映画だけでなく、テレビドラマでも山田杏奈は着実に出演歴を積み重ねてきた。
特に注目したいのは、主演を務めた作品と、主演俳優を支える重要な役柄を担当した作品の両方があることだ。
2013~2020年:ドラマデビューから主演へ- 2013年『刑事のまなざし』:夏目絵美役。テレビドラマ出演初期の作品。
- 2018年『幸色のワンルーム』:幸役。初主演ドラマ。
- 2018年『グッド・ドクター』:菅原唯菜役。
- 2019年『新米姉妹のふたりごはん』:水谷サチ役。大友花恋とのW主演。
- 2020年『10の秘密』:白河瞳役。
- 2020年『荒ぶる季節の乙女どもよ。』:小野寺和紗役。玉城ティナとのW主演。
『幸色のワンルーム』は、山田杏奈の初主演ドラマとして特に重要な作品だ。家庭や学校で居場所を失った少女・幸を演じ、主人公の複雑な感情を表現した。
続く『新米姉妹のふたりごはん』では、料理を通じて関係を深めていく姉妹の物語に出演。『荒ぶる季節の乙女どもよ。』では、思春期の葛藤や恋愛感情を抱える女子高校生を演じている。
2021~2024年:社会派作品や群像劇にも出演2022年以降は、作品のジャンルがさらに広がった。
- 2022年『17才の帝国』:茶川サチ役。NHK土曜ドラマのヒロイン。
- 2022年『未来への10カウント』:水野あかり役。木村拓哉主演ドラマにレギュラー出演。
- 2022年『新・信長公記~クラスメイトは戦国武将~』:日下部みやび役。
- 2022年『早朝始発の殺風景』:W主演作品。
- 2023年『ゼイチョー~「払えない」にはワケがある~』:百目鬼華子役。
『ゼイチョー』では、菊池風磨演じる饗庭蒼一郎とともに、市役所の納税課を舞台とした物語に参加した。
学生役を中心とした時期から、職業や社会的立場を持つ人物へと演技の幅を広げている点が興味深い。
2025年:『リラの花咲くけものみち』と『シナントロープ』
『リラの花咲くけものみち』
- 放送開始:2025年2月1日
- 放送局:NHK総合
- 主演:山田杏奈
- 役名:岸本聡里
獣医師を目指す若者の成長を描く作品。2026年には続編が制作された。
『シナントロープ』
- 放送開始:2025年10月6日
- 放送局:テレビ東京系
- 主演:水上恒司
- 役名:水町ことみ
小さなバーガーショップを舞台に、8人の若者の人間関係を描く青春群像ミステリー。
『シナントロープ』は2025年12月22日まで放送された作品で、2026年の新作ドラマと混同しないようにしたい。
このほか、2025年3月13日放送のTBSドラマ特別企画『わが家は楽し』にも出演。山田杏奈の役名は吉岡美鈴で、小日向文世、戸田恵子、髙橋海人、桜井ユキらと共演した。
『リラの花咲くけものみち』での主演に加え、ミステリーやホームドラマにも出演していることから、2025年はテレビドラマでの活躍も充実した年だった。
【プロの視点】山田杏奈の代表作から読み解く演技の魅力と現在の活動

山田杏奈の出演歴を整理すると、キャリアには大きく3つの特徴がある。
1. 主演作で見せる繊細な人物表現『ミスミソウ』『ひらいて』『山女』は、山田杏奈の代表作を考えるうえで重要な映画だ。
いずれも主人公が置かれた環境や人間関係によって、内面に大きな葛藤を抱える作品である。
山田杏奈の魅力は、登場人物の感情を単純な善悪や喜怒哀楽だけで表現しないところにある。
孤独、迷い、怒り、希望といった複数の感情が同時に存在する人物を演じることで、物語に奥行きを与えている。
2. 大型作品への出演で広がる認知度『ゴールデンカムイ』シリーズへの出演は、山田杏奈の活動を語るうえで大きなポイントだ。
アシㇼパは原作ファンにも広く知られるキャラクターであり、実写化に際しても重要な役割を担う。
加えて、2026年の『NEW GROUP』ではオリジナル映画の主演を務めた。
既存の人気作品でキャラクターを演じる仕事と、新しい世界観を作る作品で主人公を担う仕事。この両方に取り組んでいることが、現在の活動の特徴といえる。
