『美少女戦士セーラームーン』の主人公・月野うさぎの声優は誰なのか。答えは、声優の三石琴乃(みついしことの)です。1992年に始まったテレビアニメ旧作から、2014年の『美少女戦士セーラームーンCrystal』、劇場版『Eternal』『Cosmos』まで、長年にわたって月野うさぎ/セーラームーンを演じてきました。
ただし、歴代シリーズを詳しく見ると、一時的な代役への交代や、新作アニメでのキャスト再編成、2026年の舞台版での新しい配役など、知っておきたい変化もあります。2026年10月現在、品川で上演されている「美少女戦士セーラームーン -Shining Theater Shinagawa Tokyo-」では、小山璃奈と山口夢菜がダブルキャストで月野うさぎ役を担当しています。アニメの声優と舞台の出演者は別のキャスティングです。
【結論】月野うさぎの声優は三石琴乃!旧作から最新の劇場版まで担当

月野うさぎの声を担当しているのは、1989年に声優デビューした三石琴乃です。1992年放送開始のテレビアニメ『美少女戦士セーラームーン』で主人公に抜てきされ、作品を代表する声優の一人となりました。
三石琴乃の演じるうさぎは、明るく元気な少女らしさが特徴です。普段はドジで泣き虫、勉強も苦手という親しみやすい女の子でありながら、セーラームーンに変身すると仲間や大切な人を守るために立ち向かいます。
この日常のコミカルな表情と、戦士としての強さを行き来する演技が、三石琴乃の月野うさぎを印象づけてきました。
旧作アニメから新作まで同じ声優が担当1990年代のテレビアニメでは、月野うさぎ/セーラームーンを三石琴乃が担当。続く『Crystal』でも主人公の声を引き継ぎました。
2014年に始まった『Crystal』では、主要キャストが大幅に変更されましたが、三石琴乃は唯一の旧作からの続投キャストとして参加しています。
当時のインタビューでは、制作スタッフから「セーラームーンの遺伝子」として参加してほしいという趣旨の説明を受けたことを明かしています。旧作と新作をつなぐ存在として、三石琴乃の起用が特別な意味を持っていたことがうかがえます。
2026年現在も三石琴乃がアニメ版の代表的な担当声優2026年10月現在、旧作アニメや『Crystal』『Eternal』『Cosmos』の月野うさぎ役は三石琴乃です。2026年の舞台版で別の俳優が同役を演じていることは、アニメ版の声優交代を意味しません。
この点を押さえておけば、作品ごとに異なる出演者の名前を見ても混乱しにくくなります。
【歴代キャスト一覧】月野うさぎの声優交代と三石琴乃の出演歴
月野うさぎの声優について調べると、「三石琴乃以外の人が演じた時期がある」という情報も見つかります。これは事実です。ただし、長期的な降板や恒久的なキャスト変更ではなく、病気による一時的な代役でした。
1993年、急病によって荒木香衣が一時代役に三石琴乃は1993年1月、体調を崩して入院しました。当時のインタビューによると、アフレコ当日に入院することになり、約1クールにわたってセーラームーン役を休むことになったといいます。
その期間に代役を務めたのが荒木香衣(当時の表記は荒木香恵)です。
荒木香衣は三石琴乃の復帰後、今度はちびうさ役としてシリーズに参加しました。三石本人も、荒木が代役期間を支えてくれたことについて、インタビューで当時の心境を振り返っています。
つまり、月野うさぎの声優交代は実際にありましたが、事情は健康上の理由による一時的なものです。三石琴乃はその後、月野うさぎ役に復帰しています。
月野うさぎの歴代キャスト・作品別一覧各シリーズの配役を時系列で整理すると、次のようになります。
| 時期・作品 | 月野うさぎ役 | 配役の特徴 |
|---|---|---|
| 1992年~旧作テレビアニメ | 三石琴乃 | 初代キャストとして主人公を担当 |
| 1993年の療養期間 | 荒木香衣 | 三石琴乃の急病による一時的な代役 |
| 旧作復帰後 | 三石琴乃 | 月野うさぎ役に復帰 |
| 2014年~『Crystal』シリーズ | 三石琴乃 | 旧作から唯一続投した主要キャスト |
| 2021年『Eternal』 | 三石琴乃 | 劇場版でも引き続き担当 |
| 2023年『Cosmos』 | 三石琴乃 | 新作アニメ映画の最終章でも担当 |
| 2026年舞台版 | 小山璃奈・山口夢菜 | 2チームによるダブルキャスト。舞台出演者 |
この一覧から分かるのは、三石琴乃が一貫してアニメ版の中心的な担当者である一方、1993年の代役と2026年の舞台版では異なる出演者が起用されているということです。
【劇場版の声優】Eternal・Cosmosでも三石琴乃が続投した理由
新作アニメシリーズから劇場版へと展開した『美少女戦士セーラームーン』。その中でも月野うさぎの声を変えなかったことは、シリーズの連続性を考えるうえで大きなポイントです。
劇場版『Eternal』の月野うさぎ役『劇場版「美少女戦士セーラームーンEternal」』は、前編が2021年1月8日、後編が同年2月11日に公開されました。
