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ブルペンデーとは?仕組み・オープナーとの違い、MLB・NPBの実例を徹底解説【2026年】

水無瀬 康平 水無瀬 康平 • 更新: • 公開: • 読了約 25 分
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ブルペンデーとは、通常の先発投手に長いイニングを任せず、複数の救援投手(リリーフピッチャー)を次々と投入して試合を組み立てる野球の戦術です。英語では「Bullpen Day」または「Bullpen Game」と呼ばれます。先発投手の故障や不足を補うだけでなく、相手打線との相性や投手の疲労を考慮し、継投によって失点を抑える積極的な作戦としてMLBを中心に発展してきました。

この戦術を広く知らしめたのが、2018年のタンパベイ・レイズと、初代オープナーの象徴的存在となったセルジオ・ロモです。2026年にはMLBのピッツバーグ・パイレーツがブルペンデーで好成績を残し、ポストシーズンでも救援投手の重要性が際立っています。一方、NPBでも変則的な継投が見られるようになり、投手の役割分担は変化しています。

【基本を理解】ブルペンデーとは?意味と仕組みをわかりやすく解説

ブルペンデーとは
ブルペンデーの意味は「救援投手全員で試合をつなぐ日」

ブルペンデーとは、先発ローテーションに入っている通常の先発投手に長いイニングを任せず、ブルペンにいる複数の救援投手を計画的に起用する戦術です。

野球のブルペンとは、救援投手が登板前に投球練習をする場所を指します。そこにいる投手たちが次々と登板して試合をつなぐことから、この名称が使われています。

一般的な先発投手中心の試合では、1人の投手が5〜7イニング程度を担当し、その後を中継ぎ投手や抑え投手が引き継ぎます。

一方、ブルペンデーでは最初から複数の投手を使うことを前提に試合を設計します。

例えば、次のような継投が考えられます。

- 1回:オープナーが登板
- 2〜3回:中継ぎ投手A
- 4〜5回:ロングリリーフB
- 6回:中継ぎ投手C
- 7回:セットアッパー
- 8〜9回:勝ちパターンの救援投手・抑え投手

これはあくまで仕組みを理解するための一例であり、実際の投手交代は試合展開によって変わります。

必ずしも1人が1イニングを投げるわけではありません。複数イニングを担当する投手を組み込むこともあります。

重要なのは、最初から特定の先発投手に試合の大部分を任せるのではなく、救援投手の組み合わせによって9イニングを管理する点です。

ブルペンゲームとの違いはある?

「ブルペンゲーム(Bullpen Game)」も、救援投手を中心に試合を運ぶ方法を指す言葉です。

実際の報道や野球解説では、ブルペンデーとほぼ同じ意味で使われることがあります。

ただし、厳密に理解するなら、ブルペンデーは救援投手中心で試合を運ぶ日や起用方針、ブルペンゲームはその方式で行われる試合というニュアンスがあります。

どちらも野球の公式ルールで定められた投手のポジションではなく、チームの戦術を表す呼び方です。

先発投手とリリーフ投手の違い

ブルペンデーを理解するには、先発投手と救援投手の役割の違いを知っておく必要があります。

先発投手(スターター)は、試合開始時にマウンドに立つ投手です。長いイニングを投げることが期待され、球数やスタミナを管理しながら相手打線と対戦します。

リリーフ投手(救援投手)は、先発投手などの後を受けて登板する投手です。短いイニングで全力投球するタイプもいれば、複数イニングを投げるロングリリーフ型もいます。

ブルペンデーでは、普段は別々の役割を担当する投手たちを組み合わせ、試合全体を構成します。

中継ぎ投手と抑え投手の役割

救援投手にも、それぞれ異なる役割があります。

- 中継ぎ投手: 先発投手の後を引き継ぎ、主に中盤から終盤のイニングを担当する。
- ロングリリーフ: 先発投手が早く降板した場合などに、2〜4イニング程度を投げる。
- セットアッパー: 主に終盤の重要な場面で登板し、抑え投手につなぐ。
- 抑え投手(クローザー): リードしている試合の最終盤を任され、勝利を守る。

通常の試合では役割分担が比較的明確ですが、ブルペンデーでは投手の登板順や担当イニングが柔軟になります。

MLBの公式用語解説でも、先発投手と救援投手は役割の異なる投手として整理されています。

【混同しやすい】ブルペンデーとオープナーの違いを徹底比較

ブルペンデーを調べると、必ず登場するのが「オープナー」という言葉です。

両者は関連性が高いものの、同じ戦術ではありません。

オープナーとは何か?

