「今日はどうしても仕事に行きたくない」「疲れがたまっているけれど、休むほどの理由がない」「会社にズル休みだと思われずに休むには、どう伝えればいい?」。そんな悩みから「仕事ズル休み」と検索する人は少なくありません。体調不良や家庭の事情だけでなく、仕事のストレス、人間関係、精神的な疲労など、仕事を休みたくなる背景はさまざまです。
2026年10月現在、仕事を休む際には、単に会社を納得させる理由を考えるよりも、有給休暇と欠勤の違いを理解し、就業規則に沿って適切に連絡することが大切です。実際の欠勤理由に関する調査、会社への連絡方法と例文、仮病が発覚するリスク、無断欠勤の処分、休んだ翌日の振る舞いまで、働く人が知っておきたい情報を整理します。
【実態調査】仕事を休む理由ランキング!ズル休みしたくなる本当の事情

仕事を休む理由として多いのは、体調不良、交通機関のトラブル、家族の事情などだ。では、実際に働く人はどのような理由で仕事を休んでいるのだろうか。
仕事を休む理由ランキングは体調不良が1位エン・ジャパンが運営する「エンバイト」は、2024年5月28日から6月24日まで、利用者1,175人を対象に遅刻・欠勤の伝え方に関するアンケートを実施した。
仕事の遅刻や欠勤を経験した人は77%。経験者に理由を尋ねたところ、上位は次のようになった。
- 1位:体調不良(73%)
- 2位:交通機関の遅延(48%)
- 3位:家族の体調不良(24%)
複数回答形式の調査であり、回答者全体を対象とした全国的な欠勤統計ではない。それでも、実際の欠勤や遅刻では、自分や家族の健康状態、通勤上の問題が大きな割合を占めることが分かる。
なお、この調査は通常の遅刻・欠勤理由を尋ねたもので、意図的な仮病や仕事のズル休みだけを集計したランキングではない。日本全体で「ズル休みをする人の割合」を示す確定的な数字として扱うことはできない。
仕事をズル休みしたいと感じる主な理由意図的に仕事を休みたくなる背景には、次のような事情がある。
- 心身の疲労:十分に眠れない、疲れが取れない、集中力が続かない。
- 職場の人間関係:上司との関係や同僚とのトラブルが精神的な負担になっている。
- 仕事への意欲低下:業務にやりがいを感じられず、出勤すること自体が苦痛になっている。
- 家庭や個人的な事情:家族の対応、役所の手続き、急な用事などがある。
- 自分の時間が欲しい:趣味や旅行、何もしない時間を確保してリフレッシュしたい。
- 連勤による負担:休日だけでは疲れが回復せず、もう1日休みたいと感じる。
ここで見落としたくないのは、仕事に行きたくないという気持ちが、必ずしも怠けたい気持ちだけから生まれるわけではないことだ。出勤前に強い不安を感じたり、職場を考えるだけで気分が落ち込んだりする場合、心身の不調が隠れている可能性もある。
2026年の調査から見える有給休暇を取りにくい実態2026年5月12日に公表された、転職サイト「女の転職type」による働く女性266人の調査も興味深い。
有給休暇を申請する際、本当の理由とは別の理由を伝えて取得した経験について尋ねたところ、「たまにある」が29.1%、「よくある」が13.5%。合計42.6%が、別の理由を伝えて有給休暇を取得したことがあると回答した。
また、有給休暇の申請を言い出しにくいと感じる人は63.4%。理由を説明することへの心理的な抵抗や、周囲への遠慮が休暇取得の障壁になっている実態がうかがえる。