原作のデッド・ムーン編を描く作品で、スーパーセーラームーン/月野うさぎ役には三石琴乃が起用されています。
そのほかの主要キャストも『Crystal』のメンバーが引き継ぎ、水野亜美役は金元寿子、火野レイ役は佐藤利奈、木野まこと役は小清水亜美、愛野美奈子役は伊藤静です。
旧作とは異なるキャスト編成でありながら、うさぎの声には三石琴乃の演技が引き続き採用されました。
劇場版『Cosmos』はシリーズ最終章『劇場版「美少女戦士セーラームーンCosmos」』は、2023年公開のシリーズ最終章です。前編・後編の構成で、セーラー戦士たちの最後の戦いと月野うさぎの物語が描かれました。
月野うさぎ/セーラームーン役は引き続き三石琴乃。公式キャスト情報でも、その配役が明記されています。
また、三石琴乃は同作の公式インタビューで、90年代のテレビシリーズ終了後、15年以上の空白を経て『Crystal』で再びうさぎを演じることになった喜びを語っています。
同インタビューでは、うさぎの強さについても印象的な考えを示しています。うさぎは自分自身を強いと思っているわけではなく、仲間に支えられ、愛し愛されることで困難に立ち向かえる人物だという見方です。
この解釈は、単に強いヒーローを演じるのではなく、弱さや涙も含めた月野うさぎという人物を表現するうえで重要です。
『Cosmos』でアニメ版のうさぎ役は一区切り『Cosmos』の公式インタビューで、三石琴乃は映像作品で月野うさぎを演じるのは今回が最後になるという趣旨のコメントを残しています。
長く演じてきた役への感謝と、共演者やキャラクターたちに会えなくなる寂しさも語っており、作品の最終章が声優本人にとっても大きな節目だったことが分かります。
ただし、これはアニメシリーズにおける一区切りの話です。2026年の舞台版で新たな出演者が月野うさぎを演じることとは、別の話として理解する必要があります。
【2026年最新】舞台版の月野うさぎ役は小山璃奈と山口夢菜
2026年に月野うさぎのキャストを調べる際、特に注目したいのが「美少女戦士セーラームーン -Shining Theater Shinagawa Tokyo-」です。
2026年4月4日に東京・品川プリンスホテルのクラブeXで開幕した新しいシアター公演で、セーラー戦士たちが登場するオリジナルストーリーを展開しています。
この公演では、Team Gold MoonとTeam Silver Moonという2チームが編成され、キャラクターごとにダブルキャストを採用しています。
Team Gold Moon:小山璃奈Team Gold Moonでスーパーセーラームーン/月野うさぎを演じるのは小山璃奈です。
2026年の舞台版では、原作の主人公を実際の舞台上で表現する出演者として起用されています。アニメの声を担当する声優ではなく、舞台で役を演じるキャストです。
Team Silver Moon:山口夢菜Team Silver Moonのスーパーセーラームーン/月野うさぎ役は山口夢菜です。
公式キャスト発表では、山口夢菜自身も、長く愛されてきた作品の主人公を演じることへの喜びやプレッシャーについてコメントしています。
同じ月野うさぎという役でも、チームによって演じる人物が異なるのが、この舞台の特徴です。
2026年10月29日には第3期の追加情報も発表2026年10月29日、公式サイトは第3期の追加情報を発表しました。
第3期は2026年12月3日から2027年3月16日までの公演が予定され、新曲「Cosmic Dance」などのライブパート楽曲も発表されています。
第2期の楽曲は11月末までの披露と案内されており、2026年秋から冬にかけてもシアター公演は継続します。第3期のチケット情報も公式発表されています。
アニメ版と舞台版のキャストはどう違う?混同しやすいポイントを整理すると、次のようになります。
- アニメ版:声で月野うさぎを表現する声優は三石琴乃。
- 舞台版・Team Gold Moon:小山璃奈。
- 舞台版・Team Silver Moon:山口夢菜。
つまり、小山璃奈や山口夢菜が月野うさぎを演じるからといって、三石琴乃がアニメ版を降板したわけではありません。
アニメーションと舞台では、演技の表現方法も制作体制も異なります。声だけでキャラクターを表現する声優と、身体表現や歌、舞台上の動きも含めて役を作る俳優を、同じ基準で比較する必要はありません。
【三石琴乃の代表作と声の魅力】なぜ月野うさぎ役が長く愛されるのか
三石琴乃は月野うさぎだけでなく、数多くの人気アニメで印象的な役を演じてきた声優です。代表作を並べると、演じるキャラクターの幅広さがよく分かります。
三石琴乃の代表作一覧- 『美少女戦士セーラームーン』:月野うさぎ/セーラームーン
- 『新世紀エヴァンゲリオン』:葛城ミサト
- 『ONE PIECE』:ボア・ハンコック
- 『ドラえもん』:野比玉子(のび太のママ)
- 『機動戦士ガンダムSEED』シリーズ:マリュー・ラミアス
