2026年シーズン、横浜DeNAベイスターズの度会隆輝は、134試合に出場し、打率.274、9本塁打、51打点を記録した。プロ3年目を迎え、2024年の鮮烈なデビュー、2025年の苦戦を経て、レギュラーとして存在感を高めたシーズンとなった。出塁率.334、長打率.380、OPS.714という数字にも、打者としての成長が表れている。
2002年10月4日生まれの24歳。横浜高校、社会人野球のENEOSを経て、2023年ドラフト1位でDeNAに入団した左打ちの外野手だ。父は元ヤクルトの度会博文氏。アマチュア時代から高い打撃センスで注目され、プロ入り後も豪快なスイングと明るいキャラクターでファンを魅了してきた。
2026年の成績を2024年、2025年と比較すると、出場試合数だけでなく打率、出塁率、本塁打、打点のすべてで前進が見られる。一方、打撃の選球眼や守備範囲、走塁判断など、さらなる飛躍に向けた課題も残っている。
【2026年最新】度会隆輝の現在は?プロフィールと基本情報

度会隆輝は、横浜DeNAベイスターズに所属する背番号4の外野手だ。2026年11月現在、24歳。プロ3年目を終え、若手有望株からチームの戦力を担う選手へと成長している。
度会隆輝のプロフィール| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 名前 | 度会隆輝(わたらい・りゅうき) |
| 生年月日 | 2002年10月4日 |
| 年齢 | 24歳(2026年11月現在) |
| 出身地 | 千葉県 |
| 身長 | 183cm |
| 体重 | 83kg |
| 投打 | 右投左打 |
| 守備位置 | 外野手 |
| 所属球団 | 横浜DeNAベイスターズ |
| 背番号 | 4 |
| プロ入り | 2023年ドラフト1位 |
| 経歴 | 横浜高校-ENEOS-横浜DeNA |
日本野球機構(NPB)および横浜DeNAベイスターズの公式選手プロフィールに掲載されている基本情報だ。
183cm、83kgという体格を生かしたスイングが特徴で、左打者として広角に打球を飛ばす能力を持っている。右投左打という点も、打撃面での特徴の一つだ。
2026年はチームの1番打者としても存在感2026年シーズンの度会は、後半戦を中心に1番打者として起用される機会が増えた。
2026年9月24日公開のJ:magazineのインタビューでは、度会自身がリードオフマンとしての役割について語っている。
後ろに筒香嘉智、宮崎敏郎、牧秀悟といった強打者が控える打線だからこそ、まずは出塁することを意識しているという。
単純に安打を量産するだけでなく、後続打者につなぐ役割を重視している点は、プロ3年目の変化を示す部分だ。
NPB公式記録でも2026年は134試合に出場。規定打席に到達し、シーズンを通じて一軍で結果を残した。出場機会の安定という意味でも、大きな前進だった。
【2026年成績を徹底分析】134試合・打率.274・9本塁打・51打点の実力
2026年の度会隆輝は、打率.274、9本塁打、51打点を記録した。
NPBの2026年シーズン終了時の個人年度別成績によると、打席数516、打数471、安打129、二塁打21、三塁打1という内訳だ。
特に注目したいのは、2025年からの打撃成績の改善である。
2026年の主要打撃成績| 成績項目 | 2026年の記録 |
|---|---|
| 試合数 | 134 |
| 打席数 | 516 |
| 打数 | 471 |
| 安打数 | 129 |
| 打率 | .274 |
| 本塁打 | 9 |
| 打点 | 51 |
| 得点 | 65 |
| 二塁打 | 21 |
| 三塁打 | 1 |
| 盗塁 | 6 |
| 四球 | 34 |
| 三振 | 73 |
| 出塁率 | .334 |
| 長打率 | .380 |
| OPS | .714 |
出典はNPB公式記録および横浜DeNAベイスターズの選手別成績。OPSは出塁率と長打率を合算した数値である。
打率.274は3年間で最高の数字2024年の打率は.255、2025年は.241だった。
2026年には.274まで上昇し、前年から3分3厘改善している。
134試合で129安打という数字も見逃せない。年間を通じて出場機会を確保し、一定の打撃成績を維持したことは、選手としての成長を示している。
9本塁打と51打点で長打力も向上2026年の本塁打数は9本。2024年の3本、2025年の6本を上回り、プロ入り後の自己最多となった。
加えて、打点は51。2024年の24打点、2025年の25打点から大幅に増加した。
長打率も2025年の.359から.380へ上昇している。
本塁打だけに依存する打者ではなく、二塁打21本を含めて長打を生み出せるようになったことが、2026年の特徴だ。
