2026年大会の決勝進出者10組は、9月10日に発表されました。顔ぶれを大きく分けると、初出場が3組、過去の決勝から返り咲いた組が5組、前年から連続出場した組が2組です。
決勝進出10組の一覧| ファイナリスト | 2026年の出場歴 | 注目ポイント |
|---|---|---|
| 相性はいいよね | 初出場 | ツギクル芸人グランプリ2026優勝 |
| 蛙亭 | 3年ぶり3回目 | 2021年・2023年に続く決勝 |
| 元祖いちごちゃん | 2年連続2回目 | 前年に続く連続進出 |
| ザ・マミィ | 5年ぶり2回目 | 2021年以来の決勝復帰 |
| ジェラードン | 5年ぶり2回目 | コンビ体制では初の決勝 |
| ダウ90000 | 初出場 | 8人組コントユニット |
| ななまがり | 10年ぶり2回目 | 2016年以来の返り咲き |
| ニッポンの社長 | 2年ぶり6回目 | 決勝出場6回の実績 |
| や団 | 5年連続5回目 | 2025年準優勝 |
| ヤッホイ | 初出場 | 2024年結成の若手コンビ |
出典:TBS公式発表、FANY Magazine、日刊スポーツ。組名は50音順。
初出場は相性はいいよね・ダウ90000・ヤッホイ今回の初出場組は、異なるバックグラウンドを持つ3組です。
相性はいいよね
エビランドとヤダヤムクンによるコンビ。2023年10月に結成され、2026年の「ツギクル芸人グランプリ」で優勝した勢いを保ったまま、キングオブコント初の決勝進出を果たしました。
賞レースで結果を残した実績を持ち、初出場ながら注目を集めた存在です。
ダウ90000
蓮見翔が率いる8人組のコントユニットです。2020年9月に結成され、男女を含む大人数の構成を生かした舞台表現を特徴としています。
日刊スポーツの報道では、蓮見翔がキングオブコントを目指して活動してきたことにも触れられています。個人の掛け合いだけでなく、複数人が同時に動くことで生まれる物語性も注目点でした。
ヤッホイ
永井と泉によるコンビで、2024年5月に結成。大学のサークルで出会った2人が、結成から比較的短い期間で決勝進出を実現しました。
初出場でファイナルステージまで進んだことからも、2026年大会を代表する躍進組の一つです。
返り咲き5組と連続進出2組にも注目初出場組だけでなく、過去の決勝を経験している芸人たちにも見どころがあります。
- 蛙亭: 2021年、2023年に続く3回目。独自の世界観を持つコントで再び決勝に戻りました。
- ザ・マミィ: 2021年以来、5年ぶりの決勝進出。林田洋平と酒井貴士のコンビです。
- ジェラードン: 2021年以来の決勝。アタック西本とかみちぃの2人体制では初めての出場です。
- ななまがり: 2016年以来、10年ぶりの決勝。森下直人と初瀬悠太によるコンビです。
- ニッポンの社長: 2年ぶり6回目。辻クラシックとケツによる実力派コンビです。
- 元祖いちごちゃん: 2025年に続く2年連続の決勝進出。
- や団: 5年連続5回目。2025年の準優勝を経て、再び頂点を目指しました。
特に注目したいのは、ジェラードンとや団です。
ジェラードンはトリオからコンビへと体制が変わった後の挑戦であり、や団は連続して決勝の舞台に立ち続ける安定感がありました。
一方、ななまがりの10年ぶりの復帰は、賞レースにおける長期的な挑戦の象徴ともいえる出来事です。
【相関・経歴比較】11組の決勝進出歴と2026年の成績を整理

2026年大会の特徴を理解するには、決勝に進んだという共通点だけでなく、それぞれの出場経路や過去の実績を比較する必要があります。
以下は、決勝進出10組と敗者復活戦から加わったスパイシーガーリックをまとめた比較表です。
| 組名 | 進出区分・過去の実績 | 1stステージ順位・得点 |
|---|---|---|
| 相性はいいよね | 初出場 | 4位・643点 |
| 蛙亭 | 3年ぶり3回目 | 2位・661点 |
| 元祖いちごちゃん | 2年連続2回目 | 8位・629点 |
| ザ・マミィ | 5年ぶり2回目 | 8位・629点 |
