2026年大会で無料視聴を考える読者にとって、最も大きな要点はDAZNによる日本代表戦の無料ライブ配信だった。
DAZNは2025年12月4日の公式発表で、日本国内における全104試合の配信権を獲得するとともに、日本代表の試合を全試合無料でライブ配信すると発表した。つまり、有料プランに加入しなくても、日本代表戦をリアルタイムで楽しめる仕組みが用意されていた。
DAZNで無料視聴できる試合と有料対象DAZNの視聴条件は、契約プランによって異なる。公式ヘルプでは、Standardプランは全104試合が対象で、Baseballプランは通常の契約だけではワールドカップ視聴の対象外となり、World Cup Add-Onの購入が必要と案内されていた。
日本代表戦
無料ライブ配信の対象。DAZNの有料プランに加入していない視聴者も日本戦を視聴できた。
日本代表以外の試合
全104試合を視聴できるStandardプランなど、対象となる契約が必要だった。
Baseballプラン
通常のBaseballプランだけでは対象外。World Cup Add-Onの購入が必要だった。
見逃し配信
全104試合のフルリプレイと拡張ハイライトに対応。オフライン視聴用のダウンロードには対応していなかった。
DAZNでは全試合に日本語実況と専門家による解説を用意し、HDR画質にも対応した。見逃し配信も利用できたため、北中米開催による日本との時差を考慮した観戦にも適していた。
地上波テレビも無料視聴の有力な選択肢日本テレビ系列とフジテレビ系列の地上波中継は、対象試合を通常のテレビ放送で視聴できた。日本代表戦以外にも、海外の強豪国同士の対戦が放送されたため、DAZNに加入せずに楽しめる試合は少なくなかった。
ただし、地上波で放送された全試合を自由に選べるわけではない。各局が担当するカードは決まっており、見たい試合が放送対象に含まれるかを確認する必要があった。
NHKについては、地上波・BSの放送自体に試合ごとの視聴料金が設定されているわけではないものの、NHKの受信契約と受信料の制度がある。NHK ONEも同様に受信契約が必要となるため、「無料配信」という言葉だけで完全無料と判断しないことが大切だ。
無料視聴の対象を間違えないための3つのポイントネット上では「DAZNで全試合無料」「NHKなら全試合をスマホで見られる」「4K放送なら104試合すべて生中継」といった理解につながりやすいが、いずれも正確ではない。
- DAZN:無料対象は日本代表戦。全104試合のライブ視聴には対象の有料契約が必要。
- NHK ONE:地上波の34試合とハイライトが中心。BS・4Kの全試合を配信するものではない。
- NHK BSプレミアム4K:全104試合を放送するが、録画放送も含まれる。
この3点を理解しておけば、視聴直前になって「見たい試合が対象外だった」という失敗を避けやすい。
【プロの結論】2026年の放映権から見えたテレビ中継とネット配信の違い

2026年大会の放送体制で注目すべきなのは、テレビ放送がなくなったわけではなく、テレビとネット配信の役割分担が明確になったことだ。
NHKは地上波34試合の生中継に加え、BSやBSプレミアム4Kを通じて大会を幅広くカバーした。日本テレビとフジテレビは、それぞれ15試合と10試合を担当し、注目カードや日本代表戦を地上波で届けた。
一方、DAZNは日本国内で全104試合のライブ配信を実現した。従来のテレビ中継では、放送局が選んだ試合を決められた時間に見るというスタイルが中心だったが、ネット配信では視聴者が試合を選び、ライブだけでなく見逃し配信も利用できる環境が整った。
視聴目的別に選ぶならどのサービス?| 視聴目的 | 適したサービス | 判断理由 |
|---|---|---|
| 日本代表戦を無料で見たい | DAZN・地上波・NHK BS | DAZNは日本戦全試合が無料対象 |
| 全試合をリアルタイムで見たい | DAZN | 全104試合をライブ配信 |
