NHK大河ドラマ『徳川家康』で主演を務め、ミュージカル『レ・ミゼラブル』ではジャン・バルジャン役を14年間演じた俳優・滝田栄さん。『料理バンザイ!』の司会者としても親しまれた名優ですが、最近テレビで姿を見る機会が少なくなり、「現在は何をしているの?」「芸能界を引退したの?」と気になっている人も多いのと考えられます。
2026年11月現在、滝田栄さんは75歳。長野県の八ヶ岳を活動の拠点とし、仏像彫刻や仏教研究、自然保護活動などに取り組んでいます。2026年4月には北海道・釧路市の仏教行事で講演したことも報じられました。テレビの第一線で活躍した時代から、仏道を探究する現在まで、その歩みには一貫した人生観が見えてきます。
【2026年最新】滝田栄の現在は?75歳で続ける仏教研究と講演活動

滝田栄さんは1950年12月5日生まれ、千葉県出身の俳優です。2026年11月2日現在は75歳で、同年12月5日に76歳の誕生日を迎えます。
現在の活動を知るうえで注目したいのが、月刊誌『致知』の2025年5月号に掲載された、伊那食品工業最高顧問・塚越寛さんとの対談です。
この対談は、滝田さん自身が塚越さんを『致知』に紹介したいと編集部に提案したことから実現しました。2025年3月初旬に取材が行われ、4月には取材手記も公開されています。
同誌のプロフィールでは、滝田さんは俳優・仏像彫刻家として紹介され、現在は長野県八ヶ岳を拠点に仏教研究や自然保護活動を続けていると記されています。
加えて、2026年には実際の講演活動も確認できます。釧路新聞電子版の2026年4月10日付記事によると、滝田さんは4月8日に釧路市生涯学習センター大ホールで開催された第94回釧路市仏教会花まつりに登壇しました。
イベントの公式案内に記載された講演テーマは「命を動かす力」です。釧路新聞は、仏像制作のいきさつを語った講演として報じています。
この出来事は、滝田さんが過去の名作で知られる俳優というだけでなく、現在も仏教や仏像制作に関する経験を人々に伝える活動を続けていることを示しています。
テレビ出演の頻度だけで現在の活動を判断すると見落としてしまいますが、2025年の対談や2026年の講演を追うと、活動の中心が仏像制作、仏教、人生観を伝える仕事へと広がっていることが分かります。
【八ヶ岳・長野県原村】滝田栄がアトリエで仏像を彫り続ける理由
滝田栄さんの現在を語るうえで欠かせない場所が、長野県諏訪郡原村を含む八ヶ岳山麓です。
2021年にKBS京都の番組『比叡の光』が放送した「八ヶ岳で仏と向き合う」では、滝田さんが原村のアトリエで仏師として活動している様子や、仏像制作に取り組むようになった経緯が紹介されました。
八ヶ岳との出会いは中学生時代朝日新聞のウェブメディア「withnews」が2021年1月に掲載した取材記事によると、滝田さんと八ヶ岳との縁は中学生時代の夏のキャンプにさかのぼります。
山の岩肌や水が湧き出す光景に強い感動を覚え、高校では山岳部に所属。晩冬の八ヶ岳にも足を運び、雪と氷に包まれた山の静けさや自然の荘厳さに心を動かされたといいます。
その後、八ヶ岳への思いを深め、2021年の取材時点では約40年前から原村の八ヶ岳山麓に居を構えていたと紹介されています。
滝田さんにとって八ヶ岳は、単なる別荘地や仕事場ではありません。俳優として役作りに集中するための静かな環境であり、自然と向き合い、自分自身の生き方を考える場所でもあります。
原村のアトリエで向き合う仏像彫刻KBS京都の『比叡の光』では、滝田さんが原村のアトリエで仏像を制作していることが紹介されました。
2025年5月の『致知』のプロフィールにも、八ヶ岳を拠点とする仏教研究と自然保護活動が現在の取り組みとして記載されています。
仏像制作は、単に木材を加工して美しい作品を完成させる作業ではありません。滝田さんにとっては、自分自身の内面と向き合い、仏教の教えを形にしていく実践でもあります。
2025年の対談でも、仏像彫刻を通じて自分の中にある余分なものを削ぎ落とし、本質に近づこうとする考えを語っています。
かつて舞台上で大勢の観客を前に演じていた俳優が、現在は静かなアトリエで木と向き合う。この変化は、滝田さんの人生における大きな特徴です。
【仏師への転身】母の供養から始まった仏像彫刻とインド修行
滝田栄さんが仏像制作に取り組むようになったきっかけは、母親の供養でした。
