最初に気になる2026年の放送予定から確認します。
2026年11月2日時点では、MBSによる「上方漫才トラディショナル2026」の正式な放送日時、出演者、番組構成の発表は確認できていません。
2025年版の公式番組ページは公開されており、放送終了の案内とともに出演者や番組内容が掲載されています。一方、2026年版の詳細は別途発表を待つ段階です。大晦日の恒例番組という位置づけから、今年も放送されると期待する人はいるでしょうが、前年と同じ時間帯や出演者が確定したわけではありません。
2026年版については、MBSの番組表、公式サイト、公式SNSで次の情報を確認するのが確実です。
- 2026年12月31日に放送されるか
- 午前10時前後からの長時間編成になるか
- 第1部と第2部の二部構成が継続されるか
- アーカイブ映像と新作漫才の両方が放送されるか
- 出演するベテラン・若手漫才師が誰になるか
特に注目したいのは、2025年に実現したアーカイブ映像と現役漫才師の共演という構成です。過去の名演を振り返りながら、その年の漫才界を代表する顔ぶれを紹介する方式は、番組の個性を際立たせています。
2025年版は、2025年12月31日(水)午前10時から午後3時まで、MBSテレビの関西ローカル番組として放送されました。
約5時間の番組は1部・2部に分かれ、前半はMBSに保存されている過去の漫才映像、後半は実力派漫才師30組による当年のネタという構成でした。MBSの公式番組紹介では、全体で35組以上の漫才師が登場する特別番組として紹介されています。
放送時間と内容は次のとおりです。
| 項目 | 第1部 | 第2部 |
|---|---|---|
| 放送日時 | 12月31日 10:00~11:00 | 12月31日 11:10~15:00 |
| 主な内容 | MBSのアーカイブ漫才映像 | 現役漫才師30組のネタ |
| 出演・登場芸人 | 今いくよ・くるよ、ブラックマヨネーズ、チュートリアルなど | 中田カウス、たくろう、フットボールアワー、笑い飯など |
| 見どころ | 過去の名演の振り返り | 若手から大御所までの競演 |
この構成の特徴は、単に出演者を並べるのではなく、漫才の過去と現在を一つの番組でつないでいることです。MBSの公式番組情報と放送前の告知でも、この二部構成が明らかにされていました。
第1部:MBSに残る貴重なアーカイブ漫才映像午前10時からの第1部では、MBSのライブラリーに保存されている漫才映像から、次の8組が取り上げられました。
- 今いくよ・くるよ
- メッセンジャー
- ブラックマヨネーズ
- チュートリアル
- NON STYLE
- なすなかにし
- 見取り図
- ニッポンの社長
この顔ぶれには、長年にわたって関西のお笑いを支えてきたコンビから、テレビや賞レースで幅広い世代に知られるようになったコンビまでが含まれています。
特に興味深いのは、過去の映像を単なる懐かし企画として扱っていない点です。今の漫才師のネタと並べることで、同じ上方漫才の中にも時代ごとの表現やテンポの変化があることを感じ取れます。
第2部:若手から大御所まで30組が登場午前11時10分からの第2部では、30組の漫才師が登場しました。
主な出演者は以下のとおりです。
ベテラン・実力派:中田カウス、海原はるか・かなた、オール阪神・巨人、西川のりお・上方よしお、ハイヒール、ティーアップ、矢野・兵動、COWCOW、シャンプーハット、テンダラー。
実績ある中堅・賞レース経験者:笑い飯、フットボールアワー、チキチキジョニー、ザ・プラン9、ギャロップ、スーパーマラドーナ、藤崎マーケット、ガクテンソク、ミルクボーイ。
次世代を担う注目コンビ:吉田たち、ツートライブ、ちょんまげラーメン、たくろう、カベポスター、ダブルヒガシ、ドーナツ・ピーナツ、豪快キャプテン、バッテリィズ、天才ピアニスト、フースーヤ。
こうした出演者の組み合わせからは、番組が一部の人気芸人だけに依存していないことが分かります。しゃべくり漫才を得意とするベテラン、独自の構成力を持つ中堅、賞レースで評価された若手が一堂に会する点が見どころです。
なお、上記の出演者はMBSが公表した第2部のラインアップに基づいています。
