2026年は、仮面ライダーとスーパー戦隊の歴史を考えるうえで、大きな転換点となっています。
仮面ライダーシリーズは55周年を迎え、新しいテレビ作品がスタートしました。一方、スーパー戦隊シリーズは50周年記念作品を最後に、テレビシリーズとしての放送が一区切りとなっています。
両シリーズの状況を混同しないためにも、それぞれの最新情報を確認しておきましょう。
仮面ライダーは55周年を迎え『仮面ライダーマイス』がスタート
テレビ朝日系・毎週日曜午前9時
令和仮面ライダー第8作。十二支をモチーフにした新しいヒーロー作品。
2026年4月3日、仮面ライダーシリーズは生誕55周年を迎えました。
そして同年9月6日には、新作『仮面ライダーマイス』が放送開始となりました。
主人公は瑞生家専属のマイスター・音澄宙(演・秋谷郁甫)。瑞生家の令嬢・瑞生優菜を守るため、仮面ライダーマイスに変身します。
物語には、謎の生命体「不可思議」や、100年の眠りから復活した「十二支同盟」が登場します。
従来の仮面ライダー作品とは異なる十二支という題材を取り入れた点が特徴です。
公式番組情報では、脚本を荒川稔久、パイロット監督を中澤祥次郎、アクション監督を藤田慧が担当しています。主題歌はTHE RAMPAGEの「One Shot」です。
スーパー戦隊は『ゴジュウジャー』でテレビシリーズが一区切り
2025年2月16日~2026年2月8日
スーパー戦隊50周年記念作品。歴代戦隊の要素を取り入れた集大成的な作品。
スーパー戦隊シリーズは、2025年に50周年を迎えました。
その記念作品として制作されたのが『ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー』です。
本作では、歴代スーパー戦隊の力を受け継ぐセンタイリングをめぐり、個性豊かな戦士たちが競い合います。
そして、2026年2月8日にテレビ最終回を迎えました。
1975年の『秘密戦隊ゴレンジャー』から続いてきたテレビシリーズは、ここで一区切りとなります。
テレビ朝日側も「一旦休止」という位置づけを示しており、シリーズの永久終了と断定するのは適切ではありません。今後のテレビシリーズ再開時期は、2026年11月2日時点で発表されていません。
後番組『PROJECT R.E.D.』はスーパー戦隊の第50作なのか?ここで注意したいのが、2026年2月15日から始まった新ブランド『PROJECT R.E.D.』です。
第1弾作品は『超宇宙刑事ギャバン インフィニティ』。
続いて2026年7月には、第2弾の『角醒ハンター オメガホーン』がスタートしました。
テレビ朝日が発表したPROJECT R.E.D.は、「Records of Extraordinary Dimensions」の頭文字を取った新たな特撮映像シリーズです。
赤いヒーローを中心に、作品ごとの世界が次元を超えて交差する構想が掲げられています。
ただし、重要なのは、PROJECT R.E.D.とスーパー戦隊は公式上、別のシリーズブランドだという点です。
放送枠が引き継がれているからといって、『ギャバン インフィニティ』をスーパー戦隊の第50作として数えることはできません。
2026年も両シリーズの合同イベントは継続テレビシリーズの放送状況が変わっても、両ブランドの交流は続いています。
2026年8月1日から12日には、東京ドームシティのプリズムホールで「KAMEN RIDER × PROJECT R.E.D. × SUPER SENTAI スーパーヒーロー夏祭り2026」が開催されました。
仮面ライダー、PROJECT R.E.D.、スーパー戦隊のヒーローが参加する合同イベントです。
また、2026年9月26日には、翌年の「超英雄祭ALL HEROES LIVE & SHOW 2027」の開催も発表されました。
仮面ライダー55周年、歴代スーパー戦隊、PROJECT R.E.D.のアーティストが参加する新しい形のイベントとして企画されています。
このように、2026年の変化は、特撮ヒーロー文化そのものがなくなることを意味するものではありません。シリーズの枠組みが変化しながら、歴代ヒーローの資産や共演企画が活用されています。
【初めて見る人向け】仮面ライダーとスーパー戦隊はどちらから見るべき?

