まず押さえておきたいのが、2026年上半期の若者向けランキングと、秋時点の最新調査では順位に変化が出ていることだ。
マイナビティーンズラボ、アスマーク、LINEリサーチなどの調査を比較すると、シール関連、M!LK、麻辣湯などは複数の調査で存在感を示している。一方、2026年9月の最新調査では、ちいかわやスクイーズ、setlogなどの順位も上昇している。
2026年9月期・若年層の総合トレンドランキングLINEヤフーが2026年10月23日に公表したLINEリサーチの調査は、全国の15〜24歳の男女4,738人を対象に実施されたもの。自由回答を集計したランキングで、上半期の選択式アンケートとは異なる視点から現在の流行を捉えている。
| 順位 | 流行しているもの | 注目ポイント |
|---|---|---|
| 1位 | ちいかわ | 6月期13位から急上昇 |
| 2位 | M!LK | 3期連続でTOP2を維持 |
| 3位 | VIVANT | 前回圏外から急上昇 |
| 4位 | setlog | 日常の記録・共有アプリ |
| 5位 | 麻辣湯 | 食トレンドとして継続人気 |
| 7位 | スクイーズ | 前回57位から急上昇 |
| 8位 | =LOVE | アイドル人気が上昇 |
| 9位 | めじるしアクセサリー/チャーム | 身近な雑貨として人気 |
| 10位 | ガチャガチャ | コレクション需要が継続 |
この結果で注目したいのは、上半期に話題になったものが一斉に消えているわけではない点だ。M!LKは2位を維持し、麻辣湯も8位から5位に上昇。加えて、スクイーズは57位から7位へと大きく順位を上げた。
つまり、2026年秋のトレンドは、上半期から続く定番人気と、新たに勢いを増した商品・コンテンツが共存している。特に、ちいかわ、M!LK、麻辣湯のように、SNSだけでなく幅広い層に認知されたものが強い。
2026年に流行っているもの一覧複数の調査を横断して、2026年の代表的なトレンドをジャンル別に整理すると次のようになる。
- 雑貨・おもちゃ: ボンボンドロップシール、シール帳、メロジョイ、スクイーズ、めじるしアクセサリー
- ゲーム: トモダチコレクション わくわく生活
- キャラクター: ちいかわ、たまごっち、モンチッチ、ハローキティ、パペットスンスン
- 食べ物: 麻辣湯、ドバイチョコ餅、3Dアイス、ONICHA
- 音楽・アイドル: M!LK、モナキ、CUTIE STREET、Mrs. GREEN APPLE、HANA
- 流行語: 〇〇すぎて滅、メロい、フレネミー、チャッピー構文
- SNS・アプリ: TikTok、BeReal.、Instagram、setlog
なお、この一覧は同じ条件で実施された単一ランキングではない。調査対象の年齢、回答方式、実施時期によって順位は変わるため、複数の調査で繰り返し登場するものを中心に見ると、実際のトレンドをつかみやすい。
【モノ部門】シール帳・ボンボンドロップシールが2026年の大本命!

