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テン乗りとは?乗り替わりとの違い・騎手変更の理由と馬券予想のポイントを徹底解説

藤崎 澪 藤崎 澪 • 更新: • 公開: • 読了約 23 分
目次

競馬の出馬表や予想記事で見かける「テン乗り」。これは、騎手が特定の競走馬に初めて騎乗することを意味する競馬用語です。前走とは異なる騎手が手綱を取る場合によく使われますが、実は「乗り替わり」と「テン乗り」は必ずしも同じ意味ではありません。

2026年現在も、騎手の負傷や騎乗停止、騎乗依頼の調整、陣営の戦略的な判断などによって騎手変更は発生しています。新しい騎手との初コンビが馬の能力を引き出すこともあれば、これまで積み重ねてきた人馬の呼吸が変わり、思うような結果につながらないこともあります。馬券予想では、騎手の知名度だけでなく、馬との相性や過去の騎乗歴まで確認することが大切です。

【基本解説】テン乗りとは?競馬で使われる意味と初騎乗の仕組み

テン乗りとは

テン乗りとは、ある競走馬に対して、騎手が初めて騎乗することです。「テン」は「最初」「真っ先」という意味を持つ競馬用語で、そこから初めて馬に乗ることをテン乗りと呼びます。

JRA(日本中央競馬会)の公式競馬用語辞典でも、テン乗りは「その馬に騎手が初めて騎乗すること」と説明されています。競馬関係者や競馬ファンの間で広く使われている用語です。

ここで押さえておきたいのは、テン乗りが騎手個人の経験ではなく、馬と騎手の組み合わせを基準にした言葉だという点です。

テン乗りは騎手の初レースという意味ではない

例えば、デビューから100勝以上を挙げているベテラン騎手であっても、初めて騎乗する馬であればテン乗りになります。

反対に、デビューしたばかりの若手騎手であっても、以前に騎乗した経験のある馬に再び乗る場合はテン乗りではありません。

つまり、判断基準は騎手のキャリアではなく、その馬に乗った経験があるかどうかです。

この違いを理解すると、競馬ニュースに登場する「初コンビ」「初騎乗」「テン乗り」という表現も読み分けやすくなります。

テン乗りと初コンビはどう関係する?

「初コンビ」は、馬と騎手が初めてコンビを組むことを表す言い方です。テン乗りとほぼ同じ意味で使われることがあります。

ただし、競馬記事では調教での騎乗と実際のレースでの初コンビを区別して説明する場合もあります。レース前の追い切りで騎手が馬に乗っていても、実戦で初めてコンビを組むという状況はあり得ます。

そのため、記事に「初コンビ」と書かれている場合は、調教での接触経験なのか、実戦での初騎乗なのかを文脈から判断すると、より正確に理解できます。

「テン」が付く競馬用語にも注目

競馬では「テン」は最初という意味で使われます。

  • テン乗り:騎手がその馬に初めて騎乗すること。
  • テンが速い:スタート直後のスピードや出足が速いこと。
  • テンの3ハロン:スタートから最初の600メートルの区間。
  • テンに追う:レースや調教の序盤から追うこと。

同じ「テン」という言葉でも、騎手と馬の関係を示す場合と、レースの序盤を示す場合があります。

【違いを比較】テン乗り・乗り替わり・手替わりは何が違う?

テン乗りと乗り替わりは、競馬予想で混同されやすい言葉です。どちらも騎手の変更に関連しますが、注目しているポイントが異なります。

JRAの競馬用語辞典では、「手がわり」を、それまで騎乗していた騎手から別の騎手に乗り替わることと説明しています。一般的に使われる「乗り替わり」とほぼ同じ意味です。

乗り替わりは前走との比較、テン乗りは過去の騎乗歴

乗り替わりは、前走と今回で騎手が変わったかどうかを基準にします。一方、テン乗りは、今回の騎手が過去にその馬へ騎乗したことがあるかどうかを基準にします。

例えば、前走でA騎手が乗っていた馬に、今回B騎手が騎乗するケースを考えてみましょう。

B騎手が過去にその馬へ乗った経験がなければ、乗り替わりであり、同時にテン乗りでもあります。しかし、以前にB騎手が騎乗していたことがあれば、乗り替わりではありますが、テン乗りではありません。