【歴代出演者を比較】2018年から2025年までの放送実績と芸人の関係

上方漫才トラディショナルの魅力を理解するには、単年の出演者だけでなく、歴代の顔ぶれを比較することも大切です。
番組には、長年にわたって上方漫才を支えてきた芸人と、賞レースをきっかけに注目を集めた新世代の芸人が登場してきました。
確認できる主な放送実績を整理すると、次のようになります。
| 放送年 | 放送実績・主な出演者 | 番組の特徴 |
|---|---|---|
| 2018年 | 中田カウス・ボタン、オール阪神・巨人、ハイヒール、霜降り明星など | 平成最後の大晦日に28組が出演 |
| 2020年 | 中田カウス、ザ・ぼんち、笑い飯、ミルクボーイ、見取り図など | 若手からベテランまで幅広い出演者 |
| 2024年 | 中田カウス、NON STYLE、笑い飯、ギャロップ、天才ピアニストなど | 新旧の実力派が共演 |
| 2025年 | 中田カウス、たくろう、豪快キャプテン、フットボールアワーなど | 約5時間の二部構成。アーカイブ映像と30組の新作漫才を放送 |
2018年の放送内容はWEBザテレビジョン、2020年と2024年の出演者情報も同媒体の番組記録で確認できます。2025年はMBS公式番組ページに放送日時と全出演者が掲載されています。
歴代出演者に共通する3つの特徴1. 上方漫才を代表するベテランが出演すること。
中田カウス、オール阪神・巨人、ハイヒールなどは、長年にわたって関西のお笑い文化を支えてきた存在です。経験に裏打ちされた話術や間の取り方は、若手にとっても学ぶところの多い芸です。
2. M-1グランプリなどの賞レースで活躍した芸人が登場すること。
笑い飯、フットボールアワー、ミルクボーイなど、M-1グランプリで優勝経験を持つコンビも出演しています。賞レースで磨かれたネタを、年末の特番で楽しめる点は大きな魅力です。
3. 新しい世代の漫才師を紹介すること。
たくろう、豪快キャプテン、カベポスター、ダブルヒガシなど、次世代の関西漫才を担うコンビが出演しています。番組を通じて、これからの漫才界を代表する存在を知る機会にもなっています。
【出演者の関係性を解説】中田カウス・たくろう・豪快キャプテンらの注目ポイント
2025年版では、出演者それぞれの実績や立ち位置が番組の構成に反映されていました。単に有名芸人を集めるのではなく、異なる世代や賞レースの実績を持つ芸人を組み合わせている点が特徴です。
主要な関係性を整理します。
| 人物・コンビ | 2025年版での位置づけ | 注目ポイント |
|---|---|---|
| 中田カウス | ベテラン・番組の中心人物 | ガクテンソクの魅力を掘り下げる企画にも登場 |
| たくろう | M-1グランプリ2025王者 | 年末の賞レースを制した注目コンビ |
| 豪快キャプテン | M-1グランプリ2025ファイナリスト | 関西勢のもう一組のファイナリストとして紹介 |
| フットボールアワー | M-1歴代王者 | 実績に裏打ちされた漫才を披露 |
| 笑い飯 | M-1歴代王者 | 独自の発想と掛け合いが持ち味 |
| ミルクボーイ | M-1歴代王者 | 緻密な構成のしゃべくり漫才で知られる |
| ギャロップ・ガクテンソク・ツートライブ | THE SECOND歴代王者 | 賞レースで評価された実力派 |
| 天才ピアニスト | THE Wチャンピオン | 女性漫才師の活躍を象徴する存在 |
特に注目したいのが、中田カウスとガクテンソクの関係です。MBSの番組紹介によると、中田カウスがガクテンソクの魅力を掘り下げる企画が設けられました。結成20年目を迎えた幼なじみの2人について、コンビとしての関係性にも焦点が当てられています。
また、たくろうと豪快キャプテンの出演は、2025年のM-1グランプリとのつながりを示すものです。優勝者だけでなく、決勝の舞台で注目された関西勢も番組に登場することで、その年の漫才界の動きを反映しています。
フットボールアワー、笑い飯、ミルクボーイのような歴代M-1王者と、たくろうのような新しい王者が同じ番組に出演する構図には、漫才の世代交代を見せる意味もあります。
