細田守監督のアニメーション映画『バケモノの子』には、役所広司、宮﨑あおい、染谷将太、広瀬すずをはじめ、日本を代表する俳優や声優が多数出演しています。2015年7月11日に公開された本作は、人間の少年・九太とバケモノの熊徹が、師弟として暮らしながら成長していく物語です。2026年現在も、豪華な声の出演者と個性豊かな登場人物が作品の魅力を支えています。
特に気になるのが、九太の少年期を宮﨑あおい、青年期を染谷将太が担当していること、そして一郎彦や二郎丸にも少年期・青年期それぞれ別のキャストが起用されている点です。この記事では、映画公式サイト、スタジオ地図、日本テレビの作品紹介などに掲載された情報をもとに、主要キャストから脇役まで、役名・担当声優・キャラクターの関係性をまとめます。
【完全版】映画『バケモノの子』声優・キャスト一覧と登場人物

『バケモノの子』の声の出演者は、主人公の九太と熊徹を中心に、渋天街の住人や人間界の登場人物まで幅広い顔ぶれがそろっています。
まずは、映画に登場する主要キャラクターと担当キャストを一覧で確認しましょう。
| 登場人物 | 声優・キャスト | 担当・役柄 |
|---|---|---|
| 九太(少年期) | 宮﨑あおい | 9歳で熊徹の弟子になる少年 |
| 九太(青年期) | 染谷将太 | 17歳に成長した主人公 |
| 熊徹 | 役所広司 | 九太の師匠となるバケモノ |
| 楓 | 広瀬すず | 九太と出会う女子高校生 |
| 猪王山 | 山路和弘 | 熊徹のライバル |
| 一郎彦(少年期) | 黒木華 | 猪王山の長男 |
| 一郎彦(青年期) | 宮野真守 | 成長した猪王山の長男 |
| 二郎丸(少年期) | 大野百花 | 猪王山の次男 |
| 二郎丸(青年期) | 山口勝平 | 成長した九太の親友 |
| 百秋坊 | リリー・フランキー | 熊徹の悪友で僧侶 |
| 多々良 | 大泉洋 | 熊徹の悪友で猿顔のバケモノ |
| チコ | 諸星すみれ | 九太と行動をともにする不思議な小動物 |
| 宗師 | 津川雅彦 | 渋天街を統べる長老 |
| 九太の父 | 長塚圭史 | 九太の実の父親 |
| 九太の母 | 麻生久美子 | 九太の実の母親 |
以上が、映画の主要なキャラクターと声の出演者です。特に注目したいのは、九太だけでなく、一郎彦と二郎丸にも成長段階に応じたキャスト変更があることです。
また、声優として知られる山口勝平や宮野真守だけでなく、映画やドラマで活躍する俳優陣が多く参加している点も、本作のキャスティングの特徴です。
【主要キャスト解説】九太・熊徹・楓を演じたのは誰?
九太(少年期):宮﨑あおい物語の主人公である九太の少年期を担当するのは、俳優の宮﨑あおいです。
九太は9歳のときに両親と離れ、渋谷の街をさまよう中で熊徹と出会います。強くなりたいという思いから熊徹の弟子となり、人間の世界とは異なる渋天街で生活を始めます。
少年期の九太には、孤独や怒り、強さへの憧れなど、複雑な感情が入り交じっています。宮﨑あおいの声は、幼さを残しながらも、自分の居場所を求めて成長していく九太の姿を描く重要な要素です。
宮﨑あおいは、NHK大河ドラマ『篤姫』や映画『NANA』『おおかみこどもの雨と雪』などでも知られる俳優です。細田守監督作品への出演経験もあり、本作では少年期の九太を担当しています。
九太(青年期):染谷将太青年期の九太を演じるのは染谷将太です。
九太は熊徹との修行を経て、17歳の青年へと成長します。身体的にも精神的にも変化し、人間の世界である渋谷に戻った際には、楓と出会って新たな価値観に触れることになります。
少年期の九太と比べると、青年期には自分の進むべき道や人間関係について考える場面が増えます。染谷将太は、成長した九太の葛藤や自立への意識を担っています。
染谷将太は映画『ヒミズ』『寄生獣』『バクマン。』などに出演してきた俳優です。細田守監督の前作『おおかみこどもの雨と雪』にも出演しており、本作は同監督作品への続く参加となりました。