OPS.714と出塁率.334が示す成長OPSは出塁率と長打率を足した指標で、打者の出塁能力と長打力をまとめて評価できる。
度会の2026年のOPSは.714。
2025年の.662、2024年の.633から3年連続で上昇した。
特に出塁率は2025年の.303から.334に改善。打率の上昇だけでなく、塁に出る能力も高まっている。
ただし、四球は34。打席数516に対して6.6%程度であり、今後さらに打者としての完成度を高めるには、安打を狙うだけでなく、ボールを見極めて出塁する能力も重要になる。
【2024〜2026年を比較】度会隆輝の成績推移とキャリアの転換点
度会隆輝のプロ3年間を振り返ると、2024年の鮮烈なデビュー、2025年の試行錯誤、2026年の成長という流れが見えてくる。
年度別成績比較と経歴・関係者一覧| 年度 | 所属・関係先 | 試合 | 打率 | 本塁打 | 打点 | OPS | 主な出来事・関係 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2002年 | 千葉県 | ― | ― | ― | ― | ― | 10月4日生まれ |
| 高校時代 | 横浜高校 | ― | ― | ― | ― | ― | 甲子園に2度出場 |
| 2021〜2023年 | ENEOS | ― | ― | ― | ― | ― | 社会人野球で活躍 |
| 2022年 | ENEOS | ― | ― | ― | ― | ― | 都市対抗野球で3賞を獲得 |
| 2023年 | 横浜DeNA | ― | ― | ― | ― | ― | 3球団競合の末、ドラフト1位指名 |
| 2024年 | 横浜DeNA | 75 | .255 | 3 | 24 | .633 | プロ1年目 |
| 2025年 | 横浜DeNA | 86 | .241 | 6 | 25 | .662 | プロ2年目 |
| 2026年 | 横浜DeNA | 134 | .274 | 9 | 51 | .714 | プロ3年目、自己最高の打撃成績 |
※OPSは各年度の公式出塁率と長打率から算出。年度別成績はNPB公式記録に基づく。アマチュア時代の主な経歴は各大会・報道資料による。
この表から分かるのは、2026年に出場試合数、打率、本塁打、打点、OPSがいずれもプロ入り後の最高水準に達したことだ。
2024年:開幕から2試合連続本塁打の衝撃プロ1年目の2024年、度会は開幕直後から強烈なインパクトを残した。
開幕戦で本塁打を放つと、翌日の試合でも本塁打を記録。新人選手が開幕から2試合連続で本塁打を放つのはセ・リーグ史上初の快挙だった。
2試合目には4打数4安打を記録し、プロ初盗塁も成功させている。
その勢いから、将来の主力打者として大きな期待を集めた。
しかし、シーズンが進むにつれて変化球への対応などで苦戦。5月には二軍降格も経験した。
最終的な成績は75試合、打率.255、3本塁打、24打点。華々しいスタートと、プロの壁を経験した一年だった。
2025年:一軍定着に向けて試行錯誤2年目の2025年は86試合に出場したものの、打率は.241に低下した。
本塁打は6本と前年から増加したが、打率と出塁率は伸び悩んだ。
この時期に求められたのは、単純な打撃技術だけではない。相手投手の研究、守備、走塁、試合状況に応じた判断など、レギュラーとして必要な総合力だった。
打撃センスが高い選手だからこそ、技術以外の部分をどこまで伸ばせるかが問われた時期でもある。
2026年:134試合出場で飛躍3年目の2026年は、これまでの経験を結果につなげた。
打率.274、9本塁打、51打点。出塁率.334、OPS.714という成績を残し、プロ入り後の自己最高を更新した。
2026年9月24日のインタビューでは、本人も成長を実感する部分として、好不調の波が小さくなったことを挙げている。
一番は、良い時と悪い時の波が小さくなったことだと思います。
また、試合前だけでなく試合後の準備にもこだわり、ティーバッティングのドリルを毎日継続していると説明した。
2026年の成績は、単に才能を発揮した結果というより、準備と継続によって安定感を高めた成果として評価できる。
【横浜高校・ENEOS時代】度会隆輝がドラフト1位になるまで
度会隆輝のプロ入りまでの経歴を理解するには、横浜高校とENEOSでの実績が欠かせない。
横浜高校時代:甲子園に2度出場した強打者度会は千葉県出身で、横浜高校に進学した。
高校時代から打撃センスの高さで注目され、1年夏と2年春に甲子園へ出場。父親譲りとも評されるバットコントロールと、左右に打ち分ける技術を持っていた。
2020年のドラフトではプロ志望届を提出したものの、指名には至らなかった。
