2026年の横浜DeNAベイスターズ2軍は、ファーム・リーグ中地区で堂々の優勝を飾りました。
NPB(日本野球機構)の最終成績によると、DeNAは122試合を戦い、74勝40敗8分。勝率は.649です。
2026年ファーム・リーグ中地区の最終順位| 順位 | 球団 | 試合 | 勝 | 敗 | 分 | 勝率 | 首位との差 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 横浜DeNA | 122 | 74 | 40 | 8 | .649 | - |
| 2 | 巨人 | 124 | 75 | 47 | 2 | .615 | 3.0 |
| 3 | 西武 | 121 | 69 | 51 | 1 | .575 | 8.0 |
| 4 | 中日 | 123 | 54 | 64 | 5 | .458 | 22.0 |
| 5 | ハヤテ | 122 | 37 | 81 | 4 | .314 | 39.0 |
出典:NPB 2026年度ファーム・リーグ最終勝敗表。順位は勝率による。
9月22日に優勝が決定した理由優勝が決まったのは、2026年9月22日です。
この日、DeNAは優勝へのマジックナンバーを「1」としていました。2位の読売ジャイアンツの試合が中止になったため、DeNAの中地区優勝が確定しました。
球団にとっては、イースタン・リーグ時代の2024年以来、2年ぶり5度目のファーム優勝です。
ここで注目したいのは、単に勝利数が多かったという点だけではありません。
2位の巨人は75勝を挙げており、DeNAの74勝を上回っています。それでもDeNAが首位になったのは、試合数が異なるシーズンにおいて、勝率.649が巨人の.615を上回ったためです。
2026年から導入された新制度では、各地区の順位は勝率で決定されます。中止試合の再試合を行わない仕組みも採用されており、勝利数だけでは順位を判断できません。
優勝を支えた打撃力と投手力DeNAの2026年シーズンを数字から分析すると、特に投手陣の安定感が際立ちます。
| 指標 | DeNAの成績 | 中地区での位置 |
|---|---|---|
| チーム打率 | .269 | 2位 |
| 得点 | 601 | 1位 |
| 安打 | 1,102 | 2位 |
| 盗塁 | 140 | 2位 |
| チーム防御率 | 2.57 | 1位 |
| 奪三振 | 996 | 1位 |
チーム打率は西武の.276に及ばなかったものの、得点は601点で地区最多。盗塁も140を記録しました。
一方、投手陣は防御率2.57で中地区トップ。996奪三振という数字も残しています。
つまり、打線の得点力だけに頼るのではなく、投手力を軸に失点を抑え、機動力も活用する戦い方が優勝につながったと考えられます。
【村田修一二軍監督】優勝を導いた指導方針と注目選手一覧

背番号75
2026年シーズンのファームを率いた指揮官。選手の育成・強化と、野球に向き合う姿勢の両面を重視した。
2026年の優勝を語るうえで外せない人物が、村田修一二軍監督です。
球団が9月22日に発表した優勝コメントでは、村田監督は2月1日のチーム始動から、選手の技術面だけでなく、人として、社会人として野球や私生活にどう向き合うかを大切にしてきたと説明しています。
特に強調したのが、1軍への選手供給です。
若手選手を育てながら、1軍に昇格した選手が実際に活躍できる状態を整える。ファームの役割を単なる若手の練習場所ではなく、1軍の戦力を支える組織として捉えています。
また、優勝コメントでは、2位や3位で満足せず、常に頂点を目指す姿勢を選手に伝えてきたことにも触れています。
2026年に注目されたファーム選手ベイスターズの2軍選手一覧を見る際に注意したいのが、1軍と2軍で完全に別々の選手登録が存在するわけではないことです。
支配下選手と育成選手を含む球団全体の選手が、調子やコンディション、チーム事情などに応じて1軍・2軍を行き来します。
2026年のファーム公式記録や選手名鑑から、注目したい選手を紹介します。