オープナーとは、通常は救援を担当する投手を試合の最初に登板させる起用法です。

主な目的は、相手チームの上位打線と最初に対戦する場面で、短いイニングを全力で投げられる救援投手を投入することです。

例えば、右打者が多い上位打線に対して相性の良い右投手を最初に登板させ、その後に左投手の本来の先発候補を投入する方法があります。

この場合、オープナーは1〜2イニング程度を担当し、その後は「バルクピッチャー」と呼ばれる後続投手が長いイニングを担当します。

つまり、オープナーを使ったからといって、必ずしもブルペンデーになるわけではありません。

ブルペンデーとオープナーの比較
比較項目 ブルペンデー オープナー
基本的な意味 複数の救援投手で試合を運ぶ 救援投手を最初に登板させる
最初の投手 救援投手など 主に救援投手
2番手以降 複数の救援投手が担当 本来の先発候補が担当することが多い
主な目的 投手陣全体でイニングを分担 上位打線との相性を最適化
投手交代 複数回にわたって行う 最初の短い登板後に交代
先発投手の扱い 通常の先発を置かないことが多い 本来の先発候補が後から登板する場合がある
関係性 オープナーを組み込むこともある ブルペンデーとは別の戦術

MLB公式の用語解説でも、オープナーは通常の先発投手に代わって試合冒頭を担当し、その後に本来の先発投手に相当する投手が登板する方式として説明されています。

一方、ブルペンゲームは、最初から複数の救援投手で試合をつなぐ方式です。

両方を組み合わせることもできる

実際には、ブルペンデーとオープナーを組み合わせた運用もあります。

例えば、最初の1イニングをオープナーが担当し、2番手以降は複数の中継ぎ投手が短いイニングを担当する方法です。

この場合、オープナーを採用しながら、試合全体としてはブルペンデーになります。

覚えておきたいのは、オープナーは最初の投手の起用方法、ブルペンデーは試合全体の投手運用方法という違いです。

【なぜ採用する?】ブルペンデーのメリット・デメリットを分析

ブルペンデーは、単に先発投手が不足したときの応急処置ではありません。

投手の能力や相手打線の特徴を分析し、試合全体の失点を抑えるために採用されます。

メリット1:相手打線との相性を考えた継投ができる

最大のメリットは、打者との相性に合わせて投手を交代できることです。

右投手が得意とする打者、左投手が得意とする打者は異なります。

相手の打順や左右のバランスを見ながら投手を投入すれば、打者にとって攻略しにくい状況を作れます。

特に、試合の重要な場面で相手の中軸打者に有利な投手をぶつけられる点は大きな強みです。

メリット2:打者が同じ投手に慣れる前に交代できる

ブルペンデーが採用される背景には、MLBで重視されてきた「3巡目の壁」があります。

これは、打者が同じ投手と3回目に対戦すると、一般的に打者側の成績が向上する傾向を指します。

MLB公式の2016〜2025年のデータによると、先発投手に対する打者のOPSは次のように変化しています。

- 1巡目:.713
- 2巡目:.747
- 3巡目:.780

OPSは出塁率と長打率を合計した指標です。

この数字から、打者が同じ投手と対戦を重ねるにつれて、攻撃面で有利になる傾向が確認できます。

複数の投手を投入すれば、打者が特定の投手の球筋や配球に慣れる前に、異なる投手との対戦を強いることができます。

ただし、3巡目に入ったら必ず交代すべきという単純な話ではありません。投手の実力、球数、調子、対戦相手なども判断材料になります。

メリット3:先発投手の負担を軽減できる

先発投手が不足しているチームや、故障から復帰したばかりの投手がいるチームにとっても有効です。

無理に長いイニングを投げさせず、複数の投手で負担を分散できます。

若手投手の投球回数を管理したい場合や、先発投手の登板間隔を調整したい場合にも選択肢になります。

デメリット1:救援投手の疲労が蓄積する

最大の問題は、ブルペン全体への負担です。