3つの用語の関係を一覧表で確認
用語・状況 意味 テン乗りに該当するか
継続騎乗 前走と同じ騎手が今回も騎乗する 原則として該当しない
乗り替わり 前走とは異なる騎手が騎乗する 過去の騎乗歴による
テン乗り その馬に初めて騎乗する 該当する
再騎乗 以前に騎乗した経験のある騎手が再び乗る 該当しない
手替わり それまでの騎手から別の騎手へ変更する 変更後の騎手の過去の騎乗歴による

このように、テン乗りと乗り替わりは別々の視点から成立する用語です。

特に注意したいのは、前走と騎手が違うという理由だけで、必ずテン乗りになるわけではないことです。過去のレース結果まで確認すれば、初コンビなのか、以前のコンビが復活したのかを判別できます。

【騎手変更の理由】なぜテン乗りが発生する?代表的な5つの背景

テン乗りが発生する背景には、騎手側の事情と、厩舎・馬主側の判断があります。単純に前任の騎手より優秀な騎手を起用したいという理由だけではありません。

1. 騎手の負傷や体調不良

騎手変更の代表的な理由が、負傷や体調不良です。

落馬事故やレース中の負傷、疾病などによって騎乗が難しくなれば、予定していた騎手に代わる騎手を手配する必要があります。

2026年7月30日には、松山弘平騎手が右足の負傷により週末の騎乗を見合わせることが報じられました。アイビスサマーダッシュで騎乗予定だったピューロマジックは田辺裕信騎手への乗り替わりとなっています。

これは、騎手の負傷が実際の騎手変更につながった2026年の事例です。変更の理由が健康上の事情である場合、陣営が当初から戦略的に騎手を替えようとしていたとは限りません。

2. 騎乗停止による変更

騎乗停止も重要な理由です。

JRAの競馬用語辞典によると、騎乗停止は騎手に対する処分の一つであり、停止期間中はレースに騎乗できません。

そのため、すでに騎乗予定が決まっていた馬についても、別の騎手を確保する必要が生じます。

この場合、騎乗停止の対象となった騎手の実力や馬との相性が良かったとしても、予定どおりにコンビを継続することはできません。

3. 他の有力馬との騎乗予定が重なる

騎手は同じ開催日に複数のレースへ騎乗できますが、同じレースでは1頭の馬にしか乗れません。

複数の有力馬から騎乗依頼を受けた場合、騎手がどの馬を選ぶかによって、別の馬には新しい騎手が必要になります。

JRAには騎乗依頼仲介者という制度があり、騎手が馬主や調教師から受ける騎乗依頼について、本人に代わって受付や承諾などを行う仕組みが設けられています。

2026年10月29日現在のJRA公式資料にも、美浦・栗東所属騎手や地方競馬所属・外国人騎手の騎乗依頼仲介者一覧が掲載されています。

こうした騎乗依頼の調整も、騎手変更が発生する背景の一つです。

4. 陣営が戦略的に騎手を変更する

調教師や馬主が、次走で新しい騎手を起用するケースもあります。

例えば、これまでのレースで思うような結果が出ていない馬に対し、異なるタイプの騎手を起用して新しい戦術を試すことがあります。

逃げ馬であればスタートや先行策を得意とする騎手、差し馬であれば仕掛けのタイミングや末脚を生かす競馬に長けた騎手など、馬の特徴に合わせて起用を検討することも考えられます。

ただし、騎手が変更されたからといって、必ずしも前任騎手への不満があったとは限りません。馬の成長やレース条件、今後のローテーションなど、さまざまな事情が関係します。

5. 外国人騎手や実績上位騎手への依頼

重賞や大きなレースでは、実績のある騎手や外国人騎手に新たな騎乗依頼が集まることがあります。

特に短期免許で来日する外国人騎手は、日本での騎乗期間が限られています。そのため、初めてコンビを組む馬に騎乗する機会も生まれます。

ただし、騎手の知名度や過去の勝利数だけで馬との相性が決まるわけではありません。日本の競馬場やコースへの適性、馬の脚質、レース展開への対応力なども考慮する必要があります。

【メリット・デメリット】テン乗りは競走馬に有利?不利?

