2026年3月20日(金・祝)、格闘技イベント「BreakingDown19(ブレイキングダウン19)」が愛知県名古屋市のIGアリーナで開催された。今大会は史上最大規模となる全34試合が組まれ、メインイベントでは井原良太郎と芦澤竜誠が激突。加えて、フライ級タイトルマッチでは龍志が王者・野田蒼をKOで破り、新チャンピオンに輝いた。
大会最大の注目を集めた井原良太郎対芦澤竜誠は、井原が2R KO勝利。BreakingDownを代表する選手と、K-1・RIZINで実績を積んだ芦澤の対決は、最後まで目が離せない展開となった。ここでは、全34試合の対戦カードと勝敗、KO・TKO・判定結果、大会の注目ポイント、PPV配信情報まで詳しく振り返る。
【速報】ブレイキングダウン19の全34試合結果・勝敗一覧

BreakingDown19では、第1試合から第34試合まで、幅広い階級・ルールの対戦が組まれた。
結果を集計すると、KO・TKOによる決着が10試合、判定による決着が23試合。一本勝ちはなく、第9試合は開催前のカード中止によって実施されなかった。
以下が、各試合の勝者と決着方法をまとめた一覧だ。
BreakingDown19 全試合結果一覧| 試合 | 対戦カード・階級 | 勝者 | 決着方法 |
|---|---|---|---|
| 第1試合 | 大胸筋 vs 10人ニキ(ミドル級) | 大胸筋 | 判定5-0 |
| 第2試合 | レオ vs カウアン・オカモト(バンタム級) | カウアン・オカモト | 判定5-0 |
| 第3試合 | 蛇鬼将矢 vs 加藤虎於奈(ウェルター級) | 加藤虎於奈 | 延長判定5-0 |
| 第4試合 | 仲江川裕人 vs TETSU(ライト級) | TETSU | 延長判定5-0 |
| 第5試合 | NAOKI vs 龍之介(ライト級) | 龍之介 | 延長判定5-0 |
| 第6試合 | ソルジャー沖田 vs 川島悠汰(ミドル級) | ソルジャー沖田 | KO |
| 第7試合 | 虎之介 vs よーでぃー(バンタム級) | 虎之介 | 判定5-0 |
| 第8試合 | ドラゴン vs ボク(バンタム級) | ドラゴン | 延長判定3-2 |
| 第9試合 | 内藤裕 vs 瓜田純士(無差別級) | 試合中止 | 中止 |
| 第10試合 | 王大介 vs 誠(ウェルター級) | 王大介 | 判定5-0 |
| 第11試合 | そうし vs 生田侑希(ミドル級) | そうし | 1R TKO |
| 第12試合 | 長谷川拓也 vs こうき(無差別級) | 長谷川拓也 | 1R KO |
| 第13試合 | Dozer vs 舞杞維沙耶(無差別級) | Dozer | 1R TKO |
| 第14試合 | 太陽 vs 平石光一(ウェルター級・MMA) | 太陽 | 1R TKO |
| 第15試合 | KINGカズ vs 西島恭平(フライ級) | KINGカズ | 1R KO |
| 第16試合 | サップ西成 vs てる(ミドル級) | てる | 判定 |
| 第17試合 | 金田一孝介 vs 赤パンニキ(無差別級) | 金田一孝介 | 判定5-0 |
| 第18試合 | ナガダイ vs 関谷勇次郎(バンタム級) | 関谷勇次郎 | 延長判定5-0 |
| 第19試合 | 大阪の村長 vs 傾奇者(ミドル級) | 大阪の村長 | 判定5-0 |
| 第20試合 | 富永啓悟 vs 尾田優也(ライト級) | 尾田優也 | 延長判定5-0 |
| 第21試合 | せーや&大浦工 vs シェンロン&ダイスケ(2on2) | せーや&大浦工 | 延長判定3-2 |
| 第22試合 | SHOTA vs 涼太(ウェルター級) | 涼太 | 判定5-0 |
| 第23試合 | 員也 vs 金剛駿(フェザー級) | 金剛駿 | 1R KO |
| 第24試合 | 黒柳禅 vs HIROTO(ライト級) | 黒柳禅 | 判定5-0 |
| 第25試合 | 暴君つよし vs 爆音那智(無差別級) | 暴君つよし | 判定5-0 |
| 第26試合 | 悠矢 vs リキ(バンタム級) | 悠矢 | 判定 |