両シリーズに興味を持ったものの、作品数が多すぎて何から見ればよいか分からない人もいるはずです。
おすすめは、最初から全作品を追いかけようとせず、自分の好みに合った作品から始めることです。
仮面ライダーから見るのがおすすめの人キャラクター同士の掛け合いや時間を超えるストーリーを楽しみたい人におすすめ。
探偵ドラマの要素、2人の主人公の関係性、事件解決を楽しみたい人向け。
ゲーム性のある戦い、複雑な人間関係、予想を裏切る展開が好きな人におすすめ。
人間関係や恋愛、葛藤を含むドラマ性の強い作品を見たい人向け。
歴代スーパー戦隊のヒーローや能力が登場するため、シリーズの歴史を知りたい人におすすめ。
ファンタジー世界、王国同士の関係、壮大なストーリーを楽しみたい人に向いている。
初心者が間違えやすいのは、仮面ライダーとスーパー戦隊の全作品を一つの時系列に並べようとすることです。
基本的には、それぞれのテレビシリーズを独立して楽しみ、共演映画は公開順に見る方法がおすすめです。
特に次の順番なら、クロスオーバーの歴史を理解しやすくなります。
1. 『仮面ライダー×スーパー戦隊 スーパーヒーロー大戦』(2012年)
2. 『仮面ライダー×スーパー戦隊×宇宙刑事 スーパーヒーロー大戦Z』(2013年)
3. 『平成ライダー対昭和ライダー 仮面ライダー大戦 feat.スーパー戦隊』(2014年)
4. 『仮面ライダー×スーパー戦隊 超スーパーヒーロー大戦』(2017年)
5. 『セイバー+ゼンカイジャー スーパーヒーロー戦記』(2021年)
なお、2026年の『ゴジュウジャーVSブンブンジャー』はスーパー戦隊同士の共演作品です。仮面ライダーとの共演映画とは区別して楽しみましょう。
【仮面ライダーとスーパー戦隊】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:仮面ライダーとスーパー戦隊は同じシリーズですか?
仮面ライダーシリーズとスーパー戦隊シリーズは別々の特撮ヒーロー作品です。制作における共通点や映画での共演はありますが、独立したブランドとして展開されています。
Q2:仮面ライダーとスーパー戦隊が初めて共演した映画は何ですか?
代表的な本格クロスオーバー映画は、2012年4月21日公開の『仮面ライダー×スーパー戦隊 スーパーヒーロー大戦』です。ディケイドやゴーカイレッドをはじめとする歴代ヒーローが登場します。
Q3:2026年の仮面ライダー最新作は何ですか?
2026年9月6日に放送開始した『仮面ライダーマイス』です。十二支をモチーフにしたヒーローが登場する、令和仮面ライダー第8作です。
Q4:2026年にスーパー戦隊の新作テレビシリーズはありますか?
2026年2月8日に『ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー』が最終回を迎え、その後のテレビシリーズは一区切りとなっています。後番組のPROJECT R.E.D.は別ブランドです。
Q5:仮面ライダーとスーパー戦隊は同じ世界で戦っているのですか?
通常のテレビ作品はそれぞれ独立した世界観を持っています。映画などのクロスオーバー企画では、作品ごとの設定に合わせて世界がつながります。
Q6:2026年のスーパー戦隊の映画はありますか?
あります。2026年3月20日には『ナンバーワン戦隊ゴジュウジャーVSブンブンジャー』が期間限定上映されました。ゴジュウジャーとブンブンジャー、さらに歴代ヒーローが共演する作品です。
仮面ライダーとスーパー戦隊は、どちらも日本の特撮文化を代表する作品ですが、その魅力の中心は異なります。
仮面ライダーは、主人公の変身と葛藤、正義をめぐる選択を中心に描くシリーズです。一方、スーパー戦隊は、異なる個性を持つ仲間たちの団結と巨大ロボットによる戦いを特徴としています。
両シリーズの歴史を振り返ると、1971年の『仮面ライダー』、1975年の『秘密戦隊ゴレンジャー』から始まり、映画やイベントを通じて交流を重ねてきたことが分かります。
2026年は、仮面ライダーが55周年を迎え、『仮面ライダーマイス』が新たなスタートを切りました。一方、スーパー戦隊は『ゴジュウジャー』でテレビシリーズが一区切りとなり、PROJECT R.E.D.という新しい特撮ブランドへと展開が移っています。
ただし、スーパー戦隊のテレビ放送の休止と、作品や歴代ヒーローの活動がすべて終わることは同じではありません。2026年にも映画や合同イベントが実施され、両シリーズの接点は維持されています。
【プロの結論】
仮面ライダーとスーパー戦隊を理解するうえで大切なのは、両者を単純に比較するだけでなく、それぞれがどのような時代の要請に応え、独自のヒーロー像を築いてきたかを見ることです。
個人の信念を描く仮面ライダーと、仲間との協力を描くスーパー戦隊。この二つの異なるアプローチがあったからこそ、日本の特撮ヒーロー文化は豊かな広がりを持つようになりました。
今後のシリーズ展開や新たなクロスオーバー企画にも注目が集まります。過去の作品を知ることは、2026年以降の特撮ヒーロー作品をより深く楽しむための手がかりになるはずです。