KBS京都の『比叡の光』第2743回では、ミュージカル『レ・ミゼラブル』の公演期間中に、母親の供養のために仏像を彫ろうと思い立った経緯が紹介されています。
初めての仏像は4日間で完成仏像を彫ろうと考えた滝田さんは、ある仏師との出会いを経験します。その人物から、鉛筆を削れるのであれば仏像も彫れるという趣旨の助言を受け、制作に挑戦しました。
そして、4日間をかけて初めての仏像を完成させます。
番組で紹介された滝田さんの制作に対する感覚は印象的です。自分が仏像を作り上げたというよりも、木の中から仏さまが姿を現してくれたように感じたといいます。
この経験をきっかけに仏像制作を続けるようになり、後には涅槃像の制作にも挑戦していました。これは2021年の番組で紹介された当時の制作状況です。
『レ・ミゼラブル』の千秋楽翌日、インドへ滝田さんの人生を大きく変えた出来事が、インドへの渡航です。
NHKプロモーションの講演者プロフィールによると、滝田さんは2002年から2003年にかけてインドに渡り、仏教の研究を行っています。
また、2025年の『致知』の取材手記では、『レ・ミゼラブル』の千秋楽を迎えた翌日にインドへ渡り、仏道修行に入ったという歩みが紹介されています。
華やかな舞台の主演を長年務めた後、次の人生の目的を求めてインドへ向かったという選択は、滝田さんの生き方を象徴する出来事です。
インドでの経験は、その後の仏教研究、仏像彫刻、講演活動にもつながっています。
気仙沼みちびき地蔵堂の建立仏教を学ぶだけでなく、実際に人々の祈りや供養につながる活動も行ってきました。
薬師寺まほろば塾の公式プロフィールによると、滝田さんは2013年、東日本大震災の津波で被災した人々の供養のため、宮城県気仙沼市に「気仙沼みちびき地蔵堂」を建立しました。
地蔵堂には、滝田さん自身が彫刻した地蔵菩薩像が安置されています。また、宗派を超えた供養や祈りの場として整えられました。
俳優として人間の苦悩や希望を演じてきた滝田さんが、今度は仏像という形を通して人々の心に寄り添う。その活動には、長年にわたる仏教研究の実践的な側面が表れています。
【経歴・年表】徳川家康からレ・ミゼラブル、料理バンザイまで
滝田栄さんのキャリアを振り返ると、テレビドラマ、ミュージカル、料理番組、仏教研究という複数の分野で大きな転換点を経験していることが分かります。
以下に、主な作品と現在につながる活動を整理しました。
| 時期 | 関連人物・作品・活動 | 滝田栄との関係・実績 |
|---|---|---|
| 1950年12月5日 | 誕生 | 千葉県生まれ。2026年11月現在75歳。 |
| 俳優活動初期 | 文学座・劇団四季 | 文学座養成所を経て劇団四季に所属。その後独立。 |
| 1983年 | NHK大河ドラマ『徳川家康』 | 徳川家康役で主演を務める。 |
| 1987年~ | ミュージカル『レ・ミゼラブル』 | ジャン・バルジャン役を初演から14年間演じる。 |
| 20年間 | テレビ朝日系『料理バンザイ!』 | 料理番組の司会者としてお茶の間に親しまれる。 |
| 2002~2003年 | インド渡航 | 仏教研究と仏道修行に取り組む。 |
| 2006~2008年 | 薬師寺の伎楽『三蔵法師求法の旅』 | 三蔵法師役を演じる。 |
| 2013年 | 気仙沼みちびき地蔵堂 | 建立に携わり、自ら彫刻した地蔵菩薩像を安置。 |
| 2021年 | KBS京都『比叡の光』 | 原村のアトリエでの仏像制作や仏教との出会いを紹介。 |
| 2025年 | 月刊『致知』5月号 | 伊那食品工業の塚越寛氏との対談に参加。 |
| 2026年4月8日 | 釧路市仏教会花まつり | 講演テーマ「命を動かす力」で登壇。 |
滝田さんの代表作として知られるのが、1983年放送のNHK大河ドラマ『徳川家康』です。
歴史上の重要人物である徳川家康を演じたことで、俳優としての知名度を大きく高めました。
薬師寺まほろば塾のプロフィールによれば、滝田さんは家康を理解しようと、家康が少年時代を過ごした禅寺を訪ねるなど、役作りにも真剣に取り組んでいました。
役柄を演じるために歴史や人物の内面を掘り下げる姿勢は、後年の仏教研究にも通じるものがあります。
ジャン・バルジャン役を14年間務めた『レ・ミゼラブル』舞台俳優としての代表的な仕事が、ミュージカル『レ・ミゼラブル』です。
1987年に始まった日本公演で、滝田さんは主人公ジャン・バルジャンを初演から14年間にわたって演じました。