通常なら先発投手が担当する5〜7イニングを複数の救援投手で補うため、多くの投手を登板させなければなりません。

加えて、登板しない投手もブルペンで準備をする必要があります。

試合に勝つために主力救援投手を多用すると、翌日以降の試合で起用できる投手が減ってしまいます。

デメリット2:継投の失敗が連鎖しやすい

複数の投手を使うということは、それだけ交代の判断が増えるということです。

一人の投手が予定より早く崩れたり、準備していた投手が登板できなくなったりすると、後続の継投計画まで変更する必要があります。

また、投手交代によって相手打線の流れを断ち切れる一方、交代した投手が制球を乱せば、かえって失点が増える可能性もあります。

デメリット3:試合のテンポが悪くなる

投手交代が増えることで、試合時間が長くなりやすいという問題もあります。

観戦する側にとっても、頻繁な投手交代は試合のリズムを変える要因です。

特に、打者との相性を重視した細かな継投が続くと、試合の流れが途切れやすくなります。

ブルペンデーが向いているチーム・向いていないチーム

採用するかどうかは、先発投手の人数だけで判断できません。

向いているチーム
- 複数の実力ある救援投手を確保している。
- 左右の投手をバランスよく配置できる。
- 複数イニングを担当できるロングリリーフがいる。
- 登板予定や休養日を細かく管理できる。
- 相手打線に合わせたデータ分析ができる。

向いていないチーム
- 救援投手の層が薄い。
- 主力中継ぎ投手が連投している。
- ロングリリーフを任せられる投手が少ない。
- 連戦が続き、ブルペンを休ませる日がない。
- 継投計画を変更できるだけの投手数がない。

ブルペンデーは、単に投手を多く使えば成立する戦術ではありません。9イニングを任せられるだけの投手層と、計画的な運用能力が必要です。

【MLBの歴史】タンパベイ・レイズとセルジオ・ロモが変えた投手起用

ブルペンデーとオープナーが注目された2018年

MLBでブルペンデーやオープナーが大きく注目されるきっかけになったのが、タンパベイ・レイズです。

2018年、レイズは従来の先発投手中心のローテーションにこだわらず、救援投手を積極的に活用する戦術を導入しました。

その象徴となったのが、2018年5月19日のロサンゼルス・エンゼルス戦です。

この試合で先発投手としてマウンドに立ったのは、当時救援投手だったセルジオ・ロモでした。

セルジオ・ロモがオープナーとして登板

ではなく、セルジオ・ロモは当時35歳のベテラン救援投手でした。

2018年5月19日、ロモは自身初となるMLBでの先発登板を経験します。

対戦相手はエンゼルス。レイズは右打者が並ぶ相手の上位打線に対して、右投手のロモを最初に起用しました。

ロモは1回に対戦した3人をすべて三振に打ち取り、役割を果たします。

2回からは左腕のライアン・ヤーブローが登板。6回2/3を効果的に投げ、最終的にレイズは5対3で勝利しました。

この起用法は、現在のオープナー戦術を象徴する試合として知られています。

MLB公式の2018年12月の特集記事でも、ロモの登板は野球の投手起用を変える転換点として取り上げられています。

レイズは2018年に55試合でオープナーを採用

レイズは、この方式を一度限りの奇策として終わらせませんでした。

2018年シーズンには、オープナーを55試合で採用。加えて、救援投手だけで全イニングを担当するブルペンデーも23試合実施しました。

同シーズンの主な特徴は次のとおりです。

- 先発投手が3イニング以下で降板した試合は71回。
- チーム全体の投球回に占める救援投手の割合は56.2%。
- 5月19日以降のチーム防御率は3.50。
- 5月18日までのチーム防御率は4.43。

5月19日以降の防御率はア・リーグ2位に相当する数字でした。

もちろん、この改善には投手陣の状態や選手構成など複数の要因が影響しています。しかし、オープナーを含む救援投手中心の運用が、レイズの戦力を生かす方法として機能したことは注目に値します。

