2023年12月31日に放送された「第74回NHK紅白歌合戦」。出場歌手は紅組22組、白組22組の合計44組で、Ado、新しい学校のリーダーズ、ano、Stray Kids、SEVENTEEN、Mrs. GREEN APPLEなど、13組が初出場を果たした。
司会には有吉弘行、橋本環奈、浜辺美波、高瀬耕造アナウンサーが起用された。番組テーマは「ボーダレス-超えてつながる大みそか-」。世代やジャンル、国境を超えた音楽の共演が大きな特徴となった。
2026年現在、2023年の紅白歌合戦を振り返ると、当時の出演者選考にはJ-POPの勢力図の変化、K-POPの存在感、動画配信やSNSを通じた音楽の広がりが色濃く反映されていたことが分かる。
【2026年最新情報】紅白歌合戦2023の出演者・完全一覧

第74回NHK紅白歌合戦は、2023年11月13日に出場歌手44組を発表した。放送日は同年12月31日で、放送時間は午後7時20分から午後11時45分まで。
紅組の出演者22組1. あいみょん(5)
2. 新しい学校のリーダーズ(初)
3. Ado(初)
4. ano(初)
5. 石川さゆり(46)
6. 伊藤蘭(初)
7. 坂本冬美(35)
8. 櫻坂46(3)
9. 椎名林檎(8)
10. JUJU(2)
11. Superfly(7)
12. 天童よしみ(28)
13. NiziU(4)
14. 乃木坂46(9)
15. Perfume(16)
16. MISIA(8)
17. MISAMO(初)
18. 水森かおり(21)
19. milet(4)
20. YOASOBI(3)
21. 緑黄色社会(2)
22. LE SSERAFIM(2)
紅組では、46回目の出場となった石川さゆりが最多出場。坂本冬美、天童よしみ、水森かおりといった長年の紅白を支える歌手と、Adoやanoなど新しい音楽シーンを代表するアーティストが同じステージに並んだ。
白組の出演者22組1. エレファントカシマシ(2)
2. 大泉洋(初)
3. Official髭男dism(4)
4. キタニタツヤ(初)
5. 郷ひろみ(36)
6. さだまさし(22)
7. JO1(2)
8. 純烈(6)
9. 鈴木雅之(6)
10. すとぷり(初)
11. Stray Kids(初)
12. SEVENTEEN(初)
13. 10-FEET(初)
14. BE:FIRST(2)
15. 福山雅治(16)
16. 藤井フミヤ(6)
17. 星野源(9)
18. MAN WITH A MISSION(初)
19. Mrs. GREEN APPLE(初)
20. 三山ひろし(9)
21. 山内惠介(9)
22. ゆず(14)
白組では、36回目の出場となった郷ひろみが大きな存在感を示した。福山雅治、さだまさし、ゆず、星野源など、幅広い世代に知られる実力派もそろっている。
一方、キタニタツヤ、10-FEET、Mrs. GREEN APPLE、Stray Kids、SEVENTEENなど、音楽配信やライブを通じて支持を広げたアーティストも初出場を果たした。
【初出場13組を分析】2023年の紅白で何が変わったのか
2023年の出演者を語るうえで外せないのが、初出場13組の存在だ。
紅組から5組、白組から8組が選ばれた。単に新人を増やしたというより、従来のテレビ音楽番組とは異なる場所で人気を獲得したアーティストを、年末の大型番組に集めた点に特徴がある。
Ado・ano・新しい学校のリーダーズが象徴した新世代Ado
「唱」を披露。顔を前面に出さない独自のアーティスト活動で人気を確立したAdoの出演は、従来のテレビ出演スタイルにとらわれない音楽表現として注目された。
ano
「ちゅ、多様性。」を披露。アーティストとしての活動に加え、独特のキャラクターやテレビでの存在感も支持を集めていた。若い視聴者にとって親しみやすい出演者の一人だった。
新しい学校のリーダーズ
「オトナブルー」を披露。特徴的な振り付けやパフォーマンスが広く知られ、グループ独自の表現力が紅白の舞台でも注目された。
Mrs. GREEN APPLE・10-FEETなど白組の注目株Mrs. GREEN APPLE
