NHK『おかあさんといっしょ』の第10代体操のお兄さんとして、長年にわたり子どもたちや保護者から親しまれてきた「弘道お兄さん」こと佐藤弘道さん。2026年11月現在、58歳になった佐藤さんは、2024年6月に発症した脊髄梗塞の後遺症と向き合いながら、テレビ出演や講演会、親子体操の指導など、幅広い活動を続けています。
特に注目されるのは、発症当時は下半身が動かず歩行もできなかった状態から、リハビリを重ねて再び歩き、2026年にはマラソンにも挑戦していることです。一方、2026年10月27日には本人が病院での検査結果とともに、歩行障害や排泄障害などの後遺症が残っていることを改めて明かしました。
【2026年最新】弘道お兄さんこと佐藤弘道の現在は?病状と仕事復帰の状況

2026年11月現在の佐藤弘道さんは、脊髄梗塞の後遺症を抱えながらも、タレント・教育者として社会復帰を果たしています。
2026年10月27日には、自身のSNSで病院における検査結果を報告。特に悪化しているところはなかったとしながらも、脊髄梗塞による身体的な障害は現在も続いていることを説明しました。
翌28日には、オリコンニュースなども本人の発信を報道。下半身麻痺だけでなく、歩行障害や排泄障害などの後遺症が残っており、一般的な生活動作にも制約があることが伝えられました。
本人は脊髄梗塞について「一生治りません」と説明しています。これは、歩けるようになったことと、損傷した神経機能が元どおりになったことは別だという現実を示しています。
2026年にはマラソンにも挑戦一方、身体機能の回復に向けた取り組みには着実な進展も見られます。
TBS NEWS DIGによると、佐藤さんは2026年4月29日、熊本県南関町で開催された関所健康マラソンの3キロの部に出場しました。
記録は26分7秒57。脊髄梗塞を発症して以来、初めて30分を切ったことを自身のSNSで報告しています。
スタート直後には左足の股関節に引っかかる感覚があったものの、1キロを過ぎると足が慣れ、痛みなくゴールできたとのことです。次は25分を切ることを目標に掲げ、リハビリを継続する意欲も示しました。
この記録は、単にスポーツイベントで好成績を残したという話ではありません。かつて歩行不能になった本人にとって、走ってゴールできたこと自体が大きな回復の節目だったと考えられます。
【発症から現在まで】佐藤弘道の脊髄梗塞と退院・復帰の経緯
佐藤さんが脊髄梗塞を発症したのは、2024年6月2日です。当日は仕事の研修会に向かう途中で体調が急変し、緊急搬送されました。
発症当初は下半身が動かなくなり、歩くこともできない状態でした。6月13日に所属事務所と本人が病名を公表し、芸能活動を一時休止して療養に専念することが発表されています。
その後、医療従事者や理学療法士、作業療法士によるリハビリを受け、約2か月間の入院生活を経て8月20日に退院しました。
発症から2026年までの主な出来事| 時期 | 出来事 | 状況・ポイント |
|---|---|---|
| 1993年4月 | 体操のお兄さんに就任 | NHK『おかあさんといっしょ』第10代を担当 |
| 2005年4月 | 『あそびだいすき』出演 | 教育番組へのレギュラー出演が通算15年に |
| 2024年6月2日 | 脊髄梗塞を発症 | 下半身麻痺となり緊急入院 |
| 2024年6月13日 | 病名と活動休止を公表 | 投薬とリハビリに専念 |
| 2024年8月20日 | 退院を報告 | 歩行できるまで回復。ただし麻痺やしびれは残存 |
| 2024年10月4日 | 『羽鳥慎一モーニングショー』出演 | 発症時の状況や後遺症について説明 |
| 2025年2月16日 | 熊本城マラソンに参加 | 3.5キロのファンランを歩いて完歩 |
| 2025年6月2日 | 発症から1年 | 歩行訓練や身体に残る麻痺・しびれを報告 |
| 2026年4月29日 | 関所健康マラソンに出場 | 3キロを26分7秒57で完走 |
| 2026年6月2日 | 発症から2年 | リハビリの継続とヘルプマーク普及への取り組みを報告 |
| 2026年10月27日 | 病院での検査結果を報告 | 検査で特に悪化はなかった一方、後遺症が続いていることを説明 |
佐藤さんは2024年6月13日の発表で、6月2日に研修会の指導へ向かう飛行機の中で体調を崩し、下半身麻痺となって歩けなくなったと説明しました。
10月4日にテレビ朝日系『羽鳥慎一モーニングショー』に出演した際には、発症当日の経過についても詳しく語っています。
朝起きたときには左足にしびれがあり、その後、下半身がまったく動かなくなるまで約4時間だったといいます。入院当初はへそから下の感覚が失われていました。