2026年上半期の流行アイテムを語るうえで、外せないのがシールブームだ。
マイナビティーンズラボの調査では、13〜19歳の女性610人を対象にしたモノ部門で、シール帳が44.9%を獲得して1位となった。アスマークの15〜29歳男女600人調査では、ボンボンドロップシールが21.8%で1位、シール帳が11.8%で2位だった。
調査対象が違っても、シール関連アイテムが上位に入っている点は共通している。
1位候補:ボンボンドロップシールボンボンドロップシールは、ぷっくりとした立体感と透明感のある見た目が特徴のシール。大阪のファンシー文具メーカー、クーリアが企画・製造し、サンスター文具が販売している商品だ。
従来の平面的なシールとは異なり、表面の厚みやツヤ、キャラクターの立体感を楽しめる。シール帳に貼ったときにも存在感があり、複数のデザインを集めたくなることが人気の理由になっている。
2026年の調査では、15〜29歳全体の21.8%が上半期に最も流行ったアイテムとして選択。女性では30.7%、男性では13.0%となり、女性の支持が特に高かった。
一方、若者リアルラボの調査では、流行を感じるアイテムとして挙げられながらも、購入経験がない人は45.7%に上った。SNSで見かける頻度と、実際に購入する割合には差がある。
2位候補:シール帳とシール交換シール帳は、集めたシールを台紙や透明リフィルに貼って保管するコレクションアイテム。2026年は、単にシールを購入するだけでなく、友達同士で交換したり、ページのレイアウトを工夫したりする遊び方が広がっている。
注目すべきなのは、シール交換が小中学生だけの遊びにとどまらなくなったことだ。
平成時代にシール交換を経験した20代・30代にとっては懐かしい遊びであり、現在の小中高生にとっては新鮮なコミュニケーション手段になっている。若者リアルラボの分析でも、25〜29歳は懐かしさを感じ、15〜19歳は新しい楽しみとして受け止めている傾向が示された。
同じ商品でも、世代によって魅力の感じ方が違う。これが今回のシールブームの面白さだ。
3位候補:メロジョイ・スクイーズ・めじるしアクセサリーシールブームと並んで注目されているのが、触感を楽しむ雑貨やおもちゃだ。
メロジョイ(Mellojoy)は、中国発の新触感アイテムとして小中学生の調査でも名前が挙がった。柔らかい感触や、押したときの変化を楽しむスクイーズ系の商品は、動画との相性もよい。
2026年9月のLINEリサーチでは、スクイーズが前回57位から7位に急上昇。メロジョイも24位に入り、上半期からの注目が秋にも続いている。
また、めじるしアクセサリーやチャームも9位にランクインした。傘やペットボトルなど、身近な持ち物に取り付けられる小さなアイテムは、実用性と自分らしさを両立できる点が魅力だ。
トモコレと平成レトロも見逃せない「トモコレ」は、任天堂の『トモダチコレクション わくわく生活』を指す略称。自分や友人、好きな人物をMiiとして作り、島で暮らす住人たちの日常や人間関係を見守るゲームだ。
アスマーク調査では、15〜29歳の流行アイテム部門で10.3%を獲得して3位。男性15〜19歳では20.0%となり、全体平均を上回った。
また、平成時代のプリクラを再現した「DEAR 令和&平成 ウチらの伝説プリ」も10代女子のランキングで上位に入っている。平成のデザインや撮影スタイルを現在のプリクラ機で楽しめることが支持につながった。
加えて、2026年11月23日には、1996年に発売された初代から数えて、たまごっちが30周年を迎える。バンダイナムコグループも周年を重要なIP展開の機会として位置づけており、懐かしいキャラクターが再び注目される背景の一つになっている。
【食べ物ランキング】麻辣湯・ドバイチョコ・3Dアイスが人気!
2026年の食トレンドは、味だけでなく、食感や見た目、カスタマイズの楽しさが重視されている。
アスマークの15〜29歳男女600人調査では、上半期に流行ったグルメの1位が麻辣湯(19.5%)、2位がドバイチョコ餅(10.0%)、3位がONICHA(麦茶、9.5%)だった。
一方、αZ総研の上半期調査ではドバイチョコ、麻辣湯、3Dアイスが上位に入っている。小中学生を対象にした新潮社の調査では、ドバイチョコもちが1位、麻辣湯が2位、3Dアイスが3位という結果になった。
1位:麻辣湯(マーラータン)麻辣湯は、中国・四川発祥のスープ料理。春雨や野菜、肉、きのこ、練り物などから好きな具材を選び、辛さやスープの味わいを自分好みに調整できる。
人気の理由は、注文する段階から食事に参加できること。自分で具材を選ぶため、友人と一緒に店へ行っても、それぞれ異なる組み合わせを楽しめる。
アスマークの調査では、女性15〜19歳の32.0%が上半期に流行ったグルメとして麻辣湯を選んだ。全体の19.5%と比較しても高い数字だ。
加えて、同調査では麻辣湯を複数回食べた人のグループで、流行グルメとしての支持が39.2%となった。単にSNSで話題になっただけではなく、繰り返し食べられる商品として定着している点が特徴的だ。
2位:ドバイチョコ・ドバイチョコ餅ドバイチョコは、ピスタチオペーストとカダイフと呼ばれる細い生地をチョコレートで包んだスイーツ。カダイフのザクザクした食感と、濃厚なピスタチオの組み合わせが特徴だ。
