京都府亀岡市の山あいに、英国コッツウォルズ地方の田園風景を再現した「京都英国村」。石造りの建物や英国風の庭園、ティールーム、アンティークな雰囲気が魅力の観光スポットです。かつては「ドゥリムトン村」として知られ、現在も旧名称で検索する人が少なくありません。
2026年11月現在、京都英国村は閉鎖されたわけではなく、公式サイトではレストラン「ポントオーク」と宿泊施設を備えた英国村として案内されています。ただし、一般的な観光施設のように、入場して自由に村内を散策できる場所ではありません。レストランでの食事や宿泊を前提とした利用ルールがあり、マリーズパブなど一部施設の営業状況にも注意が必要です。
【2026年最新】京都英国村は閉鎖していない!旧ドゥリムトン村の現在

京都英国村の前身は、京都府亀岡市で英国風の街並みを再現してきた「ドゥリムトン村」です。2022年に「英国村」としてリニューアルし、現在はGB Victorian Villageという名称でも紹介されています。
2023年5月に公開された京都の観光情報サイト「KYOTO SIDE」の取材記事でも、旧ドゥリムトン村が英国村として生まれ変わった経緯が紹介されています。19世紀後半の英国カントリーサイドをイメージした石造りの建物や庭園など、基本的なコンセプトは引き継がれています。
なぜ閉鎖・閉業の噂が出ているのか閉鎖説が広がる背景には、複数の事情があります。
- 旧名称のドゥリムトン村と現在の英国村で施設情報が分かれている。
- 2024年4月に入村料金システムが大幅に変更された。
- 2025年4月以降、宿泊エリアなどの一般公開範囲が限定されている。
- マリーズパブなど、一部施設が営業を休止している。
- 過去の旅行記事に掲載された料金や利用条件が現在の制度と一致しない。
特に注意したいのは、施設全体の閉業と、一部エリアの営業休止は別の話だということです。
公式サイトには現在もポントオークのレストラン案内、B&Bの宿泊案内、予約方法、営業時間が掲載されています。レストランの予約ページでも2026年11月以降の予約状況が確認できます。
つまり、京都英国村そのものがなくなったわけではありません。以前と同じように敷地内を自由に見学できる施設ではなくなったことが、現在の大きな変化です。
【料金・入村条件】村内散策だけでは入れない?現在の利用ルールを整理
2024年4月から入村料金システムを変更京都英国村の公式料金案内によると、2024年4月から入村料金システムが大幅に変更されました。
現在の基本的な利用方法は、レストランで食事を注文し、その利用に伴って村内を散策するというものです。公式サイトでも、英国村はレストランと宿泊施設であり、村内の散策のみを目的とした利用はできないと案内されています。
そのため、写真撮影や街並みの見学だけを目的に訪問する計画はおすすめできません。
料金・施設利用の比較表| 項目 | 料金・条件 | 利用時の注意点 |
|---|---|---|
| レストラン利用 | 1人1,500円~ | ワンオーダー制 |
| 2段アフタヌーンティー | 3,500円(税込) | 入村料金を含む |
| ミートパイのハイティー | 2,800円(税込) | 入村料金を含む |
| 記念日アフタヌーンティー | 6,000円(税込) | 2名からのプラン |
| ピクニックアフタヌーンティー | 5,000円~ | 利用エリアによって料金が異なる・要予約 |
| 駐車場 | 無料 | 約120台 |
| 英国村ガイドツアー | 1人1,000円 | 土曜日・日曜日の15時30分から |
※料金は公式サイトおよびレストラン掲載メニューに基づくものです。メニュー改定や予約条件の変更があるため、訪問前に最新情報を確認してください。
入村時に知っておきたい3つのルール1.食事をせずに村内だけを散策することはできない
ポントオークで食事を利用することが基本条件です。レストランで注文した人が村内の散策を楽しめる仕組みになっています。
2.レストランはワンオーダー制
公式サイトではワンオーダー制を採用しています。レストラン利用者は、1人につき注文が必要になる点を覚えておきましょう。
3.混雑時は90分制
混雑時には滞在時間が90分に制限されます。また、ペット連れの場合はテラス席での利用となります。
なお、無料で利用できる施設として展望台やブリティッシュストアなども案内されています。ただし、マリーズパブは現在休業中で、ショップも営業していない日があります。無料施設があることと、村全体を無料で自由に散策できることは同じではありません。