「ダンスホール」を披露。幅広い世代に楽曲が浸透していたバンドで、初出場ながら後半の重要な場面を担った。
10-FEET
映画『THE FIRST SLAM DUNK』のエンディング主題歌として知られる「第ゼロ感」を披露。映画を通じて楽曲を知った視聴者にも届く選曲だった。
キタニタツヤ
「青のすみか」を披露。アニメやインターネット音楽のファン層にも訴求する出演者として注目された。
Stray Kids・SEVENTEEN
世界的な活動を展開する韓国発のグループも初出場。日本国内の音楽ファンだけでなく、海外の視聴者にも番組を届ける役割を担った。
初出場13組の顔ぶれが示したもの初出場の顔ぶれには、次のような特徴がある。
- SNSや動画配信で知名度を伸ばしたアーティスト。
- アニメや映画の主題歌を通じて幅広い層に支持されたアーティスト。
- 海外市場でも活動するグループ。
- 従来のテレビ音楽番組とは異なる活動スタイルを持つアーティスト。
紅白歌合戦が、CDの売り上げやテレビ出演歴だけでは測れない音楽の人気を取り込もうとしていたことが読み取れる。
【司会・特別企画・出演者の関係】番組の注目ポイントを整理
2023年の紅白は、歌手44組だけで構成された番組ではなかった。司会者による進行に加え、特別企画や記念企画が複数用意されていた。
2023年の司会者4人司会を務めたのは次の4人。
- 有吉弘行
- 橋本環奈
- 浜辺美波
- 高瀬耕造NHKアナウンサー
有吉弘行、浜辺美波、高瀬耕造アナウンサーは紅白初司会。橋本環奈は前年に続いて2回目だった。
有吉はNHKの番組出演などを通じて同局との関係を築いており、前年の紅白にも応援ゲストとして出演していた。
橋本環奈は前年の司会経験を生かす立場で、浜辺美波は連続テレビ小説『らんまん』への出演などを背景に起用された。
特別企画で登場したアーティスト通常の紅組・白組の出場者とは別に、以下の企画も実施された。
- NewJeans「NewJeans Special Medley」
- クイーン+アダム・ランバート「ドント・ストップ・ミー・ナウ」
- YOSHIKI「ENDLESS RAIN~Rusty Nail」
- ディズニー100周年スペシャルメドレー
- テレビ放送70年特別企画「テレビが届けた名曲たち」
- ハマいく「ビートDEトーヒ」
ディズニー100周年企画では、橋本環奈と浜辺美波による「いつか王子様が」、大泉洋、大森元貴、LE SSERAFIMによる「アンダー・ザ・シー」などが披露された。
また、テレビ放送70年特別企画では、ポケットビスケッツ&ブラックビスケッツ、薬師丸ひろ子、寺尾聰が登場。懐かしいテレビ音楽の記憶を呼び起こす構成だった。
出演者同士の関係と番組構成| 区分 | 関係する人物・グループ | 番組内での役割・特徴 |
|---|---|---|
| 紅組 | Ado、ano、新しい学校のリーダーズ | 新世代の音楽・表現を象徴 |
| 白組 | Mrs. GREEN APPLE、10-FEET、キタニタツヤ | バンド・映画・アニメ音楽の存在感 |
| 海外アーティスト | Stray Kids、SEVENTEEN、LE SSERAFIM、NewJeans | 国際的な音楽市場との接点 |
| 司会 | 有吉弘行、橋本環奈、浜辺美波、高瀬耕造 | 番組全体の進行 |
| 特別企画 | クイーン+アダム・ランバート、YOSHIKI | 通常の紅白対抗とは異なる演出 |
| テレビ放送70年企画 | ポケットビスケッツ、ブラックビスケッツ、薬師丸ひろ子、寺尾聰 | テレビ音楽史を振り返る企画 |
こうして見ると、2023年の紅白は、若い世代の音楽を紹介するだけでなく、過去のテレビ文化や海外の音楽シーンを一つの番組に集約する構成だった。
【出演者選考をめぐる議論】旧ジャニーズ不在とK-POPの存在感
2023年の出演者発表で大きなニュースとなったのが、旧ジャニーズ事務所所属アーティストの出場がゼロだったことだ。
これは1979年以来、44年ぶりの出来事だった。