- 『呪術廻戦』:冥冥
これらは、テレビガイドWebなどの出演者情報でも代表的な出演作として紹介されている作品です。
月野うさぎと葛城ミサトに見る演技の幅三石琴乃の演技を語る際、特に比較されるのが月野うさぎと『新世紀エヴァンゲリオン』の葛城ミサトです。
月野うさぎは、感情表現が豊かで、喜怒哀楽が分かりやすい少女です。一方の葛城ミサトは、大人としての責任や葛藤を抱えながら、周囲と関わる複雑な人物です。
同じ声優が演じていても、人物の年齢や性格、置かれた状況によって表現が大きく異なります。
三石琴乃自身も、ミサト役について、当初は大人らしく演じようと悩み、最終的には自分らしい話し方を意識するようになったとインタビューで振り返っています。こうした役柄ごとの試行錯誤が、幅広いキャラクターを演じる力につながっています。
三石琴乃の声の魅力と評判三石琴乃の声の魅力は、明るく張りのある声だけではありません。キャラクターの感情の変化を、声の調子やテンポによって伝えられることも大きな特徴です。
月野うさぎの場合、日常場面では親しみやすく、少し頼りない少女としての表情が伝わります。一方、仲間を守る場面や大切な人に思いを伝える場面では、言葉に強さと真剣さが加わります。
『Cosmos』の公式インタビューでも、三石琴乃はうさぎの魅力として、ドジでおっちょこちょいな部分と、仲間や未来を守ろうとする強さの両方を挙げています。
また、2021年の映画公開時のインタビューでは、戦闘シーンだけでなく、うさぎたちの日常の会話や何気ないやり取りも作品の魅力として語られています。
こうした発言から見えてくるのは、三石琴乃の演技が単純なヒロインの声作りにとどまらず、弱さと強さを併せ持つ一人の人物を表現しているという点です。
2026年も続く声優としての活動三石琴乃は2026年も声優として活動を続けています。
2026年夏放送のアニメ『乙女怪獣キャラメリゼ』では赤石凛子役を担当。2026年3月には双葉社のインタビュー企画にも登場し、声優としてのキャリアやアニメ制作を取り巻く環境の変化について語っています。
月野うさぎ役は代表作の一つですが、現在の活動はそれだけに限定されません。長年培った演技経験を生かしながら、異なるジャンルやキャラクターにも挑戦している声優です。
【月野うさぎの声優】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:月野うさぎの声優は誰ですか?
A1:アニメ版の月野うさぎ/セーラームーン役は三石琴乃です。1992年の旧作テレビアニメから『Crystal』『Eternal』『Cosmos』まで担当しています。
Q2:月野うさぎの声優は途中で交代したことがありますか?
A2:あります。1993年に三石琴乃が急病で入院した際、荒木香衣が約1クールにわたって代役を務めました。その後、三石琴乃が復帰しています。
Q3:2026年の舞台版で月野うさぎを演じるのは誰ですか?
A3:Team Gold Moonの小山璃奈と、Team Silver Moonの山口夢菜です。2チームによるダブルキャストで上演されています。
Q4:『Crystal』でも三石琴乃が担当しているのですか?
A4:はい。『Crystal』では主要キャストが一新されましたが、三石琴乃は旧作から唯一続投した主要キャストとして月野うさぎを演じています。
Q5:三石琴乃の代表作は何ですか?
A5:『美少女戦士セーラームーン』の月野うさぎ、『新世紀エヴァンゲリオン』の葛城ミサト、『ONE PIECE』のボア・ハンコック、『ドラえもん』の野比玉子などが代表作として知られています。
Q6:三石琴乃は2026年現在も声優として活動していますか?
A6:はい。2026年放送の『乙女怪獣キャラメリゼ』にも出演しており、声優としての活動を続けています。
月野うさぎのアニメ版声優は、1992年の旧作から『Crystal』『Eternal』『Cosmos』まで三石琴乃です。1993年には病気療養による一時的な代役として荒木香衣が出演しましたが、三石琴乃が復帰してからは再び同役を担当しています。
一方、2026年の舞台版「美少女戦士セーラームーン -Shining Theater Shinagawa Tokyo-」では、小山璃奈と山口夢菜がダブルキャストで月野うさぎを演じています。これはアニメ版の声優交代ではなく、舞台という異なる表現形式での新しいキャスティングです。
三石琴乃の魅力は、うさぎの明るさやコミカルな表情だけでなく、涙もろさ、仲間を思う気持ち、困難に立ち向かう強さまで表現できることにあります。『エヴァンゲリオン』の葛城ミサトなど、ほかの代表作と比較すると、その演技の幅もより鮮明になります。
2026年12月からは舞台版の第3期も予定されています。アニメ版では三石琴乃が築いた月野うさぎの声、舞台版では小山璃奈と山口夢菜が表現する新しい月野うさぎ。それぞれの違いを楽しむことが、長く愛されるセーラームーンの世界をより深く知るきっかけになるはずです。