翌日から理学療法士の支援を受け、足を一歩ずつ前に出す訓練を開始。東京への転院後は歩行器を使った練習にも取り組みました。
2024年8月20日に退院、ただし完全回復ではなかった8月20日、佐藤さんは退院を報告しました。
退院時には、医療従事者や作業療法士、理学療法士への感謝を伝えるとともに、妻や息子たち、仕事を支えてきたスタッフへの感謝も述べています。
ただし、退院時点でも下半身の麻痺やしびれが残っており、一般の人と同じような歩き方はできない状態でした。通院リハビリと自宅でのトレーニングを続け、社会復帰を目指す方針を明らかにしています。
この時点での退院は、病気が治ったという意味ではなく、医療機関での入院生活から次の回復段階へ進んだということでした。
【病気を詳しく解説】脊髄梗塞とは?歩行障害や後遺症が残る理由
佐藤さんが発症した脊髄梗塞は、脳梗塞と同じく血流が途絶えることで神経組織に障害が生じる病気ですが、障害される場所は脳ではなく脊髄です。
脊髄梗塞の原因と主な症状MSDマニュアル家庭版によると、脊髄梗塞は脊髄に血液を送る動脈が閉塞し、血液と酸素が十分に届かなくなることで脊髄の組織が壊死する病気です。
原因には動脈硬化、血管の炎症、血栓、大動脈に関係する処置などがあります。原因が特定できない場合もあり、個々の患者によって発症の背景は異なります。
代表的な症状は次のとおりです。
- 突然の背中の痛みや腰周辺の痛み
- 脚の筋力低下や下半身の麻痺
- 温度や痛み、触覚などの感覚障害
- 歩行困難やバランス感覚の低下
- 膀胱や直腸の機能に関係する排尿・排便障害
障害が生じる部位や範囲によって症状は異なります。佐藤さんの場合、本人の発表によって下半身麻痺や感覚障害などが明らかになっています。
脊髄梗塞の後遺症はなぜ長く続くのか脊髄は、脳からの運動指令を手足に伝え、反対に身体の感覚を脳へ伝える重要な神経経路です。
血流が遮断されて神経組織が損傷すると、その場所より下にある身体の運動や感覚、自律神経の働きに影響が及ぶことがあります。
MSDマニュアルでは、脊髄梗塞の多くで脊髄の機能障害や麻痺が永久的に残ると説明されています。神経組織の損傷は、単純な筋力低下とは異なり、筋肉を鍛えるだけで元どおりになるものではありません。
そのため、リハビリによって歩行能力や日常生活動作が改善しても、感覚障害や排泄機能の問題が残ることがあります。
佐藤さんが歩けるようになった後も、後遺症について繰り返し発信しているのは、このような身体機能の回復と神経の損傷が必ずしも同じではないという事情があるためです。
【2026年のリハビリ現在】佐藤弘道は歩ける?下半身麻痺や後遺症の実態
佐藤さんの回復を理解するうえで大切なのは、「歩けるようになった」という情報だけで、後遺症がなくなったと判断しないことです。
杖なしで歩けるまで回復した一方、バランス機能には課題2026年6月2日、佐藤さんは公式ブログで脊髄梗塞の発症から丸2年を迎えた心境を報告しました。
その中で、発症直後はへそから下が完全に動かなくなったこと、約2か月でようやく歩けるようになったこと、退院後も時間を見つけてリハビリトレーニングに通ってきたことを振り返っています。
同ブログでは、現在は杖なしで歩いている一方、足を前後にそろえて進む継ぎ足歩行が難しく、目を閉じて両足をそろえて立つことにも不安があると説明しています。
つまり、歩行の基本動作は取り戻していても、バランスを取るための機能には課題が残っているということです。
下半身のしびれや排泄障害も続いている2025年6月の発症1年の報告では、佐藤さんは理学療法士に支えられながら両手でバーを持って歩行訓練をしていたことを明かしました。
当時は左足が思うように動かず、腰回りの感覚も戻っていないと説明。両足の股関節からつま先まで、24時間しびれが続いていることも伝えていました。
さらに2026年10月の最新報告では、下半身麻痺に加えて歩行障害、排泄障害が残っていると改めて公表しています。
2026年6月の本人ブログと10月の発信を照らし合わせると、歩行能力が改善したことと、身体機能に制約が残っていることが同時に成り立っているのが現在の状況です。
ヘルプマークの普及にも取り組む佐藤さんは2026年6月のブログで、脊髄梗塞が指定難病になっていないことを知り、指定難病としての認定を目指す活動を始めたことにも触れています。
また、自身は杖を使わず歩いているため、障害者手帳をまだ取得できていないと説明。そのうえで、外見からは分かりにくい障害を周囲に知らせるヘルプマークの認知度向上にも取り組んでいると明かしました。
