ペンタゴンは、ゆでたまごによる漫画『キン肉マン』に登場する正義超人です。白い身体、顔に描かれた五芒星、背中に生えた大きな翼が特徴で、空中戦と時間・空間を利用したトリッキーな戦術を得意としています。
集英社の「キン肉マン公式サイト」に掲載されているキャラクター情報では、出身地はアメリカ合衆国。超人強度は70万パワーで、身長208cm、体重115kgと紹介されています。
特筆すべきは、単純な腕力ではなく、相手の位置や動きを変化させる特殊能力を戦闘の中心に据えていることです。パワーで相手を圧倒するタイプとは異なり、技術と状況判断によって勝機を作るテクニシャンとして描かれています。
ペンタゴンの基本プロフィール一覧- 名前:ペンタゴン
- 所属:正義超人
- 出身地:アメリカ合衆国
- 超人強度:70万パワー
- 身長:208cm
- 体重:115kg
- 外見:全身純白、顔に五芒星、背中に大きな翼
- 得意分野:時空操作、空中殺法、テクニカルなレスリング
- 従兄弟:ブラックホール
- 新アニメ版声優:島﨑信長
- 原作初登場:コミックス第8巻
公式プロフィールでは、柔らかい口調と紳士的な物腰も特徴として紹介されています。外見の奇抜さとは対照的に、冷静で礼儀正しい人物像が印象に残ります。
70万パワーは弱さを意味するのか?ペンタゴンの超人強度70万パワーは、作中の強豪超人と比較すると決して高い数字ではありません。
例えば、従兄弟のブラックホールは200万パワー。ペンタゴンの約2.86倍に相当します。しかし、数字だけで両者の実力関係を判断することはできません。
ペンタゴンの強みは、相手の攻撃を受け止めるだけではなく、攻撃そのものが成立する位置関係を変えてしまえる点にあります。クロノス・チェンジによる位置交換や、翼を活用した空中戦は、相手のパワーを正面から受けないための有効な手段です。
つまり、ペンタゴンは超人強度よりも特殊能力の使い方に個性がある超人です。70万パワーという数字は、彼の戦闘能力全体を評価するうえでの一要素にすぎません。
【ペンタゴンの必殺技一覧】クロノス・チェンジから四次元技まで解説

ペンタゴンを象徴するのは、顔の五芒星を利用した時空操作能力です。相手との位置関係や時間の流れに干渉できるため、通常のプロレス技とは異なる駆け引きが生まれます。
集英社公式サイトの技データベースでは、ペンタゴンの技として複数の名称が掲載されています。主要な技を整理すると次のとおりです。
1. クロノス・チェンジペンタゴンを代表する特殊技です。
顔の五芒星を引き抜いて回転させることで、自分と相手の位置を入れ替えます。敵の攻撃が迫っている状況でも、瞬時に位置関係を変えることができるため、攻防両面で利用できる能力です。
ただし、万能ではありません。公式の技解説によると、効果範囲は手が届く範囲に限られています。また、相手に五芒星を回転させられた場合にも発動してしまうという弱点があります。
初登場はコミックス第18巻「四次元のワナ!!の巻」です。
2. ストップ・ザ・タイム時間操作を象徴する技のひとつです。
クロノス・チェンジが位置関係を変える技であるのに対し、こちらは時間そのものに干渉する能力を表しています。時空超人というペンタゴンの設定を理解するうえで欠かせない技です。
公式技データベースでは超人技に分類され、初登場巻は第18巻とされています。
3. エンジェルウイングクローズ背中の大きな翼を特徴的に使う技です。
公式データベースでの分類は「超人技・封じ技」。ペンタゴンの翼が単なる飛行用の装飾ではなく、相手の動きを制限する戦闘手段としても機能していることが分かります。
初登場は第43巻です。
4. スペースシャトルペンタゴンが使用する打撃技です。公式データベースでは打撃技に分類されています。
時空操作に注目が集まりがちなペンタゴンですが、こうした攻撃技も持ち合わせており、特殊能力だけに依存した超人ではありません。
初登場は第43巻です。
5. スペースファルコンスペースシャトルと同じく、公式データベースで打撃技に分類されている技です。
ペンタゴンの技構成には、時空操作だけでなく直接攻撃の選択肢も含まれています。
初登場は第43巻です。
6. 四次元エレメント交差ブラックホールとの連携によって成立するタッグ技です。
第43巻「四次元からの声!!の巻」で初登場しました。ジャック・チーとの試合で使用され、ペンタゴンの原作における重要な見せ場となっています。
この技の面白さは、単純な合体攻撃ではない点です。ブラックホールが自分の身体を裏返すことで変身したように見せかけ、試合権を持たないペンタゴンを一対一のリングに参加させます。
