2026年の北海道日本ハムファイターズのファームは、東地区優勝とファーム日本一を同時に成し遂げる歴史的なシーズンとなった。公式戦は111試合を戦い、62勝42敗7分、勝率.596で東地区1位。2位の東北楽天ゴールデンイーグルスに9ゲーム差をつけ、圧倒的な成績でレギュラーシーズンを終えた。
さらに10月4日のファーム日本選手権2026では、読売ジャイアンツを5-2で撃破。1997年以来29年ぶり2度目のファーム日本一に輝いた。宮崎一樹の首位打者・最高出塁率獲得、エドポロケインの最多本塁打、若手投手陣の成長など、個人記録にも見どころが多い。2026年11月2日時点の公式記録をもとに、日ハム二軍の試合結果、順位、個人成績、昇格候補、鎌ケ谷スタジアムの情報まで振り返る。
【2026年速報】日ハムファームの公式戦結果は62勝42敗7分で東地区優勝

2026年の日本ハム二軍は、レギュラーシーズンを通して安定した戦いを続けた。NPBの公式勝敗表によると、全111試合の成績は62勝42敗7分。勝率は.596となり、ファーム東地区の首位を確定させている。
今回の優勝には歴史的な意味もある。北海道日本ハムファイターズがファームの東地区で優勝するのは、イースタン・リーグ公式戦時代の2011年以来15年ぶり。加えて、2026年から再編された3地区制における初代東地区王者となった。
チーム全体の数字にも表れた攻撃力チーム成績を詳しく見ると、打率.271、防御率3.18、本塁打118本、総得点587という数字が並ぶ。失点は428で、得点との差は159。攻撃面だけでなく、シーズンを通した失点管理にも優れたチームだった。
特に118本塁打は、長打によって試合の流れを変えられる選手が複数いたことを示している。宮崎一樹の出塁能力、エドポロケインの長打力など、異なる特徴を持つ打者が結果を残したことが、チームの得点力につながった。
一方、防御率3.18という数字も見逃せない。二軍では育成を目的とした登板や、若手投手への経験機会も多い。その環境でチーム防御率を3点台前半にまとめたことは、投手陣全体の底上げを示す材料になる。
【日本ハム二軍順位表2026】ファーム東地区の最終順位とライバル比較
2026年のファーム東地区では、日本ハムが2位以下を引き離して優勝した。NPB公式の最終順位では、楽天が57勝55敗5分で2位、ロッテが51勝56敗7分で3位。日本ハムは楽天に9ゲーム差をつけてシーズンを終えている。
ファーム東地区の最終順位| 順位 | 球団 | 試合 | 勝-敗-分 | 勝率 | ゲーム差 | 打率 | 防御率 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1位 | 日本ハム | 111 | 62-42-7 | .596 | - | .271 | 3.18 |
| 2位 | 楽天 | 117 | 57-55-5 | .509 | 9.0 | .257 | 3.63 |
| 3位 | ロッテ | 114 | 51-56-7 | .477 | 12.5 | .265 | 3.74 |
| 4位 | ヤクルト | 112 | 48-56-8 | .462 | 14.0 | .244 | 3.97 |
| 5位 | オイシックス | 119 | 46-69-4 | .400 | 21.5 | .237 | 4.93 |
出典:NPB公式2026年度ファーム・リーグ東地区最終成績。
2位楽天との差は9ゲーム順位表で注目したいのは、日本ハムの勝率.596と楽天の.509の差だ。勝率で8分以上の開きがあり、ゲーム差も9.0。シーズンを通して首位を争う相手に対し、最終的に明確な差をつけた。
また、日本ハムのチーム打率.271は東地区で最も高く、防御率3.18も同地区トップ。攻守両面で優位に立ったことが、優勝の大きな要因となった。
なお、2026年からはファームのリーグ編成が東・中・西の3地区制に変更されている。したがって、東地区の優勝とファーム日本一は別のタイトルだ。地区優勝を果たしたチームが、他地区の代表と日本一を争う仕組みになっている。