なぜ旧ジャニーズ所属アーティストが出場しなかったのか背景には、創業者ジャニー喜多川氏をめぐる性加害問題がある。
NHKは2023年9月、被害者への補償や再発防止の取り組みが確認されるまで、新規の出演依頼を行わない方針を示していた。
11月13日の出場歌手発表でも、SMILE-UP.(旧ジャニーズ事務所)所属アーティストは選ばれなかった。
NHKの制作統括は、今回の出演依頼が新規の依頼に当たることを説明し、同局の全体方針に沿った選考だったと明らかにしている。
つまり、単なる人気や音楽活動の評価だけで決まった問題ではなく、放送局としての起用方針が関係していた。
K-POPアーティストの出演が議論を呼んだ理由2023年の紅白では、Stray Kids、SEVENTEEN、MISAMO、LE SSERAFIMなど、韓国の音楽シーンと関係の深いアーティストが目立った。
さらに特別企画にはNewJeansも参加した。
こうした構成に対しては、国際的な音楽の広がりを歓迎する意見がある一方、日本の伝統的な年末番組として国内歌手をもっと重視してほしいという意見も報じられた。
議論の中心にあったのは、紅白がどのような視聴者を対象にする番組なのかという問題だった。
若年層を取り込むためには、配信やSNSで人気のアーティストを起用する必要がある。しかし、長年番組を見てきた視聴者にとっては、馴染みのある歌手や楽曲も欠かせない。
この両者のバランスが、2023年の出演者選考をめぐる大きな論点になった。
【視聴率とネットの反応】紅白2023は本当に不評だったのか
2023年の紅白歌合戦は、視聴率の面で厳しい結果となった。
ビデオリサーチが公表した関東地区の平均世帯視聴率は、第1部が29.0%、第2部が31.9%。2部制となった1989年以降で、両部ともに最低記録を更新した。
しかし、視聴率だけで番組全体の評価を判断することはできない。
視聴率の推移を比較2023年とその後の数字を比較すると、次のようになる。
- 2023年・第74回:第1部29.0%、第2部31.9%
- 2024年・第75回:第1部29.0%、第2部32.7%
- 2025年・第76回:第1部30.8%、第2部35.2%
いずれも関東地区の平均世帯視聴率である。
2025年には2023年から数字が上昇している。ただし、出演者の顔ぶれだけが視聴率を左右したと断定することはできない。番組構成、競合番組、視聴環境など複数の要素が関係するためだ。
SNSで評価されたステージ放送後のネット上では、否定的な反応だけでなく、パフォーマンスを評価する声も目立った。
特に注目されたのが、YOASOBIの「アイドル」だ。
各アイドルグループなどが参加した豪華なステージは、複数の出演者が一体となる演出として報じられた。
ENCOUNTは、SNSでコラボレーションの豪華さやダンスパフォーマンスを評価する反応が目立ったと伝えている。
また、伊藤蘭のキャンディーズ50周年メドレーや、ポケットビスケッツ&ブラックビスケッツの出演も話題になった。
若い世代向けの音楽と、昭和・平成のテレビ文化を象徴するアーティストが同じ番組に登場したことで、異なる世代の視聴者がそれぞれ楽しめる場面が生まれた。
批判の対象になったのはどこか一方、出演者の知名度や番組の構成に対する不満も報じられた。
集英社オンラインが紹介した巣鴨での60~70代女性への取材では、若い世代向けの出演者が多く、年配の視聴者には馴染みの薄い歌手が目立ったという意見があった。
また、純烈のステージについては、番組の宣伝を含む演出に対して、歌手にもっと通常の歌唱時間を与えてほしかったというファンの不満も紹介されている。
こうした反応は、単純な出演者人気の問題ではない。歌番組としての音楽性と、NHKの大型番組としての企画性をどこまで両立できるかという課題を浮き彫りにした。
【噂の真相と2026年の見方】出演者情報で間違えやすいポイント
2023年の紅白歌合戦は、出演者の発表方法や特別企画が話題になったこともあり、現在も情報が混同されやすい。
NewJeansは正式な出場歌手44組に含まれる?NewJeansは出演したが、通常の紅組・白組の44組には含まれない。