テン乗りが馬にとって有利なのか、不利なのかは、競馬ファンが特に気になるポイントです。

結論からいえば、テン乗りにはプラスとマイナスの両面があります。初めての騎手だから必ず成績が落ちるわけでも、実績上位の騎手に変更すれば必ず好走するわけでもありません。

テン乗りのメリット

新しい視点で馬の能力を引き出せる可能性があることが、テン乗りのメリットです。

これまでの騎手とは異なる戦術を試すことで、馬が持っている能力を新たに発揮する場合があります。

  • 新しい戦術を試せる:先行・差し・追い込みなど、これまでとは違う競馬を試すきっかけになる。
  • 騎手の得意分野を生かせる:芝・ダート、距離、競馬場など、得意条件に合った騎手を起用できる。
  • 馬の新しい特徴を発見できる:これまでの騎手とは違う視点で馬の反応や癖を把握できる。
  • 実績ある騎手の経験を活用できる:ペース判断や位置取り、仕掛けのタイミングなどに期待できる。

特に、過去のレースで能力を十分に発揮できていない馬にとっては、騎手変更が新しい可能性を生むことがあります。

テン乗りのデメリット

一方、初めて騎乗する騎手には、その馬の細かな特徴を把握しきれていないという課題があります。

競走馬は一頭ずつ性格や走り方が異なります。スタートでの反応、折り合いの難しさ、馬群への対応、追われた際の反応など、実際に乗ってみなければ分からない部分もあります。

  • 馬の癖を把握しきれない:折り合いやスタートなど、個体特有の特徴に対応しにくい場合がある。
  • 呼吸が合わない可能性がある:馬と騎手の意思疎通が十分でないと、想定した位置取りができないこともある。
  • 過去の騎乗経験を生かしにくい:継続騎乗の騎手が持っている実戦経験を、そのまま引き継ぐことはできない。
  • レース中の判断が難しくなる:馬の反応を見極めながら位置取りや仕掛けを調整する必要がある。
騎手変更と馬との相性はどう考えるべき?

重要なのは、騎手の能力と馬との相性を分けて考えることです。

例えば、年間勝利数が多いトップ騎手であっても、すべての馬に同じような騎乗ができるとは限りません。スタートが苦手な馬、気性が難しい馬、折り合いを重視する馬など、それぞれに適した乗り方があります。

逆に、これまで目立った実績がなかった騎手でも、特定の馬の特徴を理解して好結果を残す可能性があります。

テン乗りを評価するときは、騎手の知名度だけでなく、馬の性格や過去のレース内容まで確認することが大切です。

【成績・勝率を検証】テン乗りは過去データから買えるのか?

テン乗りの有利・不利を判断する際には、実際の競走成績を確認することが欠かせません。

ただし、テン乗り全体の勝率を一つの数字だけで判断するのは適切ではありません。競馬場、距離、芝・ダート、馬の人気、騎手の実績などによって成績は変わるためです。

JRAの重賞データから見る乗り替わりの成績

参考になる資料の一つが、JRA公式サイトに掲載されている2026年チャンピオンズカップのデータ分析です。

同ページには、2015年から2024年までの過去10年間における、前走と同じ騎手が騎乗した馬と、乗り替わりとなった馬の成績が掲載されています。

そのデータでは、前走と同じ騎手が騎乗した馬の勝率は7.1%、3着内率は17.9%でした。一方、乗り替わりとなった馬は勝率5.6%、3着内率20.8%となっています。

ここで注意したいのは、この数字がテン乗りだけを抽出したデータではないということです。過去に騎乗経験のある騎手への再騎乗も、乗り替わりのグループに含まれます。

また、対象はチャンピオンズカップという特定のGⅠ競走です。JRAの同ページには、2026年のデータ分析は11月23日に公開予定であり、掲載中のデータは2015~2024年の結果に基づくことも明記されています。

したがって、この結果をJRA全体のテン乗り勝率として扱うことはできません。

テン乗りの勝率だけでは判断できない理由

テン乗りの成績を分析する際には、勝率だけでなく複勝率や回収率も確認する必要があります。

  • 勝率:出走した回数に対する1着の割合。
  • 連対率:出走した回数に対する1着・2着の割合。
  • 複勝率:出走した回数に対する3着以内の割合。
  • 単勝回収率:単勝を購入した場合の投資額に対する払戻額の割合。
  • 複勝回収率:複勝を購入した場合の投資額に対する払戻額の割合。

