2026年11月現在、女優の洞口依子さんは61歳。俳優としての活動を続けており、所属事務所テアトル・ド・ポッシュの2026年公式プロフィールには、映画『金子文子 何が私をこうさせたか』やドラマ『SHOGUN 将軍』のKIRI役などが掲載されています。映画『金子文子 何が私をこうさせたか』は2026年2月28日に劇場公開され、洞口さんは片山和里子役で出演しました。
一方、洞口さんは2004年の子宮頸がん手術、その後のリンパ浮腫、2024年に公表したSAPHOや掌蹠膿疱症など、長期にわたる病気との付き合いも明かしています。2025年11月にはリンパ浮腫の手術を受けたことも報告しました。結婚した夫との関係や沖縄での療養経験、著書『子宮会議』、デビュー40周年の映画祭まで、2026年の活動とこれまでの歩みを整理します。
【2026年最新】洞口依子の現在は?公式プロフィールと芸能活動

洞口依子さんは、現在も俳優として活動しています。所属事務所テアトル・ド・ポッシュが公開している2026年のプロフィールには、映画、テレビドラマ、海外制作のドラマ作品が掲載されています。
2026年の活動を確認するうえで注目したいのが、次の2作品です。
映画『金子文子 何が私をこうさせたか』に出演洞口さんが出演した映画『金子文子 何が私をこうさせたか』は、浜野佐知監督による2025年製作の日本映画です。2026年2月28日に劇場公開され、上映時間は121分、レーティングはPG12となっています。
作品の主人公は、1920年代に国家権力に抗い続けた思想家・金子文子。死刑判決を受けてから獄中で自死するまでの121日間を描いた伝記ドラマです。
主演は菜葉菜さん。小林且弥さんが朴烈を演じ、三浦誠己さん、洞口依子さん、吉行和子さんらが出演しています。洞口さんの役名は片山和里子です。
社会や権力との対立、自らの思想を貫こうとする女性の姿を描いた作品であり、浜野監督が長年取り組んできた女性の生き方をテーマとする映画制作の流れにも位置づけられます。
『SHOGUN 将軍』ではKIRI・桐の方役もう一つの注目作が、世界的に評価されたドラマシリーズ『SHOGUN 将軍』です。
洞口さんは同作に出演しており、所属事務所のプロフィールではKIRI役と紹介されています。加えて、Disney+が公開しているシーズン2のキャスト情報では、洞口さんの名前が「桐の方役」として掲載されています。
同シーズンは第1シーズンから10年後を舞台とする物語で、公式情報によれば2026年1月に撮影が開始されました。真田広之さん、コズモ・ジャーヴィスさん、二階堂ふみさんらとともにキャストとして名前が挙がっています。
海外制作の大型ドラマへの参加は、洞口さんの俳優としての活動が日本映画だけにとどまらないことを示す実績です。2026年の現在を語るうえでも、見逃せない仕事といえます。
【経歴・年表】洞口依子のデビューから2026年までの歩み
洞口依子さんは1965年3月18日、東京都生まれ。1985年に映画デビューし、黒沢清監督や伊丹十三監督の作品などで独特の存在感を発揮してきました。
若手時代から個性的な役柄で注目され、映画だけでなくテレビドラマでも幅広く活躍。2004年の病気と手術は人生の大きな転機となりましたが、療養を経て俳優活動に復帰しています。
主な経歴を時系列で整理すると、次のようになります。
| 時期 | 出来事・出演作品 | 注目ポイント |
|---|---|---|
| 1965年 | 東京都に生まれる | 3月18日生まれ |
| 1985年 | 『ドレミファ娘の血は騒ぐ』 | 映画デビュー |
| 1985年 | 『タンポポ』 | 伊丹十三監督作品に出演 |
| 1988年 | 『マルサの女2』 | 映画で個性的な存在感を発揮 |
| 1997年 | 結婚 | テレビ業界関係者の夫と結婚したと報道 |
| 2004年 | 子宮頸がんの手術 | 子宮・卵巣の全摘出手術を受ける |
| 2006年 | 『探偵事務所5 マクガフィン』 | 療養を経て本格的に活動再開 |
| 2007年 | 著書『子宮会議』 | 自身の闘病経験を出版 |
| 2024年 | 『SHOGUN 将軍』・映画祭パート2 | 俳優デビュー40周年を迎える |
| 2025年 | リンパ浮腫の手術 | リンパ管静脈吻合術を受ける |
| 2026年 | 『金子文子 何が私をこうさせたか』 | 2月28日に劇場公開 |
| 2026年 | 『SHOGUN 将軍』シーズン2 | 桐の方役として公式キャストに掲載 |
洞口さんのキャリアを特徴づけるのは、単に出演作品の多さだけではありません。映画監督との継続的な仕事、俳優としての復帰、執筆活動、そして自ら企画する映画祭など、表現の場を広げてきた点にあります。
【病気を公表】子宮頸がん・リンパ浮腫・SAPHOとの闘病生活