小田康一郎
2026年ファーム公式戦で103試合に出場。打率.280、5本塁打、54打点、出塁率.386を記録しました。中地区の規定打席到達者では最高出塁率をマークしています。
森敬斗
94試合に出場し、打率.267、78安打、20盗塁。打撃だけでなく走塁面でも存在感を示しました。
田内真翔
85試合に出場。打率.237、71安打を記録しました。若手内野手として経験を積んだシーズンです。
東妻純平
68試合に出場し、47安打、4本塁打、24打点。捕手としてもチームを支えました。
2026年度の公式選手名鑑では、投手・捕手・内野手・外野手に分けて登録選手を確認できます。
特に育成選手については、次のような選手も在籍しています。
- 投手:清水麻成、金渕光希、吉岡暖、森下瑠大、松本隆之介
- 捕手:上甲凌大、近藤大雅
- 内野手:小笠原蒼、西巻賢二、清水詩太
- 外野手:小針大輝
育成選手は支配下登録を目指しながら、実戦経験を積んでいく立場です。
シーズン中には育成から支配下に移行した選手もおり、2026年は庄司陽斗、浜地真澄、馬場皐輔、高見澤郁魅らが支配下登録されています。
【本拠地は横須賀】横須賀スタジアムとDOCK OF BAYSTARS YOKOSUKAの違い
ベイスターズの2軍を現地で応援したい人が、まず知っておきたいのが横須賀市にある2つの主要施設です。
それが、試合を開催する横須賀スタジアムと、選手の育成を支えるDOCK OF BAYSTARS YOKOSUKAです。
1. 横須賀スタジアムは、追浜公園内にあるベイスターズのファームのフランチャイズ球場です。
- 住所:神奈川県横須賀市夏島町2番地2
- 最寄り駅:京急追浜駅
- 徒歩:約15分
- バス:深浦経由田浦駅行きで「Lウィング前」下車、徒歩約2分
- 電話:046-865-3307
横須賀市の施設案内でも、ベイスターズのファームのフランチャイズ球場として紹介されています。
年間を通じてファーム公式戦が開催される場所であり、若手選手の実戦を間近で見られるのが魅力です。
2. DOCK OF BAYSTARS YOKOSUKAは、ベイスターズのファーム選手が日々の練習やトレーニングに取り組む施設です。
主な施設は次のとおりです。
- 屋内練習場
- 屋外練習場
- サブグラウンド
- 屋外ブルペン
- 選手寮「青星寮」
球団の施設紹介によると、DOCKという名称には、造船の街・横須賀から若手選手が一流のプロ野球選手へ成長し、大海原へ羽ばたいてほしいという願いが込められています。
単なる練習場ではなく、生活とトレーニングを一体化した育成拠点です。
横須賀スタジアムとDOCKの比較| 比較項目 | 横須賀スタジアム | DOCK |
|---|---|---|
| 主な役割 | ファーム公式戦 | 選手育成・練習 |
| 主な施設 | 野球場・観客席 | 屋内外練習場・選手寮 |
| 住所 | 横須賀市夏島町2-2 | 横須賀市夏島町2-2 |
| 最寄り駅 | 京急追浜駅 | 京急追浜駅 |
| 駐車場 | 追浜公園駐車場あり | なし |
| 見学 | 試合チケットが必要 | 指定見学エリアなどの利用条件あり |
DOCKは追浜駅から徒歩約21分、京急バス「室ノ木」停留所から徒歩約5分です。
球団は見学エリアを1塁側の見学広場に限定しています。選手への出待ちや入待ち、練習エリア以外での見学は控える必要があります。
【試合日程・試合結果】2026年の新リーグ制度とファーム日本選手権
2026年のベイスターズ2軍を理解するうえで、もう1つ重要なのがファーム・リーグの制度変更です。
2026年から1リーグ3地区制に変更NPBは2026年度からファーム・リーグに1リーグ3地区制を導入しました。
各地区の所属球団は以下のとおりです。
| 地区 | 所属球団 |
|---|---|
| 東地区 | 楽天、オイシックス、ヤクルト、ロッテ、日本ハム |
| 中地区 | 西武、巨人、DeNA、ハヤテ、中日 |
| 西地区 | オリックス、阪神、広島、ソフトバンク |