| 第27試合 | Jerio San Pierre vs 寿希也(ウェルター級) | 寿希也 | KO |
| 第28試合 | sakkki vs 白川ダーク陸斗(ライト級・MMA) | 白川ダーク陸斗 | 3R判定5-0 |
| 第29試合 | ヒロ三河 vs 啓之輔(ウェルター級) | ヒロ三河 | 延長判定4-1 |
| 第30試合 | 龍志 vs 野田蒼(フライ級タイトルマッチ) | 龍志 | 1R KO |
| 第31試合 | ウェイ・ウェイヤン vs 大野篤貴(フェザー級) | ウェイ・ウェイヤン | 判定3-0 |
| 第32試合 | ウー・ジアラー vs 細川一颯(ライト級) | 細川一颯 | 判定5-0 |
| 第33試合 | メカ君 vs 萩原裕介(ウェルター級) | 萩原裕介 | 判定5-0 |
| 第34試合 | 芦澤竜誠 vs 井原良太郎(バンタム級) | 井原良太郎 | 2R KO |
※試合結果は大会当日の報道および試合記録をもとに整理。第9試合は成立していないため、勝者は存在しない。
試合結果から見える大会の特徴今回のBreakingDown19では、KO・TKO決着が10試合に達した。一方、判定決着も23試合あり、最後まで勝敗が決まらない接戦も目立った。
特に第3試合の蛇鬼将矢対加藤虎於奈、第4試合の仲江川裕人対TETSU、第5試合のNAOKI対龍之介は、いずれも延長戦までもつれ込んでいる。
第8試合のドラゴン対ボクも延長判定3-2という僅差の結果だった。
単純なKO数だけでなく、延長戦での対応力や判定を左右する攻防も、今大会を振り返るうえで見逃せない要素となっている。
【メインイベント】井原良太郎が芦澤竜誠に2R KO勝利!試合展開を振り返る
BreakingDown19最大の注目カードとなったのが、第34試合の井原良太郎対芦澤竜誠だ。
試合形式はバンタム級のキックルール。1分3Rで行われ、BreakingDownの前バンタム級王者と、K-1・RIZINで戦ってきた芦澤が拳を交えた。
結果は、井原良太郎の2R KO勝利。大舞台で格上と目されていた相手を倒したインパクトの大きな一戦となった。
1Rは芦澤も積極的に攻める展開1Rは芦澤が距離を保ちながら攻撃を仕掛けた。
左フックやヒザ蹴りを繰り出し、井原にプレッシャーをかける。井原も左フックやアッパーで応戦し、互いに有効打を狙う展開となった。
芦澤の経験と技術が見える場面もあり、序盤だけで井原の勝利を予想するのは難しい内容だった。
2R開始直後に井原の左が炸裂試合が大きく動いたのは2Rだった。
開始直後、井原の左ストレートが芦澤を捉え、ダウンを奪う。
芦澤は立ち上がって反撃を試みたものの、井原は攻撃の手を緩めなかった。左フックを含むパンチを重ね、最後は再びダウンを奪ってレフェリーストップによるKO勝利を収めた。
試合後、井原はBreakingDownの強さをアピールし、RIZIN勢との対戦にも意欲を示した。
井原良太郎の勝利が持つ意味井原は、単に知名度のある選手に勝っただけではない。
2023年11月のBreakingDown10でバンタム級トーナメントを制し、初代王者となった実績を持つ選手だ。その後も冨澤大智との防衛戦などを経験し、BreakingDownを代表するファイターとして存在感を高めてきた。
一方、芦澤はK-1を経てRIZINにも参戦した経験を持つ選手。異なる舞台で実績を積んだ両者の対決だった。
今回の結果は、BreakingDownで経験を積んだ選手が他団体で活躍する選手にも勝てることを示す、象徴的な一戦となった。
【タイトルマッチ】龍志が野田蒼を1R KO!フライ級新王者誕生
井原対芦澤と並んで大きな注目を集めたのが、第30試合のフライ級タイトルマッチだ。
王者・野田蒼に挑戦したのは、喧嘩自慢として知られる龍志。結果は、龍志の1R KO勝利だった。
野田蒼を倒して王座を獲得試合は1Rで決着した。
龍志が野田をKOで下し、フライ級の新チャンピオンに輝いた。王者として試合に臨んだ野田蒼にとっては、タイトル防衛に失敗する厳しい結果となった。