【上方漫才の特徴と歴史】正統派漫才が今も支持される理由
上方漫才トラディショナルという番組名にある「上方漫才」とは、大阪を中心に発展してきた漫才文化を指します。
大阪市の文化財関連資料では、現代の漫才につながる話芸は大阪で生まれ、東京をはじめ全国に広まったと説明されています。また、現在のような「しゃべくり」を中心とする漫才の形態になってからも、およそ100年が経過しているとされています。
その背景には、伝統芸能から大衆娯楽へと変化してきた長い歴史があります。
上方漫才を特徴づける4つの要素1. しゃべくりを中心にした話芸
上方漫才の魅力を語るうえで欠かせないのが、会話そのものを笑いに変える技術です。ボケとツッコミのやり取りだけでなく、話の展開や言葉の選び方、相手の反応に合わせた切り返しが重要になります。
2. 間とテンポの使い分け
漫才では、言葉を発するタイミングだけでなく、あえて話さない時間も笑いにつながります。大阪市の資料でも、夢路いとし・喜味こいしの芸について、巧みな話術と「間」の活用が特徴として紹介されています。
3. 日常生活を題材にした親しみやすさ
家庭や買い物、仕事、人間関係など、身近な出来事を題材にすることで、観客が状況を想像しやすくなります。特別な知識がなくても楽しめることは、上方漫才が幅広い世代に親しまれてきた理由の一つです。
4. コンビごとに異なる個性
同じ上方漫才でも、しゃべくりを中心にするコンビ、独自の設定を生かすコンビ、繰り返しや構成の工夫で笑いを生むコンビなど、表現方法はさまざまです。「正統派」という言葉は、全員が同じ型で演じるという意味ではありません。
夢路いとし・喜味こいしが示した伝統の価値上方漫才の歴史を考えるうえで欠かせないのが、兄弟コンビの夢路いとし・喜味こいしです。
大阪市の資料では、2人が約60年にわたり上方漫才の保存と振興に尽力したことが紹介されています。家庭を題材にした漫才を中心に、巧みな話術と間を生かした芸風で知られ、上方漫才の伝統を体現する存在として評価されていました。
また、若手の育成や漫才の普及にも取り組んでおり、漫才は個々の芸人が舞台で笑いを取るだけでなく、次の世代に技術を伝えていく芸能でもあることが分かります。
上方漫才トラディショナルがベテランと若手を同じ舞台に並べる理由も、この文化的な継承という視点から考えると理解しやすくなります。
【MBSアーカイブ漫才映像の価値】過去の名演と最新ネタを一緒に楽しめる理由
2025年版で特徴的だったのが、MBSに保存されている過去の漫才映像を第1部に組み込んだことです。
テレビ局が長年にわたって制作・放送してきた番組映像は、単なる懐かしい記録ではありません。出演者の若い頃の芸風や、当時の漫才のテンポ、言葉の選び方などを振り返ることができる文化的な資料でもあります。
2025年版では、今いくよ・くるよ、ブラックマヨネーズ、チュートリアル、NON STYLEなどの過去映像が取り上げられました。現在の出演者のネタと比較することで、芸人の成長や漫才の表現の変化にも目を向けられます。
この構成には、主に3つのメリットがあります。
- 長年のファン:懐かしい漫才師の名演を改めて楽しめる。
- 若い視聴者:現在活躍する芸人の過去の姿や、関西漫才の歴史を知るきっかけになる。
- 漫才を深く楽しみたい人:世代ごとの話術やネタの構成を比較できる。
一方で、MBSのアーカイブ映像が放送されたことと、過去の番組映像がすべてインターネットで自由に視聴できることは別です。2025年の第1部で放送された映像が、現在も個別に無料配信されていると判断することはできません。
過去の放送を見たい場合は、MBSの番組公式ページ、MBS動画イズム、TVerなどの公式配信情報を確認する方法があります。ただし、作品や年度によって配信状況は異なります。
なお、MBSは別番組「That's!オール漫才」でも、ライブラリーに残る約3,000本のアーカイブ漫才映像を活用しています。こちらはアーカイブ映像を中心に据えた別企画であり、「上方漫才トラディショナル」と同一番組ではありません。
【プロの結論】上方漫才トラディショナルを楽しむための3つの視点