もともとはアラブ首長国連邦のドバイ発祥だが、韓国での流行をきっかけに日本でも広く話題になった。
さらに2026年は、もちもちした生地でピスタチオクリームとカダイフを包むドバイチョコ餅が注目された。外側のもちもち感と中身のザクザク感という、異なる食感を一度に楽しめる。
10代女子の調査では、ドバイチョコ餅がモノ部門2位、40.5%を獲得。小中学生の食べ物部門でも1位に入った。
ただし、アスマーク調査では、ドバイチョコ餅を流行グルメとして認識していても、実際には食べたことがない人も目立った。価格や入手しにくさが購買の壁になるケースもあり、話題性と実際の消費量は分けて考えたい。
3位:3Dアイス3Dアイスは、果物の形を立体的に再現したフルーツアイス。見た目のインパクトが強く、TikTokやInstagramで動画・写真にしやすいことが注目された理由の一つだ。
αZ総研の調査では、3Dアイスが食べ物・飲み物部門の3位にランクイン。小中学生の調査でも3位に入った。
食べる前に形を見せる、断面を撮影する、実際の果物と比較するなど、動画にしたときに伝わりやすい特徴がある。味だけでなく、購入から食べるまでの体験全体がコンテンツになっている。
4位:ONICHA(麦茶)ONICHAは、YouTuberのヒカキンがプロデュースした麦茶。お茶という日常的な商品に、キャラクターや遊び心のあるパッケージを組み合わせた点が特徴だ。
アスマーク調査では、15〜29歳の流行グルメ部門で9.5%を獲得し、3位に入った。
ただし、ドバイチョコ餅と同じく、認知度が実際の購入や飲用に直結しているわけではない。商品そのものの魅力に加えて、プロデューサーの知名度やSNSでの紹介が話題を広げたタイプのトレンドといえる。
【流行語・音楽・人物部門】M!LKの「好きすぎて滅」が3冠級の存在感!
2026年上半期のエンタメトレンドを代表する存在が、5人組ボーカルダンスユニットのM!LKだ。
マイナビティーンズラボが13〜19歳の女性610人を対象に実施した調査では、M!LKがヒト部門1位、楽曲「爆裂愛してる」がウタ部門1位、そして「〇〇すぎて滅」がコトバ部門1位を獲得。3部門を制した。
音楽、人物、流行語の3つが同じアーティストを起点に広がった点は、2026年の若者文化を読み解くうえで重要な動きだ。
2026年流行語ランキング2026年上半期の流行語には、推しへの強い感情や人間関係を表現する言葉が並んだ。
- 〇〇すぎて滅:好きな人や推し、物事への強い感情を表す言葉。
- メロい:相手の魅力や意外な一面に心を奪われる状態。
- フレネミー:友達のように接しながら、実際には敵対的な態度を取る人。
- チャッピー構文:ChatGPT特有の言い回しや文章スタイルをネタにした表現。
アスマークの15〜29歳調査では「〇〇すぎて滅」が27.0%で、具体的な流行語の中で最も高い割合となった。特に15〜19歳女性では35.0%、高校生では37.4%だった。
一方、α世代を対象にしたOn'yomiの調査では「フレネミー」が34.7%で1位。小中学生を対象にした新潮社の調査では「〇〇すぎて滅!」が1位、「それな」が2位、「メロい」が3位だった。
調査によって順位が異なるのは、年齢層や質問形式が違うためだ。特に「フレネミー」は中高生世代の友人関係を表現する言葉として支持されている。
M!LKの人気曲「好きすぎて滅!」と「爆裂愛してる」M!LKの存在感を強めたのが、楽曲から派生した言葉とダンス動画だ。
「好きすぎて滅!」は、推しや好きな人物に対する感情を表現する言葉として広がった。さらに「かわいすぎて滅」「尊すぎて滅」など、さまざまな言葉を当てはめられる使いやすさも人気につながった。
2026年上半期には、新曲「爆裂愛してる」もウタ部門1位を獲得。マイナビティーンズラボの発表では、同曲のミュージックビデオが2026年6月時点で4,700万回再生を突破したと紹介されている。
「爆裂愛してる」に合わせた「ば・く・れ・つ」というフレーズも広がり、コトバ部門2位に入った。音楽を聴くだけでなく、フレーズや振り付けをSNSで共有する楽しみ方が人気を後押ししている。
モナキも急上昇!TikTokから広がる新しい音楽トレンドM!LKと並んで注目されたのが、4人組男性コーラスグループのモナキだ。
2026年4月にデビューし、デビュー曲「ほんまやで☆なんでやねん☆しらんけど」が話題になった。マイナビティーンズラボの調査では、ヒト部門2位、ウタ部門2位にランクインしている。
同調査によると、同曲は2月にTikTokで楽曲配信を開始し、TikTok総再生回数が10億回を突破したと紹介された。印象的な曲名と振り付けの覚えやすさが、ショート動画での拡散と相性のよい要素になっている。
また、女性アイドルではCUTIE STREETやFRUITS ZIPPER、アーティストではMrs. GREEN APPLEやHANAも支持を集めている。2026年の音楽トレンドは、特定のグループだけでなく、短い動画で印象を残せる楽曲やパフォーマンスが存在感を持っている。
【世代別ランキング比較】Z世代・α世代・高校生では何が違う?