【ポントオーク】英国村のアフタヌーンティーと人気メニュー
英国の田舎町をイメージしたティールーム京都英国村の中心的な飲食施設が、ティールーム&レストラン「PONT-OAK(ポントオーク)」です。
英国コッツウォルズ地方をイメージした店内で、英国風の家庭料理や紅茶、焼き菓子などを楽しめます。特にアフタヌーンティーは、英国村を訪れる目的として人気の高いメニューです。
2段アフタヌーンティーは3,500円公式予約メニューに掲載されている2段アフタヌーンティーセットは、税込3,500円です。1名から注文でき、入村料金も含まれています。
セットの主な内容は次のとおりです。
- アップルパイ
- ジンジャークッキー
- ジンジャーパウンドケーキ
- スコーン
- ミートパイ
- サンドイッチ6切れ
- クロテッド風クリーム
- マーマレード
加えて、紅茶はティーフリー形式。セイロン、アッサム、ダージリン、アールグレイなど、複数の種類を楽しめます。
甘い焼き菓子だけでなく、ミートパイやサンドイッチも含まれているため、軽食を兼ねたティータイムに適しています。
そのほかの注目メニューミートパイのハイティーセット:2,800円(税込)
ミートパイを中心に、スコーンやアップルパイなどを組み合わせたセットです。紅茶もティーフリーで提供されます。
記念日アフタヌーンティー:6,000円(税込)
3段のアフタヌーンティーに、キャンドルや銀のポットなどの装飾品を組み合わせた特別プランです。2名からの利用となっています。
ピクニックアフタヌーンティー:5,000円~
アフタヌーンティーをバスケットに詰め、指定された庭園エリアなどで楽しむスタイルです。公式案内では利用場所によって料金が異なり、ホテルエリアは10,000円、チャペルエリアは13,000円のプランも掲載されています。いずれも予約が必要です。
メニューは日によって変更される場合があります。特別なプランを希望する場合は、予約時に内容と提供条件を確認してください。
【2026年営業時間・予約方法】訪問前に確認したい最新情報
英国村とポントオークの営業時間公式サイトに掲載されている基本営業時間は以下のとおりです。
- 英国村・平日:11:00~15:00
- 英国村・土日:11:00~17:00
- ポントオーク・平日:11:30~15:00
- ポントオーク・土日祝:11:30~17:00
レストランのラストオーダーは、平日14:00、土日祝16:00です。
火曜日・水曜日・木曜日も営業案内がありますが、予約できるメニューが限定されています。通常のメニューを希望する場合は、予約画面で対象コースを確認してください。
2026年11月は団体ツアーによる営業時間変更に注意公式レストランページには、団体バスツアーの受け入れに伴う営業時間変更が掲載されています。
2026年11月は、2日、4日、5日、6日、9日、10日、11日、13日、16日、17日、18日、20日、24日、25日、27日、28日などが対象として案内されています。
該当日はレストランの通常営業が13:00からとなります。ただし、テラス席については11:40頃から利用できる場合があるとの案内もあります。
通常の営業時間だけを見て訪問すると、到着後に待ち時間が発生する可能性があります。特に11月の訪問では、公式サイトの臨時案内を確認しておきたいところです。
予約はホットペッパー・食べログ・電話からポントオークの公式案内では、インターネット予約の方法としてホットペッパーグルメと食べログが紹介されています。
電話での問い合わせも可能です。
- 電話番号:0771-27-3004
- ネット予約:ホットペッパーグルメ
- ネット予約:食べログ
2段アフタヌーンティーセットは、予約可能時間が11:30~15:30、予約締切は来店日の前日17時までと掲載されています。滞在時間は90分です。
予約なしで訪問できる場合もありますが、週末や記念日などの利用では事前予約が安心です。特にピクニックアフタヌーンティーや記念日プランは、通常の食事利用とは予約条件が異なるため注意してください。
【アクセス・駐車場】京都府亀岡市西別院町柚原水汲12への行き方
京都英国村の所在地〒621-0124 京都府亀岡市西別院町柚原水汲12
京都市中心部からは離れた山間部に位置しています。周囲にはのどかな里山風景が広がり、一般的な京都市内の観光地とは異なるアクセス環境です。
車でのアクセス車で訪問する場合は、京都縦貫自動車道の亀岡インターを利用するルートが公式サイトで案内されています。
亀岡インターを降りた後、国道423号線を大阪方面へ進み、約15分が目安です。