熊徹:役所広司九太の師匠であり、作品のもう一人の主人公ともいえる熊徹を演じるのは役所広司です。
熊徹は渋天街でも屈指の実力を持つバケモノですが、粗暴で不器用な性格のため、周囲から必ずしも好意的に見られているわけではありません。
次期宗師の候補でありながら弟子がいなかった熊徹は、人間である九太を弟子として迎えます。そこから始まる二人の生活は、衝突と失敗を繰り返しながら、やがて深い信頼関係へと変わっていきます。
役所広司は『Shall we ダンス?』『三度目の殺人』など、幅広い作品で知られる俳優です。熊徹の豪快さだけでなく、不器用な優しさや孤独も物語の重要な部分を占めています。
楓:広瀬すず楓の声を担当するのは広瀬すずです。
楓は渋谷の進学校に通う女子高校生で、九太と図書館で出会います。勉強を教えることを通じて九太と交流し、人間の世界で生きるための知識や考え方を伝える存在です。
熊徹が九太に身体的な強さや生きるための姿勢を教える師匠だとすれば、楓は学びや人間社会とのつながりを教える存在です。
広瀬すずは『海街diary』『ちはやふる』シリーズなどで知られ、本作が劇場版アニメーションへの初出演となりました。
【成長後の声優にも注目】一郎彦と二郎丸は少年期・青年期で交代
『バケモノの子』のキャストを調べる際に、特に間違えやすいのが一郎彦と二郎丸の配役です。どちらも少年期と青年期で声の担当者が異なります。
一郎彦:少年期は黒木華、青年期は宮野真守一郎彦は、熊徹のライバルである猪王山の長男です。父親の強さと品格を受け継ぎ、立派な剣士になることを夢見ています。
少年期を担当するのは黒木華です。幼い一郎彦の優等生らしい雰囲気や、父親への憧れを表現しています。
青年期を担当するのは宮野真守です。成長した一郎彦は、精悍な青年へと変化し、物語の重要な局面に関わっていきます。
宮野真守は『DEATH NOTE』の夜神月役、『機動戦士ガンダム00』シリーズ、『うたの☆プリンスさまっ』シリーズなどで知られる声優・俳優です。
一郎彦の配役を整理すると、黒木華が少年期、宮野真守が青年期という順番になります。検索結果などで名前の順序が異なる場合もあるため、成長段階とセットで覚えると間違いません。
二郎丸:少年期は大野百花、青年期は山口勝平二郎丸は猪王山の次男です。少年期は天真爛漫で、強い父親や兄に憧れる、食いしん坊な性格として描かれています。
少年期の声を担当するのは大野百花です。幼い二郎丸の無邪気さや活発な雰囲気を担っています。
青年期の声を担当するのは山口勝平です。成長した二郎丸は穏やかな性格になり、九太の親友として登場します。
山口勝平は『名探偵コナン』の工藤新一・怪盗キッド役、『ONE PIECE』のウソップ役、『犬夜叉』の犬夜叉役など、数多くの人気キャラクターを演じてきた声優です。
このように、一郎彦と二郎丸は単に声優を交代させているだけでなく、成長によって変わる人物像を異なるキャストで表現しています。
【脇役・バケモノの世界】猪王山・多々良・百秋坊・宗師の声優
本作の魅力は九太と熊徹だけではありません。渋天街に暮らすバケモノたちにも、それぞれ異なる性格と役割が与えられています。
猪王山:山路和弘猪王山は、渋天街で強さと品格を兼ね備えた存在として認められているバケモノです。多くの弟子を持ち、次期宗師の有力候補として熊徹と対立します。
声を担当する山路和弘は、舞台俳優としての活動に加え、洋画の吹き替えでも知られています。重厚な演技で知られる山路が、猪王山の威厳ある人物像を支えています。
多々良:大泉洋多々良は猿顔のバケモノで、熊徹の悪友です。頭の回転が速く、皮肉屋で、九太に対しても当初は冷たい態度を取ります。
声を担当する大泉洋は、演劇ユニットTEAM NACSのメンバーとして活動し、『水曜どうでしょう』や映画『探偵はBARにいる』シリーズなどでも知られています。
熊徹との掛け合いでは、多々良の口の悪さや人間味のある性格が印象に残ります。
百秋坊:リリー・フランキー百秋坊は豚顔のバケモノで、熊徹の悪友でもある僧侶です。多々良とは対照的に、穏やかで思いやりのある性格をしています。
