元宝塚歌劇団花組トップ娘役の花乃まりあは、2010年の入団から2017年の退団まで、宙組と花組で着実にキャリアを重ねた俳優です。96期生として初舞台を踏み、2014年には花組トップ娘役に就任。明日海りおの相手役として『ME AND MY GIRL』『新源氏物語』『金色の砂漠』などに出演し、宝塚を代表する舞台作品に名を刻みました。
退団後も活動は途切れることなく、舞台・ミュージカル、テレビ、映画の声優など幅広い分野に進出しています。2026年11月には新国立劇場の『巨匠とマルガリータ』でヒロインを務め、さらに12月以降にはミュージカル『ジャック・ザ・リッパー』への出演も予定されています。結婚や子供に関する公表情報、2026年の報道と公式声明も含め、宝塚時代から現在までの歩みを整理します。
【プロフィール】花乃まりあとは?宝塚96期生として歩んだ経歴

花乃まりあ(かの・まりあ)は、東京都出身の俳優です。1992年10月12日生まれで、2026年11月現在34歳。2010年に宝塚歌劇団へ入団し、花組トップ娘役を経て2017年に退団しました。
宝塚時代の芸名は花乃まりあ。退団後も同じ名前で俳優活動を続けています。公式プロフィールでは、舞台・ミュージカルを中心に、テレビやレポーターなど幅広い仕事に取り組んでいることが紹介されています。
花乃まりあの基本プロフィール- 名前:花乃まりあ
- 読み方:かの・まりあ
- 生年月日:1992年10月12日
- 出身地:東京都
- 宝塚入団:2010年
- 入団期:96期生
- 初期配属:宙組
- トップ娘役就任:2014年・花組
- 宝塚退団:2017年2月5日
- 現在の職業:俳優
96期生は2010年に入団した期で、花乃まりあのほか、雪組トップ娘役を務めた咲妃みゆなども同期にあたります。宝塚の中でも、複数のトップ娘役を輩出した期として知られています。
花乃まりあの経歴を理解するうえで押さえておきたいのは、最初から花組で活動していたわけではないという点です。入団後は宙組に配属され、下級生時代に新人公演のヒロインを経験。その後、花組への組替えとトップ娘役への就任を経て、舞台人として大きく飛躍しました。
【宙組時代】2010年入団から新人公演初ヒロインまで
花乃まりあは2010年、宝塚歌劇団に96期生として入団しました。初舞台は月組公演『THE SCARLET PIMPERNEL(スカーレット ピンパーネル)』です。
初舞台後は宙組に配属され、2010年11月からの『誰がために鐘は鳴る』などに出演。舞台経験を積みながら、娘役としての基礎を固めていきました。
転機となった2012年『銀河英雄伝説@TAKARAZUKA』宙組時代の大きな転機は、2012年の『銀河英雄伝説@TAKARAZUKA』です。この作品の新人公演で花乃まりあは初ヒロインを務めました。
新人公演は、若手出演者が本公演と同じ作品に挑戦し、主要な役柄を演じる公演です。経験の浅い生徒にとって、演技や歌唱、舞台上での存在感を示す重要な機会となります。
同公演でヒロインに抜擢されたことは、その後のキャリアを考えるうえでも大きな意味を持ちます。宝塚歌劇団の公式専門チャンネル、タカラヅカ・スカイ・ステージのサヨナラ特別番組でも、宙組時代の初ヒロイン経験が紹介されています。
その後も『風と共に去りぬ』『ベルサイユのばら』『エリザベート』など、大作の新人公演でヒロインを経験。異なる時代背景や人物像を持つ作品に出演したことで、娘役としての表現の幅を広げていきました。
特に新人公演での経験は、単に目立つ役を演じたというだけではありません。トップ娘役として必要になる、相手役との芝居の呼吸、物語を支える表現力、作品全体を見渡す力を身につける過程だったと考えられます。
【花組時代】2014年のトップ娘役就任と明日海りおとの共演
花乃まりあのキャリアにおける最大の転換点は、2014年の花組への組替えと、同年11月のトップ娘役就任です。
2014年3月に宙組から花組へ移り、同年7月には次期花組トップ娘役への就任が発表されました。当時のトップ娘役だった蘭乃はなが退団することに伴う人事で、花乃まりあは明日海りおの相手役を務めることになりました。
トップ娘役就任後のお披露目公演トップ娘役としてのお披露目公演は、2015年1月に東京国際フォーラムで上演された『Ernest in Love』です。花乃まりあはグウェンドレン・フェアファックスを演じました。
続いて、花組の宝塚大劇場での本格的なお披露目となったのが『カリスタの海に抱かれて/宝塚幻想曲』です。トップ娘役として明日海りおと舞台に立ち、花組のトップコンビとして新たなスタートを切りました。
花乃まりあの宝塚時代・主要経歴年表| 時期 | 出来事・出演作品 | 主なポイント |
|---|---|---|
| 2010年 | 宝塚歌劇団入団 | 96期生。月組『THE SCARLET PIMPERNEL』で初舞台 |
| 2010年以降 | 宙組に配属 | 『誰がために鐘は鳴る』などに出演 |