上方漫才トラディショナルの価値は、出演者の知名度や賞レースの結果だけでは測れません。番組の構成そのものに、関西の漫才文化を次の世代につなぐ役割があります。
第一に、ベテランの芸を基準にして若手の個性を比較すること。
オール阪神・巨人やハイヒールなどのベテランには、長年の舞台経験によって培われた話術があります。一方、たくろうや豪快キャプテンなどの若手には、現在の観客に向けた新しい表現があります。どちらが優れているかという単純な比較ではなく、異なる世代がどのように笑いを作っているかを見ることが大切です。
第二に、賞レースの肩書だけで芸人を判断しないこと。
M-1グランプリやTHE SECONDでの優勝・決勝進出は、実力を知るうえで参考になります。しかし、漫才の面白さは競技会の順位だけで決まるものではありません。ネタの構成、会話の自然さ、間の使い方、コンビ独自の世界観などにも注目すると、番組をより深く楽しめます。
第三に、アーカイブ映像を現在の漫才文化につながる資料として見ること。
過去の名演を振り返ることで、現在の漫才師がどのような文化の中で芸を磨いてきたのかが見えてきます。懐かしさだけで終わらず、漫才の変化や継承に注目することが、この番組ならではの楽しみ方です。
正統派漫才をじっくり味わいたい人、関西のお笑いの歴史に興味がある人、賞レースをきっかけに新しい芸人を知りたい人には、特におすすめできる番組です。一方、トーク企画やロケ企画を中心に楽しみたい人には、ネタ主体の長時間編成が好みと合わない場合もあります。
【よくある質問】上方漫才トラディショナルに関するFAQ
Q1:上方漫才トラディショナル2026はいつ放送されますか?
A1:2026年11月2日時点では、MBSから2026年版の正式な放送日時は発表されていません。2025年版は12月31日午前10時から午後3時まで放送されましたが、2026年の時間帯は未確定です。
Q2:上方漫才トラディショナル2025には誰が出演しましたか?
A2:中田カウス、オール阪神・巨人、ハイヒール、笑い飯、フットボールアワー、ミルクボーイ、たくろう、豪快キャプテン、天才ピアニストなど、35組以上の漫才師が登場しました。第1部では過去のアーカイブ映像、第2部では30組による漫才が放送されました。
Q3:上方漫才トラディショナルは関西以外でも視聴できますか?
A3:2025年版はMBSの関西ローカル放送でした。関西以外で視聴する場合は、MBS動画イズムやTVerなどの公式配信対象になっているか確認してください。全国でのリアルタイム放送や見逃し配信が毎年保証されているわけではありません。
Q4:上方漫才トラディショナルのアーカイブ映像はどこで見られますか?
A4:2025年版ではMBSに保存されている過去の漫才映像が番組内で放送されました。ただし、すべての映像が一般公開されているわけではありません。MBSの公式番組情報や動画配信サービスで公開状況を確認する必要があります。
Q5:上方漫才トラディショナルと一般的な漫才特番の違いは何ですか?
A5:上方漫才の伝統を軸に、ベテランから若手まで幅広い世代の漫才師を集めることが特徴です。2025年版では、MBSの過去映像と現役漫才師のネタを組み合わせた二部構成が採用されました。
上方漫才トラディショナルは、MBS毎日放送が大晦日に届けてきた上方漫才の大型特別番組です。
2025年12月31日の放送では、午前10時から午後3時までの約5時間にわたり、MBSのアーカイブ漫才映像と30組の現役漫才師によるネタを放送しました。中田カウスをはじめとするベテラン勢、フットボールアワーや笑い飯、ミルクボーイなどの歴代M-1王者、そして新王者のたくろうや豪快キャプテンまで、幅広い顔ぶれが集まった回でした。
2026年11月2日現在、次回放送の正式な日時や出演者は未発表です。前年の実績だけで放送時間や出演者を決めつけず、MBSの公式発表を確認することが大切です。
過去の名演を残すアーカイブ映像と、今まさに活躍する漫才師のネタ。その両方を楽しめることこそ、この番組の大きな魅力です。2026年の年末にも上方漫才の新しい顔ぶれと、受け継がれてきた話芸に出会えるのか、今後の発表に注目したいところです。