2026年11月2日現在、北海道日本ハムファイターズの外野手・今川優馬は、2027年シーズンに向けて右肘の回復と身体づくりに取り組む段階にある。今季は17試合に出場し、打率.227、4本塁打、9打点、OPS.843を記録した。
10月29日には札幌市内の病院で右肘のクリーニング手術を受け、無事終了したことが球団から発表された。送球練習の再開までは約4週間の見込みだ。プロ入りまでの歩みや年度別成績、代名詞となった「執念ポーズ」の由来も含め、今川の現在地と来季への可能性を整理する。
【2026年の今川優馬はどうなっている?現在の成績と状況】

2026年の今川は、シーズン序盤から一軍で出場機会を得たわけではなかった。8月14日に今季初めて一軍登録されると、限られたチャンスのなかで持ち味の長打力を発揮した。
8月の一軍昇格から本塁打4本までの活躍8月は10試合で打率.333、3本塁打、8打点を記録。8月16日のオリックス戦では代打で今季1号となる2ランを放ち、8月19日の福岡ソフトバンク戦では上沢直之から代打3ランを記録した。
さらに9月1日のソフトバンク戦では、モイネロから4号ソロを放っている。特に8月19日の一発は、0対6と劣勢だった試合の流れを変える3ランだった。代打という難しい役割でも、初球から積極的に振り抜く姿勢と一振りで試合の空気を変えるパワーを見せた。
一方、9月14日には出場選手登録を抹消された。報道によると、直近5試合で無安打が続いていた時期でもあり、今季の一軍出場は17試合で終了した。
2026年の打撃成績を数字から分析日本野球機構やパ・リーグ公式の個人成績によると、今季の打撃成績は次のとおりだ。
- 試合数:17試合
- 打席数:50打席
- 打数:44打数
- 安打:10本
- 打率:.227
- 本塁打:4本
- 打点:9打点
- 出塁率:.320
- 長打率:.523
- OPS:.843
注目したいのはOPS.843という数字だ。打率は.227だが、長打率は.523に達している。44打数で4本塁打という結果は、長打を生み出す能力が今季も健在だったことを示す。
ただし、50打席という少ないサンプルである点には注意が必要だ。OPS.843だけを根拠に打撃が完全に復調したと判断するのは早い。来季は、この長打力をより多くの打席で再現できるかが評価のポイントになる。
【右肘クリーニング手術の内容と復帰時期】
2026年10月29日、北海道日本ハムファイターズは今川の右肘クリーニング手術が終了したと公式発表した。手術は札幌市内の病院で行われ、無事に終了。球団が公表した送球練習開始までの見込みは約4週間だ。
10月29日の手術で公表された内容球団発表で確認できるのは、右肘のクリーニング手術を実施したことと、手術が無事に終了したこと、そして送球練習開始まで約4週間という見通しである。
具体的な肘の病変や手術の詳細な術式については、発表資料に記載されていない。したがって、骨棘の除去や特定の靱帯の処置など、具体的な手術内容まで断定することはできない。
今回の手術について今川は、球団を通じて次のようにコメントした。
「来シーズン、万全の状態でプレーするため」
加えて、リハビリと身体強化を含め、オフシーズンも取り組んでいく意向を示した。本人のコメントからも、今回の手術が2027年シーズンを見据えた判断だったことが分かる。
送球練習はいつ再開する?10月29日から約4週間という球団発表を単純に日数換算すると、送球練習の再開時期は2026年11月下旬ごろが目安となる。
ただし、これは送球練習を開始するまでの見込みであり、一軍の試合に復帰する日程ではない。
実戦復帰までには、送球練習の開始後も段階的な負荷調整や打撃練習、守備練習などが必要になる。実際の進行状況は、本人の回復具合や球団の判断によって変わる。
したがって、現時点で「11月下旬に完全復帰する」「2027年開幕への出場が確定している」といった理解は正確ではない。現段階で明らかなのは、手術終了と送球練習開始まで約4週間という見通しまでだ。
【今川優馬の年度別成績を比較!プロ入りから2026年まで】
今川のプロ生活を振り返ると、2022年が一つの大きな転換点だった。その後は一軍出場数が減少した時期もあるが、2025年から2026年にかけて長打力を再び示している。
年度別の打率・本塁打・OPS一覧| 年度 | 試合 | 打率 | 本塁打 | OPS | 主なポイント |