| 4K映像で大会を楽しみたい | NHK BSプレミアム4K | 全104試合を放送 |
| 地上波の試合をスマホで見たい | NHK ONE | 地上波34試合の同時・見逃し配信 |
| 民放の注目カードを楽しみたい | 日本テレビ・フジテレビ | それぞれ独自の中継カードを編成 |
| 試合後にフル映像を見たい | DAZN | 全104試合のフルリプレイに対応 |
選び方の基準は、試合数、リアルタイム性、視聴料金、画質、見逃し配信の5つに整理できる。
例えば、日本代表の試合を中心に応援する人なら、DAZNの無料配信と地上波放送を組み合わせるだけでも十分に観戦機会を確保できた。反対に、優勝候補同士の対戦やグループステージの全カードまで追いかけたい人には、DAZNの全試合ライブ配信が適していた。
録画を含めて大会全体を高精細映像で楽しみたい人には、NHK BSプレミアム4Kという選択肢があった。ただし、リアルタイム観戦を最優先するなら、録画放送の有無を確認する必要がある。
大会はすでに終了。2026年の最終結果も確認FIFAワールドカップ2026は7月19日の決勝で全日程を終えた。決勝ではスペインがアルゼンチンを延長戦の末に1-0で下し、2度目の世界王者に輝いた。
FIFAの公式発表によると、今大会は48カ国が参加した初の104試合制で、全試合の総観客数は6,810,966人。3カ国共催という開催方式も含め、従来の大会から大きく規模を拡大した大会となった。
日本代表はグループFを2位で突破したものの、ラウンド32でブラジルに1-2で敗退した。放送面では日本戦を無料で視聴できる環境が広がった一方、全試合をライブで追うにはDAZNの有料契約が基本となるなど、視聴方法による違いも鮮明になった。
【ワールドカップテレビ放送】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:ワールドカップ2026は日本のテレビでどの局が放送した?
A1:NHK、日本テレビ系列、フジテレビ系列の3つが地上波・BSのテレビ中継を担当した。NHKは地上波34試合、日本テレビ系列は15試合、フジテレビ系列は10試合を生中継した。
Q2:ワールドカップ2026の全104試合を無料で見る方法はあった?
A2:DAZNでは日本代表戦全試合が無料ライブ配信の対象だった。ただし、日本代表以外の試合を含む全104試合のライブ視聴は、対象の有料プランなどが必要だった。地上波でも各局が担当する一部試合を視聴できた。
Q3:NHK BSプレミアム4KとNHK ONEは全104試合を生中継した?
A3:どちらも全104試合のライブ配信・生中継を行ったわけではない。NHK BSプレミアム4Kは全104試合を生中継と録画で放送。NHK ONEは地上波で生中継された34試合の同時・見逃し配信とハイライト番組が対象だった。
FIFAワールドカップ2026の日本国内における放送体制は、NHK、日本テレビ系列、フジテレビ系列によるテレビ中継と、DAZNによる全104試合のライブ配信が大きな柱だった。
特に覚えておきたい要点は次の4つだ。
- NHK総合は地上波34試合を生中継した。
- 日本テレビ系列は15試合、フジテレビ系列は10試合を生中継した。
- NHK BSプレミアム4Kは全104試合を生中継・録画で放送した。
- DAZNは全104試合をライブ配信し、日本代表戦全試合を無料対象とした。
また、NHK ONEの見逃し配信は地上波の対象試合に限られ、NHK BSプレミアム4Kの全試合放送とも異なる。視聴方法を比較するときは、単純な放送試合数だけでなく、ライブか録画か、無料か有料か、見逃しに対応するかまで確認することが重要だ。
2026年大会はすでに終了したが、放送局ごとの担当範囲や日本代表戦の放送実績は、今後の国際大会を視聴する際にも参考になる。次回大会でも、地上波・BS・ネット配信の権利分担と公式発表を確認することが、見たい試合を確実に楽しむための基本となる。