公式の技解説でも、この行為は本来不正参加に当たるものの、レフェリーが反則と見抜くことがほぼ不可能なため試合が成立し、技として認められたという経緯が説明されています。
能力だけでなく、試合のルールや審判の認識まで利用した、四次元殺法コンビらしい技です。
技の初登場巻を整理- 第18巻:クロノス・チェンジ、ストップ・ザ・タイム
- 第43巻:エンジェルウイングクローズ、スペースシャトル、スペースファルコン、四次元エレメント交差
なお、公式プロフィールでは技名の後に「など」と記載されているため、この6種類は掲載されている主要技であり、あらゆる攻撃パターンを網羅したリストというわけではありません。
【ブラックホールとの関係】従兄弟が結成した四次元殺法コンビの魅力
ペンタゴンを語るうえで欠かせない人物が、悪魔超人のブラックホールです。
2人は従兄弟同士という関係にあります。興味深いのは、ペンタゴンが正義超人、ブラックホールが悪魔超人という、異なる勢力に所属していることです。
通常なら敵対してもおかしくない立場ですが、2人の間には所属陣営を超えた交流があります。その関係が最も鮮明に描かれたのが、宇宙超人タッグトーナメントです。
四次元殺法コンビとは?ペンタゴンとブラックホールが組んだタッグチームの名称が「四次元殺法コンビ」です。
ブラックホールは顔に大きな穴を持ち、その穴を四次元空間につなげる能力を使います。一方のペンタゴンは、顔の五芒星によって時間や空間に干渉します。
2人の能力は非常に相性がよく、単独では実現できない攻撃や移動を組み合わせられる点が最大の強みです。
特に、ブラックホールの空間移動とペンタゴンの位置交換を組み合わせれば、相手はどこから攻撃が来るのか予測しにくくなります。
四次元交差と四次元エレメント交差は別の技混同しやすいのが「四次元交差」と「四次元エレメント交差」です。
四次元交差は、第18巻で登場したタッグ技です。ブラックホールがブリッジをしながら顔に四次元空間の穴を作り、ペンタゴンが相手にパイルドライバーを仕掛けながら、その穴へ送り込むコンビネーションです。
一方、四次元エレメント交差は第43巻で登場した技です。ジャック・チー戦において、ブラックホールがペンタゴンをリング内に参加させるために使った、試合形式を逆手に取る連携技です。
名称は似ていますが、登場時期も使い方も異なります。ここを区別すると、原作の展開をより正確に理解できます。
正義超人と悪魔超人という立場の違いペンタゴンとブラックホールの関係は、単なる仲のよい従兄弟というだけではありません。
ブラックホールは悪魔超人としての誇りを持ち、ペンタゴンは正義超人として行動します。それぞれの立場を保ちながら協力できることが、2人の関係の面白さです。
ペンタゴンがブラックホールを助ける場面では、所属の違いよりも相手を理解していること、そして互いの能力を信頼していることが前面に出ています。
【原作の登場経緯と戦績】ウォーズマン戦からジャック・チー戦まで
ペンタゴンの初登場は、原作コミックス第8巻「ゴール前の死闘の巻」です。
初登場時から時空超人としての特徴を持ち、第21回超人オリンピック ザ・ビッグファイトの決勝トーナメントでウォーズマンと対戦しました。
その後、ブラックホールとのタッグ結成、マッスル・ブラザーズとの激突を経て、続編の完璧・無量大数軍編ではジャック・チー戦に参加します。
ウォーズマンとの対戦では敗北第21回超人オリンピック ザ・ビッグファイトで、ペンタゴンはウォーズマンと対戦します。
翼を使った空中殺法でウォーズマンを翻弄するなど、テクニカルな戦いを展開しました。しかし、最終的にはウォーズマンのベアークローによって顔面から腹部を切り裂かれ、敗北します。
この試合は、ペンタゴンの能力と弱点の両方を示した戦いです。特殊な技を持っていても、相手の強力な攻撃を完全に封じられるわけではありません。
マッスル・ブラザーズとのタッグマッチ宇宙超人タッグトーナメントでは、ブラックホールと四次元殺法コンビを結成します。
1回戦の相手は、キン肉マンとキン肉マングレートによるマッスル・ブラザーズです。
ペンタゴンはクロノス・チェンジや空中殺法を駆使してキン肉マンを攻め立てます。ブラックホールとの四次元技も繰り出し、相手を追い詰めました。
しかし、最後はマッスル・ドッキングを受けて敗退します。
この試合では、ペンタゴンの能力がタッグ戦で大きな武器になる一方、キン肉マンたちの連携技がそれを上回ったことが描かれています。
ジャック・チー戦で見せた復活と連携ペンタゴンの原作における代表的な再登場が、完璧・無量大数軍との対抗戦です。
ブラックホールがジャック・チーと対戦した際、相手の能力によって得意の四次元殺法を封じられ、苦しい展開に追い込まれます。