| 2012年 | 『銀河英雄伝説@TAKARAZUKA』新人公演 | 初ヒロインを経験 |
| 2014年3月 | 花組へ組替え | 新たな組でキャリアを展開 |
| 2014年11月 | 花組トップ娘役就任 | 明日海りおの相手役となる |
| 2015年 | 『Ernest in Love』『カリスタの海に抱かれて』 | トップ娘役としてのお披露目 |
| 2016年 | 『ME AND MY GIRL』『新源氏物語』 | 幅広い役柄に挑戦 |
| 2016~2017年 | 『雪華抄/金色の砂漠』 | 宝塚時代最後の公演 |
| 2017年2月5日 | 宝塚歌劇団退団 | 東京宝塚劇場千秋楽をもって卒業 |
この年表から分かるように、入団からトップ娘役就任までは約4年。新人公演での経験を重ね、組替えを経てトップの座に就いたキャリアです。
明日海りおとのトップコンビ時代は、花乃まりあの宝塚人生を象徴する期間でもあります。相手役の魅力を引き出しながら、自身もヒロインとして作品の中心を担う立場になりました。
【宝塚時代の代表作】『金色の砂漠』と2017年の退団公演
花乃まりあの宝塚時代を振り返る際、欠かせない作品が『ME AND MY GIRL』『新源氏物語』『金色の砂漠』です。それぞれ異なる人物像を演じたことで、トップ娘役としての表現力を示しました。
『ME AND MY GIRL』ではサリー・スミスを演じる2016年の花組公演『ME AND MY GIRL』では、サリー・スミス役を務めました。
『ME AND MY GIRL』は、明るく親しみやすい音楽と恋愛を軸にしたミュージカルです。サリーは物語の中心となる女性であり、ヒロインとしての魅力だけでなく、相手役との掛け合いやコミカルな芝居も求められます。
それまでの新人公演で経験してきた大作のヒロインとは違う、軽快さや親しみやすさが必要な役柄です。こうした作品への出演は、花乃まりあの演技の幅を知るうえで重要です。
『新源氏物語』では藤壺の女御を担当同じく花組時代の代表的な役柄が、『新源氏物語』の藤壺の女御です。
古典文学を題材とした作品では、人物の心理や立場、時代背景を理解したうえで、限られた表現の中に感情を込める必要があります。藤壺の女御は物語の重要人物であり、華やかさだけでは成立しない繊細な表現が求められる役です。
サリー・スミスのような明るい人物から、藤壺のような複雑な内面を持つ女性まで演じたことは、花乃まりあの舞台経験を語るうえで見逃せません。
退団公演『金色の砂漠』でタルハーミネを演じる花乃まりあの宝塚時代を締めくくったのが、2016年11月に宝塚大劇場で初日を迎えた『雪華抄/金色の砂漠』です。
『金色の砂漠』で花乃まりあが演じたのは、ヒロインのタルハーミネ。身分や愛情、運命に翻弄される女性を描いた物語で、明日海りお演じるギィとの関係が作品の重要な軸となります。
この作品は2017年2月5日の東京宝塚劇場千秋楽をもって退団する花乃まりあにとって、宝塚での最後の舞台となりました。
退団公演に『金色の砂漠』が選ばれたこともあり、花乃まりあの宝塚時代を象徴する作品として、現在も代表作の一つに挙げられています。
退団は2016年8月に発表され、2017年2月5日付で正式に宝塚歌劇団を卒業。トップ娘役として約2年3か月の舞台生活を送り、次のステージへ進みました。
【退団後の現在】女優・レポーターとして活躍する花乃まりあの2026年最新情報
宝塚退団後の花乃まりあは、舞台を中心に俳優として活動を続けています。宝塚時代に培った歌唱力や芝居の経験を生かしながら、宝塚とは異なる演出や作品世界にも挑戦してきました。
退団後の主な出演作品- 2018年:『二十日鼠と人間』
- 2019年:『フローズン・ビーチ』
- 2020年:『Gang Showman』『ELF The Musical』
- 2021年:『エリザベート TAKARAZUKA25周年スペシャル・ガラ・コンサート』『The Last 5 Years』
- 2022年:『恋のすべて』『The Parlor』『8人の女たち』『イヴの時間』
- 2023年:『ザ・ミュージック・マン』『SHINE SHOW!』
- 2025年:『フランケンシュタイン』『コレット』『ハムレット』『すべての幸運を手にした男』
特に2021年の『エリザベート TAKARAZUKA25周年スペシャル・ガラ・コンサート』は、宝塚時代とのつながりを感じさせる出演作です。明日海りおとの退団後の共演も実現し、宝塚ファンにとっても印象的な機会となりました。
テレビや映画の声優にも活動の幅を広げる舞台以外では、テレビ朝日系ドラマ『越路吹雪物語』や、日本テレビ系情報番組『ZIP!』などにも出演しています。
『ZIP!』ではレポーターとして情報を伝える仕事にも取り組みました。舞台で求められる表現力とは異なり、視聴者に情報を分かりやすく届けるコミュニケーション能力が必要となる分野です。