ただし、これは働く女性を対象とした調査であり、仮病による欠勤の割合を示すものではない。旅行やレジャーなど、本来の有給休暇の利用目的を別の理由で説明したケースも含まれている。
仕事を休むことに後ろめたさを感じる人がいる一方、休暇を取得するために理由を取り繕わなければならない職場環境にも目を向ける必要がある。
【心理と原因】仕事をズル休みしたいのは甘え?休む罪悪感との向き合い方
朝起きた瞬間に「今日は会社に行きたくない」と感じることは、誰にでも起こり得る。問題は、その気持ちを無理に押し込め続けることだ。
休みたい気持ちが強くなるのは心身の疲労が原因の場合もマイボイスコムが2025年3月1日から7日に実施した休養に関するインターネット調査では、11,115件の回答が集まった。休養が取れていると感じる人は6割弱だった一方、十分に休養できていないと感じる人も2割弱いた。
休養不足の理由には、睡眠の質の悪さ、ストレスや心配事、休んでも疲れが取れないこと、仕事や学業で時間が確保できないことなどが挙げられている。
疲労が蓄積すると、普段なら対応できる仕事にも負担を感じやすくなる。出勤を避けたい気持ちが何度も続くなら、単発の休みだけで解決しようとせず、睡眠や労働時間、職場環境を見直したい。
仕事を休む罪悪感が生まれる3つの理由仕事を休むことに罪悪感を覚える背景には、主に次の3つがある。
1.同僚に仕事を押し付けてしまう不安
自分が休むことで、担当業務が同僚に回ることを心配する人は多い。特に、担当者が限られている仕事や人手不足の職場では、休むこと自体に抵抗を感じやすい。
2.上司からの評価が下がる心配
欠勤が続くと勤務態度を疑われるのではないか、昇進や賞与に影響するのではないかという不安もある。特に休暇取得に否定的な職場では、制度上の権利があっても申請しにくい。
3.自分だけが休むことへの遠慮
同僚が忙しく働いていると、自分だけ休むことに後ろめたさを覚える。しかし、周囲が休んでいないからといって、自分の心身の状態を犠牲にする必要はない。
休みづらさを裏付ける2025年の調査大正製薬が2025年11月に、直近1年以内に風邪を引いた20代から60代の有職者1,200人を対象に実施した調査では、風邪を引いた際に「確実に仕事を休める」と答えた人は43.2%だった。
一方、「休めるが休みにくい」は41.4%、「休めないことが多い」は9.8%、「休めない」は5.6%。合計すると、56.8%が確実に休めるとは回答していない。
休みにくい理由の上位は「周囲に迷惑をかけたくない」が52.5%、「代わりがいない」が50.0%、「責任がある」が33.6%だった。
この結果から見えてくるのは、休むことへの罪悪感が個人の性格だけで決まるわけではないという点だ。人員配置や業務の属人化、職場の雰囲気も、休暇を取得できるかどうかに影響している。
休んだ方がよい人と、働き方を見直した方がよい人- 一時的な疲労が強い人:有給休暇や会社の休暇制度を使い、まず十分な休養を取る。
- 職場の人間関係に悩んでいる人:上司や人事に相談し、配置や業務分担の変更を検討する。
- 出勤への不安が何度も続く人:心身の状態を確認し、必要に応じて医療機関や相談窓口を利用する。
- 単純に自分の時間が欲しい人:仮病を使うのではなく、計画的に有給休暇を取得する。
厚生労働省の「こころの耳」では、働く人のメンタルヘルスに関する情報や相談窓口が案内されている。仕事に行けない状態が続く場合、無理に自分を責めず、専門家に相談することも選択肢になる。
【実践ガイド】会社を休むときの連絡方法と欠勤連絡の例文
