣、敗戦が山崎、セーブが藤平。楽天は2試合連続でDeNAを上回り、3連戦の勝ち越しを決めた。
この試合から読み取れるのは、打線が活発でなくても、最後まで投手力と守備を維持すれば勝機をつかめるということだ。
DeNAにとっては、6回まで無失点に抑えながら、最後の1イニングで2点を失ったことが悔やまれる試合だった。
【6月4日】DeNAが8対7の逆転サヨナラ勝ち!7点差を覆した奇跡の展開
3連戦で最も大きな注目を集めたのが、6月4日の第3戦だ。
楽天が7-0と大量リードを奪い、試合の行方は決まったかに見えた。しかし、DeNAは8回に驚異的な反撃を見せ、最終的に8-7でサヨナラ勝ちを収めた。
佐藤直樹が先頭打者ホームラン!楽天が初回に4点楽天の先発は瀧中瞭太、DeNAの先発は東克樹。
試合開始直後から楽天打線が東を攻めた。
1番の佐藤直樹が初回に先頭打者ホームランを放ち、先制。続いて浅村栄斗の適時二塁打、黒川史陽の犠牲フライ、マッカスカーの適時打で追加点を挙げた。
楽天は初回だけで4点を獲得。DeNAは序盤から苦しい展開を強いられた。
さらに楽天は8回表、佐藤直樹の走者一掃の適時二塁打で3点を追加。スコアは7-0となった。
佐藤はこの試合で本塁打と3点適時二塁打を記録し、合計4打点の活躍を見せている。
瀧中瞭太は6回無失点の好投楽天の先発・瀧中瞭太も見逃せない存在だった。
この日の投球成績は以下のとおり。
- 投球回:6回
- 投球数:102球
- 被安打:6
- 奪三振:5
- 与四死球:0
- 失点:0
- 自責点:0
6回を無失点で投げ切り、DeNA打線を封じ込めた。
7回には九谷瑠が登板し、こちらも無失点。楽天は7点リードを保ったまま8回に入った。
瀧中の投球内容だけを見れば、十分に先発としての役割を果たした試合だった。最終的な逆転負けは、先発投手の責任というより、後続の救援陣がリードを維持できなかったことが大きい。
8回裏、牧秀悟の復帰打から反撃が始まる0-7で迎えた8回裏。DeNAはここから試合を動かした。
この日、右太ももの故障から約40日ぶりに1軍復帰した牧秀悟が、反撃の口火を切る。
先頭の蝦名達夫が三塁打を放つと、牧が中前への適時打を記録。DeNAがまず1点を返した。
その後も攻撃は続く。
- 牧秀悟の適時打で1点
- 度会隆輝の押し出し死球で1点
- 勝又温史の内野ゴロの間に1点
- 京田陽太の適時打で1点
- 代打・宮﨑敏郎の適時打で1点
- 牧秀悟の2点適時打で同点
8回裏だけで打者13人が打席に立ち、DeNAは一挙7得点。0-7から7-7へ追いついた。
特に牧はこの試合で5打数2安打3打点。復帰初戦でチームの反撃を牽引する働きを見せた。
単に大量得点を記録しただけではない。追い込まれた状況で走者をため、適時打や押し出しを積み重ねて得点を広げたことが、逆転劇につながった。
9回裏、三森大貴の好走塁でサヨナラ決着7-7で迎えた9回裏。
DeNAは2死一、二塁のチャンスを作った。ここで楽天の投手・西垣雅矢が暴投。二塁走者の三森大貴が一気に三塁を回り、本塁へ突入した。
最初の判定はアウトだったが、DeNA側がリクエストを要求。リプレー検証によって判定が覆り、三森の生還が認められた。
これで試合終了。DeNAが8-7で劇的なサヨナラ勝ちを決めた。
7点差を追いついた8回の攻撃と、最後まで本塁を狙った三森の走塁。この2つが勝利を引き寄せた大きな要因だった。
楽天にとっては、8回に7点差を追いつかれ、9回には暴投でサヨナラ負けを喫する厳しい結末となった。