| ジェラードン | 5年ぶり2回目・コンビ初 | 1位・671点 |
| ダウ90000 | 初出場 | 6位・635点 |
| ななまがり | 10年ぶり2回目 | 11位・625点 |
| ニッポンの社長 | 2年ぶり6回目 | 10位・627点 |
| や団 | 5年連続5回目 | 7位・632点 |
| ヤッホイ | 初出場 | 3位・653点 |
| スパイシーガーリック | 敗者復活枠・初決勝 | 5位・636点 |
順位・得点はファーストステージの結果。元祖いちごちゃんとザ・マミィは同点8位。最終的な上位3組の順位は後述。
2026年大会で見えた3つの勢力この顔ぶれから読み取れるのは、決勝経験の豊富な組と、新たに台頭した組が同じ舞台で競い合う構図です。
1. 初出場組の存在感: 相性はいいよね、ダウ90000、ヤッホイが初めて決勝に進出。
2. 経験者の再挑戦: 蛙亭、ザ・マミィ、ジェラードン、ななまがり、ニッポンの社長が返り咲き。
3. 継続的な強さ: 元祖いちごちゃんとや団は前年に続いて決勝進出。
ここで押さえたいのは、決勝進出回数が多いことと優勝することは別だという点です。
実際、6回目の決勝となったニッポンの社長はファーストステージ10位。一方、初出場のヤッホイは3位でファイナルステージまで進みました。
過去の実績は大会への対応力を示す材料になりますが、その年のネタの完成度や審査との相性によって結果は大きく変わります。
【敗者復活戦】スパイシーガーリックが最後の決勝枠を獲得
2026年大会の大きな変更点が、キングオブコント史上初となる敗者復活戦です。
これまで決勝進出を逃した組にとって、決勝へ戻るための新たな道が設けられました。
敗者復活戦に出場した10組準決勝進出者のうち、直接決勝に進めなかった組から選ばれた10組が最後の1枠を争いました。
| 出場組 | 敗者復活戦 |
|---|---|
| 江戸川ジャンクジャンク | 出場 |
| オフローズ | 出場 |
| cacao | 出場 |
| 喫茶ムーン | 出場 |
| しずる | 出場 |
| 生姜猫 | 出場 |
| スパイシーガーリック | 出場・勝ち上がり |
| そいつどいつ | 出場 |
| ネルソンズ | 出場 |
| 破壊ありがとう | 出場 |
出典:FANY Magazine、QJWeb。
敗者復活戦の審査方法は?今回の敗者復活戦では、芸人による審査と一般視聴者による国民投票を組み合わせる方式が採用されました。
仕組みは次のとおりです。
- 準決勝・準々決勝進出経験のある芸人60人が審査員を担当。
- 10組のネタを採点し、300点満点で評価。
- 芸人審査の上位3組が国民投票へ進出。
- 国民投票で最も支持を集めた1組が決勝へ進出。
芸人審査で1位となったのはスパイシーガーリックでした。
その得点は279点。2位のそいつどいつは275点、3位の喫茶ムーンは264点でした。
国民投票でもスパイシーガーリックが12,721票を獲得し、そいつどいつの10,783票、喫茶ムーンの9,478票を上回っています。
スパイシーガーリックはどんなコンビ?スパイシーガーリックは、片山智勝とジョンによるプロダクション人力舎所属のコンビです。
2020年10月に結成され、今回がキングオブコント初の決勝進出となりました。
芸人審査で1位、国民投票でも1位という結果は、異なる審査方法の両方で支持を集めたことを示しています。
ただし、敗者復活戦での279点と決勝本戦での636点は、採点方法も審査員も異なります。数字を単純に比較することはできません。
決勝本戦では636点を獲得し、11組中5位という結果を残しました。敗者復活枠からの出場ながら、ファーストステージで上位に食い込んだ点も見逃せません。
【決勝結果・順位】ジェラードンが1342点で第19代王者に
2026年10月17日に行われた決勝では、ジェラードンが優勝しました。
ファーストステージで671点、ファイナルステージでも671点を獲得。合計1342点という圧倒的な結果で、3445組の頂点に立っています。
ファイナルステージ進出3組の最終順位| 最終順位 | コンビ・トリオ | 1stステージ | ファイナルステージ | 合計 |