新名神高速道路を利用する場合は、箕面とどろみインターから国道423号線を経由する方法もあります。
駐車場は無料・約120台車での訪問を考えている人にとってうれしいのが、無料駐車場の存在です。
公式サイトでは約120台分の駐車スペースがあり、駐車料金は無料と案内されています。2024年8月1日から料金体系が改定された旨も記載されています。
駐車料金を別途用意する必要がないため、車でのアクセスは比較的便利です。ただし、週末や観光シーズンは混雑する可能性があります。
公共交通機関でのアクセス公共交通機関を利用する場合は、JR亀岡駅から亀岡市ふるさとバスを利用する方法があります。
公式サイトでは、西別院・東別院循環のF21・F22系統を利用し、京都先端科学大学で乗り換えて「奥野」バス停で下車するルートが案内されています。
バス停から英国村までは徒歩すぐです。ポントオークの店舗情報では徒歩約30秒とされています。
なお、JR亀岡駅からタクシーを利用する場合は約11km、片道5,000円前後という公式案内もあります。
バスは自動車と比べて移動の自由度が低いため、訪問前に亀岡市のふるさとバスの時刻表を確認しておきましょう。
【宿泊・マリーズパブ・口コミ】現在利用できる施設と評判
英国村のB&Bは現在も公式サイトに掲載京都英国村では、レストランだけでなくB&B(Bed and Breakfast)形式の宿泊施設も案内されています。
英国の田舎暮らしをイメージしたアンティーク調の客室が特徴です。一般的なホテルとは異なり、猫足のバスタブやアンティーク家具など、建物やインテリアそのものを楽しむ宿泊体験を提供しています。
公式宿泊案内には、KETTY、MARRIE、DEDE 1、DEDE 2などの客室が掲載されています。
宿泊前に知っておきたい注意点英国村のB&Bは、都市型ホテルのような便利さを売りにした施設ではありません。
公式サイトでは、以下の条件が案内されています。
- 12歳以下の子どもは宿泊できない。
- 歯ブラシとパジャマは備え付けがないため持参する。
- 山間部のため、Wi-Fiが不安定になる場合がある。
- 水道には井戸水を使用しており、成分の影響で茶色い水が出る場合がある。
便利さよりも、英国風の空間で過ごす非日常の時間を重視する人に向いています。
宿泊予約については、公式案内からBooking.comまたは自社予約ページを利用できます。宿泊料金は日程や部屋によって異なるため、予約時に確認が必要です。
マリーズパブの営業状況は?京都英国村にある「Marrie's Pub(マリーズパブ)」は、英国のパブを再現した施設です。展望施設などとともに、以前から英国村の特徴的なスポットとして紹介されてきました。
しかし、公式サイトの2026年7月時点の案内では、マリーズパブはCLOSEとなっています。現在の施設案内ページにも休業中と記載されており、営業再開日についての具体的な発表は確認できません。
したがって、英国村を訪問してもパブで飲食できるとは限りません。パブの営業を主目的にした訪問は避けたほうがよいでしょう。
なお、ブリティッシュストアについても、営業していない日があると公式サイトに記載されています。
京都英国村の評判・口コミは?実際の利用者の口コミでは、英国風の建物や庭園の雰囲気、紅茶、スコーン、アフタヌーンティーの内容を評価する声が見られます。
2026年9月のホットペッパーグルメの口コミでは、以前イギリスのコッツウォルズを訪れた利用者が、英国村の再現された街並みや紅茶、ミートパイなどに満足した様子を投稿しています。
2026年10月の口コミには、アフタヌーンティーを楽しみ、庭園の散策には30分程度あれば回れるという感想も掲載されています。
一方で、評価がすべて肯定的というわけではありません。
- 庭園や施設の一部に古さを感じるという意見。
- 敷地が想像よりコンパクトだったという感想。
- 予約していても混雑時に待ち時間が発生したという指摘。
- 食事の量が多く、食べきれなかったという声。
ホットペッパーグルメの店舗ページでは、確認時点で総合評価4.2、口コミ90件が掲載されています。評価は更新されるため、数字だけで判断するよりも、直近の投稿内容を読むことが参考になります。
京都英国村は、大規模なテーマパークのように多くのアトラクションを楽しむ施設ではありません。英国風の建築や食事、紅茶、写真映えする空間を楽しみたい人に向いているスポットです。
【京都英国村に関するよくある質問(FAQ)】
Q1:京都英国村は2026年現在も営業していますか?