ゴング格闘技の大会レポートでも、龍志が野田を失神KOで破り、王座を奪取した試合として取り上げられている。
この試合が印象的だった理由は、単なるKO勝利ではなく、タイトルの移動まで伴ったことにある。
BreakingDownでは話題性のある選手同士の対決が注目されやすいが、タイトルマッチは競技としての実績や階級の序列にも直接関わる。
龍志にとっては、今後の防衛戦や新たな挑戦者との対決につながる大きな勝利となった。
そのほかの注目カードの結果今大会では、タイトル戦とメインイベント以外にも見逃せない試合が複数あった。
第27試合:寿希也 vs Jerio San Pierre
寿希也が右フックのクロスカウンターを決め、KO勝利。Jerio San Pierreを失神させるインパクトの強い決着となった。
第29試合:ヒロ三河 vs 啓之輔
両者の対戦は延長戦へ突入。最後はヒロ三河が4-1の判定で勝利した。
第31試合:ウェイ・ウェイヤン vs 大野篤貴
フェザー級のノンタイトル戦では、ウェイ・ウェイヤンが判定3-0で勝利。バンタム級王者として知られる大野篤貴を破ったことも話題になった。ただし、これはフェザー級のノンタイトル戦であり、バンタム級の王座が移動したわけではない。
第32試合:細川一颯 vs ウー・ジアラー
細川一颯が判定5-0で勝利。安定した攻撃で相手を上回った。
第33試合:萩原裕介 vs メカ君
セミメインでは萩原裕介が判定5-0で勝利した。当初は田中雄士が出場予定だったが、網膜剥離による欠場が発表され、メカ君が代打として出場している。
【大会データ】開催場所・観客数・PPV配信と第9試合中止の経緯
BreakingDown19は、名古屋のIGアリーナで開催された。
これまでの大会と比較しても大規模な会場で実施されたことが特徴で、観衆は1万1,000人を超えた。大会の試合数も過去最大規模となる34試合が組まれた。
BreakingDown19の基本情報| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 大会名 | BreakingDown19 |
| 開催日 | 2026年3月20日(金・祝) |
| 会場 | IGアリーナ |
| 開催地 | 愛知県名古屋市 |
| 開場時間 | 11:00 |
| 開演時間 | 12:30 |
| 試合番号 | 第1試合~第34試合 |
| 成立した試合 | 33試合 |
| KO・TKO決着 | 10試合 |
| 判定決着 | 23試合 |
| 一本勝ち | 0試合 |
| 中止カード | 第9試合 |
| メインイベント | 井原良太郎 vs 芦澤竜誠 |
| タイトルマッチ | 龍志 vs 野田蒼 |
| 配信サービス | BreakingDown LIVE |
| 配信方式 | PPV独占配信 |
大会結果を確認する際に注意したいのが、第9試合の扱いだ。
当初予定されていたのは、内藤裕と瓜田純士の対戦だった。しかし、BreakingDown運営は2026年3月13日、内藤の度重なる契約違反や情報漏洩を理由として、今後の大会への出場資格を永久に剥奪すると発表した。
これに伴い、BreakingDown19で予定されていた瓜田とのカードも中止となった。
その後、前日会見では和田Pと瓜田純士によるエキシビションマッチの話も浮上したが、和田Pは大会当日にビデオメッセージで出場を拒否。結局、この対戦も実現しなかった。
つまり、第9試合は勝敗のついた試合ではない。34試合という数字は試合番号・予定カードの総数であり、実際に成立した試合は33試合となる。
PPV配信はBreakingDown LIVEで独占実施BreakingDown19の大会中継は、公式配信サービスのBreakingDown LIVEで独占配信された。
大会当日はPPV(ペイ・パー・ビュー)形式で視聴する仕組みが採用され、アプリ割引や一般向けなど複数の購入区分が設けられていた。
当時の案内では、アーカイブの購入期間は2026年3月27日までとされていた。
大会をリアルタイムで視聴できなかった人にとっては、PPVの見逃し配信が試合を振り返る手段となっていた。