仕事を休むことが決まったら、最初に確認したいのが会社の連絡ルールだ。電話、メール、社内チャット、勤怠管理システムなど、職場によって決まりは異なる。
会社を休むときに守りたい5つの連絡マナー- 始業前に連絡する:可能な限り勤務開始前に連絡し、無断欠勤を避ける。
- 直属の上司に伝える:誰に連絡するかは会社のルールに従う。
- 休む日を明確にする:本日だけなのか、翌日以降も休む可能性があるのかを伝える。
- 引き継ぎ事項を共有する:急ぎの案件や締め切りがある場合は、対応状況を知らせる。
- 必要に応じて続報を伝える:休む期間が延びる場合は、会社に改めて連絡する。
エン・ジャパンの2024年調査では、職場で決められた欠勤連絡の方法として電話が88%、LINEが27%だった。複数回答であり、電話がすべての会社に共通するルールという意味ではない。重要なのは、普段から決められている連絡方法を優先することだ。
体調不良で仕事を休むときの例文実際に体調不良で出勤できない場合は、症状を細かく説明する必要はない。出勤できないことと、今後の連絡予定を簡潔に伝えればよい。
電話・チャットでの例文
急用や私用で会社を休むときの例文おはようございます。〇〇です。
本日、体調不良のため出勤が難しい状態です。急なご連絡となり申し訳ありませんが、本日はお休みをいただけますでしょうか。
担当している業務については、必要な引き継ぎ事項を共有いたします。今後の体調については、改めてご連絡いたします。
ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いいたします。
家庭の事情や個人的な用事がある場合、必要以上に詳しい事情を説明する必要はない。事実に沿って、休暇の申請方法を確認する。
精神的に疲れて仕事に行けないときの例文おはようございます。〇〇です。
急な私用が発生したため、本日お休みをいただきたく、ご連絡いたしました。
年次有給休暇として申請できるか、必要な手続きについて確認させてください。
急なご連絡となり申し訳ありません。よろしくお願いいたします。
精神的な不調も、実際に勤務が難しい状態であれば、休む理由になり得る。プライベートな事情や詳しい症状をすべて会社に伝える必要はない。
当日欠勤で注意したいことおはようございます。〇〇です。
本日、心身の不調により通常どおり勤務することが難しいため、お休みをいただきたくご連絡しました。
今後の勤務については、体調を確認したうえで改めてご相談いたします。
ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いいたします。
当日になって休む必要が生じた場合でも、連絡を後回しにしないことが基本だ。
特に注意したいのは、次のポイントである。
- 始業時刻を過ぎる前に連絡する。
- 電話が必要な職場では、チャットだけで済ませない。
- 上司につながらない場合は、会社が定める代替連絡先にも連絡する。
- 連絡が難しいほど体調が悪い場合は、家族などに連絡を頼む方法もある。
- 診断書や欠勤届の提出条件を確認する。
厚生労働省のモデル就業規則では、欠勤などの事前申請を基本とし、やむを得ず事前に連絡できなかった場合は事後速やかに届け出る例が示されている。診断書の提出を求める欠勤日数についても、各事業場で定める仕組みだ。
したがって、2026年においても、当日欠勤の手続きは会社ごとの就業規則や雇用契約を確認することが欠かせない。
【徹底比較】有給休暇と欠勤の違い!仕事を休むならどちらがよい?