加えて、アニメーション映画『北極百貨店のコンシェルジュさん』にも声優として参加。舞台俳優としての活動にとどまらず、映像や音声の仕事にも挑戦しています。
2026年の出演作品と今後の舞台予定2026年は、花乃まりあにとって舞台出演が続く活発な一年です。公式プロフィールと各公演の発表情報から、主な活動を整理します。
- 3月:『ロマンティックス・アノニマス』
ベルギー・フランス合作映画を原作とするロマンティック・コメディの日本初演。東京公演は3月1日から24日、大阪公演は4月1日から5日まで行われました。 - 5~7月:『レッド・ブック〜私は私を語るひと〜』
咲妃みゆ、小関裕太、エハラマサヒロ、田代万里生らと共演。東京、大阪、愛知で上演されました。 - 7~8月:ミュージカル『愛の不時着』
韓国の人気ドラマを原作とする舞台で、花乃まりあはヒロインのユン・セリを担当。東京公演は7月12日から26日、大阪公演は7月31日から8月2日まで行われました。 - 10月:NHK FM『ピアノdays 第三楽章』
青春アドベンチャーの全5回シリーズに出演。10月12日から16日まで放送されました。 - 11月:『巨匠とマルガリータ』
新国立劇場の演劇作品。花乃まりあはヒロインのマルガリータ役を務めます。公演期間は11月7日から23日までです。 - 12月以降:ミュージカル『ジャック・ザ・リッパー』
花乃まりあはポリー役で出演予定。埼玉公演は12月17日から21日、茨城公演は12月26日から27日、愛知・大阪公演を経て、東京公演は2027年1月29日から2月7日まで予定されています。
2026年11月の注目作品は、新国立劇場の『巨匠とマルガリータ』です。
原作はロシアの作家ミハイル・ブルガーコフによる小説。芸術や愛、幻想と現実が交錯する大作で、演出は上村聡史が担当します。新国立劇場の2026/2027シーズンを開幕する作品として位置づけられています。
花乃まりあは、成河らと共演し、物語のヒロインであるマルガリータを演じます。宝塚時代の大作で培った表現力を、ロシア文学を原作とする演劇作品でどう発揮するのかが注目点です。
加えて、12月からの『ジャック・ザ・リッパー』ではポリー役に挑戦します。2026年11月1日時点では、こちらは今後の公演予定です。年末から2027年にかけても舞台出演が続くことから、俳優としての活動は引き続き活発です。
【結婚・子供・2026年の報道】花乃まりあの私生活と公式発表を整理
花乃まりあの私生活については、結婚と出産が本人の発信や大手メディアによって公表されています。現在の家族構成を知りたい人にとって、押さえておきたい情報です。
2021年6月に一般男性との結婚を発表花乃まりあは2021年6月18日、自身のSNSを通じて一般男性との結婚を報告しました。
当時の発表では、以前から交際していた一般男性と結婚したことを明かし、仕事と家庭の両立を目指す意向を伝えています。お相手は芸能活動をしている人物ではなく、一般男性として紹介されました。
2024年7月に第1子となる男児を出産2024年2月には第1子の妊娠を公表。同年7月4日には、無事に出産したことを報告しました。
第1子は男児です。出産報告では、初めての出産を振り返るとともに、家族3人で新しい生活を大切にしていきたいという思いを伝えていました。
その後も舞台出演を続けており、2026年7月の『愛の不時着』に関するインタビューでは、仕事と育児の両立についても語っています。家族のサポートが仕事を続けるうえで大きな支えになっていることが紹介されました。
2026年7月・8月の報道と公式声明2026年には、一部週刊誌による共演者との関係をめぐる報道があり、花乃まりあの公式サイトが7月22日に声明を発表しました。
公式声明では、本人に確認した結果、共演者と二人で時間を過ごしたことは事実であり、その目的は舞台の役を深めることだったと説明。一方で、結果として不適切な判断だったと受け止め、本人への厳重注意と関係者・応援者への謝罪を公表しました。
さらに8月19日には、マネジメント側が追加の声明を発表。一部報道には事実と異なる内容が含まれているとして、代理人と連携して対応を進めていると説明しました。SNSなどでの誹謗中傷やプライバシー侵害についても、必要に応じて法的措置を含む対応を行う方針を示しています。
この件について、確認できる公式発表の内容は、共演者と二人で過ごした事実、不適切な判断だったとの認識と謝罪、そして一部報道への異議申し立てです。公式声明が不倫関係を認定したわけではありません。報道された内容と本人側が公表した事実を分けて理解する必要があります。
花乃まりあの結婚・出産という公表済みの情報と、2026年の報道をめぐる問題は別の事柄です。家族の情報や第三者のプライバシーに関する未公表事項まで、憶測で補うことはできません。
【よくある質問】花乃まりあの宝塚時代と現在に関するFAQ
Q1:花乃まりあは宝塚の何期生ですか?