【10月4日の巨人戦】ファーム日本選手権で5-2の勝利!29年ぶり2度目の日本一
2026年の日本ハムファームを象徴する試合が、10月4日に静岡県のしずてつスタジアム草薙で開催されたファーム日本選手権の決勝だ。
対戦相手は中地区のワイルドカードとして勝ち上がった読売ジャイアンツ。日本ハムは5-2で巨人を下し、1997年以来29年ぶり2度目となるファーム日本一を達成した。
決勝までの道のりも接戦だった10月3日のファーストステージでは、福岡ソフトバンクホークスと対戦。日本ハムは7-6でサヨナラ勝ちを収め、決勝進出を決めた。
同日のもう一つの試合では、横浜DeNAベイスターズを読売ジャイアンツが3-1で下している。こうして勝ち上がった巨人と日本ハムが、翌日のファイナルステージで対戦した。
巨人戦は初回から主導権を握る展開決勝の日本ハム打線は初回、吉田賢吾と淺間大基の連打を起点に好機をつくった。1死満塁から宮崎一樹の内野ゴロの間に先制点を奪い、試合の主導権を握る。
3回裏にはエドポロケインがソロ本塁打を放ち、追加点を獲得。さらに4回裏には1死二、三塁から淺間大基が2点適時打を放ち、4-0とリードを広げた。
先発の山城航太郎は初回に満塁のピンチを背負ったものの、無失点で切り抜けた。3回65球、被安打3、奪三振5、無失点という内容でマウンドを降りている。
4回には澁谷純希が登板し、3者連続三振を奪取。5回に清水大暉が2失点したものの、その裏に上川畑大悟の適時打が飛び出し、再び3点差とした。
終盤は横山永遠、浅利太門、玉井大翔とつなぐ継投で巨人の反撃を封じた。勝利投手は横山永遠、セーブは玉井大翔。最後までリードを守り切った。
決勝の主要ポイント- 初回:宮崎一樹の内野ゴロの間に先制。
- 3回:エドポロケインがソロ本塁打。
- 4回:淺間大基の適時打で2点を追加。
- 5回:巨人に2点を返されるも、上川畑大悟の適時打で追加点。
- 6回以降:横山永遠、浅利太門、玉井大翔の継投で逃げ切り。
個人表彰では、淺間大基が最優秀選手賞、宮崎一樹が優秀選手賞に選出された。シーズンを通じて結果を残した選手だけでなく、短期決戦で勝負強さを見せた選手にも評価が集まった。
球団発表に掲載された稲葉篤紀ファーム監督のコメントには、次の言葉がある。
「彼らの目標は一軍で活躍することです」
ファーム日本一は大きな成果だが、育成組織としての最終目標は一軍で戦力になる選手を送り出すこと。その意味で、この優勝は若手選手にとって新たなスタートでもある。
【日ハム二軍個人成績】宮崎一樹とエドポロケインが打撃部門を牽引
チームの東地区優勝を支えたのは、個人成績でも明確な結果を残した野手たちだ。特に注目すべきは、首位打者と最高出塁率の2冠を獲得した宮崎一樹、そして最多本塁打者賞を獲得したエドポロケインである。
宮崎一樹は打率.296で2つのタイトルを獲得宮崎一樹は90試合に出場し、305打席247打数73安打、打率.296を記録した。さらに出塁率は.406で、首位打者賞と最高出塁率者賞の2タイトルを獲得している。
注目したいのは、単に安打を積み重ねただけではない点だ。46四球を選び、10盗塁も記録。出塁してから次の塁を狙える攻撃的なプレースタイルが、打線に厚みをもたらした。
32打点、4本塁打という数字も残しており、出塁役にとどまらない貢献を見せた。シーズンを通じて攻撃の中心を担った選手として、2026年のファームを代表する存在になった。
エドポロケインは17本塁打で長打力を証明エドポロケインは85試合に出場し、68安打、17本塁打、42打点を記録。打率は.244だったが、長打率.466という数字が示すように、長打力でチームに貢献した。
17本塁打はファーム東地区の最多本塁打者賞に相当する実績だ。特に本塁打を打てる選手は、接戦で一振りによって試合の流れを変えられる。ファーム日本選手権の決勝でもソロ本塁打を放ち、大舞台でその持ち味を発揮した。