2026年3月14日に開幕し、地区内対戦と地区を越えた交流戦を組み合わせる形式です。
球団によって予定試合数は異なり、135~146試合が基本となりました。
ファーム日本選手権2026の結果中地区優勝を果たしたDeNAは、10月3日に静岡県のしずてつスタジアム草薙で開催されたファーム日本選手権2026のファーストステージに出場しました。
対戦相手は同じ中地区2位の巨人です。
2026年10月3日・ファーストステージ
横浜DeNA
1
読売ジャイアンツ
3
球場:しずてつスタジアム草薙
DeNAは初回に先制しましたが、4回に中山礼都の2ラン、5回に岡田悠希のソロ本塁打を浴び、1対3で敗れました。
先発は篠木健太郎。DeNA打線は7安打を放ったものの、追加点を奪えませんでした。
その後、10月4日の決勝では北海道日本ハムが巨人を5対2で破り、29年ぶり2度目のファーム日本一に輝いています。
ここで押さえておきたいのは、中地区優勝とファーム日本一は別のタイトルだということです。
DeNAは地区優勝を達成しましたが、ファーム日本選手権では準決勝に相当するファーストステージで敗退しました。
試合日程と結果を確認する方法2026年の公式戦は9月27日に全日程が終了しています。
次の情報を調べる場合は、球団公式のファーム試合情報とNPBの公式記録が便利です。
- 月別の試合日程
- 対戦カードと開催球場
- 試合結果・スコア
- 打撃成績・投手成績
- 中地区の最終順位
- ファーム日本選手権の結果
なお、秋季トレーニングや教育リーグは通常のファーム公式戦とは異なります。公式戦の順位表と混同しないようにしましょう。
【チケット・観戦方法】横須賀でベイスターズ2軍を応援するには?
横須賀スタジアムでのファーム観戦は、1軍の横浜スタジアムとは違った楽しみがあります。
選手との距離が比較的近く、これから1軍で活躍する可能性を秘めた若手のプレーを見られるのが大きな魅力です。
2026年のチケット料金球団公式の2026年ファーム公式戦チケット情報では、横須賀スタジアムの料金は次のとおりでした。
| 券種 | 料金 |
|---|---|
| 大人(高校生以上) | 1,700円 |
| こども(4歳~中学生) | 500円 |
| BlueMatesメンバー | 1,500円 |
| BlueMatesキッズ | 無料 |
3歳以下は入場無料です。
また、2026年の通常公式戦では前売り販売はなく、当日窓口での購入が基本でした。チケット購入は現金払いのみと案内されていました。
※上記は2026年シーズンの料金であり、2027年の料金を示すものではありません。
2026年11月は秋季トレーニングを見学できる2026年11月2日現在、ベイスターズはDOCK OF BAYSTARS YOKOSUKAを中心に秋季トレーニングを実施しています。
球団の10月26日発表によると、実施期間は10月31日~11月17日です。
- 主な練習場所:DOCK OF BAYSTARS YOKOSUKA
- 一部使用施設:横須賀スタジアム
- 休養日:11月2日、6日、10日、14日
- 11月1日~3日:横須賀スタジアムは使用しない
- DOCKの1塁側ひな壇観客席:一般ファン向けに開放
つまり、11月2日は休養日に当たるため、通常の練習見学を目的に訪れる日としては適していません。
11月の選手サイン会にも注目秋季トレーニング期間中には、選手サイン会も予定されています。
| 開催日 | 内容 |
|---|---|
| 11月7日 | 選手サイン会 |
| 11月8日 | 選手サイン会 |
| 11月15日 | 選手サイン会 |
参加人数は最大30人。参加券の配布は横須賀スタジアム正面玄関前で14時30分開始予定と発表されています。
参加希望者が定員を超えた場合は、先着抽選で参加券が配布されます。参加選手や当日の実施状況は変更される可能性があります。
練習見学やイベントを目的に訪れる場合は、当日の球団発表を確認してから出かけるのが確実です。