A1:2010年入団の96期生です。初舞台は月組公演『THE SCARLET PIMPERNEL』で、その後は宙組に配属されました。
Q2:花乃まりあはいつ花組トップ娘役になりましたか?
A2:2014年11月に花組トップ娘役へ就任しました。トップスターの明日海りおの相手役を務め、2015年の『Ernest in Love』などに出演しました。
Q3:花乃まりあの宝塚時代の代表作は何ですか?
A3:『銀河英雄伝説@TAKARAZUKA』『ME AND MY GIRL』『新源氏物語』『金色の砂漠』などが代表的な作品です。特に『金色の砂漠』は退団公演で、タルハーミネ役を演じました。
Q4:花乃まりあはいつ宝塚を退団しましたか?
A4:2017年2月5日です。花組公演『雪華抄/金色の砂漠』の東京宝塚劇場千秋楽をもって退団しました。
Q5:花乃まりあは結婚していますか?子供はいますか?
A5:2021年6月に一般男性との結婚を発表しています。2024年7月には第1子となる男児の出産を公表しました。
Q6:花乃まりあは2026年現在、何をしていますか?
A6:俳優として舞台・ミュージカルを中心に活動しています。2026年11月には『巨匠とマルガリータ』でマルガリータ役を務め、12月以降には『ジャック・ザ・リッパー』のポリー役で出演予定です。
Q7:花乃まりあと明日海りおはどのような関係ですか?
A7:宝塚歌劇団花組時代のトップスターとトップ娘役という関係です。花乃まりあは明日海りおの相手役を務め、退団後の2021年には『エリザベート TAKARAZUKA25周年スペシャル・ガラ・コンサート』でも共演しました。
花乃まりあは、2010年に宝塚歌劇団96期生として入団し、宙組での新人公演ヒロイン経験を経て、2014年に花組トップ娘役へ就任しました。明日海りおの相手役として『ME AND MY GIRL』『新源氏物語』『金色の砂漠』などに出演し、2017年2月5日に宝塚を卒業しています。
退団後は舞台俳優として着実に出演作を重ね、テレビのレポーターやアニメーション映画の声優にも活動の幅を広げました。2026年には『ロマンティックス・アノニマス』『レッド・ブック』『愛の不時着』に出演し、11月には新国立劇場の『巨匠とマルガリータ』でヒロインを務めます。
また、2021年の結婚、2024年の第1子出産も公表されており、仕事と家庭の両方に向き合いながら活動を続けています。
花乃まりあのキャリアを評価する際に注目したいのは、宝塚トップ娘役という肩書だけではありません。新人公演で経験を積み、花組の中心人物となり、退団後は作品ごとに異なる役柄や表現方法に挑戦してきた点です。
2026年11月の『巨匠とマルガリータ』、そして年末から2027年にかけての『ジャック・ザ・リッパー』は、退団後のキャリアをさらに広げる機会となります。宝塚時代の代表作を振り返るとともに、現在の舞台でどのような新しい魅力を見せるのかにも注目したいところです。
主な確認資料: 花乃まりあ公式プロフィール・公式声明、タカラヅカ・スカイ・ステージ、日刊スポーツ、ORICON NEWS、新国立劇場、ホリプロステージ、Musical Theater Japan。