当時の悔しさを乗り越え、社会人野球で経験を積む道を選択することになる。
ENEOS時代:都市対抗野球で3賞を独占高校卒業後に進んだのが、社会人野球の名門ENEOSだ。
度会の評価を大きく高めたのが、2022年の第93回都市対抗野球大会だった。
ENEOSは決勝で東京ガスを5対4で破って優勝。度会自身も決勝で反撃の3ラン本塁打を放つなど、大会を通じて活躍した。
そして、橋戸賞、打撃賞、若獅子賞の3賞を獲得。
ENEOS公式の大会記録によると、この3賞を独占したのは1975年以来2人目だった。
高卒2年目でのこの実績は、社会人野球でも突出した打撃能力を持つ選手として注目されるきっかけになった。
2023年ドラフト:3球団競合の末にDeNAが指名2023年10月のドラフト会議では、中日、横浜DeNA、千葉ロッテの3球団が度会を1位指名した。
社会人外野手としては史上初となる3球団競合となり、抽選の結果、DeNAが交渉権を獲得した。
高校時代の指名漏れから約3年。ENEOSでの成長を経て、ドラフト1位という評価を勝ち取った。
父親の度会博文氏も元ヤクルトのプロ野球選手であり、親子でプロ野球選手となったことも話題を集めた。
この経歴は、度会の野球人生が決して順風満帆だったわけではないことを示している。高校時代の挫折を社会人野球での実績に変えたことが、現在の土台になっている。
【打撃の特徴と課題】度会隆輝の強みはバットコントロールと対応力
度会の最大の武器は打撃だ。
ただし、打撃センスが高いことと、プロで安定して結果を残せることは同じではない。
2026年までの成績と指導者・評論家の分析を踏まえると、強みと課題は次のように整理できる。
強み1:広角に打ち分けられるバットコントロール度会の打撃で特徴的なのは、左右に打球を運べる能力だ。
2024年のデイリースポーツでは、評論家の谷佳知氏が度会のスイングを分析。思い切りの良さとスイングの強さに加え、右方向にも力強い打球を飛ばせる点を評価していた。
また、日刊スポーツの評論家コラムでは、谷繁元信氏が投球に対するタイミングの取り方に注目している。
投手の動きに合わせて自分の打つ間を作れることや、タイミングを崩されてもバットを出せる技術が長所として挙げられていた。
単純に力任せに振る打者ではなく、ボールを捉える技術に優れたタイプだ。
強み2:好調時の爆発力と勝負強さ2024年の開幕2試合連続本塁打や、2026年の51打点は、勝負どころで結果を出す能力を示している。
2026年の成績では、二塁打21本、本塁打9本を記録。単打だけでなく、長打を生み出す能力も伸びてきた。
本人も2024年のテレビインタビューで、打率だけでなく長打や勝負強さを備えた打者を目指していると語っていた。
2026年の成績は、その理想に一歩近づいたものといえる。
課題1:ボールの見極めと選球眼度会の課題として繰り返し指摘されてきたのが、難しい球に手を出してしまうことだ。
コンタクト能力が高いため、一般的な打者なら見送るようなボールにもバットが出てしまう場合がある。
2026年7月にスポーツナビで掲載された分析記事でも、指導者のコメントを通じて、コンタクト能力の高さが逆に当てにいくスイングにつながる可能性が指摘されていた。
2026年の四球数は34。出塁率は.334まで改善したが、さらに安定した1番打者を目指すなら、ストライクゾーンの見極めが重要になる。
課題2:外野守備と守備範囲度会の登録上の守備位置は外野手だ。
打撃で結果を残す一方、外野守備については捕球、送球、打球への対応など、総合的な能力を高める必要がある。
スポーツナビ掲載の2026年の分析記事では、守備率や送球面には改善が見られる一方、特に右翼での守備範囲には引き続き成長の余地があると分析されていた。
外野手は打球の落下地点を予測し、最短距離で追いつく能力も求められる。
打撃成績が優れていても、守備面で不安が残れば起用法に影響する。レギュラーを確固たるものにするには、守備でも信頼を積み重ねる必要がある。
課題3:走塁判断と試合状況への対応2026年の盗塁は6個、盗塁刺も6個だった。
走力を生かした積極性は武器になるが、盗塁成功率という観点では改善の余地がある。
また、走者を進める場面、タッチアップの判断、次の塁を狙うタイミングなど、状況に応じた判断力も重要だ。
今後は打率や本塁打だけでなく、守備・走塁を含めた総合的な貢献度が評価を左右する。
【父親は度会博文】親子の野球人生とファンからの評判
度会隆輝を語るうえで欠かせない人物が、父親の度会博文氏だ。
父・度会博文氏は元ヤクルトのプロ野球選手度会博文氏は、現役時代にヤクルトでプレーした元プロ野球選手。
2023年のドラフト時点では、ヤクルトアカデミーのヘッドコーチを務めていた。