例えば、勝率が低くても、人気薄の馬がたびたび好走していれば回収率が高くなることがあります。

反対に、勝率が高くても、人気馬への投票が多く、オッズが低ければ回収率は伸びない可能性があります。

つまり、テン乗りの成績を馬券予想に生かすなら、単純な勝利数だけでなく、どのような人気や条件で好走しているのかまで調べる必要があります。

騎手別のテン乗り成績も比較する

騎手によって、初コンビで結果を出しやすいかどうかを検証する方法もあります。

例えば、テン乗りの機会が多い騎手と、特定の厩舎や競走馬との継続騎乗が多い騎手では、初コンビに関するデータの構成が異なります。

騎手別の成績を比較するときは、次の項目をそろえると分析しやすくなります。

  • テン乗りの騎乗回数と勝利数
  • テン乗りでの勝率と複勝率
  • 継続騎乗での勝率と複勝率
  • 芝・ダート別の成績
  • 距離別・競馬場別の成績
  • 単勝人気別の成績と回収率

特に重要なのは、テン乗りと継続騎乗を同じ条件で比較することです。騎乗馬の能力や人気が異なる状態で数字を比べても、騎手変更そのものの影響は判断できません。

【馬券予想の実践】テン乗りの過去成績と相性を見極める6つのポイント

実際に馬券を購入する際には、テン乗りという情報だけで買う・消すを決めるのではなく、馬と騎手の組み合わせを多角的に確認が必要です。

ここでは、出馬表や競走成績から確認できる具体的な判断材料を整理します。

1. 騎手と馬の過去の騎乗歴を確認する

最初に確認したいのは、今回の騎手がその馬に本当に初めて騎乗するのかという点です。

前走とは違う騎手であっても、過去に何度も騎乗していた場合はテン乗りではありません。

過去に騎乗経験があるなら、そのときの着順やレース内容を確認しましょう。

以前の騎乗で好走している場合は、馬の特徴を把握している可能性があります。一方、過去の成績が悪かった場合でも、当時の馬の状態やレース展開が原因だった可能性があるため、着順だけで評価するのは避けたいところです。

2. 騎手の得意な距離・競馬場を調べる

騎手には、それぞれ得意とする距離や競馬場、コース条件があります。

短距離戦ではスタート直後の位置取りが重要になりやすく、長距離戦では折り合いやペース配分が大切です。

また、右回りと左回り、芝とダートでも必要な判断は異なります。

今回の騎手が出走条件に合った実績を持っているかを調べることで、テン乗りの評価をより具体的にできます。

3. 馬の脚質と騎手の得意な戦術を照合する

脚質と騎手の戦術が合っているかも重要です。

  • 逃げ馬:スタート後の位置取りやペース配分が重要。
  • 先行馬:道中で無理なく好位を確保できるかがポイント。
  • 差し馬:馬群のさばき方や仕掛けのタイミングが重要。
  • 追い込み馬:末脚を温存し、直線で能力を引き出せるかがポイント。

例えば、先行して持ち味を発揮する馬に、普段から後方で脚をためる競馬を得意とする騎手が乗る場合は、戦術がどう変化するかに注目する必要があります。

ただし、騎手が替わったことで脚質そのものを変更するとは限りません。陣営の作戦や馬の状態も合わせて考えましょう。

4. 調教や追い切りの内容を確認する

テン乗りを判断するうえで、調教内容も重要な情報源になります。

今回の騎手が追い切りに騎乗している場合、馬の走りや反応を事前に確認する機会があったと考えられます。

追い切りの時計だけでなく、動きや手応え、折り合い、直線での反応なども確認したいポイントです。

調教で初めて馬に乗った騎手が、本番でも初コンビを組む場合には、事前に馬の特徴をつかむ時間があったかどうかが判断材料になります。

ただし、追い切りで好時計を出したからといって、本番で必ず好走するわけではありません。調教と実戦は別の条件であることを忘れないようにしましょう。

5. 騎手変更の理由を確認する

同じテン乗りでも、変更理由によって評価は異なります。

騎手の負傷や騎乗停止による代打騎乗なのか、陣営が戦略的に選んだ騎手なのかを区別しましょう。

例えば、前任騎手の負傷によって急きょ騎乗する場合、事前に十分な騎乗機会を確保できないこともあります。

一方、陣営が早い段階から新しい騎手を起用する方針を決めていた場合には、追い切りでの騎乗や戦術の準備が進んでいる可能性があります。

ただし、騎手変更の理由が公表されていない場合、単に騎手が替わったという事実だけから陣営の勝負気配を断定することはできません。

6. オッズと人気の変化をチェックする

最後に確認したいのが、騎手変更による人気やオッズの変化です。

実績のある騎手への乗り替わりによって、馬の人気が上昇することがあります。しかし、人気が上がったからといって、必ずしも実際の好走確率まで同じ割合で上昇するわけではありません。