仕事を休むときに理解しておきたいのが、年次有給休暇と欠勤の違いだ。同じように会社に行かない日でも、賃金や手続き、会社側の扱いは異なる。
有給休暇と欠勤の違い一覧表| 比較項目 | 年次有給休暇 | 欠勤 |
|---|---|---|
| 制度上の位置づけ | 労働基準法で定められた休暇制度 | 労働日に勤務しなかった状態 |
| 賃金 | 原則として有給 | 原則として不就労分の賃金控除が可能 |
| 休む理由 | 原則として利用目的は問われない | 会社の就業規則に従って届出・説明する |
| 取得条件 | 勤続期間や出勤率などの法定要件がある | 欠勤の届出方法などは会社の規則による |
| 当日の申請 | 事前申請が原則。事後処理は会社との合意などによる | 速やかな連絡と所定の手続きが必要 |
| 会社の対応 | 原則として指定した時季に取得できるが、一定の場合は時季変更権がある | 欠勤理由や頻度、就業規則に応じて取り扱われる |
厚生労働省によると、年次有給休暇は心身の疲労回復や生活の充実を目的とする制度であり、原則として休養やレジャーなど利用目的を問わず取得できる。
つまり、旅行に行きたい、趣味の時間を確保したい、家でゆっくり過ごしたいという理由でも、年次有給休暇の利用は可能だ。
休暇の取得理由によって、病気や家庭の事情を装う必要はない。「私用のため」と簡潔に伝える方法もある。
有給休暇を取得するための条件一般的な労働者の場合、入社から6か月間継続して勤務し、その期間の全労働日の8割以上出勤していれば、初回に10日の年次有給休暇が付与される。
その後も勤続年数と出勤率に応じて付与日数が増え、通常の労働者では最大20日となる。パートやアルバイトなど、所定労働日数が少ない労働者には比例付与の仕組みがある。
また、年10日以上の年次有給休暇が付与される労働者について、会社には年5日の取得を確保する義務がある。
当日に有給休暇を使うことはできる?当日になって有給休暇を申請した場合、必ず認められるとは限らない。
年次有給休暇は事前に取得日を指定するのが原則であり、事後に欠勤を有給休暇へ変更することは、労使双方の合意があれば可能とされている。会社が必ず事後申請を認めなければならないわけではない。
宮崎労働局の年次有給休暇に関するQ&Aでも、事後の有給休暇扱いは労使双方が合意した場合に可能と説明されている。
急な事情で休んだ場合は、欠勤扱いになるのか、有給休暇として処理できるのか、人事担当者や上司に確認しよう。
欠勤すると給料はどうなる?欠勤した日や時間については、労働していない分の賃金を控除することが可能だ。厚生労働省のモデル就業規則にも、不就労分の賃金を差し引く例が示されている。
ただし、会社独自の病気休暇や特別休暇が設けられている場合は、その制度によって有給・無給の扱いが変わる。就業規則や雇用契約書を確認しておきたい。
【リスク検証】仮病がバレる理由と対策!ズル休み発覚後の対応・無断欠勤の処分
仕事を休むために仮病を使うと、一時的には出勤を避けられるかもしれない。しかし、実際には存在しない症状を説明したり、事実と異なる事情を伝えたりすると、後から説明に矛盾が生じる可能性がある。
仮病が会社に発覚する主な理由仮病が発覚するきっかけとして考えられるのは、次のようなケースだ。
- 説明内容に矛盾が生じる:最初に伝えた症状や欠勤理由と、後から説明する内容が一致しない。
- SNSなどで説明と異なる行動が分かる:公開投稿や写真などが、会社に伝えた事情と食い違う。
- 同僚との情報共有で判明する:職場の人から、説明と実際の状況が異なることが伝わる。
- 診断書などの提出を求められる:就業規則や会社の手続きに基づき、長期欠勤などで書類の提出が必要になる。
- 欠勤の頻度やパターンが問題になる:特定の曜日や繁忙期に欠勤が繰り返され、勤務状況について確認される。
ただし、SNSに写真があるだけで仮病と断定できるわけではない。体調不良でも外出できる場合はあり、精神的な不調も外見だけでは判断できないからだ。