親子ともにプロ野球選手となったことから、2023年のドラフト会議では親子指名としても話題になった。
度会隆輝は2026年9月のインタビューで、3歳から野球を始め、父と兄から大きな影響を受けたと語っている。
特に父から教わった「自分を信じて頑張れ!」という言葉は、プロ入り後も大切にしているという。
調子が悪いときほど、その言葉を思い出して自分を信じるようにしていると明かした。
父親の存在は、単に野球選手としての血縁関係にとどまらず、度会の精神的な支えにもなっている。
度会隆輝の評判は?明るいキャラクターと実力度会は、明るくエネルギッシュなキャラクターでも知られる。
J:magazineの2026年インタビューでは「ハマの元気印」と紹介されており、ファンや子どもたちに元気を与える存在として取り上げられている。
一方、プロ3年目を迎えた本人は、後輩の手本となれる選手になりたいという意識も示している。
かつてのような新人らしい勢いだけでなく、チーム内での役割や責任を考える段階に入っている。
2026年の成績を見ても、134試合に出場し、打率.274、51打点を記録したことは高く評価できる。
ただし、今後の評価をさらに高めるためには、打撃の好不調を抑えるだけでなく、守備や走塁でも安定した結果を残すことが欠かせない。
【プロの結論】今後の度会隆輝に必要なのは攻守の総合力2026年の度会は、打撃面で明確な成長を示した。
2024年の新人らしい爆発力、2025年の試行錯誤、2026年の安定感。この3年間を通じて、プロ野球選手としての経験値を着実に高めている。
今後の成長を評価する際には、次の3点に注目したい。
1. 出塁能力の向上: ボールを見極め、四球を増やし、1番打者としての価値を高められるか。
2. 守備範囲の改善: 捕球や送球だけでなく、打球への反応とポジショニングを向上できるか。
3. 長打力の継続的な成長: 2026年の9本塁打、長打率.380をさらに伸ばせるか。
度会には高い打撃センスがある。2026年に134試合へ出場して自己最高の数字を残したことも、その能力を裏付けている。
次の段階は、打てる選手から、攻守でチームに欠かせない選手へと進化することだ。
【度会隆輝に関するよくある質問(FAQ)】
Q1:度会隆輝の2026年の成績は?
A1:2026年シーズンは134試合に出場し、打率.274、9本塁打、51打点を記録した。出塁率は.334、長打率は.380、OPSは.714。プロ入り後の自己最高の打撃成績となった。
Q2:度会隆輝の年齢・身長・体重は?
A2:2002年10月4日生まれで、2026年11月現在24歳。身長183cm、体重83kg。右投左打の外野手である。
Q3:度会隆輝の父親は誰?
A3:父親は元ヤクルトのプロ野球選手、度会博文氏。2026年のインタビューでも、父親から受けた影響や「自分を信じて頑張れ!」という言葉を大切にしていることを語っている。
Q4:度会隆輝は横浜高校出身?
A4:横浜高校出身。高校時代には甲子園に2度出場した。その後、社会人野球のENEOSに進み、2022年の都市対抗野球大会で橋戸賞、打撃賞、若獅子賞を獲得した。
Q5:度会隆輝は何位でDeNAに入団した?
A5:2023年ドラフト会議で横浜DeNAベイスターズから1位指名を受けた。中日、DeNA、ロッテの3球団が競合し、抽選の結果DeNAが交渉権を獲得した。
Q6:度会隆輝の打撃の特徴と課題は?
A6:広角に打ち分けるバットコントロールと、強いスイングが持ち味。2026年には打率.274、9本塁打を記録した。一方、ボールの見極め、守備範囲、走塁判断にはさらなる成長が期待される。
度会隆輝は2026年、134試合、打率.274、9本塁打、51打点という成績を残し、プロ3年目で大きな成長を示した。
横浜高校で甲子園を経験し、ENEOSでは都市対抗野球の3賞を獲得。2023年には3球団競合のドラフト1位でDeNAに入団した。
2024年の鮮烈なデビューから2025年の苦戦を経て、2026年には安定感のある打撃を身につけたことが大きな収穫だ。
今後の注目点は、打撃のさらなる向上に加え、守備範囲や走塁判断、選球眼の改善である。
24歳という年齢を考えても、まだ成長の余地は十分にある。
度会隆輝の2026年は、期待の若手からDeNAの主力候補へと進む重要なシーズンだった。 2027年以降、打率と長打力をさらに伸ばし、攻守両面でチームを支える選手へ成長できるかに注目したい。
主な参照資料- 日本野球機構(NPB)個人年度別成績
- 横浜DeNAベイスターズ公式選手プロフィール・個人成績
- ENEOS野球部公式「都市対抗野球大会 優勝の軌跡」
- J:magazine 2026年9月24日掲載インタビュー
- 日刊スポーツのドラフト・高校野球関連記事
- スポーツナビ掲載の2026年指導者分析記事