出演したのは「NewJeans Special Medley」という特別企画枠だった。
クイーン+アダム・ランバートやYOSHIKIも同様に特別企画での出演であり、正式な出場歌手一覧と区別する必要がある。
2023年はK-POPだけが重視されたのかこれは正確ではない。
K-POP関連の出演者が複数いたのは事実だが、石川さゆり、郷ひろみ、さだまさし、MISIA、福山雅治など、日本の音楽シーンを長く支えてきた歌手も出演している。
また、YOASOBI、あいみょん、Official髭男dism、ゆずなど、国内で幅広い支持を持つアーティストも参加した。
特定のジャンルだけに偏った番組だったと断定するより、複数の音楽市場や世代を一つの舞台に集めた番組として捉える方が実態に近い。
2023年の出演者選考は人気投票だったのかNHKが公表した主な選考基準は、次の3点だった。
- 今年の活躍
- 世論の支持
- 番組の企画・演出
つまり、視聴者による単純な人気投票で出演者が決定したわけではない。
楽曲のヒット状況や世論の支持に加えて、番組全体の演出や構成に合うかどうかも考慮される仕組みだった。
2026年に2023年の出演者情報を見る際の注意点2026年に検索する場合、2023年の出演者発表記事と、2026年の紅白に関するニュースを混同しないことが大切だ。
2023年の44組は第74回の確定した出場者一覧であり、その後の活動や所属、人気の変化によって過去の出場記録が変わることはない。
特に、出場回数、初出場の扱い、特別企画への参加は別々に確認する必要がある。
【紅白歌合戦2023の出演者】よくある質問(FAQ)
Q1:紅白歌合戦2023の出演者は全部で何組?
A1:正式な出場歌手は44組。紅組22組、白組22組で構成された。これとは別にNewJeansやクイーン+アダム・ランバートなどの特別企画出演者も登場した。
Q2:2023年の紅白で初出場した歌手は誰?
A2:初出場は13組。紅組は新しい学校のリーダーズ、Ado、ano、伊藤蘭、MISAMO。白組は大泉洋、キタニタツヤ、すとぷり、Stray Kids、SEVENTEEN、10-FEET、MAN WITH A MISSION、Mrs. GREEN APPLEだった。
Q3:2023年の紅白に旧ジャニーズの出演者がいなかったのはなぜ?
A3:ジャニー喜多川氏をめぐる性加害問題を受け、NHKが被害者への補償や再発防止の取り組みが確認されるまで新規の出演依頼を行わない方針を示していたため。旧ジャニーズ所属アーティストの出場がなかったのは1979年以来44年ぶりだった。
第74回NHK紅白歌合戦は、44組の正式な出場歌手と複数の特別企画によって構成された。
Ado、新しい学校のリーダーズ、ano、Mrs. GREEN APPLEなどの初出場組が存在感を示す一方、石川さゆり、郷ひろみ、MISIAなどのベテランも番組を支えた。
視聴率は厳しい結果となったものの、YOASOBIの「アイドル」をはじめ、世代やジャンルを超えた共演は大きな話題を生んだ。
【プロの結論】2023年の紅白を評価する3つの視点1. 出演者の知名度だけで番組の価値を判断しない
初出場組の選出には、動画配信やSNSで形成された新しい音楽人気が反映されていた。テレビでの知名度と実際の音楽ファンの規模は必ずしも一致しない。
2. 特別企画と正式出場者を区別する
NewJeansやクイーンなどの出演は、通常の紅組・白組の出場とは異なる。出演者を正確に調べる際には、この違いが重要になる。
3. 視聴率とネットの反応を両方見る
視聴率は番組全体の視聴状況を示すが、個別のステージに対する評価までは表さない。SNSでの反応や実際の視聴者取材を合わせて見ることで、番組の評価をより立体的に理解できる。
2023年の紅白歌合戦は、従来の年末音楽番組の枠組みが変化する過程を象徴する一夜だった。2026年から振り返っても、国内音楽、海外アーティスト、テレビ文化の融合という点で、記録しておく価値のある大会である。
主な事実確認資料: 日刊スポーツ、NHK関連発表、ビデオリサーチ、ENCOUNT、集英社オンライン、スポニチの第74回出場者・曲順資料。