仮病がバレないための対策はある?嘘を隠すために症状や設定を増やすことは、かえって説明の食い違いや信頼関係の悪化につながりやすい。
現実的な対策は、最初から虚偽の理由を作らないことだ。
- 有給休暇を使う場合は、私用として申請する。
- 心身の不調が実際にある場合は、体調不良として簡潔に伝える。
- 個人的な事情を詳しく説明したくない場合は、必要な範囲だけ伝える。
- すでに事実と異なる説明をしてしまった場合は、追加の嘘を重ねない。
会社を休むために、必ずしも具体的な病名や詳細な症状を伝える必要はない。休暇制度を正しく使えば、仮病を装わなくても休む方法はある。
ズル休みがバレたときの対応仮病や虚偽の説明が発覚した場合、最も避けたいのは、さらに別の理由を作って説明を重ねることだ。
すでに会社から確認を受けている場合は、事実関係を整理し、説明に誤りがあったことを認める必要がある。
対応の基本は次のとおりだ。
- 会社からの確認には誠実に対応する。
- 事実と異なる説明をした部分について謝罪する。
- 業務に影響が出た場合は、引き継ぎや対応の不足を補う。
- 今後の欠勤や休暇について、正規の申請方法を確認する。
例えば、次のように伝えられる。
先日の欠勤について、実際の事情と異なる説明をしてしまい、申し訳ありませんでした。ご迷惑をおかけしたことを反省しています。今後は休暇制度や所定の連絡方法に従って対応いたします。
謝罪だけで問題が解決するとは限らないが、説明を重ねて事実を隠そうとするより、誠実に対応する方が信頼回復につながりやすい。
無断欠勤のリスクと会社から受ける処分仮病による欠勤と比べても、特に避けたいのが無断欠勤だ。会社に連絡せず出勤しない状態が続くと、業務上の支障だけでなく、就業規則違反として扱われる可能性がある。
考えられる影響は次のとおりだ。
- 賃金控除:働かなかった日や時間に相当する賃金が差し引かれる可能性がある。
- 上司からの注意:欠勤理由や連絡しなかった事情について説明を求められる。
- 懲戒処分:就業規則に定められた懲戒事由に該当する場合、処分の対象となる可能性がある。
- 人事評価への影響:勤務状況や業務への影響が評価に反映される場合がある。
- 雇用契約への影響:重大な規律違反や繰り返しの無断欠勤は、雇用継続に関する問題へ発展する可能性がある。
一方で、無断欠勤を1回しただけで、直ちに解雇が認められるわけではない。
労働契約法第15条では、懲戒処分について客観的に合理的な理由があり、社会通念上相当であることが求められる。第16条でも、解雇には客観的に合理的な理由と社会通念上の相当性が必要とされている。
したがって、欠勤日数だけで処分が自動的に決まるわけではない。欠勤の理由、本人の事情、過去の注意や指導、業務への影響、就業規則などを踏まえて判断される。
なお、厚生労働省の解雇予告に関するQ&Aでは、正当な理由なく2週間以上無断欠勤し、出勤の督促にも応じないケースが、解雇予告手当の例外に関する判断基準の一例として挙げられている。ただし、これは「14日休めば自動的に解雇される」という意味ではない。労働基準監督署長による認定など、別の要件も関係する。
【休んだ翌日】仕事への復帰方法と罪悪感を残さないためのポイント
仕事を休んだ後に気まずさを感じる人は多い。特に当日欠勤の場合、同僚への申し訳なさや上司の反応が気になり、翌日の出勤が憂うつになることもある。
しかし、休んだ翌日に大切なのは、過剰に謝罪することではなく、仕事に戻るためのコミュニケーションを取ることだ。
仕事を休んだ翌日にやるべき4つのこと1.上司や同僚に簡潔にお礼と謝罪を伝える
急な欠勤で業務を引き継いでもらった場合は、対応してくれた人に感謝を伝えよう。体調不良や私生活の事情を細かく説明する必要はない。
2.休んでいる間の業務状況を確認する
メールやチャット、業務管理ツールを確認し、対応が必要な案件や期限が変更された仕事を整理する。優先順位を確認してから仕事に取り掛かると、無理なく復帰しやすい。
3.引き継いでもらった仕事をフォローする
同僚が代わりに対応してくれた仕事があれば、必要な情報を補足し、今後の進め方を共有する。感謝の言葉だけでなく、業務上のフォローも大切だ。