【プロの結論】ベイスターズ2軍の本当の強さは育成と1軍への戦力供給にある
2026年の横浜DeNAベイスターズ2軍は、中地区優勝という明確な結果を残しました。
しかし、ファームを評価する際には順位だけで判断しないことも大切です。
プロ野球のファームには、大きく分けて3つの役割があります。
1. 若手の育成: 将来の1軍レギュラー候補に実戦経験を積ませる。
2. 1軍選手の調整: コンディション不良や不調からの復帰を支援する。
3. 育成選手の支配下昇格: 実力を証明する機会を与え、球団全体の戦力を厚くする。
2026年のDeNAは、チーム防御率2.57という地区トップの数字を残しました。打撃面でも601得点を記録しています。
さらに村田修一二軍監督が語ったように、若手を育てながら1軍に戦力を供給できた点も、今シーズンの大きな成果です。
横須賀でのファーム観戦がおすすめの人- 将来の1軍主力候補を早い段階から応援したい人
- 若手選手の成長過程を見届けたい人
- 投手の球質や打者のスイングをじっくり観察したい人
- 1軍とは異なる落ち着いた雰囲気で野球を楽しみたい人
一方、1軍のような大規模な演出やイベント、充実したスタジアム設備を期待する人には、少し物足りなく感じることもあります。
ファーム観戦の魅力は、完成されたスター選手を見ることだけではありません。まだ成長途中の選手が、1軍を目指して試行錯誤する姿にあります。
【ベイスターズ2軍】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:ベイスターズ2軍の本拠地はどこですか?
A1:神奈川県横須賀市の横須賀スタジアムです。選手の練習や育成の拠点としてDOCK OF BAYSTARS YOKOSUKAも利用されています。
Q2:2026年のベイスターズ2軍の順位は何位ですか?
A2:ファーム・リーグ中地区で1位です。74勝40敗8分、勝率.649で、9月22日に優勝を決めました。
Q3:2026年のファーム日本選手権で優勝しましたか?
A3:ファーム・リーグ中地区では優勝しましたが、ファーム日本選手権では10月3日に巨人に1対3で敗れました。2026年のファーム日本一は北海道日本ハムです。
Q4:ベイスターズ2軍の試合は無料で見られますか?
A4:2026年の横須賀スタジアムでの通常公式戦は有料でした。大人1,700円、こども500円です。一方、秋季トレーニングではDOCKの指定見学エリアが開放される日があります。
Q5:DOCK OF BAYSTARS YOKOSUKAでは選手の練習を見学できますか?
A5:球団が指定する1塁側の見学エリアなどで見学できます。ただし、見学可能な場所や日程には制限があり、出待ち・入待ちは禁止されています。
Q6:村田修一は2026年も二軍監督ですか?
A6:はい。2026年シーズンの二軍監督は背番号75の村田修一です。選手育成と1軍への戦力供給を重視し、中地区優勝を達成しました。
2026年の横浜DeNAベイスターズ2軍は、74勝40敗8分、勝率.649という好成績でファーム・リーグ中地区を制しました。
今シーズンのポイントを整理すると、次のとおりです。
- 9月22日に中地区優勝が決定
- 2024年以来2年ぶり5度目のファーム優勝
- 村田修一二軍監督がチームを指揮
- チーム防御率2.57で中地区トップ
- 小田康一郎、森敬斗、田内真翔らが実戦経験を積んだ
- ファーム日本選手権は巨人に敗れ、ファーム日本一には届かず
- 横須賀スタジアムとDOCKが育成・活動の中心
2026年11月は秋季トレーニングが行われており、来シーズンに向けた準備も進んでいます。
ファームの優勝はゴールではありません。そこで成長した選手が1軍に昇格し、横浜スタジアムで活躍することこそ、育成組織にとって大きな成果です。
2027年シーズンに向けて、横須賀からどの選手が新たなスターへ成長するのか。ベイスターズの2軍は、これからも目が離せない存在です。
主な情報源:横浜DeNAベイスターズ公式サイト、NPB(日本野球機構)公式記録、横須賀市公式施設案内。