小屋松のキャリアには、京都で育った選手としての原点と、複数のJリーグクラブで積み重ねてきた経験があります。特に京都橘高校時代の実績は、プロ入り前から全国的な注目を集めるきっかけになりました。
京都橘高校時代:全国大会で得点王に小屋松は京都橘高校のサッカー部で活躍し、全国高校サッカー選手権大会に2度出場しています。
第91回大会ではチームの準優勝に貢献し、大会得点王を獲得。翌年の第92回大会ではキャプテンを務め、チームをベスト4に導きました。
高校時代から攻撃力と得点に関わる能力を発揮していたことが分かります。京都学生広報部のインタビューでは、本人も全国大会で強豪校と対戦した経験が、プロ選手になるうえで大きな財産になったと振り返っています。
名古屋から京都、鳥栖、柏へ2014年に名古屋グランパスへ加入し、プロキャリアをスタート。2017年には京都サンガF.C.へ移籍しました。
京都ではJ2で3シーズン連続して安定した出場を記録。2019年にはリーグ戦42試合9得点を挙げています。攻撃的なMFとして出場機会を増やし、プロ選手としての基盤を築いた時期です。
2020年にはサガン鳥栖へ移籍。J1の舞台に戻り、2021年にはリーグ戦37試合6得点を記録しました。
2022年からは柏レイソルに加入。4シーズンにわたってプレーし、2025年には37試合3得点10アシストという好成績を残しました。そして2026年、10年ぶりに名古屋へ復帰しています。
小屋松知哉の所属クラブと主な転換点- 2014~2016年:名古屋グランパス
- プロキャリアのスタート。J1リーグ通算29試合1得点。
- 2017~2019年:京都サンガF.C.
- J2で116試合22得点。2019年は42試合9得点。
- 2020~2021年:サガン鳥栖
- J1で2シーズン合計70試合8得点。
- 2022~2025年:柏レイソル
- J1で4シーズン合計136試合8得点。2025年に優秀選手賞を受賞。
- 2026年~:名古屋グランパス
- 背番号58で10年ぶりの古巣復帰。
Jリーグ公式のキャリア記録では、J1通算235試合17得点、J2通算116試合22得点、J3通算3試合2得点が掲載されています。複数カテゴリーを経験してきたキャリアは、小屋松のプレーの幅を理解する重要な材料です。
【2025年の実績】J1優秀選手賞を受賞した理由とは?

小屋松のキャリアを振り返るうえで、2025年は特に重要なシーズンです。柏レイソルでリーグ戦37試合に出場し、3得点を記録。加えて、Football LABの集計では10アシストを記録し、チームの攻撃を支える存在になりました。
2025年J1の主な数字| 項目 | 2025年の実績 |
|---|---|
| J1出場試合 | 37試合 |
| J1得点 | 3得点 |
| アシスト | 10 |
| ラストパス | 59本 |
| ドリブル総数 | 103回 |
| ドリブル成功率 | 60.2% |
| J1優秀選手賞 | 受賞 |
出場数と得点はJリーグ公式の記録、アシストとラストパスはFootball LAB、ドリブルデータはJリーグ公式のシーズン分析資料に基づいています。集計元によって指標の定義は異なりますが、攻撃面での貢献度の高さは複数のデータから確認できます。
J1優秀選手賞はどのような賞?2025年12月9日、Jリーグは「2025Jリーグ優秀選手賞」の受賞者36名を発表しました。選考はJ1全20クラブの監督および選手による投票結果を基に行われています。
柏レイソルからは小屋松のほか、古賀太陽、小泉佳穂、久保藤次郎、小島亨介、原田亘も選出されました。
ここで注意したいのは、優秀選手賞とベストイレブン、最優秀選手賞は同じものではないという点です。優秀選手賞は、シーズンを通して評価された選手を選出する賞であり、その受賞者の中から最優秀選手賞やベストイレブンが決定されます。
小屋松の場合、得点数だけでは見えにくいチャンスメークやドリブル突破も評価材料になったと考えられます。37試合に出場し、10アシスト、59ラストパスという数字を残したことは、攻撃の組み立てにも関与していたことを示しています。
この賞は、名古屋復帰後の期待を考える際にも重要です。小屋松は単に経験豊富なベテランというだけでなく、直近のJ1シーズンでリーグの監督や選手から評価された実績を持つ選手なのです。
【よくある質問】小屋松知哉に関するFAQ
Q1:小屋松知哉は2026年現在どこのチームに所属していますか?
A1:名古屋グランパスです。2025年12月30日に柏レイソルからの完全移籍が発表され、2026年は背番号58のMFとして登録されています。
Q2:小屋松知哉の2026年の背番号とポジションは?
A2:背番号58、ポジションはMFです。左ウイングバックを得意としていますが、名古屋ではシャドーや前線でも起用されています。
Q3:小屋松知哉の2025年の成績は?
A3:柏レイソルでJ1リーグ37試合3得点を記録しました。Football LABの集計では10アシストも記録し、Jリーグ優秀選手賞に選出されています。
Q4:小屋松知哉の名古屋移籍の理由は何ですか?
A4:本人は、柏レイソルへの感謝を述べたうえで、チームの考えや家族の人生など多くの要因が重なった決断だったと説明しています。具体的な契約条件などは公表されていません。
Q5:小屋松知哉は2026年にけがをしていたのですか?
A5:はい。2026年1月30日に右膝内側半月板断裂の手術を受けました。約7か月の離脱を経て8月26日の天皇杯で公式戦に復帰しています。
小屋松知哉は、京都橘高校時代の全国大会での活躍を経て、2014年に名古屋グランパスでプロデビューしました。その後、京都サンガF.C.、サガン鳥栖、柏レイソルで経験を積み、2026年に再び名古屋へ戻っています。
2025年の柏ではJ1リーグ37試合3得点、10アシストという実績を残し、J1優秀選手賞にも選ばれました。特に103回のドリブルと59本のラストパスは、ゴールを決めるだけではない攻撃面での貢献を示す数字です。
一方、2026年は右膝の手術による長期離脱があり、復帰後は左ウイングバック、シャドー、前線など複数のポジションで起用されています。10月30日時点のJ1リーグ出場は7試合で、すべて途中出場です。
今後、小屋松を評価する際には、次の3点に注目することをおすすめします。
- ポジション争い:得意とする左ワイドで先発の座を獲得できるか。
- 攻撃への貢献:ドリブル突破やラストパスから得点機会を生み出せるか。
- コンディション:長期離脱から復帰した後、継続的に出場時間を伸ばせるか。
小屋松の名古屋復帰は、単なる古巣への帰還ではありません。京都、鳥栖、柏で身につけた経験を、プロキャリアの原点に持ち帰る挑戦です。
2025年にJ1優秀選手賞を受賞した攻撃力を、2026年の名古屋でどこまで発揮できるか。 背番号58の今後を追ううえでは、出場試合数だけでなく、左サイドでの突破、中央での連係、そしてチームの得点にどれだけ関与できるかが最大の見どころになります。
※本記事の最新出場記録は2026年10月30日更新のJリーグ公式選手データを基準としています。