3. テレビドラマではジャンルを横断する出演戦略テレビでは、NHK、日本テレビ、テレビ東京、TBSなど、異なる放送局の作品に出演している。
注目したいのは、同じような役柄を繰り返していないことだ。
| ジャンル | 代表作品 | 演じた人物 |
|---|---|---|
| 時代劇 | 銭形平次 | つばめ |
| 医療・動物 | リラの花咲くけものみち | 岸本聡里 |
| スポーツ群像劇 | 俺たちの箱根駅伝 | 戸山知香 |
| 青春ミステリー | シナントロープ | 水町ことみ |
| 社会派ドラマ | ゼイチョー | 百目鬼華子 |
俳優にとって、出演作品のジャンルが広がることは、新しい視聴者層との接点を作ることにもつながる。
山田杏奈の場合、映画では主演やヒロイン、テレビでは群像劇の一員や物語を動かす重要人物など、作品に合わせて立ち位置を変えている。
山田杏奈の現在の活動を追う際の3つの判断基準出演情報を調べる際は、次の区別を意識すると情報を正確に把握できる。
- 映画の公開日と制作年を区別する。 『NEW GROUP』のように、制作情報と実際の公開年が異なる場合がある。
- ドラマの放送開始日と単発放送日を区別する。 『リラの花咲くけものみち2』は連続ドラマ、『銭形平次』は全1回のスペシャル時代劇だ。
- 過去作と最新作を区別する。 『シナントロープ』は2025年のドラマであり、2026年の新作とは異なる。
こうした区別をすることで、検索結果に掲載される古い出演情報や公開予定情報を、現在の活動と取り違えずに済む。
【山田杏奈の映画・テレビ番組】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:山田杏奈が2026年に出演した映画は何ですか?
A1:『ゴールデンカムイ 網走監獄襲撃編』と『NEW GROUP』の2作品です。前者ではアシㇼパ役、後者では主人公の愛役を演じています。公開日はそれぞれ2026年3月13日と6月12日です。
Q2:山田杏奈が2026年に出演したテレビドラマは何ですか?
A2:『銭形平次』『リラの花咲くけものみち2』『俺たちの箱根駅伝』です。役名は順に、つばめ、岸本聡里、戸山知香です。
Q3:『リラの花咲くけものみち2』の放送日はいつですか?
A3:2026年8月22日(土)にNHK総合で放送開始されました。毎週土曜22時から22時45分までの全5話で、山田杏奈が主人公の岸本聡里を演じています。
Q4:山田杏奈の代表作は何ですか?
A4:映画では『ミスミソウ』『ひらいて』『山女』『ゴールデンカムイ』、ドラマでは『幸色のワンルーム』『新米姉妹のふたりごはん』『リラの花咲くけものみち』などが代表作として挙げられます。
Q5:山田杏奈が出演した『シナントロープ』は2026年の作品ですか?
A5:いいえ。テレビ東京系で2025年10月6日に放送開始されたドラマです。山田杏奈は水町ことみ役で出演しました。
Q6:山田杏奈の『NEW GROUP』での役名は何ですか?
A6:主人公の愛役です。2026年6月12日に公開された下津優太監督のSFサイコエンターテインメント映画です。
山田杏奈の映画・テレビ番組出演歴を振り返ると、2018年の『ミスミソウ』『幸色のワンルーム』を転機に、映画とテレビの両方で主演や重要な役柄を務めてきたことが分かる。
2026年は映画『ゴールデンカムイ 網走監獄襲撃編』でアシㇼパ役を続投し、『NEW GROUP』では主人公の愛を担当。テレビでは『銭形平次』『リラの花咲くけものみち2』『俺たちの箱根駅伝』と、幅広いジャンルの作品に出演した。
特に『俺たちの箱根駅伝』の戸山知香役は、スポーツ中継を支える若いスタッフという新しい人物像への挑戦だ。これまでの主演映画や青春ドラマとは違う魅力を楽しめる。
今後の出演作を追う際は、所属事務所アミューズの公式プロフィール、NHKや日本テレビなどの番組公式情報、映画の公式発表を確認すると、公開日・放送日・役名を正確に把握できる。
主演作だけでなく、共演作品や声優としての仕事にも目を向けると、山田杏奈の俳優としての成長と表現の幅をより深く楽しめるはずだ。