歩ける人に見えても、感覚障害やバランス機能の問題、排泄に関する障害が残っている場合があります。佐藤さんの発信は、外見だけでは判断できない障害への理解を広げる活動にもつながっています。
「元には戻れないけど、出来ることを見つけて、動く場所をどんどん増やす!」
発症から2年を迎えた本人のブログに記されたこの言葉には、元の身体に戻ることだけを目標にするのではなく、現在できることを少しずつ増やしていく姿勢が表れています。
【仕事復帰後の活動】テレビ出演・講演会・親子体操の現在
佐藤さんは退院後、リハビリを続けながら仕事への復帰を進めてきました。2026年現在は、テレビやラジオへの出演に加えて、講演会、親子体操、健康づくりのイベントなどにも活動の幅を広げています。
2026年の主なテレビ・ラジオ出演佐藤さんの公式メディア出演情報には、2026年のテレビ・ラジオ出演が掲載されています。
- 日本テレビ『踊る!さんま御殿!!』:2026年7月7日放送。
- NHK『歌であえたら』:2026年8月15日出演。
- TBSラジオ『林家たい平 PLUS ON ACTIVE えがおで元気』:2026年8月14日、21日、28日の3週連続でゲスト出演。
- NHKラジオ『さまよえるパパたち』:2026年7月・9月に出演情報を掲載。
- RAB青森放送『1550ニュースレーダーWith』:健康体操コーナー「いっしょに体操」に出演。
特に注目されたのが、林家たい平さんがパーソナリティを務めるTBSラジオへの3週連続出演です。発症時の心境やリハビリ生活、支えてくれた家族や医療関係者への思い、今後の活動について語りました。
また、テレビ出演だけでなく、ラジオで自身の経験を言葉にして伝える機会が増えていることも、復帰後の活動の特徴です。
2026年11月以降も講演活動を予定佐藤さんの公式サイトに掲載された講演・セミナー情報を見ると、2026年も全国各地で親子体操や健康づくりに関する活動を続けています。
主な講演・イベントの予定は次のとおりです。
- 2026年11月15日:青森県八戸市で開催予定の「八戸市健康フェスタ2026」。佐藤さんと一緒に体操を楽しむ企画。
- 2026年11月25日:福島県郡山市で開催予定のコープふくしま健康講座「10年先の健康と運動の大切さ」。
講演のテーマは、親子体操・運動あそび、子育て・教育、保育士や指導者向け研修、健康づくりなどです。
公式サイトでは、自治体、医師会、幼稚園、保育園、学校、企業などを主な依頼先として紹介。講演だけでなく、実技指導や講演と実技を組み合わせた形式にも対応しています。
これは、佐藤さんが単にテレビに復帰しただけでなく、長年培ってきた専門性を生かして、教育・健康分野での仕事を続けていることを示しています。
運動会や親子向けの音楽・体操制作も継続2026年には、長年コンビを組んできた谷口國博さん(たにぞうさん)との「ひろみち&たにぞう」シリーズも展開しています。
佐藤さんの公式サイトには、キングレコードから2026年3月に発売された「ひろみち&たにぞうの運動会deちゅ」や「2026 キング・スーパー・マーチ ヒット・パレード」などが掲載されています。
また、株式会社メイトの「幸☆運動遊び からだハッスル‼」にも関わっています。
体操のお兄さんとして培ってきた振付や運動指導の経験は、現在も子どもたちや保育現場に向けたコンテンツ制作に生かされています。
【弘道お兄さんの経歴】第10代体操のお兄さんから医学博士まで
佐藤弘道さんは1968年7月14日生まれ、東京都出身です。2026年11月現在は58歳。日本体育大学体育学部を卒業後、NHKの教育番組で活躍し、その後は大学院で親子体操の研究にも取り組んできました。
『おかあさんといっしょ』で12年間活躍1993年4月、NHK『おかあさんといっしょ』の第10代体操のお兄さんに就任しました。
2005年3月までの12年間、子どもたちと一緒に体操を行い、明るく親しみやすいキャラクターで幅広い世代から支持を集めました。
2005年4月からはNHKの『あそびだいすき』に出演。こちらも3年間務め、教育番組のレギュラー出演は通算15年間に及びます。
医学博士を取得した研究者としての一面佐藤さんはタレント活動だけでなく、親子で身体を動かすことの効果を研究してきた人物でもあります。
2015年には弘前大学大学院医学研究科博士課程を修了し、博士(医学)を取得しました。博士論文のテーマは「親子運動が育児ストレスと親子の心身の健康度に及ぼす影響」です。
この研究を通して、親子で一緒に運動することが、子どもの身体的な成長だけでなく、親子関係や心身の健康にも関係することを研究してきました。
公式プロフィールには、弘前大学特別招聘教授や大垣女子短期大学特任教授、名城大学薬学部特任教授などの役職も掲載されています。