4.体調が戻っていない場合は無理をしない
1日休んでも回復しない場合、無理に出勤して症状を悪化させることは避けたい。会社に改めて状況を伝え、必要に応じて医療機関を受診しよう。
休んだ翌日の挨拶・連絡例文昨日は急なお休みをいただき、ありがとうございました。ご対応いただいた皆さんにはご迷惑をおかけしました。本日から通常どおり業務に戻りますので、引き継ぎ事項を確認しながら進めてまいります。よろしくお願いいたします。
この程度の挨拶で十分なケースが多い。必要以上に謝り続けたり、休んでいた理由を詳しく説明したりする必要はない。
仕事を休むことに罪悪感を持ちすぎないために休暇は、働く人が健康と生活を維持するための制度でもある。休むことをすべて悪いこととして捉えると、疲労を回復する機会を失ってしまう。
大切なのは、休むことそのものを問題にするのではなく、会社への連絡や業務上の責任を適切に果たすことだ。
もし「仕事に行きたくない」という気持ちが毎週のように続くなら、単発のズル休みで乗り切るだけでは不十分かもしれない。業務量、人間関係、労働時間、休暇取得のしやすさなど、根本的な原因を見直す必要がある。
2026年に会社を休む際に確認したい注意点2026年10月時点で、仕事を休む前に確認しておきたい要点は以下のとおりだ。
- 就業規則に定められた欠勤連絡の方法と期限
- 年次有給休暇の残日数と申請方法
- 当日申請や事後の有給休暇振替が認められる条件
- 病気休暇や特別休暇の有無と賃金の取り扱い
- 連続欠勤時の診断書や欠勤届の提出条件
- 長期的に勤務が難しい場合の休職制度や相談窓口
特に、心身の不調が長引いている場合は、単発の欠勤だけで解決しようとせず、病気休暇や休職制度、産業医、人事部門などへの相談も検討したい。
【仕事のズル休みに関するよくある質問(FAQ)】
Q1:仕事を休む理由は「私用のため」だけで問題ありませんか?
A1:年次有給休暇を取得する場合、原則として利用目的は問われないため、「私用のため」と簡潔に伝える方法がある。ただし、通常の欠勤や会社独自の休暇制度では、就業規則に従った届出が必要になる場合がある。
Q2:当日に有給休暇を申請して仕事を休むことはできますか?
A2:当日の申請を認める会社もあるが、必ず取得できるとは限らない。年次有給休暇は事前請求が原則であり、欠勤した後に有給休暇へ変更する場合は、会社との合意が必要になることがある。
Q3:仮病で仕事を休んだことがバレたら解雇されますか?
A3:発覚したからといって、直ちに解雇が認められるわけではない。労働契約法では懲戒や解雇に客観的な合理性と社会通念上の相当性が求められる。ただし、虚偽の説明を繰り返したり、重大な業務上の支障を発生させたりした場合は、就業規則に基づく処分の可能性がある。
仕事をズル休みしたいと感じる背景には、体調不良、精神的な疲労、人間関係、業務量、家庭の事情など、さまざまな要因がある。仕事を休むことに罪悪感を覚える人は多いが、休暇を取ること自体が悪いわけではない。
2026年の調査でも、有給休暇の申請を言い出しにくい人や、休む理由を別のものとして伝える人が一定数存在している。こうした実態からも、休暇を取りにくい職場環境が、働く人の心理的な負担になっていることがうかがえる。
【プロの結論】仕事を休むときに優先すべきなのは、会社を納得させるための巧妙な嘘ではなく、正規の休暇制度を利用し、必要な連絡を行い、自分の心身を守ることだ。
特に覚えておきたい判断基準は3つある。
- 本当に体調が悪いなら休む:身体的な不調だけでなく、精神的な疲労も軽視しない。
- 自分の時間が欲しいなら有給休暇を使う:旅行や趣味、休養のために取得しても問題ない。
- 出勤したくない状態が続くなら根本原因を探る:仕事量や人間関係、職場環境を見直し、必要に応じて相談する。
1日休むことよりも、無断欠勤や虚偽の説明を繰り返し、会社との信頼関係を損なうことの方が大きな問題になりやすい。
仕事を続けるためにも、休むべきときには適切に休み、翌日から無理なく働ける環境を整えていこう。