成功ばかりではなかったMLBのブルペン戦術

一方で、ブルペンデーやオープナーが常に成功するわけではありません。

2018年のアスレチックスは、ヤンキースとのアメリカン・リーグのワイルドカードゲームで、オープナーとブルペンデーを組み合わせたような起用を試みました。

しかし、期待どおりの結果にはつながりませんでした。

また、レイズがロモを連日オープナーとして起用した翌日の試合では、ロモは2回途中で降板。エンゼルスの大谷翔平が7回2/3を投げる好投を見せ、レイズは敗れています。

こうした例からも、投手の組み合わせだけで試合を支配できるわけではないことが分かります。

【NPB・2026年最新情報】日本プロ野球でのブルペンデー採用事例

NPBでもブルペンデーは採用されている

日本のプロ野球でも、ブルペンデーやオープナーに近い起用法が見られます。

ただし、MLBのように定期的な戦術として広く定着したと単純に判断することはできません。

NPB公式サイトの2019年3月15日付の記録員コラムでは、レイズのオープナー戦術を紹介し、日本の公式戦でも採用される可能性に触れていました。

その後、2019年には日本ハムの栗山英樹監督が先発投手を打者一巡程度で交代させる運用を試みたことも、当時の報道で紹介されています。

2020年のDeNA・巨人が見せた変則継投

日本でブルペンデーが注目された事例の一つが、2020年のプロ野球です。

新型コロナウイルスの影響で開幕が延期され、過密日程となったシーズンでは、先発投手の負担を分散するための継投策が注目されました。

2020年8月9日の巨人対中日戦では、原辰徳監督が中継ぎ投手の宮國椋丞を先発起用。宮國が2イニングを担当した後、今村信貴、鍵谷陽平、大江竜聖、高梨雄平、大竹寛、中川皓太、田中豊樹らが登板しました。

計8人の投手を投入し、延長10回を2失点に抑えて引き分けています。

翌日の報道では、こうした起用がブルペンデーやオープナーの考え方に近い戦術として紹介されました。

DeNAの2020年8月23日は7投手の継投も敗戦

横浜DeNAベイスターズも、ブルペンデーを採用した球団の一つです。

2020年8月23日の中日戦では、先発投手の平良拳太郎が登録抹消となったことを受け、救援投手を中心に試合を組み立てました。

伊勢大夢がプロ入り後初の先発マウンドに立ち、2イニングを無失点で担当。その後、国吉佑樹、平田真吾、石田健大、山﨑康晃、パットン、エスコバーと継投しました。

計7人の投手を起用し、中日の得点を3点に抑えたものの、DeNA打線が5安打無得点に終わり、0対3で敗戦しました。

この試合は、ブルペンデーが必ずしも勝利につながるわけではないことを示しています。

ただし、投手陣が3失点に抑えた点を考えれば、敗因を継投だけに求めるのも適切ではありません。

2007年オールスターにも見られた救援投手のリレー

日本での興味深い先例として、2007年のオールスターゲーム第1戦も挙げられます。

当時、全セを率いた落合博満監督は、上原浩治、高津臣吾、林昌勇、木塚敦志、岩瀬仁紀、黒田博樹、久保田智之、クルーン、藤川球児という9人を1イニングずつ起用しました。

結果は1安打完封リレー。

通常のペナントレースとは異なるオールスターゲームでの采配ですが、複数の投手で試合をつなぐ戦術の有効性を示す事例です。

NPB公式記録員が指摘した2025年の変化

2025年10月8日、NPB公式サイトに掲載された公式記録員のコラムでは、近年の投手起用について重要な指摘がありました。

それによると、近年はオープナーのような起用が見られるものの、実際には2番手に本来の先発投手を投入する方式より、短いイニングを複数の救援投手でつなぐブルペンデー型の運用が多くなっていると説明されています。

また、2025年9月30日のロッテ対楽天戦では、引退登板の美馬学が先頭打者を打ち取って降板した後、澤村拓一を挟み、ブライアン・サモンズが6イニングを無失点で投げました。