|---|---|---|---|---|---|
| 2021年 | 13 | .071 | 1 | .312 | プロ1年目 |
| 2022年 | 94 | .227 | 10 | .679 | 一軍で本格的に活躍 |
| 2023年 | 28 | .197 | 0 | .503 | 出場機会が減少 |
| 2024年 | 6 | .211 | 0 | .474 | 一軍出場が限定的 |
| 2025年 | 18 | .245 | 2 | .713 | 少ない出場機会で長打 |
| 2026年 | 17 | .227 | 4 | .843 | 長打力を発揮 |
※OPSは出塁率と長打率を合計した指標。年度別の打率・本塁打・出場試合数はNPB公表成績、OPSはパ・リーグ公式個人成績に基づく。
キャリアの転換点は2022年の10本塁打2021年のルーキーイヤーは一軍13試合で打率.071だったが、ファームでは61試合に出場して打率.310、14本塁打を記録した。二軍での長打力を一軍でも発揮できるかが課題だった。
翌2022年には94試合に出場し、62安打、10本塁打、39打点を記録。打率.227ながら二桁本塁打に到達し、外野のレギュラー候補として存在感を示した。
しかし、2023年以降は一軍出場数が28試合、6試合、18試合と伸び悩んだ。2025年は打率.245、2本塁打と一定の数字を残したものの、継続的な出場機会を確保するまでには至っていない。
2026年は17試合で4本塁打、OPS.843。出場試合数は少ないが、限られた打席で長打を生み出した点は評価できる。
なお、2021年から2026年までの一軍通算成績は176試合、打率.215、17本塁打、56打点。今川にとって次の課題は、2022年のようにシーズンを通じて出場機会を得ることだ。
【今川優馬のプロフィールと経歴!ドラフト6位から背番号61へ】
今川優馬は北海道出身の右投右打の外野手。地元球団である北海道日本ハムファイターズへの入団を実現するまでには、高校、大学、社会人野球を経た長い道のりがあった。
基本プロフィール- 名前:今川優馬(いまがわ・ゆうま)
- 生年月日:1997年1月25日
- 年齢:29歳(2026年11月現在)
- 出身地:北海道
- 身長:177cm
- 体重:93kg
- 投打:右投右打
- ポジション:外野手
- 所属:北海道日本ハムファイターズ
- 背番号:61
- ドラフト:2020年ドラフト6位
今川は東海大四高から東海大北海道キャンパスへ進学した。大学時代にはプロ志望届を提出したものの、ドラフトでは指名されなかった。
そこで野球人生を終わらせることなく、社会人野球のJFE東日本へ進んだ。2019年の都市対抗野球大会では若獅子賞を獲得。社会人野球で実績を積み、打撃力をさらに磨いた。
2020年ドラフト6位で念願の地元球団へ2020年のドラフト会議で北海道日本ハムファイターズから6位指名を受け、2021年にプロ入りした。
北海道出身で、少年時代からファイターズのファンクラブ会員だったこともパ・リーグ公式メディアで紹介されている。憧れの球団でプレーするという目標を実現した選手の一人だ。
背番号61は、現在も今川を象徴する番号となっている。プロ入り後は長打力とフルスイングを武器に、外野の競争に挑み続けている。
【今川優馬の執念ポーズとは?ファンに愛される理由】
今川を語るうえで欠かせないのが「執念」という言葉と、人さし指を突き上げる執念ポーズだ。
「執念」は大学・社会人時代から大切にしてきた言葉北海道日本ハムファイターズが過去に公開したニックネームの由来によると、「執念」は今川が大学時代や社会人時代から使い続けてきた言葉だった。
プロ入り後もその言葉を大切にしていたことから、後輩の清宮幸太郎が「執念先輩」と呼び始めたという。球団の公式グッズ企画でも、その由来が紹介されている。
執念ポーズを最初に始めたのは今川本人ではなかった興味深いのは、2025年12月のトークショーで今川自身が明かしたポーズの誕生秘話だ。
報道によると、人さし指を突き上げるポーズは大学時代から行っていたものだが、実際に始めたのは今川本人ではなく、一学年上の先輩だったという。
つまり、「執念」という言葉を大切にしてきた本人の姿勢と、現在のポーズが生まれた経緯は、少し異なる背景を持っている。
こうしたエピソードは、今川のキャラクターを理解するうえで興味深い。単なるパフォーマンスではなく、大学・社会人時代から続く野球への向き合い方と結びついているからだ。