親子体操の普及と指導者育成2002年には有限会社エスアールシーカンパニーを設立。全国で親子体操教室や講演会、指導者実技研修会、ファミリーイベントなどを行ってきました。
親子体操の特徴は、親と子どもが一緒に身体を動かすことです。特別な運動能力を必要とせず、遊びを通じて身体を動かす楽しさを共有できる点にあります。
また、保育士や幼稚園教諭など、子どもに運動を教える立場の人に向けた研修も実施しています。
佐藤さんの現在の活動を理解するには、テレビで見せる体操だけでなく、医学博士としての研究、教育現場での指導、親子の健康づくりという3つの側面を押さえることが大切です。
【プロの結論】弘道お兄さんの現在から見える本当の復帰とは
佐藤弘道さんの2024年から2026年までの歩みを振り返ると、仕事復帰と病気からの完全回復は別のものだということが分かります。
発症直後は下半身が動かず、歩行もできない状態でした。約2か月の入院と継続的なリハビリを経て歩行能力を取り戻し、2026年には3キロのマラソンにも挑戦しています。
しかし、2026年10月の本人の発信では、歩行障害や排泄障害などの後遺症が続いていることが明らかになりました。
この経過から読み取れるのは、身体機能の一部が回復しても、神経の損傷による障害が残る場合があるということです。
また、佐藤さんの活動には、もう一つ大きな変化があります。それは、体操を実演するタレントから、運動の楽しさや健康の大切さを研究・教育・講演を通じて伝える存在へと、活動の軸が広がっていることです。
特に、脊髄梗塞の経験を通じてヘルプマークの認知度向上や、障害を抱える人への理解を呼びかけている点は、これまでの親子体操の普及活動ともつながっています。
今後の活動や健康状態を知りたい読者にとって、情報を見極める要点は次の3つです。
- 歩けることと完治を混同しない:歩行能力の回復と、麻痺・感覚障害・排泄障害の改善は別の問題です。
- 最新の本人発信を確認する:過去の退院報告やリハビリ映像だけでなく、2026年10月のような直近の健康報告も重要です。
- 仕事の復帰状況は出演情報と講演予定で判断する:テレビだけでなく、ラジオ、親子体操、教育活動なども現在の仕事の一部です。
「弘道お兄さん」という親しみやすい呼び名は変わらなくても、佐藤さんの活動は新しい段階に進んでいます。今後も無理のないペースでリハビリを続けながら、経験を生かした発信や教育活動を続けていく姿が注目されます。
【弘道お兄さんの現在に関するよくある質問(FAQ)】
Q1:弘道お兄さんこと佐藤弘道さんは2026年現在、何歳ですか?1968年7月14日生まれです。2026年11月現在は58歳です。
Q2:佐藤弘道さんの脊髄梗塞は完治したのでしょうか?完治したわけではありません。2026年10月の本人の発信では、下半身麻痺、歩行障害、排泄障害などの後遺症が続いていると説明しています。検査では特に悪化した部分はなかったと報告しています。
Q3:佐藤弘道さんは現在、自分の足で歩けますか?はい。2026年6月の公式ブログでは杖なしで歩いていると報告しています。ただし、バランス感覚や足の動きには課題が残っており、歩行障害が完全になくなったわけではありません。
Q4:佐藤弘道さんは仕事に復帰していますか?復帰しています。2026年には日本テレビ『踊る!さんま御殿!!』やNHK『歌であえたら』への出演、TBSラジオへのゲスト出演、全国での講演会や親子体操イベントなどを行っています。
Q5:佐藤弘道さんは現在もリハビリを続けていますか?はい。2026年6月の本人ブログでもリハビリトレーニングを続けていることを報告しています。4月には3キロマラソンにも挑戦し、今後も身体機能の維持・向上を目指す姿勢を示しています。
弘道お兄さんこと佐藤弘道さんは、2024年6月に脊髄梗塞を発症し、一時は歩くこともできない状態になりました。しかし、約2か月の入院と長期的なリハビリを経て歩行能力を取り戻し、2026年にはマラソンへの挑戦も実現しています。
一方、2026年10月の最新報告では、下半身麻痺や歩行障害、排泄障害などの後遺症が現在も続いていることを明らかにしました。仕事復帰を果たしたからといって、病気が完治したわけではありません。
現在はテレビやラジオへの出演、親子体操、講演活動、大学での研究などを継続。11月には八戸市健康フェスタやコープふくしまの健康講座も予定されています。
長年「体操のお兄さん」として子どもたちに元気を届けてきた佐藤さん。これからは自身の経験も生かしながら、運動の大切さや障害への理解、日常生活にある健康のありがたさを伝えていく活動にも期待が集まります。