|---|---|---|---|---|
| 1位 | ジェラードン | 671点 | 671点 | 1342点 |
| 2位 | 蛙亭 | 661点 | 648点 | 1309点 |
| 3位 | ヤッホイ | 653点 | 629点 | 1282点 |
ジェラードンと蛙亭の差は33点。ヤッホイも初出場ながらファイナルステージまで進出し、1282点で3位となりました。
全11組のファーストステージ順位ファイナルステージに進出できるのは上位3組です。残る8組はファーストステージの結果で順位が決まりました。
| 順位 | 出場組 | 得点 |
|---|---|---|
| 1位 | ジェラードン | 671点 |
| 2位 | 蛙亭 | 661点 |
| 3位 | ヤッホイ | 653点 |
| 4位 | 相性はいいよね | 643点 |
| 5位 | スパイシーガーリック | 636点 |
| 6位 | ダウ90000 | 635点 |
| 7位 | や団 | 632点 |
| 8位 | 元祖いちごちゃん | 629点 |
| 8位 | ザ・マミィ | 629点 |
| 10位 | ニッポンの社長 | 627点 |
| 11位 | ななまがり | 625点 |
※8位は同点のため、次の順位は10位となっています。上記の4位以下はファーストステージの順位であり、ファイナルステージを含めた最終順位ではありません。
7人の審査員による採点も話題に2026年大会では、審査員が従来の5人体制から7人体制に拡大しました。
審査員を務めたのは次の7人です。
- 飯塚悟志(東京03)
- 小峠英二(バイきんぐ)
- 秋山竜次(ロバート)
- 山内健司(かまいたち)
- じろう(シソンヌ)
- 堂前透(ロングコートダディ)
- 秋山寛貴(ハナコ)
これまでの5人に、2018年大会王者の秋山寛貴と2025年大会王者の堂前透が加わりました。
異なる世代やコントのスタイルを持つ芸人が審査に参加することで、採点の視点も広がっています。
【優勝分析】ジェラードンはなぜ1342点を獲得できたのか
今回の優勝を語るうえで欠かせないのが、ジェラードンの体制変更です。
トリオからコンビへ、新しいジェラードンの挑戦ジェラードンは2008年10月に海野裕二を含むトリオとして結成されました。
2021年にはトリオでキングオブコント決勝に進出しています。その後、2025年2月からアタック西本とかみちぃの2人体制で活動しています。
2026年大会は、コンビとして初めて立った決勝の舞台でした。
つまり、単なる5年ぶりの決勝復帰ではありません。以前とは異なる体制で、もう一度コント日本一を目指した大会だったのです。
1本目「酔っ払い」で671点ジェラードンがファーストステージで披露したのは「酔っ払い」というネタです。
6組目に登場し、671点を獲得。7人の審査員全員から高い評価を受け、2位の蛙亭に10点差をつけて首位に立ちました。
各審査員の得点は以下のとおりです。
| 審査員 | 得点 |
|---|---|
| ハナコ・秋山寛貴 | 96点 |
| 堂前透 | 96点 |
| シソンヌ・じろう | 96点 |
| かまいたち・山内健司 | 98点 |
| ロバート・秋山竜次 | 96点 |
| バイきんぐ・小峠英二 | 94点 |
| 東京03・飯塚悟志 | 95点 |
| 合計 | 671点 |
特筆すべきは、特定の審査員だけが突出して高得点をつけたのではなく、7人全員が94点以上をつけていることです。
個々の審査員の好みに左右されることなく、幅広い評価を獲得した結果が首位につながりました。
2本目「マジックバー」で完全優勝ファイナルステージで披露したのは「マジックバー」。
個性的なマスターと、彼氏と別れたばかりの女性とのやりとりを描いたコントです。
このネタでも671点を獲得し、ファーストステージと同じ得点を記録しました。
U-NEXTの大会振り返り資料では、優勝直後の2人のコメントとして、次の言葉が紹介されています。
「コンビでも面白いんだぞというのが見せられてよかった」
この言葉には、トリオ時代から積み重ねてきた活動と、2人体制になってからの挑戦が凝縮されています。