A1:はい。2026年11月現在、公式サイトにはポントオークのレストラン営業やB&Bの宿泊案内が掲載されています。ただし、マリーズパブなど一部施設は休業中です。
Q2:旧ドゥリムトン村と京都英国村は別の施設ですか?
A2:同じ施設です。旧ドゥリムトン村が2022年に英国村としてリニューアルしました。現在はGB Victorian Villageという名称でも案内されています。
Q3:入村料だけを支払って散策できますか?
A3:現在の公式案内では、村内の散策だけを目的とした利用はできません。ポントオークで食事を注文することが基本的な利用条件です。
Q4:アフタヌーンティーはいくらですか?
A4:2段アフタヌーンティーセットは税込3,500円です。入村料金を含み、紅茶はティーフリー形式です。
Q5:京都英国村の駐車場は無料ですか?
A5:はい。公式サイトでは約120台分の無料駐車場が案内されています。
Q6:マリーズパブは営業していますか?
A6:2026年7月時点の公式案内では休業中です。営業再開についての具体的な告知は確認できません。
Q7:英国村に宿泊できますか?
A7:はい。公式サイトではB&B形式の宿泊施設が案内されています。ただし、12歳以下の子どもは宿泊できないなどの条件があります。予約前に宿泊案内を確認してください。
Q8:予約なしでもレストランを利用できますか?
A8:予約なしで利用できる場合もありますが、混雑状況やメニューによって対応が異なります。アフタヌーンティーやピクニックなど、予約が必要なプランもあるため、事前予約をおすすめします。
京都府亀岡市の京都英国村は、旧ドゥリムトン村から2022年にリニューアルした英国風のレストラン・宿泊施設です。2026年11月現在もポントオークの営業やB&Bの宿泊案内が続いており、施設全体が閉鎖されたという状況ではありません。
ただし、2024年4月の料金システム変更や、宿泊エリアの公開範囲の見直しなどによって、以前とは利用方法が変わっています。特に、村内を散策するだけの利用はできず、レストランでの食事が基本条件となっている点は重要です。
訪問前に押さえておきたい要点は次の4つです。
- 所在地は京都府亀岡市西別院町柚原水汲12。
- ポントオークの営業時間は平日11:30~15:00、土日祝11:30~17:00。
- 2段アフタヌーンティーは税込3,500円で、入村料金を含む。
- 駐車場は約120台で無料。マリーズパブは休業中。
英国村の魅力は、単に英国風の建物を見学することだけではありません。紅茶やスコーン、ミートパイを味わいながら、英国の田舎町を思わせる空間でゆったり過ごせることにあります。
京都観光の途中で特別なティータイムを楽しみたい人や、一般的なホテルとは違う宿泊体験を求める人には、訪問候補となる場所です。営業時間の変更や予約状況、一部施設の休業情報を事前に確認し、現在の利用スタイルに合わせて計画を立てましょう。
主な確認資料
- 英国村公式サイト(営業時間・アクセス・現在の施設案内)
- 英国村公式料金案内・ポントオーク公式メニュー
- 英国村公式B&B・マリーズパブ案内
- 京都府の観光情報サイト「KYOTO SIDE」のリニューアル取材記事
- ホットペッパーグルメの店舗情報・2026年の口コミ