声を担当するリリー・フランキーは、俳優、作家、イラストレーターなど幅広い分野で活動しています。
熊徹と九太の関係を見守り、ときには助言を与える百秋坊は、物語に落ち着きと温かさを加える存在です。
宗師:津川雅彦宗師は、10万を超えるバケモノが暮らす渋天街を長年統べてきた長老です。引退を宣言し、次の宗師となる人物を探しています。
声を担当するのは津川雅彦です。映画やテレビドラマで長年活躍した俳優であり、宗師という立場にふさわしい存在感を作品に与えています。
チコ:諸星すみれチコは、九太が渋谷の路地裏で出会う不思議な小動物です。その後も九太と行動をともにし、物語の中で独特の存在感を放ちます。
声を担当する諸星すみれは、『アイカツ!』シリーズや『東京喰種トーキョーグール』シリーズなどで知られる声優です。ディズニー作品の吹き替えにも参加してきました。
九太の父と母:長塚圭史・麻生久美子人間界の登場人物として、九太の父親を長塚圭史、母親を麻生久美子が担当しています。
長塚圭史は劇作家・演出家・俳優として活動し、麻生久美子は映画『カンゾー先生』『時効警察』シリーズなどで知られる俳優です。
二人の出演によって、九太が人間の世界で抱える背景も物語に組み込まれています。
【作品情報】2015年公開の細田守監督作品としての魅力
『バケモノの子』は、スタジオ地図が制作した細田守監督のオリジナル長編アニメーション映画です。
日本映画データベースJFDBの作品情報によると、公開日は2015年7月11日、上映時間は119分です。監督・脚本・原作を細田守が担当しています。
人間界と渋天街、2つの世界を描く物語物語の舞台は、人間が暮らす渋谷と、バケモノたちが暮らす渋天街です。
両親と離れ離れになった少年・蓮は、熊徹と出会い、バケモノの世界へ足を踏み入れます。そこで九太という名前を与えられ、熊徹の弟子として修行を始めます。
最初は互いに衝突してばかりの二人ですが、共同生活を通じて少しずつ関係を深めていきます。
やがて九太が青年となり、人間界に戻って楓と出会うことで、物語は新しい展開を迎えます。さらに熊徹と猪王山の宗師をめぐる争いや、一郎彦の抱える問題が重なり、二つの世界を巻き込む出来事へと発展します。
細田守監督作品ならではのテーマ細田守監督は『時をかける少女』『サマーウォーズ』『おおかみこどもの雨と雪』などを手がけてきた映画監督です。
『バケモノの子』では、血縁関係だけでは説明できない師弟の絆や、異なる世界に属する人々が互いに影響を与えながら成長する姿が描かれています。
九太にとって熊徹は、技術や強さを教える師匠であると同時に、人生をともに歩む家族のような存在です。一方、楓との出会いは、九太に人間社会の中で自分の未来を考えるきっかけを与えます。
また、猪王山と一郎彦の親子関係も、熊徹と九太の関係と対照的に描かれています。異なる親子・師弟関係を並べることで、作品のテーマがより立体的になっています。
2025年のテレビ放送でもキャスト情報を紹介日本テレビの金曜ロードショーは、細田守監督作品の特集として、2025年11月14日に『バケモノの子』を放送しました。
この放送時の作品紹介でも、九太の少年期・青年期をはじめ、熊徹、楓、一郎彦、二郎丸などの声の出演者が改めて紹介されています。
公開から年月が経過しても、キャラクターとキャストの組み合わせが作品を振り返る際の重要な情報になっていることが分かります。
【声優一覧で間違えやすいポイント】キャストの配役を正しく理解する
検索で『バケモノの子』の声優を調べるときには、いくつか注意したい点があります。
宮﨑あおいと染谷将太は同じ九太を演じている九太の声優について、宮﨑あおいと染谷将太のどちらが正しいのか迷う人もいますが、二人とも正解です。
宮﨑あおいが少年期、染谷将太が青年期を担当しています。どちらか一人だけが主人公の声を担当しているわけではありません。