なお、この試合の勝利投手は伊勢大夢、敗戦投手は西垣雅矢。DeNAはこの勝利で3連敗を回避した。
【選手別に検証】佐藤直樹・瀧中瞭太・牧秀悟が残したもの
今回の3連戦を理解するうえで、特に注目したい選手は佐藤直樹、瀧中瞭太、牧秀悟の3人だ。
それぞれ異なる形で試合の流れを左右している。
佐藤直樹:楽天の攻撃を支えた中心選手
6月2日は3回に犠牲フライを放ち、楽天の先制に貢献。さらに6月4日は先頭打者ホームランと8回の3点適時二塁打を記録した。
特に最終戦の4打点は、楽天が7点リードを築くうえで大きな役割を果たした。
瀧中瞭太:最終戦で先発の役割を果たした投手
6月4日に6回無失点。被安打6、奪三振5、与四死球0という内容だった。先発投手として試合を優位に進めたものの、後続の救援陣がリードを守り切れなかった。
牧秀悟:DeNAの反撃を牽引した打者
故障から復帰した6月4日に3打点を記録。特に8回の同点打は、試合の流れを大きく変える一打となった。
この3人の役割を整理すると、今回の3連戦における攻守の関係がよく分かる。
| 選手・球団 | 主な役割 | 関連する試合・記録 |
|---|---|---|
| 佐藤直樹(楽天) | 先制・追加点を生み出す打撃 | 6月4日に5号先頭打者本塁打、4打点 |
| 瀧中瞭太(楽天) | 最終戦の先発投手 | 6月4日に6回無失点 |
| 古謝樹(楽天) | 第2戦の先発投手 | 6月3日に6回無失点 |
| 牧秀悟(DeNA) | 逆転劇の中心打者 | 6月4日に2安打3打点 |
| 三森大貴(DeNA) | サヨナラを決めた走者 | 6月4日、9回に好走塁で生還 |
| 蝦名達夫(DeNA) | 第1戦の反撃を担った打者 | 6月2日に3ランホームラン |
このように、楽天は佐藤の長打力と先発投手の安定感で優位に立ち、DeNAは牧の復帰後の活躍と終盤の集中打で最終戦を制した。
また、6月2日の蝦名の3ランと6月4日の佐藤のホームランは、別々の試合で記録されたものだ。両者の本塁打を混同しないことも、試合結果を正しく理解するポイントになる。
【プロの分析】DeNA対楽天の3連戦で勝敗を分けた3つのポイント
今回のカードは、単純に打線の調子だけで勝敗が決まったわけではない。投手交代のタイミング、終盤の救援陣の状態、復帰選手の存在感が結果に影響した。
1. 楽天は序盤の主導権を握る力があった楽天は6月2日と3日に連勝した。
第1戦では蝦名の3ランで一度逆転されたものの、終盤に再び得点を重ねて勝利。第2戦では古謝の好投と救援陣の継投によって無失点で勝ち切った。
この2試合に共通しているのは、試合の終盤まで攻撃と投手運用を維持した点だ。
2. DeNAは救援陣の立て直しが課題になった6月3日は9回に2失点、6月4日は8回に7失点を許した。
特に最終戦では、楽天の救援陣が一気に崩れた一方、DeNAも序盤から大量失点を喫していた。
ただし、最終戦のような逆転劇を再現するには、打線の爆発力だけでは不十分だ。先発投手が試合を作り、救援陣がリードを守るという基本的な投手運用が欠かせない。
3. 牧秀悟の復帰が攻撃の選択肢を広げた6月4日の逆転劇で特に注目したいのが牧の復帰だ。
牧は同点に追いつくまでに2本の適時打を放ち、3打点を挙げた。故障から復帰した選手が、いきなり試合を左右する働きを見せたことはチームにとって大きい。
ただし、逆転勝利を牧一人の功績にするのも正確ではない。蝦名の三塁打、京田と宮﨑の適時打、走者をためたチーム全体の攻撃、そして三森の走塁がそろって初めて実現した勝利だった。