有薗直輝や淺間大基にも注目有薗直輝は41試合で打率.311、6本塁打、23打点を記録。167打席という出場機会の中で、打率3割を超える数字を残した。
淺間大基は46試合で打率.356、5本塁打、25打点。出塁率.444という高い数字を記録し、ファーム日本選手権では最優秀選手賞を獲得している。
両選手はタイプが異なるが、打撃面での貢献という点では見逃せない存在だ。特に淺間は決勝で2試合連続の複数安打を記録し、短期決戦での対応力も示した。
【日ハム若手選手の打率・防御率】2027年に向けた一軍昇格候補を分析
2026年の二軍成績を見ると、次の一軍戦力として注目したい選手が複数いる。打者では有薗直輝、エドポロケイン、柴田獅子、投手では柴田獅子、孫易磊、澁谷純希らがチェックしたい存在だ。
野手の注目選手- 有薗直輝:打率.311、6本塁打、23打点。限られた出場試合数で高い打率を残した。
- エドポロケイン:打率.244、17本塁打、42打点。長打力という明確な武器を持つ。
- 柴田獅子:打率.225、8本塁打、35打点。打者としても長打を記録した。
- 大塚瑠晏:打率.293、3本塁打、15打点。32試合で結果を残した。
- 明瀬諒介:打率.257、8本塁打、27打点。68試合に出場し、長打面で存在感を示した。
野手の昇格候補を考える際、打率だけで判断するのは適切ではない。出塁率、長打率、三振数、出場機会、守備面の評価などを総合的に見る必要がある。
例えば、エドポロケインは17本塁打という強みがある一方、103三振も記録している。長打力を生かしながら、確実性を高められるかが今後の評価ポイントとなる。
有薗直輝は打率.311と好成績だが、41試合という出場数も踏まえて評価したい。継続して同じ打撃を再現できるかが、一軍定着に向けた課題になる。
投手陣では柴田獅子と孫易磊に注目投手成績では、若手投手が奪三振能力や防御率で存在感を示した。
- 柴田獅子:12試合、40投球回、2勝1敗、防御率2.25、50奪三振。
- 孫易磊:11試合、46投球回、3勝3敗、防御率2.54、48奪三振。
- 澁谷純希:12試合、27回1/3、防御率1.65、37奪三振。
- 畔柳亨丞:10試合、19投球回、防御率0.95、28奪三振。
- 安西叶翔:11試合、14投球回、防御率1.29。
柴田は40イニングで50奪三振を記録しており、三振を奪う能力が際立つ。孫易磊も46イニングで48奪三振、四球11という成績を残した。登板数や投球回数を踏まえても、次の段階を期待したい投手たちだ。
澁谷純希は防御率1.65と優秀な数字を記録した。ただし、27回1/3で四球26という課題もある。失点を抑える力だけでなく、制球の安定性を継続できるかが今後の注目点になる。
昇格候補を見るときの判断基準2026年の成績から昇格候補を見極めるなら、次の3点が重要だ。
- 成績の再現性:短期間の好調だけでなく、一定の打席数や投球回数を経験して結果を残しているか。
- 一軍で生かせる武器:長打力、出塁能力、奪三振能力など、明確な持ち味を持っているか。
- チーム事情との適合性:一軍のポジション構成や投手の役割に対し、必要とされる能力を備えているか。
この基準で見ると、野手では宮崎一樹、有薗直輝、エドポロケイン、投手では柴田獅子、孫易磊、澁谷純希が注目対象になる。ただし、二軍での好成績がそのまま一軍昇格や定着を保証するわけではない。実際の登録状況と合わせて追いかけることが大切だ。
【日ハムファーム試合日程】鎌ケ谷スタジアムの2026年開催情報
北海道日本ハムファイターズのファーム本拠地は、千葉県鎌ケ谷市にあるファイターズ鎌ケ谷スタジアム、通称「鎌スタ」だ。鎌ケ谷市の公式案内によると、同球場は1997年からファームの本拠地として使用されている。
2026年の試合日程と開催状況2026年のファーム公式戦は9月27日に全日程を終了した。NPB公式の試合日程・結果では、3月から10月まで月別の試合結果が掲載されており、球団公式サイトでも鎌ケ谷スタジアムの開催日程を確認できる。