洞口依子さんの現在を知るうえで、病気との関係は欠かせないテーマです。2004年の子宮頸がん手術をきっかけに、その後も複数の健康上の問題と向き合ってきました。
2004年、38歳で子宮頸がんと診断洞口さんは2004年1月、38歳のときに子宮頸がんと診断されました。日刊ゲンダイの過去のインタビューによると、前年の2003年秋ごろから腰痛や不正出血、立ちくらみなどの症状があり、病院で検査を受けたことが診断につながりました。
同年2月には約8時間に及ぶ手術を受け、子宮と卵巣を全摘出。周辺のリンパ節も切除し、その後は抗がん剤治療と放射線治療を受けています。
手術後は体調が思うように戻らず、ホルモンバランスの変化や体力の低下などにも苦しみました。仕事への復帰を果たしたものの、以前と同じように活動できる状態ではなく、精神的にも厳しい時期を経験したと報じられています。
手術から約10年後に発症したリンパ浮腫がんの手術からしばらく経過した後、洞口さんを悩ませることになったのがリンパ浮腫です。
2019年の日刊ゲンダイのインタビューでは、手術から約10年が経過したころ、左脚に強いむくみが現れたと説明しています。リンパ節を切除した影響でリンパ液の流れが悪くなり、脚に液体がたまる状態になったのです。
リンパ浮腫は、がん治療でリンパ節を切除した後などに発症することがある合併症です。発症までの期間には個人差があり、治療から長い時間が経過してから症状が現れるケースもあります。
洞口さんは専門的なリハビリや医療用の弾性ストッキングなどを利用しながら治療を続けてきました。2019年のインタビューでは、専門的なリハビリを受けられる施設や施術者が限られていること、治療費や通院の負担についても語っています。
2024年にSAPHOと掌蹠膿疱症を公表2024年10月22日、洞口さんは自身のXで、SAPHOと掌蹠膿疱症による皮膚や内臓の疾患と向き合っていることを公表しました。
本人の説明では、これらの症状とは10年近く付き合っており、薬による対処を続けていたとのことです。また、扁桃腺の手術についても触れています。
SAPHO症候群は、骨や関節などに炎症が起こることがある疾患群です。掌蹠膿疱症は、手のひらや足の裏に膿疱ができる皮膚疾患です。いずれも症状や経過には個人差があります。
洞口さんは病気を明かした際、同年に開催されるデビュー40周年記念の映画祭にも触れ、日々を大切に過ごしたいという前向きな思いを発信しました。
2025年11月、リンパ管静脈吻合術を受ける闘病に関する大きな動きとして報じられたのが、2025年11月29日の手術です。
TBS NEWS DIGなどの報道によると、洞口さんは左脚のリンパ浮腫に対するリンパ管静脈吻合術(LVA)を受けました。本人は11月29日に手術が無事終了したことをXで報告し、12月2日には造影検査を含めて約5時間かかったことを明かしています。
術後の投稿では、左脚だけで3キロ分のむくみが減ったと説明。12月8日の報道では、術後9日目に抜糸と採寸を行い、朝の散歩についても許可が出たと伝えられました。
ただし、手術によってリンパ浮腫が完全に治ったという発表ではありません。術後の回復や継続的な管理が必要な状態であり、2026年の現在についても、完全に治癒したと判断できる公表情報はありません。
この一連の発信では、早期発見・早期治療の必要性だけでなく、病気を理由に働く機会が狭まることへの問題意識も示されました。俳優として仕事を続けたいという思いと、治療を継続する現実の両方が伝わる出来事でした。
【結婚・夫・沖縄】洞口依子を支えた家族と療養生活
洞口依子さんは1997年に結婚しています。報道では、夫はテレビ業界で働く人物と紹介されています。
夫との結婚と闘病中の夫婦関係2013年の日刊ゲンダイの記事によると、洞口さんは1997年にテレビマンの夫と結婚しました。2004年に子宮頸がんと診断された際には、夫も検査に同行していたと伝えられています。
2024年5月29日放送のテレビ朝日系『徹子の部屋』では、闘病中の夫婦関係についても語りました。治療が続く厳しい時期には夫に強く当たってしまい、離婚を切り出したこともあったそうです。
しかし、夫婦で話し合い、療養のために沖縄へ向かうことを決めました。病気と向き合う過程で、夫婦関係も大きな変化を経験したことがうかがえます。
夫の氏名など、詳しい個人情報は広く公表されていません。公に伝えられているのは、結婚時期やテレビ業界関係者であること、闘病時に支えとなったことなどです。
沖縄での療養生活が再出発のきっかけに沖縄での療養は、洞口さんにとって大切な転機となりました。
日刊ゲンダイの2013年の記事では、2004年8月に沖縄の友人宅を訪れ、約1か月間の療養生活を送ったと紹介されています。歓迎のビーチパーティーや沖縄の海、太陽の光に触れる時間が、心身を立て直すきっかけになったと伝えられました。
2024年の『徹子の部屋』でも、沖縄でさまざまなものを取り戻し、次のステップに進むことができたという趣旨の思いを語っています。