【結果の見方】KO・TKOと判定の違い、BreakingDown19で注目すべきポイント
試合結果を確認する際には、単に勝者の名前だけを見るのではなく、決着方法にも注目したい。
BreakingDown19ではKO・TKOが10試合、判定が23試合だった。どちらも勝敗を決める方法だが、競技上の意味は異なる。
KOとTKOはどう違う?KOはノックアウトの略称で、相手がダウンして規定時間内に立ち上がれないなど、試合続行が不可能になった場合の決着を指す。
TKOはテクニカルノックアウト。選手が立ち上がれる状態であっても、ダメージや試合状況からレフェリーやセコンドが続行不可能と判断した場合などに成立する。
今回の大会では、龍志の1R KOや井原良太郎の2R KOが大きな話題となった。
一方、そうしやDozer、太陽などはTKOで勝利している。
ダウンを奪ってもKOとは限らないもう一つ注意したいのが、ダウンとKOの違いだ。
第7試合の虎之介対よーでぃーでは、虎之介が試合終盤にダウンを奪った。しかし、よーでぃーは立ち上がり、そのまま試合終了。最終結果は虎之介の判定5-0だった。
この試合は、ダウンを奪ったこととKO勝利が同じではないことを示す例だ。
ダウン後に試合が再開され、規定時間まで試合が続けば、最終的には判定で勝敗が決まる場合もある。
判定結果で確認したいポイント判定には、通常の判定と延長判定がある。
BreakingDown19では、加藤虎於奈、TETSU、龍之介、関谷勇次郎、尾田優也、ヒロ三河などが延長戦を制して勝利した。
特に第8試合のドラゴン対ボクは3-2、第21試合の2on2対決も3-2という接戦だった。
判定勝ちの場合は、どの選手が勝ったかだけでなく、延長戦の有無やジャッジの採点も確認すると、試合の内容をより正確に理解できる。
【よくある質問】ブレイキングダウン19の結果に関するFAQ
Q1:ブレイキングダウン19のメインイベントは誰が勝ちましたか?
A1:井原良太郎が芦澤竜誠に2R KO勝利しました。試合開始直後の2Rにダウンを奪い、さらに追撃してレフェリーストップによる勝利を収めています。
Q2:龍志と野田蒼のフライ級タイトルマッチの結果は?
A2:挑戦者の龍志が野田蒼を1R KOで破り、フライ級の新王者になりました。野田蒼はタイトル防衛に失敗しています。
Q3:BreakingDown19は全34試合が実施されたのですか?
A3:34試合の番号が組まれていましたが、第9試合の内藤裕対瓜田純士は中止となりました。そのため、実際に成立した試合は33試合です。KO・TKO決着は10試合、判定決着は23試合でした。
まとめ:BreakingDown19は井原のKO勝利と龍志の王座獲得が大会の二大トピック
2026年3月20日にIGアリーナで開催されたBreakingDown19は、全34試合のカードが組まれた大規模大会となった。
大会を象徴する結果は、次の2つだ。
- 井原良太郎が芦澤竜誠を2R KOで撃破
- 龍志が野田蒼を1R KOで破り、フライ級王座を獲得
加えて、寿希也のKO勝利、細川一颯や萩原裕介の判定勝利、ヒロ三河と啓之輔の延長戦など、各階級で印象的な試合が生まれた。
一方、第9試合の中止によって、予定された34試合すべてが実施されたわけではない点にも注意が必要だ。
今後のBreakingDownを追いかけるなら、今回勝利した井原良太郎や龍志の次戦だけでなく、敗れた芦澤竜誠や野田蒼の再起にも注目したい。
BreakingDown19は、KOによる劇的な決着とタイトルの移動、そして異なる格闘技キャリアを持つ選手同士の対決が重なった、2026年を代表する大会の一つとなった。
主な事実確認に使用した報道・試合記録
- スポーティングニュース:全34試合の対戦カード、勝敗、決着方法、PPV配信情報。
- ゴング格闘技:井原良太郎対芦澤竜誠、龍志対野田蒼などの大会レポート。
- eFight:虎之介対よーでぃー、ドラゴン対ボク、寿希也対Jerio San Pierreの試合詳細。
- ENCOUNT:内藤裕対瓜田純士の中止に関する報道。
- BreakingDown Ranking:大会の試合記録・KO/TKO・判定の集計。