同じ2026年の流行でも、10代女子、15〜29歳全体、小中学生では人気の傾向が違う。
ここでは、各調査の対象者と上位項目を整理する。数字はそれぞれの調査内での結果であり、異なる調査の割合を直接比較するものではない。
調査別・人気トレンドの比較表この比較から読み取れるのは、10代女子はシールや食べ物、α世代はキャラクターや音楽、15〜29歳全体では懐かしさを感じるアイテムやゲームにも関心が広がっているということだ。
各調査の実施時期と対象者は、マイナビティーンズラボが2026年上半期の13〜19歳女性610人、アスマークが6月11〜15日の15〜29歳男女600人、新潮社ガールズラボが小中学生512人、LINEリサーチが9月1〜3日の15〜24歳男女4,738人となっている。
α世代とZ世代で異なるトレンドの受け止め方α世代は一般に2010年以降に生まれた世代を指す。2026年時点では、小学生から高校生にかけての年齢層が中心だ。
一方、Z世代はそれより上の若年層を中心に構成される。調査によって定義は異なるものの、15〜29歳という区分で調査されるケースも多い。
両世代の違いを考える際、象徴的なのが平成レトロだ。
20代後半にとって、シール帳やたまごっちは子どものころの思い出と結びついている。一方、現在の小中学生にとっては、SNSで見かけたり友達と交換したりする新しい遊びだ。
つまり、同じ商品が世代によって「懐かしいもの」と「今まで知らなかった新しいもの」という異なる価値を持っている。
女子高生・高校生の流行りものは何?高校生のトレンドでは、シール帳、ボンボンドロップシール、ドバイチョコ餅、M!LKなどが代表的な存在になっている。
加えて、2026年上半期の小中学生調査では、学校の持ち物としてスクールバッグが1位、ReFaのハートコームが2位、NICIのフィギュアポーチが3位に入った。
スクールバッグは、ぬいぐるみキーホルダーを複数付けたり、バッグの裏側をデコレーションしたりするアレンジも人気だ。
ファッションでは、ドット柄やバレエコア、ウィッシュコア、Y2Kファッションが上位に入った。コスメではrom&ndのリップ、Torriden、fweeなど韓国系ブランドが支持されている。
【流行の理由を分析】2026年のトレンドはなぜここまで広がった?