今回の試合が示したのは、野球における勝敗は個人の成績だけでなく、打線のつながりと投手陣の連携によって決まるということだ。
【2026年最新ハイライト】試合結果を見るときに押さえたいポイント
今回の3連戦について、インターネット上で試合結果を調べる際には、いくつか注意したい点がある。
- 6月2日は引き分けではない。 楽天が7-3で勝利している。
- 佐藤直樹のホームランは6月4日。 6月2日のDeNAの本塁打は蝦名達夫の3ランだった。
- 瀧中瞭太は6月4日の先発。 6回無失点の投球を記録している。
- 6月4日の勝利は通常の逆転勝ちではない。 0-7から8回に同点とし、9回に暴投とリプレー検証を経てサヨナラ勝ちした。
また、試合日程と結果を調べる場合は、NPB公式の試合日程、横浜DeNAベイスターズ公式サイト、東北楽天ゴールデンイーグルス公式サイトを確認すると、スコアや責任投手などの情報を照合しやすい。
試合の流れを詳しく確認したい場合は、スポーツナビの試合速報や球団公式の一球速報も参考になる。特に6月4日は、8回の攻撃と9回のリプレー検証を確認すると、逆転サヨナラの経緯が分かりやすい。
【DeNA対楽天】2026年の試合結果に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2026年6月2日のDeNA対楽天は3対3の引き分けだった?
A1:いいえ。正しい結果は楽天の7-3の勝利。DeNAは5回に蝦名達夫の3ランで一時逆転したが、楽天が終盤に追加点を挙げた。
Q2:2026年6月3日の楽天対DeNAの結果は?
A2:楽天が2-0で勝利した。8回まで両チーム無得点で、9回表に楽天が2点を挙げた。勝利投手は西垣雅矢、セーブは藤平尚真。
Q3:6月4日のDeNA対楽天でサヨナラ打を放った選手は誰?
A3:サヨナラ打による決着ではない。9回裏、楽天の西垣雅矢の暴投の間に二塁走者の三森大貴が本塁へ生還し、リプレー検証でセーフに判定が覆った。
Q4:佐藤直樹は2026年6月のDeNA戦でホームランを打った?
A4:打っている。6月4日の第3戦で初回に先頭打者ホームランを記録した。さらに8回には走者一掃の適時二塁打も放っている。
Q5:瀧中瞭太の6月4日の先発成績は?
A5:6回102球、被安打6、奪三振5、与四死球0、無失点。先発投手として好投したが、楽天は救援陣が終盤に失点を重ねて逆転負けを喫した。
Q6:2026年6月のDeNA対楽天3連戦はどちらが勝ち越した?
A6:楽天が2勝1敗で勝ち越した。DeNAは6月2日と3日に敗れたものの、6月4日に8-7でサヨナラ勝ちを収め、3連敗を回避した。
2026年6月2日から4日までの横浜スタジアムでの3連戦は、楽天が2勝、DeNAが1勝という結果に終わった。
初戦は楽天が7-3で勝利。第2戦も2-0で連勝し、カード勝ち越しを決めた。
しかし、第3戦はDeNAが7点差を追いつくという劇的な展開になった。
佐藤直樹の先頭打者ホームラン、瀧中瞭太の6回無失点、牧秀悟の3打点、そして三森大貴のサヨナラ走塁。個々の選手の働きが試合の流れを大きく左右した。
特に6月4日の試合は、単なる逆転勝利ではなく、救援陣の失点、打線の集中力、走塁判断、リプレー検証が重なって生まれた一戦だった。
3連戦全体では楽天の勝ち越し、最終戦のインパクトではDeNAの逆転サヨナラ勝ち。 この両面を押さえることが、2026年のDeNA対楽天を正しく振り返るポイントになる。
今後の両チームの対戦でも、先発投手の安定感だけでなく、終盤の継投と得点圏での打撃が勝敗を分ける重要な要素となりそうだ。