一郎彦と二郎丸も成長段階によってキャストが違う一郎彦は黒木華が少年期、宮野真守が青年期です。二郎丸は大野百花が少年期、山口勝平が青年期を担当しています。
特に宮野真守と山口勝平は声優としての知名度が高いため、青年期の配役だけを覚えている人もいる可能性があります。幼少期のキャストも合わせて確認しておくと、より正確に作品を理解できます。
俳優と声優の両方が出演している本作には、役所広司、宮﨑あおい、染谷将太、広瀬すず、大泉洋、リリー・フランキーなど、実写映画を中心に活躍する俳優が多数参加しています。
一方で、宮野真守、山口勝平、諸星すみれといった声優として広く知られる出演者もいます。
そのため、「声優一覧」という検索キーワードで調べている場合も、職業としての声優だけに限定せず、映画の声の出演者全体を確認することが大切です。
配役の確認には、映画公式サイトのキャラクター&キャスト紹介、スタジオ地図の作品情報、日本テレビの作品紹介が役立ちます。特に成長によって担当者が変わるキャラクターは、少年期・青年期の区別を確認するのがポイントです。
【プロの結論】『バケモノの子』は声の配役から人物の成長を楽しめる作品
『バケモノの子』のキャスティングで注目すべきなのは、単に有名俳優や人気声優が集まっていることだけではありません。登場人物の成長や立場の変化に合わせて、声の担当者が丁寧に配置されている点です。
九太は宮﨑あおいから染谷将太へ、一郎彦は黒木華から宮野真守へ、二郎丸は大野百花から山口勝平へと交代します。
この3組の配役を把握しておくと、時間の経過によるキャラクターの変化が理解しやすくなります。
また、熊徹を演じる役所広司、楓を演じる広瀬すず、猪王山を演じる山路和弘など、主要人物の声にもそれぞれ異なる魅力があります。
作品を初めて見る人には、まず九太と熊徹の関係を中心に鑑賞することをおすすめします。すでに視聴した人は、一郎彦と猪王山の関係や、多々良・百秋坊が九太に与える影響に注目すると、物語の別の側面が見えてきます。
『バケモノの子』声優一覧に関するよくある質問(FAQ)
Q1:『バケモノの子』で九太の声優を担当しているのは誰ですか?
A1:少年期は宮﨑あおい、青年期は染谷将太です。九太は9歳の少年から17歳の青年へ成長するため、二人のキャストが担当しています。
Q2:熊徹の声優は誰ですか?
A2:熊徹の声を担当しているのは役所広司です。九太の師匠であり、渋天街でも屈指の実力を持つバケモノを演じています。
Q3:楓の声優は誰ですか?
A3:楓の声優は広瀬すずです。人間界に戻った九太と出会い、勉強や人間社会について教える女子高校生を演じています。
Q4:一郎彦の声優は宮野真守ですか?
A4:青年期は宮野真守、少年期は黒木華です。成長段階によって担当者が異なります。
Q5:二郎丸の声優は山口勝平ですか?
A5:青年期は山口勝平、少年期は大野百花です。少年期の無邪気な二郎丸と、成長後の穏やかな二郎丸をそれぞれ演じています。
Q6:猪王山、多々良、百秋坊の声優は誰ですか?
A6:猪王山は山路和弘、多々良は大泉洋、百秋坊はリリー・フランキーです。それぞれ熊徹のライバル、悪友、そして九太を見守る僧侶として登場します。
映画『バケモノの子』の主要キャストは、熊徹役の役所広司、九太の少年期役の宮﨑あおい、青年期役の染谷将太、楓役の広瀬すずなど、豪華な顔ぶれです。
加えて、一郎彦は黒木華と宮野真守、二郎丸は大野百花と山口勝平が、それぞれ少年期・青年期を担当しています。
脇役にも山路和弘、大泉洋、リリー・フランキー、諸星すみれ、津川雅彦、長塚圭史、麻生久美子など、幅広い分野で活躍する出演者がそろっています。
2015年の公開から11年が経過した2026年も、細田守監督作品としての魅力は色あせていません。声優と登場人物の関係を知ってから鑑賞すると、九太と熊徹の師弟関係や、それぞれの人物が成長していく過程を、さらに深く楽しめます。
主な参照資料: 映画『バケモノの子』公式キャラクター&キャスト、スタジオ地図公式作品紹介、日本テレビ金曜ロードショー作品紹介、日本映画データベース(JFDB)。