2026年のランキングを横断して見えてくるのは、単純に人気商品を買うだけではなく、購入したものを見せる、交換する、使い方を共有するという楽しみ方が重視されていることだ。
理由1:TikTok・Instagramで短時間に魅力が伝わるボンボンドロップシールのぷっくりした質感、3Dアイスの立体的な見た目、ドバイチョコ餅の断面は、短い動画でも特徴が伝わりやすい。
特にTikTokでは、商品の開封、購入品紹介、食べてみた動画、ダンス動画など、視聴者が真似できるコンテンツが広がりやすい。
M!LKの楽曲やモナキのデビュー曲が話題になった背景にも、曲そのものの魅力に加え、振り付けや印象的なフレーズを使って動画を投稿できる仕組みがある。
新潮社の調査では、小中学生がよく利用するアプリの上位にBeReal.、Instagram、TikTokが並んだ。SNSが日常の情報収集や友達との共有に深く関係していることがうかがえる。
理由2:平成レトロが大人と子どもをつないでいる平成レトロの人気は、単なる懐古趣味ではない。
かつてシール帳やたまごっちで遊んでいた世代が、現在は自分のお金で商品を購入できる年齢になっている。一方で、当時を知らない小中学生は、昔のアイテムを新しいカルチャーとして楽しんでいる。
この二つの需要が重なることで、過去の人気商品が再び市場で注目される。
たまごっちの30周年も象徴的だ。1996年に誕生した玩具が2026年に30周年を迎えることは、長期的なブランドの認知と新しい世代への訴求が両立する機会になっている。
理由3:商品を買うことより、体験を共有することに価値がある若者リアルラボは2026年上半期のトレンドについて、SNS映えだけでなく、誰かと共感できる体験そのものが支持されていると分析している。
例えばシール交換は、シールを所有するだけでは完結しない。友達と見せ合い、交換し、相手の好みを知るところまで含めて楽しむ文化だ。
同じように、麻辣湯は具材を選ぶ過程が楽しく、トモコレは自分が作ったキャラクターの生活を見守ることができる。どれも、商品を購入した後に続く体験がある。
こうした流行は、単なる商品人気ではなく、友人との会話やSNS投稿を生み出すコミュニケーション型の消費として見ると理解しやすい。
流行っているものと、実際に売れているものは同じではないここはランキングを読むうえで見落とせないポイントだ。
若者リアルラボの調査では、ボンボンドロップシールを流行アイテムとして挙げた人のうち、購入したことがない人は45.7%だった。また、アスマークの調査では、ドバイチョコ餅やONICHAについて、話題として認知していても実際に食べていない人が一定数いることが示されている。
つまり、SNSでよく見かけるからといって、誰もが購入しているとは限らない。
流行を見極めるときは、次の3点を分けて考えるとよい。
- 認知度:名前や見た目を知っている人が多いか。
- 利用・購入経験:実際に買ったり体験したりした人が多いか。
- 継続性:一度の話題で終わらず、何度も購入・利用されているか。
麻辣湯のようにリピートされるものと、SNSで話題になっても購入に至らないものでは、ブームの実態が異なる。ランキングの順位だけで人気の規模を判断しないことが大切だ。
【2026年下半期ネクストトレンド】次に流行りそうなものは?
2026年後半の注目要点は、上半期から続く平成レトロ、収集・交換文化、ショート動画発の音楽やキャラクターにある。
6月に公表されたαZ総研の下半期予想と、7月に公表されたアスマークの15〜29歳調査を合わせると、次のような候補が見えてくる。
αZ世代が選んだ下半期ネクストトレンド新潮社のガールズラボが発表した小中学生の予測では、お菓子帳が1位、キーボードキーリングが2位、スクイーズが3位だった。
特にお菓子帳は、シール帳の次に来る可能性がある遊びとして注目されている。グミや駄菓子などを集めて、ノートに貼ったり並べたりして楽しむスタイルだ。
同じ調査では、プロフィール帳や大人のシール帳なども注目された。身近なアイテムを集め、並べ、交換するという楽しみ方が引き続き支持されている。
15〜29歳が選んだ次の流行候補アスマークが2026年6月に実施した調査では、これから流行ると思うものとして、次の項目が上位に入った。
- AIイラスト:6.5%
- 日本三國:4.5%
- 伊能忠敬界隈:3.8%
- ねぎ塩豚丼:3.8%
ここで興味深いのは、AIを使った創作、漫画作品、SNS上の独特な言葉、食べ物という、ジャンルの異なるものが並んでいることだ。
特にAIイラストは、見るだけではなく、自分で画像を作って共有する楽しみ方につながる。今後は、生成AIを使った個人の表現活動がトレンドの一部になる可能性がある。