逆に、テン乗りという理由だけで人気が下がっている場合、馬の能力や条件によっては馬券的な妙味が生まれることもあります。

大切なのは、騎手変更によって期待されている部分と、実際の競走馬の能力を分けて考えることです。

テン乗りを馬券で評価するための判断基準

以下のように整理すると、テン乗りを単なるプラス・マイナスではなく、具体的な予想材料として活用できます。

  • 評価を上げやすいケース:馬の脚質と騎手の得意な戦術が合っている、事前に調教で騎乗している、過去に同じ馬で好走した経験がある。
  • 慎重に評価したいケース:馬の気性が難しい、急な代打騎乗で準備時間が少ない、過去に同条件で騎手と馬の相性が良くなかった。
  • 追加情報が必要なケース:騎手変更の理由が不明、過去の騎乗データが少ない、コースや距離が大きく変わる。

このように、テン乗りを評価する際は、騎手の実績と馬の特徴、そしてレース条件をセットで見ることが大切です。

【よくある質問】テン乗りとは何かに関するFAQ

Q1:テン乗りとは簡単にいうと何ですか?
A1:騎手が特定の競走馬に初めて騎乗することです。騎手本人のデビューではなく、馬と騎手の組み合わせにおける初騎乗を意味します。

Q2:テン乗りと乗り替わりは同じ意味ですか?
A2:厳密には異なります。乗り替わりは前走から騎手が変更されること、テン乗りはその馬に初めて騎乗することです。過去に騎乗経験のある騎手への変更は、乗り替わりですがテン乗りではありません。

Q3:テン乗りは馬券予想で不利になりますか?
A3:必ずしも不利ではありません。馬の特徴を把握できていないという懸念はありますが、騎手の技術や戦術によって新しい能力を引き出せる場合もあります。過去の騎乗歴や調教内容、コース適性などを総合的に判断しましょう。

【プロの結論】テン乗りを単純な割引材料にしない

テン乗りとは、騎手がその馬に初めて騎乗することを指す競馬用語です。乗り替わりや手替わりと関連する言葉ですが、前走との比較なのか、過去の騎乗経験なのかという違いがあります。

騎手変更には、負傷や騎乗停止、騎乗依頼の調整、陣営の戦略など、さまざまな背景があります。新しい騎手の起用によって馬の能力が引き出されることもあれば、初コンビならではの難しさが結果に影響することもあります。

2026年の競馬予想でテン乗りを判断する際には、次の3点を特に意識したいところです。

  • 人馬の過去成績:今回の騎手が過去に同じ馬へ騎乗した経験があるか、好走実績があるか。
  • 条件との相性:騎手の得意な距離・コース・戦術が、今回の馬の特徴に合っているか。
  • 変更の背景:急な代打なのか、陣営が意図して起用した騎手なのか。

過去の競走成績については、JRA公式サイトで1986年以降のレース結果を検索できます。ただし、2000年以前のデータには完全でないものや、現在と表示ルールが異なるものもあります。騎手のプロフィールやリーディング情報と組み合わせれば、より具体的な分析が可能です。

テン乗りだから消し、実績上位騎手だから買いという単純な判断では、競走馬の本当の能力を見落とす可能性があります。

最終的に重視したいのは、騎手の知名度ではなく、その馬の能力を今回の条件で最大限に引き出せる組み合わせかどうかです。テン乗りという情報を一つの判断材料として活用し、人馬の相性と過去成績を丁寧に比較することが、納得できる馬券予想につながります。

主な事実確認資料
- JRA「競馬用語辞典」:テン乗り・手がわりの定義。
- JRA「2026年チャンピオンズカップ データ分析」:2015~2024年の騎手変更別成績。
- JRA「過去のレース成績」FAQ:1986年以降の競走結果の掲載範囲。
- JRA「騎乗依頼仲介者一覧」:2026年10月29日時点の制度情報。
- JRA-VAN競馬ニュース:2026年7月30日の松山弘平騎手の負傷と乗り替わり。

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藤崎 澪
デジタルマーケター 藤崎 澪
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旅行と暮らしの実用記事を担当。施設や交通機関の公式案内、自治体の公表資料を確認してから手順を書いています。

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