そのとき、ペンタゴンが登場します。
当初、ペンタゴンは自分の星で過ごしていましたが、ブラックホールが使用した吸引ブラックホールに巻き込まれ、地球に戻ってきます。そしてブラックホールの危機を知り、四次元エレメント交差を提案しました。
この連携によってペンタゴンがブラックホールと入れ替わり、ジャック・チーと対戦します。相性のよさを生かして終始優勢に戦い、ブラックホールを助けました。
最終的にはブラックホールに勝利の花を持たせる形となり、ペンタゴンは再び姿を消します。
原作の主要な登場経緯・戦績一覧| 時期・巻数 | 対戦相手・出来事 | 結果 | ペンタゴンの役割 |
|---|---|---|---|
| 第8巻 | ウォーズマン戦 | 敗北 | 空中殺法で翻弄するもベアークローに敗れる |
| 宇宙超人タッグトーナメント | マッスル・ブラザーズ戦 | 敗北 | ブラックホールと四次元殺法コンビを結成 |
| 第43巻 | ジャック・チー戦 | ブラックホール側の勝利 | 四次元エレメント交差で試合に参加し、ブラックホールを援護 |
| 2026年 | 公式キャラクタープロフィール | 設定掲載継続 | 70万パワー、正義超人、島﨑信長の情報を掲載 |
戦績を見ると、ペンタゴンは単独で勝利を重ねるタイプではありません。むしろ、特殊能力によって試合の流れを変え、味方の勝利に貢献する役割が際立っています。
特にジャック・チー戦は、ペンタゴン自身が優勢に戦ったにもかかわらず、最終的な勝利はブラックホールのものとして描かれている点が重要です。ペンタゴンの勝利とブラックホールの勝利を混同しないようにしましょう。
【2026年最新】ペンタゴンの現在とアニメ版の声優・島﨑信長
2026年11月2日時点で、ペンタゴンの基本プロフィールは集英社の公式キャラクター情報に掲載されています。
原作『キン肉マン』は現在も連載が続いており、2026年10月にはコミックス第94巻が発売されました。公式サイトでは10月26日に第548話の情報が更新されています。
現在の物語は超神や時間超人などをめぐる新たな展開に進んでいます。ただし、最新話の更新情報とペンタゴン本人の登場状況は別の話です。2026年の新たな試合や復帰が公式に発表されたわけではありません。
新アニメ版では島﨑信長が担当TVアニメ『キン肉マン』完璧超人始祖編Season 2では、ペンタゴン役を声優の島﨑信長が担当しています。
2025年1月31日、Season 2の新キャストとして発表されました。ペンタゴンの登場は第15話で、ブラックホールとジャック・チーの戦いに関わる重要な場面です。
島﨑信長は公式コメントで、幼い頃から親しんできた『キン肉マン』に出演する喜びを語っています。四次元殺法コンビの片割れを演じることへの思いも示しており、作品への愛着が伝わるコメントでした。
ブラックホール役は宮田俊哉ペンタゴンの相棒であるブラックホールを演じるのは、宮田俊哉です。
2人の掛け合いは、アニメ版で注目したいポイントのひとつです。
ブラックホールは豪快さと悪魔超人らしい個性を持つキャラクター。一方のペンタゴンは紳士的で落ち着いた雰囲気があります。性格の違いが声の演技によってどのように表現されるのかも、四次元殺法コンビの魅力につながっています。
2026年はSeason 3の制作決定が大きなニュース2025年8月には、TVアニメ『キン肉マン』完璧超人始祖編Season 3の制作決定が発表されました。
新シリーズでは鳥取砂丘特設リングでの戦いのその後が描かれる予定です。2026年11月2日時点では、公式サイトでSeason 3の制作決定が確認できます。
ただし、Season 3でペンタゴンがどのような形で登場するか、また具体的な放送開始日については、公式発表を待つ必要があります。
ペンタゴンの声優が島﨑信長であることは公式に確認されていますが、今後の登場場面や新たな活躍まで確定しているわけではありません。
2026年時点の情報整理- 原作:第94巻が2026年10月2日に発売。
- 連載:2026年10月26日に第548話の情報が更新。
- キャラクター設定:公式プロフィールに70万パワーなどを掲載。
- 新アニメ版声優:島﨑信長。
- ブラックホール役:宮田俊哉。
- Season 3:制作決定。放送開始時期は公式発表待ち。
2026年のペンタゴンを追うなら、原作での新規登場情報と、アニメSeason 3の公式発表を分けて確認することが大切です。
【プロの結論】ペンタゴンの本当の強さは70万パワーでは測れない