下半期も注目したいM!LK・モナキ・平成系コンテンツαZ総研が約12万人のフォロワーに募集した2026年下半期ネクストトレンド予想では、はるねねカップル、モナキ、M!LK、平成系、トモダチコレクション わくわく生活などが編集部の選定項目として紹介された。
これは全国の若者全体を対象とした順位付き調査とは異なり、フォロワーから集めた候補を編集部が選んだ予測企画だ。それでも、上半期から続く人気が後半にも引き継がれる可能性を考える材料になる。
加えて、2026年9月のLINEリサーチでは、setlogが総合4位を維持し、スクイーズも大幅に順位を上げた。新しいアプリや触感系アイテムが、下半期のトレンドを広げる存在として注目される。
【プロの結論】2026年後半に注目すべき3つの方向性2026年のトレンドを見極めるなら、単発のバズよりも、次の3つの方向性を押さえておきたい。
第一に、収集・交換型のアナログ遊び。 シール帳からお菓子帳へ、シール交換からプロフィール帳へと、身近なものを自分らしく整理して共有する遊びが広がっている。
第二に、懐かしいコンテンツの再発見。 たまごっち、平成プリ、トモコレなど、過去の人気コンテンツが新しい世代に受け入れられている。
第三に、SNSと連動する体験型トレンド。 AIイラスト、ショート動画、setlogのような記録・共有アプリなど、見るだけでなく自分も参加できるものが注目されている。
流行に乗るなら、SNSで見かけた回数だけで判断するのではなく、自分が実際に楽しめるか、繰り返し使いたいか、友人と共有できるかを基準にすると失敗しにくい。
【今流行りのものランキング2026】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2026年に一番流行っているものは何ですか?
A1:ジャンルによって異なるが、上半期の若者向けアイテム調査ではボンボンドロップシールが1位。10代女子の調査ではシール帳が1位だった。2026年9月の15〜24歳総合調査では、ちいかわが1位となっている。
Q2:2026年に女子高生の間で流行っているものは何ですか?
A2:シール帳、ボンボンドロップシール、平成プリ、ドバイチョコ餅、麻辣湯、M!LKなどが代表的。スクールバッグのデコレーションや韓国コスメも注目されている。
Q3:2026年の流行語ランキング1位は何ですか?
A3:マイナビティーンズラボの2026年上半期10代女子調査では「〇〇すぎて滅」が1位。アスマークの15〜29歳調査でも27.0%で最も高い支持を得た。
Q4:2026年に流行っている食べ物は何ですか?
A4:麻辣湯、ドバイチョコ餅、3Dアイス、ONICHAなど。特に麻辣湯は15〜29歳調査で1位となり、繰り返し食べる人も多い。
Q5:2026年のシールブームで一番人気の商品は何ですか?
A5:ボンボンドロップシールが代表的。ぷっくりした立体感と透明感が特徴で、シール帳に集めたり、友達と交換したりする楽しみ方が広がっている。
Q6:2026年の平成レトロブームで人気のキャラクターは?
A6:たまごっち、モンチッチ、ハローキティなど。小中学生の2026年上半期調査では、モンチッチがキャラクター部門1位、ハローキティが2位、たまごっちが3位に入った。
Q7:2026年下半期に流行りそうなものは何ですか?
A7:お菓子帳、キーボードキーリング、スクイーズ、AIイラスト、setlogなどが候補。M!LKやモナキ、平成系コンテンツも引き続き注目されている。
2026年のトレンドを振り返ると、シール帳やボンボンドロップシールを中心とする収集文化、麻辣湯やドバイチョコ餅などの話題のグルメ、M!LKやモナキを中心とする音楽・SNS文化が大きな存在感を示した。
また、たまごっちや平成プリ、トモコレなど、過去に人気を集めたコンテンツが新しい世代に受け入れられていることも見逃せない。
2026年11月時点では、ちいかわやM!LKが若年層の総合ランキング上位を維持し、スクイーズやsetlogといった新しい動きも出てきている。上半期のブームがそのまま続くものもあれば、秋に入って急上昇するものもある。
今後の注目は、お菓子帳やスクイーズなどの収集・触感系アイテム、AIイラストのような参加型コンテンツ、そして平成レトロのさらなる広がりだ。
流行の本質は、単に商品が売れることではない。自分で楽しみ、友達と共有し、SNSを通じて新しい遊び方が生まれることにある。2026年下半期も、その視点からトレンドを追うと、次に人気が出るものを見つけやすくなるはずだ。