シーズン中は鎌スタでのホームゲームだけでなく、楽天、ロッテ、ヤクルト、オイシックスなどとのビジターゲームも組まれていた。ファームの試合を追う場合は、球場名と開始時間も合わせて確認すると、観戦予定を立てやすい。
なお、2026年の鎌ケ谷スタジアム開催試合はすでに終了している。11月2日時点では、2026年公式戦の新たな試合予定を探すのではなく、月別の日程・結果や個人成績を振り返る時期に入っている。
鎌ケ谷スタジアムで観戦する魅力鎌スタの魅力は、一軍の試合とは異なる距離感で選手の成長を見守れることだ。将来の主力候補だけでなく、一軍経験のある選手が調整や実戦経験を積む姿も見られる。
大谷翔平やダルビッシュ有など、かつて日本ハムのファームでプレーした選手の名前が思い浮かぶファンも多いだろう。鎌ケ谷市も、同球場を選手育成と地域スポーツ振興の拠点として紹介している。
2026年は東地区優勝に加え、ファーム日本一という結果も残した。鎌スタを拠点とする育成組織が、シーズンを通してどれほどの成果を挙げたのかを数字で確認できる一年だった。
【日ハムファーム速報2026】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2026年の日ハム二軍の最終順位と成績は?
A1:ファーム東地区1位。111試合で62勝42敗7分、勝率.596を記録した。2位の楽天とは9ゲーム差だった。
Q2:2026年のファーム日本選手権で巨人に勝った結果は?
A2:10月4日の決勝で読売ジャイアンツに5-2で勝利した。1997年以来29年ぶり2度目のファーム日本一で、淺間大基が最優秀選手賞、宮崎一樹が優秀選手賞を獲得した。
Q3:2026年の日ハム二軍で個人成績が優秀だった選手は?
A3:野手では宮崎一樹が打率.296、出塁率.406で2冠を獲得。エドポロケインは17本塁打で最多本塁打者賞を獲得した。投手では柴田獅子が防御率2.25、50奪三振、孫易磊が防御率2.54、48奪三振を記録した。
【プロの結論】2026年の日ハムファームは育成と勝利を両立した歴史的シーズン
2026年の北海道日本ハムファイターズのファームを評価するうえで、押さえておきたい要点は3つある。
第一に、公式戦62勝42敗7分、勝率.596という東地区優勝の数字だ。チーム打率.271、防御率3.18という攻守のバランスも優れており、偶然の連勝ではなく、シーズンを通じた総合力が結果につながった。
第二に、宮崎一樹とエドポロケインを中心とした個人の成長だ。打率や出塁率、長打力など、それぞれ異なる強みを持つ選手が結果を残したことで、打線の選択肢が広がった。投手陣でも柴田獅子や孫易磊らが奪三振能力を示し、将来につながる実績を積み重ねた。
第三に、10月4日のファーム日本選手権で巨人を破ったことだ。29年ぶり2度目の日本一は、2026年のファーム全体を象徴する成果となった。
ただし、ファーム日本一という称号だけで選手の一軍での成功が決まるわけではない。大切なのは、二軍で積み重ねた経験を一軍の試合で再現できるかどうかだ。打率だけでなく出塁率や長打率、投手なら防御率に加えて奪三振や四球の数字まで確認することが、選手の現在地を理解する近道になる。
2026年は、東地区優勝と日本一を実現しただけでなく、次の一軍戦力につながる選手たちの成長も確認できたシーズンだった。今後の日ハムファーム速報を追う際は、チーム順位だけでなく、個人成績と一軍登録の動きを組み合わせて見ることで、ファイターズの未来がより鮮明に見えてくる。
東地区初代王者、そして29年ぶりのファーム日本一。2026年の日本ハム二軍は、記録にも記憶にも残るシーズンを完成させた。
参照した主な公式資料: NPB日本野球機構の2026年度ファーム公式記録、北海道日本ハムファイターズの優勝発表・個人成績、パ・リーグ.comの決勝戦評、鎌ケ谷市の球団紹介。