ジャン・バルジャンは、過去の罪や社会からの偏見を背負いながらも、人間としての尊厳や愛を求めて生きる人物です。
長期間にわたり同じ役を演じ続けた経験は、滝田さんの俳優人生を代表する実績となりました。
『料理バンザイ!』で20年間司会を担当もう一つの代表的な仕事が、テレビ朝日系の料理番組『料理バンザイ!』です。
滝田さんは20年間にわたって司会を担当しました。大河ドラマや舞台で見せる重厚な演技とは異なり、家庭料理や食の楽しさを伝える親しみやすい姿も人気を集めました。
2025年の『致知』の対談では、滝田さんが八ヶ岳の自宅を訪れた塚越寛さんに山菜料理を振る舞ったエピソードも紹介されています。料理番組で培った経験が、現在の暮らしにも自然に生かされていることがうかがえます。
【自然保護活動】八ヶ岳の水と環境を守るために取り組んだ住民運動
滝田栄さんの現在の活動を理解するうえで、仏像彫刻と並んで注目したいのが自然保護への取り組みです。
その姿勢が広く報じられたのが、2021年1月に朝日新聞の「withnews」が掲載した八ヶ岳の環境問題に関する取材記事でした。
大型酪農施設の計画に疑問を呈した理由当時、八ヶ岳山麓では1200頭規模の乳牛を飼育する大型酪農施設の誘致計画が浮上していました。
滝田さんは2020年12月ごろ、計画の再考を求める住民団体「八ヶ岳の水とメガファームを考える会」の共同代表に就任しています。
問題視していたのは、経済効率だけを優先する開発によって、長年守られてきた自然環境や地域住民の生活に影響が及ぶ可能性でした。
取材記事では、滝田さんが水資源や環境リスク、地域社会への影響について懸念を示し、計画の見直しを求める署名活動に参加した経緯が紹介されています。
自らも自然と向き合う農業を実践同じ記事によると、滝田さんは地元の人から標高約1200メートルの土地を借り、石を取り除いて畑を整備。有機肥料を工夫し、農薬や化学肥料に頼らない農業にも取り組んでいました。
栽培していた作物として、ジャガイモ、サツマイモ、麦、ビーツなどが紹介されています。
自然保護を言葉だけで訴えるのではなく、自ら土地を耕し、地域の自然と関わりながら生活している点が特徴的です。
なお、メガファーム計画への反対運動は2020~2021年に報じられた活動です。その後の計画の進捗や、2026年現在の団体運営状況については、今回確認できた公開資料だけでは判断できません。
一方、2025年の『致知』のプロフィールには、八ヶ岳を拠点とした自然保護活動を続けていると記載されています。環境問題への関心は、滝田さんの現在を構成する重要なテーマの一つです。
【俳優業は引退した?】滝田栄の現在の仕事と講演活動
滝田栄さんについて検索する人が気になる疑問の一つが、俳優業を引退したのかどうかという点です。
2026年11月現在、俳優引退を正式に発表したと確認できる情報は見当たりません。一方で、近年の公開プロフィールや活動報告では、仏像彫刻家、仏教研究者、講演者としての側面が前面に出ています。
2026年4月の釧路での講演が示す現在地2026年4月8日の釧路市仏教会花まつりは、滝田さんの近況を知るうえで具体的な手掛かりとなる出来事です。
釧路市生涯学習センターの公式イベント案内では、午後2時30分から滝田栄さんの講演会が予定され、演題は「命を動かす力」とされていました。
翌10日付の釧路新聞電子版も、実際に花まつりが開催され、滝田さんが講演したことを報じています。
また、NHKプロモーションの講演者プロフィールでは、次のような講演テーマが紹介されています。
- 「いのちを動かす力」
- 「阿修羅の3つの顔」
- 「生前整理」
講演の内容は、仏像制作の経験や仏教の考え方、人生の歩みなどに関係するものです。
2025年の対談で語られた人生観2025年4月に公開された『致知』の取材手記では、滝田さんが伊那食品工業最高顧問の塚越寛さんを敬愛し、自ら対談相手として推薦した経緯が紹介されています。
滝田さんは、芸能界や演劇の世界を厳しい競争社会として振り返る一方、塚越さんの社員の幸せを大切にする経営姿勢に強く共感していました。
また、自身についても、仏陀の教えを通して生き方を修正し、まっすぐな人生を送りたいという思いから求道生活を続けていることを語っています。
注目したいのは、俳優時代の名声を振り返るだけでなく、他者の生き方や仕事のあり方から学ぼうとしている点です。