この試合は典型的なブルペンデーとは異なりますが、先発・救援という従来の役割にとらわれない投手運用を考えるうえで興味深い事例です。

2026年のMLBではブルペンデーが実戦的な選択肢に

2026年のMLBでは、ブルペンデーは単なる緊急対応ではなく、戦力や日程に合わせて選択される戦術となっています。

象徴的なのが、ピッツバーグ・パイレーツの事例です。

MLB公式サイトが2026年9月9日に紹介したデータによると、パイレーツはブルペンデーを採用した試合で6勝4敗を記録し、1試合平均の失点は2.6点でした。

それ以外の試合では平均4.8失点となっており、ブルペンデー採用試合の成績が良好でした。

特にオープナーを担当したレイク・バッカーは、4度の登板で合計9回2/3を投げ、自責点2、防御率1.86、10奪三振を記録しています。

また、オープナーの後を担当した救援投手たちも、合計42回2/3で防御率2.95と安定した成績を残しました。

この事例が示すのは、ブルペンデーの成否は最初に登板する投手だけでは決まらないということです。

後続の投手が複数イニングを担当できること、登板順を適切に計画できること、十分な投手層があることが成功につながっています。

2026年ポストシーズンでも救援投手の比重が上昇

2026年のMLBポストシーズンでは、救援投手の役割がさらに大きくなりました。

CBS Sportsが紹介したポストシーズン25試合時点のデータでは、救援投手の投球回数は合計232回2/3。先発投手の207イニングを上回っています。

全投球回に占める救援投手の割合は52.9%でした。

比較すると、2026年のレギュラーシーズンは43.1%です。

ポストシーズンではレギュラーシーズンより救援投手の比重が高まる傾向があり、2026年もその特徴が確認されています。

ただし、短期決戦では試合間の休養日が多く、通常のレギュラーシーズンより救援投手を積極的に投入しやすい事情もあります。

そのため、この52.9%という数字を、そのまま年間を通したブルペンデーの採用率と考えることはできません。

2026年の状況を整理すると、MLBではブルペンデーやオープナーが実戦的な選択肢として浸透し、NPBでも短いイニングをつなぐ継投が見られるようになっています。

【プロの結論】ブルペンデーの本質は投手の人数ではなく運用設計にある

ブルペンデーを理解するときに、最も重要なのは「先発投手を使わない戦術」という表面的な説明だけで終わらせないことです。

本質は、投手の能力を最大限に生かすため、試合全体を細かく設計することにあります。

例えば、次のような判断が必要です。

1. 相手打線の左右のバランスを確認する。
2. 最初に対戦する上位打線に適した投手を選ぶ。
3. 中盤を担当するロングリリーフを確保する。
4. 勝負どころで投入するセットアッパーを温存する。
5. 翌日以降の試合に備えて登板数と休養日を管理する。

これらが適切に機能して初めて、ブルペンデーは強力な戦術になります。

反対に、救援投手の層が薄いチームが安易に採用すれば、翌日以降の試合まで投手運用が苦しくなる可能性があります。

また、先発投手が長いイニングを投げられることには、依然として大きな価値があります。

先発投手が試合を安定させれば、救援投手を温存でき、連戦を乗り切りやすくなるためです。

つまり、ブルペンデーは先発投手を不要にする戦術ではありません。

先発投手を中心とした従来の投手運用と、救援投手を中心とした新しい運用を、チーム事情に応じて使い分けることが重要です。

【よくある質問】ブルペンデーに関するFAQ

Q1:ブルペンデーでは先発投手を使わないのですか?

ブルペンデーでは、通常の先発ローテーションに入っている投手を使わず、複数の救援投手で試合を運ぶケースが一般的です。ただし、最初にオープナーを登板させたり、複数イニングを投げられる投手を組み込んだりすることもあります。

Q2:ブルペンデーとオープナーは同じ意味ですか?

同じではありません。オープナーは救援投手を試合の最初に起用する方法です。ブルペンデーは複数の救援投手で試合全体を担当する方法です。オープナーをブルペンデーの一部として採用することもあります。

Q3:NPBでもブルペンデーは採用されていますか?

はい。2020年の巨人やDeNAなどで、複数の救援投手を投入する変則的な継投が見られました。2025年のNPB公式記録員のコラムでも、近年はブルペンデー型の投手運用が見られると説明されています。

Q4:ブルペンデーは必ず勝率が上がる戦術ですか?

必ずしもそうではありません。投手の相性や継投のタイミングがうまく機能すれば有効ですが、救援投手の疲労や投手層の薄さが問題になることもあります。採用するチームの戦力や日程によって効果は変わります。

Q5:ブルペンデーはMLBでいつから注目されたのですか?

2018年にタンパベイ・レイズがオープナーを積極的に採用したことで大きく注目されました。特に2018年5月19日のエンゼルス戦でセルジオ・ロモが先発登板した試合は、戦術の象徴的な事例として知られています。

ブルペンデーとは、通常の先発投手に長いイニングを任せず、複数の救援投手によって試合を組み立てる戦術です。

2018年のタンパベイ・レイズとセルジオ・ロモによって注目を集め、MLBでは投手起用の選択肢として発展してきました。

2026年にはパイレーツが好成績を残し、ポストシーズンでも救援投手の投球回数が先発投手を上回る状況が見られました。NPBでも、巨人やDeNAの過去の事例に加え、近年の短いイニングをつなぐ継投が確認されています。

最後に、覚えておきたい要点は3つです。

- ブルペンデーは複数の救援投手で試合を運ぶ戦術。
- オープナーは最初の投手の起用方法であり、ブルペンデーとは区別される。
- 成功には救援投手の層、相性分析、登板管理の3つが欠かせない。

これからのプロ野球を見る際は、先発投手の名前だけでなく、誰が何回から登板する予定なのか、どの投手を勝負どころに残しているのかにも注目してみてください。

投手交代の順番や監督の采配に目を向けると、ブルペンデーという戦術の面白さが、より深く理解できるはずです。

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水無瀬 康平

芸能ニュースの編集を11年。所属事務所の公式リリース、番組公式サイト、配信サービスの告知だけを一次情報として照合し、出典の取れない話は載せません。

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