ここで注意したいのは、沖縄で療養したことと、現在も沖縄に移住して生活していることは別だという点です。公表された経緯から確認できるのは、病気の治療と回復のために沖縄で過ごした経験であり、2026年現在の居住地が沖縄であると断定できる情報ではありません。
【子宮会議・映画祭】闘病経験を表現活動につなげた洞口依子
洞口さんは俳優としてだけでなく、文章を書くことや映画文化を伝える活動にも取り組んできました。その代表例が著書『子宮会議』と、自ら企画した映画祭です。
2007年に出版した著書『子宮会議』2007年6月、洞口さんは小学館から『子宮会議』を出版しました。
この本は、2004年の子宮頸がんの診断や手術、その後の闘病経験をもとにした著書です。東京都立図書館の闘病記資料にも掲載されており、がんと向き合った経験を記録した一冊として扱われています。
病気を経験した俳優が、自身の体験を文章にして伝えることには、演技とは異なる表現の意味があります。医療現場で起きた出来事だけでなく、患者本人の感情や生活の変化を読者に伝える役割も担っています。
デビュー40周年を記念した「洞口依子映画祭パート2」2024年は洞口さんの俳優デビュー40周年にあたる年でした。その記念企画として開催されたのが「洞口依子映画祭パート2」です。
東京・渋谷のユーロスペースでは2024年10月23日から27日まで開催。さらに11月2日から4日までは、沖縄・那覇の桜坂劇場でも上映企画が行われました。
この映画祭は、洞口さん自身が企画や交渉に関わった自主企画です。東京会場では『ニンゲン合格』『ザ・ギャンブラー』『ドレミファ娘の血は騒ぐ』『白鍵と黒鍵の間に』『ミカドロイド』などが上映されました。
沖縄会場では『パイナップル・ツアーズ』『CURE/キュア』『夏の妹』なども取り上げられ、作品上映後には監督や関係者とのトークイベントも実施されました。
単なる出演作の振り返りではなく、作品を選び、監督や関係者と観客をつなぐ企画を自ら手がけた点に特徴があります。俳優として40年間積み重ねてきた仕事を、自分自身の視点で再編集する試みでもありました。
2026年の所属事務所プロフィールには、この映画祭パート2の開催情報も過去の活動として掲載されています。2026年に同じ映画祭の新たな開催が決定したという情報とは区別して考える必要があります。
【よくある質問】洞口依子の現在に関するFAQ
Q1:洞口依子は2026年現在、芸能界を引退していますか?
A1:引退していません。所属事務所の2026年公式プロフィールには、映画『金子文子 何が私をこうさせたか』や『SHOGUN 将軍』などの出演情報が掲載されています。
Q2:洞口依子は『SHOGUN 将軍』で何の役を演じていますか?
A2:KIRI役です。Disney+のシーズン2公式キャスト情報では「桐の方役」として紹介されています。
Q3:洞口依子の病気は現在どうなっていますか?
A3:2004年に子宮頸がんの手術を受け、その後リンパ浮腫を発症しました。2024年にはSAPHOと掌蹠膿疱症を公表し、2025年11月にはリンパ管静脈吻合術を受けています。手術後の経過について本人の発信はありましたが、2026年現在の完全治癒を示す公表情報はありません。
2026年の洞口依子さんは、長年の闘病経験を抱えながらも、俳優として新しい作品に参加し続けています。
映画『金子文子 何が私をこうさせたか』への出演、『SHOGUN 将軍』シーズン2の桐の方役は、現在の活動を象徴する仕事です。また、過去には『子宮会議』の出版や、自ら企画した映画祭など、俳優業の枠を越えた表現活動にも取り組んできました。
一方、健康面では、子宮頸がんの手術からリンパ浮腫、SAPHOや掌蹠膿疱症との付き合いまで、長い時間をかけて治療と向き合ってきました。2025年のリンパ管静脈吻合術も、その歩みの一つです。
洞口依子さんの現在を理解する際に大切なのは、病気だけを切り取って活動休止や引退と結びつけないことです。映画出演、海外ドラマ、執筆、映画祭という複数の活動を通じて、俳優としてのキャリアを積み重ねている姿にも目を向けたいところです。
61歳を迎えた2026年も、出演作品を通じて新しい表情を見せる洞口依子さん。これからの映画やドラマでどのような役柄に挑戦するのか、引き続き注目されます。
主な確認資料
- 所属事務所テアトル・ド・ポッシュの2026年公式プロフィール、Disney+のシーズン2キャスト情報、映画.comの作品・出演者情報。
- 2025年12月のリンパ浮腫手術に関するTBS NEWS DIG、2024年のSAPHO・掌蹠膿疱症公表に関するスポニチ報道。
- 結婚・沖縄療養に関する日刊ゲンダイ、2024年の『徹子の部屋』出演に関するMANTANWEB。
- 映画祭パート2に関する週刊文春CINEMA・ぴあ映画、著書『子宮会議』に関する東京都立図書館資料。