2025年の対談と2026年の講演を合わせて見ると、現在の滝田さんは、仏教や人生観を自分自身の実践と結び付け、それを人に伝える活動にも力を注いでいることが分かります。
滝田栄は今後もテレビや舞台に出演する?今後のテレビドラマや舞台への出演については、具体的な新作情報や出演予定を示す公表資料が限られています。
そのため、俳優業を完全に引退したと断定することも、近いうちに大きな作品へ出演すると予測することもできません。
少なくとも、2026年に確認できる活動としては講演会への登壇があり、公開プロフィールでは俳優としての経歴も引き続き掲載されています。
滝田さんの場合、俳優としての活動がなくなったという単純な話ではなく、人生の重心が仏像制作や仏教の探究へと移っていると捉えるのが自然です。
【プロの結論】滝田栄の現在から見える俳優人生と第二の人生
滝田栄さんの歩みには、一般的な芸能人のキャリアとは少し異なる特徴があります。
多くの人は、大河ドラマの主演や人気番組の司会、ミュージカルの看板俳優という実績を、その人の人生の到達点として捉えます。しかし滝田さんは、そうした華やかな仕事を長年経験した後、仏教という新しい分野に人生の大きな時間を注いできました。
その転換には、母親の供養をきっかけとする仏像制作、インドでの仏教研究、気仙沼での地蔵堂建立、八ヶ岳での自然保護活動という具体的な出来事があります。
それぞれは別々の活動に見えますが、根底には人間の生き方や命、自然との関係を深く考えようとする姿勢があります。
また、2025年の対談で塚越寛さんの生き方に共感し、2026年には釧路で講演したという近年の動きからも、滝田さんが自分の経験を他者に伝えることを大切にしている様子がうかがえます。
滝田栄さんの現在を理解するための判断基準は、テレビへの出演回数だけでなく、仏像制作・仏教研究・地域活動・講演という複数の活動を合わせて見ることです。
過去の代表作だけを知っている人にとっては意外な変化可能性があります。しかし、徳川家康やジャン・バルジャンを演じるために人物の内面を追究してきた経験が、現在の求道生活にもつながっていると考えると、その歩みには一貫性があります。
滝田栄の現在に関するよくある質問(FAQ)
Q1:滝田栄は2026年現在、何歳ですか?
A1:1950年12月5日生まれで、2026年11月2日現在は75歳です。2026年12月5日に76歳になります。
Q2:滝田栄は現在どこに住んでいますか?
A2:2025年の『致知』のプロフィールでは、長野県の八ヶ岳を活動拠点として紹介されています。2021年のKBS京都の番組では、長野県原村のアトリエで仏像制作に取り組む様子が紹介されました。
Q3:滝田栄は仏師になったのですか?
A3:現在は俳優・仏像彫刻家として紹介されています。母親の供養をきっかけに仏像制作を始め、仏教研究や彫刻活動を続けています。
Q4:滝田栄はインドで何をしていたのですか?
A4:2002年から2003年にインドへ渡航し、仏教の研究や仏道修行に取り組みました。『レ・ミゼラブル』の長年の主演を終えた後の大きな人生の転換点です。
Q5:滝田栄は俳優を引退したのですか?
A5:正式な引退発表を確認できる情報はありません。近年は仏像彫刻や仏教研究、講演活動などが中心的に紹介されています。
Q6:滝田栄は2026年にも活動していますか?
A6:はい。2026年4月8日、北海道の釧路市仏教会が主催した第94回花まつりで講演しています。演題は「命を動かす力」でした。
滝田栄さんは2026年11月現在75歳。『徳川家康』の主演、『レ・ミゼラブル』のジャン・バルジャン役、『料理バンザイ!』の司会など、数々の代表的な仕事で知られる俳優です。
現在は長野県八ヶ岳を拠点に、仏像彫刻や仏教研究、自然保護活動などに取り組んでいます。2025年には『致知』で塚越寛さんとの対談が掲載され、2026年4月には釧路市仏教会の花まつりで講演しました。
母親の供養をきっかけに始まった仏像制作、インドでの修行、気仙沼みちびき地蔵堂の建立、そして八ヶ岳の自然を守る活動。これらの出来事をたどると、滝田さんが俳優としての名声だけにとどまらない人生を歩んできたことが分かります。
かつて舞台やテレビで多くの人を魅了した滝田栄さん。現在は仏像と向き合い、自然を大切にし、講演を通じて自身の経験を伝えています。その活動は、俳優人生の延長線上にある新たな表現の形なの可能性があります。