優勝の瞬間にはアタック西本とかみちぃの2人が涙を見せたことも報じられました。
過去の実績を引き継ぎながら、現在の体制でも結果を残したことが、今回の優勝を印象深いものにしています。
【プロの結論】2026年大会が示した賞レースの新しい面白さ今回の大会には、3つの大きな特徴がありました。
1つ目は、初出場組にも優勝争いの可能性があること。
初出場のヤッホイは3位、相性はいいよねは4位でした。決勝経験の有無だけで結果が決まるわけではありません。
2つ目は、敗者復活戦によって決勝への道が広がったこと。
スパイシーガーリックが芸人審査と国民投票の両方で結果を出し、最後の枠を獲得しました。決勝進出の可能性が、準決勝の結果だけで完全に閉ざされない仕組みになったことは大きな変化です。
3つ目は、芸人の活動体制が変わっても再び頂点を狙えること。
ジェラードンの優勝は、メンバー構成の変更が必ずしも賞レースでの可能性を狭めるわけではないことを示しました。
賞レースを見る際には、過去の決勝進出回数や知名度だけで判断するのではなく、その年のネタ、審査方式、出場体制を合わせて見ることが大切です。
2026年大会は、経験豊富な実力派と新しい才能が同じ条件で競い合い、最後はコンビとして再挑戦したジェラードンが頂点に立つ大会となりました。
【キングオブコントファイナリスト2026】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:キングオブコント2026のファイナリスト10組は誰ですか?
A1:相性はいいよね、蛙亭、元祖いちごちゃん、ザ・マミィ、ジェラードン、ダウ90000、ななまがり、ニッポンの社長、や団、ヤッホイの10組です。これに敗者復活戦を勝ち抜いたスパイシーガーリックを加えた11組が決勝に出場しました。
Q2:キングオブコント2026で優勝したのは誰ですか?
A2:ジェラードンです。アタック西本とかみちぃの2人体制で初めて決勝に進出し、ファーストステージ671点、ファイナルステージ671点、合計1342点で第19代王者になりました。
Q3:キングオブコント2026の初出場は何組ですか?
A3:初出場は相性はいいよね、ダウ90000、ヤッホイの3組です。特にヤッホイは初出場でファイナルステージまで進み、3位に入る活躍を見せました。
Q4:敗者復活戦で決勝に進んだ芸人は誰ですか?
A4:スパイシーガーリックです。芸人審査で279点を獲得して1位となり、国民投票でも12,721票を集めて決勝進出を決めました。
Q5:ジェラードンは何点で優勝しましたか?
A5:合計1342点です。ファーストステージとファイナルステージの両方で671点を獲得しました。2位の蛙亭は1309点で、その差は33点でした。
Q6:キングオブコント2026のエントリー数は何組でしたか?
A6:3445組です。2008年に始まった大会の第19回にあたり、2025年の3449組に次ぐ大規模な大会となりました。
キングオブコント2026は、3445組がエントリーした第19回大会です。
決勝進出10組には、初出場の相性はいいよね、ダウ90000、ヤッホイをはじめ、蛙亭、ザ・マミィ、ジェラードン、ななまがり、ニッポンの社長、や団、元祖いちごちゃんが名を連ねました。
加えて、大会史上初の敗者復活戦からスパイシーガーリックが加わり、計11組による決勝が実現しました。
最終的な結果は次のとおりです。
- 優勝:ジェラードン(1342点)
- 準優勝:蛙亭(1309点)
- 3位:ヤッホイ(1282点)
ジェラードンにとって今回の優勝は、トリオ時代から続く挑戦を、コンビとして結実させた大きな節目となりました。
また、初出場のヤッホイが3位に入ったことや、敗者復活戦からスパイシーガーリックが5位まで躍進したことも、2026年大会を象徴する結果です。
今大会を振り返る際は、優勝者だけでなく、新たに決勝へ進んだ芸人、長い年月を経て戻ってきた芸人、そして敗者復活戦で最後の切符をつかんだ芸人にも注目したいところです。
キングオブコント2026は、世代やキャリア、活動体制の違いを超えて、コントの可能性を改めて感じさせる大会となりました。