ペンタゴンの魅力を理解するうえで重要なのは、超人強度と実際の戦闘能力を切り離して考えることです。
70万パワーという数値だけを見れば、強豪超人と比較して見劣りする可能性があります。しかし、クロノス・チェンジをはじめとする特殊能力は、相手の攻撃や戦術の前提そのものを崩します。
格闘技の試合に置き換えるなら、単純な筋力や打撃力だけでなく、距離、タイミング、相手の重心、攻撃の方向をコントロールする選手に近い存在です。
ペンタゴンを評価する3つのポイント第一に、能力の独自性です。
時間や空間を操る設定は、キン肉マンの超人たちの中でも非常に特徴的です。特にクロノス・チェンジは、技の発動条件や効果範囲に制限があるため、単なる無敵能力ではありません。弱点も含めて戦術に組み込まれている点が魅力です。
第二に、ブラックホールとの相性です。
ブラックホールは200万パワーを持ち、四次元空間を利用した戦闘を得意とします。ペンタゴンとは能力の方向性が近く、互いの長所を補完できます。所属勢力が異なっても連携できる関係性は、作品の友情というテーマにもつながっています。
第三に、勝敗だけでは評価できない役割です。
ウォーズマン戦やマッスル・ブラザーズ戦では敗北していますが、ジャック・チー戦ではブラックホールの窮地を救いました。個人の勝利数だけでなく、仲間を助けるために自分の能力をどう使ったかを見ると、ペンタゴンの存在感は大きく変わります。
こんな読者にペンタゴンの登場エピソードがおすすめ- 特殊能力を使う超人が好きな人:クロノス・チェンジやストップ・ザ・タイムなど、通常の格闘とは違う戦闘を楽しめます。
- タッグマッチが好きな人:ブラックホールとの四次元殺法コンビは、連携の面白さを味わえる組み合わせです。
- 原作の展開を追いたい人:第8巻の初登場から、第18巻の四次元技、第43巻のジャック・チー戦へと追うと、能力の発展が分かります。
- 単純な勝率やパワーランキングを重視する人:ペンタゴンは個人戦の勝利数や超人強度だけで評価すると、魅力を見落としやすいキャラクターです。
ペンタゴンは、単独で敵を圧倒するパワー型の超人ではありません。仲間との連携、特殊能力の使い方、相手の意表を突く発想によって真価を発揮します。
【ペンタゴンのキン肉マンに関するよくある質問(FAQ)】
Q1:ペンタゴンはキン肉マンの何巻で初登場しますか?
A1:原作コミックス第8巻「ゴール前の死闘の巻」で初登場します。第21回超人オリンピック ザ・ビッグファイトの決勝トーナメントでウォーズマンと対戦しました。
Q2:ペンタゴンの超人強度は何万パワーですか?
A2:公式プロフィールによると70万パワーです。出身地はアメリカ合衆国で、身長208cm、体重115kg。所属は正義超人です。
Q3:ペンタゴンとブラックホールは兄弟ですか?
A3:兄弟ではなく従兄弟同士です。ペンタゴンは正義超人、ブラックホールは悪魔超人ですが、2人は四次元殺法コンビを結成してタッグトーナメントなどで共闘しています。
Q4:ペンタゴンの必殺技で最も有名なのは何ですか?
A4:代表的な技はクロノス・チェンジです。顔の五芒星を回転させることで、自分と相手の位置を入れ替えます。効果範囲が手の届く範囲に限られるなどの制約もあります。
Q5:新アニメ版のペンタゴンの声優は誰ですか?
A5:『キン肉マン』完璧超人始祖編Season 2では島﨑信長が担当しています。ブラックホール役の宮田俊哉との掛け合いも見どころです。
ペンタゴンは、超人強度70万パワーという数字以上に、時空操作という特殊能力とテクニカルな戦闘スタイルで存在感を示す正義超人です。
第8巻での初登場、ウォーズマンとの対戦、ブラックホールとの四次元殺法コンビ、そして第43巻のジャック・チー戦まで、登場するたびに独自の能力と仲間を思う姿勢が描かれてきました。
特に、ブラックホールとの従兄弟関係は、正義超人と悪魔超人という所属の違いを超えた信頼関係を象徴しています。四次元エレメント交差も、その関係性があってこそ成立した技です。
2026年11月現在、原作の公式プロフィールには基本設定と必殺技が掲載され、新アニメ版では島﨑信長が声を担当しています。さらに完璧超人始祖編Season 3の制作も決定しており、今後の映像展開にも期待が集まります。
ペンタゴンを理解するなら、70万パワーという数値だけでなく、クロノス・チェンジの制約、ブラックホールとの連携、そして仲間の危機に駆けつける行動に注目してください。そこに、四次元超人ペンタゴンならではの本当の魅力があります。
主な情報確認資料: 集英社「キン肉マン公式サイト」のペンタゴンプロフィール・技データベース、アニメ声優キャスト、連載・コミックス最新情報、およびTVアニメ公式発表。