2026年も本塁打とともに示した執念2026年8月19日のソフトバンク戦では、代打で3ランを放ち、試合の雰囲気を変えた。本人も「執念の灯火はまだ消えていません」と力強いメッセージを発している。
一軍昇格直後の代打本塁打、限られた打席でのアピール、そして今回の手術後に掲げた身体強化への意欲。執念という言葉は、今川の野球人生を通じた一貫したテーマになっている。
【プロの結論】2027年の今川優馬に期待される3つのポイント
2026年の成績と右肘手術を踏まえると、今川の来季を考えるうえで重要なのは、単純な本塁打数だけではない。身体の状態、打撃の再現性、そして一軍での出場機会という3つの観点が必要になる。
1. 右肘の回復と送球能力の確認外野手にとって送球は重要な守備能力の一つだ。右肘の手術後、送球練習を段階的に再開し、守備面でどこまで通常の状態に戻せるかが最初のポイントになる。
約4週間という送球練習開始の見込みは、オフシーズンを活用するうえで一つの目安になる。ただし、送球再開と実戦での守備復帰は別の段階だ。
2. 4本塁打の長打力を継続的な成績につなげられるか2026年のOPS.843は魅力的な数字だ。44打数で4本塁打という結果は、今川が一振りで試合を動かせる打者であることを改めて示した。
一方、打率は.227であり、出場も17試合に限られた。来季は本塁打を打つ能力に加えて、安打や出塁を安定して積み重ねられるかが重要になる。
3. 一軍で継続的な出場機会を確保できるか2022年の94試合出場と10本塁打は、今川に一軍で戦える力があることを示した実績だ。その後は出場機会が減っているため、来季は一軍に定着すること自体が大きな目標になる。
代打での長打力は大きな武器だが、先発出場や守備を含めてチームに貢献できれば、起用の幅も広がる。打撃と守備の両面で安定感を取り戻せるかが、レギュラー争いの鍵になる。
2027年の春季キャンプまでにどこまでコンディションを整えられるか。今川の来季は、手術後の回復過程と、限られたチャンスで見せてきた長打力をどう結びつけるかにかかっている。
【今川優馬に関するよくある質問(FAQ)】
Q1:今川優馬の右肘手術はいつ行われましたか?
A1:2026年10月29日に札幌市内の病院で右肘のクリーニング手術を受けました。球団は手術が無事終了したと発表しています。
Q2:今川優馬の送球練習はいつ再開しますか?
A2:球団発表では手術後約4週間の見込みです。日数から考えると2026年11月下旬ごろが目安ですが、具体的な再開日は確定していません。また、送球練習再開と試合復帰は別です。
Q3:今川優馬の2026年シーズンの成績は?
A3:一軍17試合に出場し、打率.227、10安打、4本塁打、9打点、OPS.843を記録しました。
Q4:今川優馬の背番号とドラフト順位は?
A4:背番号は61です。2020年のドラフト会議で北海道日本ハムファイターズから6位指名を受け、2021年に入団しました。
Q5:今川優馬の執念ポーズの由来は?
A5:「執念」は大学・社会人時代から大切にしてきた言葉です。人さし指を突き上げるポーズは大学時代に始まり、本人によれば発案者は一学年上の先輩だったとされています。
今川優馬の2026年シーズンは、17試合で打率.227、4本塁打、OPS.843という成績で終わった。出場機会は限られたものの、代打本塁打を含む4本のアーチで持ち味の長打力を示した。
10月29日の右肘クリーニング手術は無事に終了し、送球練習開始までは約4週間の見込みとなっている。2027年シーズンの具体的な復帰日程はまだ明らかになっていないが、本人は来季を万全の状態で迎えるため、リハビリと身体強化に取り組む意向だ。
東海大北海道キャンパス、JFE東日本を経て、ドラフト6位で地元球団に入団した今川。背番号61と「執念」の精神を胸に、限られたチャンスを結果につなげてきた。
来季の注目点は、右肘の回復、長打力の継続、そして一軍での出場機会の確保。この3つがそろえば、2022年以来となる本格的な一軍定着も期待できる。ファンが待ち望む「執念」の一打を、2027年のグラウンドで再び見られるか。今川の新たな挑戦が始まる。
主な確認資料: 北海道日本ハムファイターズ公式発表、NPB個人年度別成績、パ・リーグ公式個人成績・選手情報、スポーツ報知、日刊スポーツの関連報道。